2005年度の企画

メタ医療学探検隊・特別研究会

「学際研究における『対話』のデザイン―メタ医療学の創造に向けて―」

 

◆概要:

 「医療」現場での研究・実践を行うためには、医学のみならず、心理学・ 社会学・育学・芸術学などの人文諸科学との連携が必要となる。本研究会で は、面白い研究・実践を生み出すための「学際」のあり方、及び、そのため の研究者・当事者間の「対話」のあり方について、検討を試みる。本研究会 のアウトプットとしては、「医療」現場に関わる個別具体的な研究・実践の 理論・方法だけではなく、そうした研究・実践を生み出すための、当事者間 /当事者-研究者間/研究者間の「対話」のデザインのあり方も示されるこ ととなるだろう。本研究会では、慢性疾患のこどもの心理社会的問題を切り 口に心理学の視点から医療を見つめてきた谷川弘治先生を講師に迎え、保健 医療分野における新しい学際的研究のあり方、当事者と研究者の枠を明示し ない新しい対話のデザイン、すなわち医療を超えた”メタ医療”の構想につ いて、保健医療および人文科学の専門家・研究者を交えて討論する。

◆日時:2006年3月18日土曜日13:30〜

◆場所:大阪市立大学医学部附属病院18階第4会議室<=変更

◆主催:メタ医療学探検隊(代表・稲田浩)

◆後援:日本質的心理学会研究交流委員会

◆助成:質的心理学会研究助成

◆プログラム

 1.13:30〜

 開会の挨拶

 2.13:35〜14:20

 特別講演「医療と教育、そして心理学(仮)」

 西南女学院大学保健福祉学部 谷川弘治

 休憩

 3.14:30〜15:30

 討論「新しい臨床医療の研究デザイン―メタ医療学の創造に向けて―」

 司会:大阪市立大学医学部附属病院医療情報部 朴勤植

 西南女学院大学保健福祉学部 谷川弘治

 大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学 稲田浩

 大阪大学大学院人間科学研究科 加藤謙介

 他、メタ医療学探検隊メンバー

 4.15:30〜

 閉会の挨拶

◆「メタ医療学探検隊」連絡先

 〒545−8585大阪市阿倍野区旭町1−4−3

 大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学内

 事務担当:山口悦子、田中祥子

 

 

2005年度sparrow kids特別講演プログラム

 「質的研究を始めたい人、行っている人に役に立つ話」

1. テーマ

  質的研究を始めたい人、行っている人に役に立つ話

2. 趣旨

 近年、質的研究への関心の高まりと共に多くの書物が出版され、 地方においても、質的研究に関する学習を容易に行えるようになっ てきた。しかし、書物での独学には限界があり、自分が研究で明ら かにしたいと考えていることと、選択した研究方法があっているの かどうかを確認することが出来ず、研究に自信を持てない初学者が いる。

 その一方で、医療・看護・福祉の領域において、質的研究の有用 性を認めて興味を持ち、実際に行いたいと考えても、はじめ方さえ も分からず、躊躇している例も少なくないことが予測できる。よっ て、本講演会では質的研究に興味を持ちながらもなかなか踏み出せ ない者と、質的研究を始めているが、自らの研究に自信が持てない 者を対象とする。

 そこで、1部は質的研究を始めたい人の手がかりとなるような内容 とし、2部では、これから行う研究の計画書と、すでに行った研究に 対して講師からコメントをもらうことで、実際にどのように質的研 究を展開していくのかが理解できる内容としたい。

3.とき・ところ

 1)日時:2006年3月25日      12:30開場   13:00開演

 2)場所:北海道医療大学サテライトキャンパス(毎日札幌会館 6階)

 3)講師:田垣 正晋先生(大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科講師)

4. プログラム

 12:30 受付開始

 13:00 基調講演 「質的研究を始めたい人に役に立つ話」

 14:30 休憩 コーヒータイム

 14:50 ワークショップ1:高齢者の終末期に関する研究計画書

 15:50 休憩

 16:00 ワークショップ2:看護学生の高齢者疑似体験後の高齢者観に関する研究

 17:00 終了

5.参加申し込み方法

 1)参加費:日本質的心理学会員:1000円 非会員:2000円(当日会場にて)

 2)申し込み方法:メールとFAXで受け付ける。

6.問い合わせ

  旭川医科大学 医学部看護学科 看護学講座 助手  高岡哲子宛

7.主催:Sparrow Kids

  後援:日本質的心理学会研究交流委員会

  協賛:看護の詩学研究会

 

 

ふくおか老年学研究会

 「質的老年学(Qualitative Gerontology)を読み実践する

              〜ふくおか老年学研究会 in 大分」

   私たちは福岡を拠点に研究会を開催している「ふくおか老年学研究会」, 略してフクロウ研です。今回私たちは,日本質的心理学会研究交流委員会 より後援を受けて,上記のテーマでワークショップを主催します。

関心のある方はご参加下さい。

 日時:平成18年2月18日(土曜日) 午後12時30分から午後5時まで

 場所:大分センチュリーホテル TEL : 097(536)2777

 今回のワークショップは,「Qualitative Gerontology 2nd Edition: A Contemporary Perspective」(2002) Graham D. Rowles & Nancy E. Schoenberg(Eds.)を読み中身に関して議論すること,そして具体的に 高齢者の生活における何かしらの質を捉えようと実践している方の報告 を聴き議論することの2部構成になっています。

   第一部:「質的老年学を読む」

   報告者 田中亮子さん(九州大学) 

        第10章 Maximizing Methods: Interviewers as Informants

       小野寺涼子さん(早稲田大学) 

        第11章 Seeking Diagnosis for a Cognitively Impaired             Family Member: Evidence From Focus Groups

 第二部:「質的老年学を実践する」

   報告者 野崎瑞樹さん(日本文理大学) 

       「フィールドノーツの扱い方:どうしよう??という記録たち」

       小野寺涼子さん(早稲田大学)  

       「介護施設における認知症患者と介護者の対話の構造:

        ナラティブの共同構築過程に注目して」

       松本光太郎さん(名古屋大学) 

       「高齢者の日常体験を記述する試み:コーヒーを飲む行為に         潜む自由」

   今後,移動遊園地のような流浪の研究会として福岡を拠点に,京都,名古屋, 東京と各地で研究会を開催する予定です。今回,大分でのワークショップに参加 できない方においても,研究会に関心のある方は案内をお送りしますので下記の メールアドレスにご連絡下さい。

 問い合わせ先:松本光太郎

 

 

日本パーソナリティ心理学会経常的研究交流委員会・日本質的心理学会研究 交流委員会主催 公開研修会

個性と障害のはざま:発達障害児の育ちの現場から

『ひとりひとりの「個性」を大切に』ということや『ありのままを受け入れる』 ということは、保育や教育の現場においてよく述べられ、強調されることである。 しかしその一方で、子どもたちの行動が"気になったり"、なにかしらの"問題"を 感じたとき、それを「個性」としてとらえようとしても(あるいはとらえてほし いと願っても)、日々の保育や教育が成り立たない現実があるときに、結局は 「問題」や「障害」の方が強調されてしまうこともある。さらに、一旦「障害」 や「問題」という視点で見てしまうと、「治す」「改善する」ということにとら われ、目の前の子どものありのままの姿が見えなくなってしまうこともあるだろ う。ひとりの子どもをとらえようとしているにもかかわらず、なぜどちらか一方 が強調されてしまうのだろうか。しかし、「個性」と「障害」の関係は、簡単に 「障害も個性」あるいは「障害ではなく個性」と言い切れるものでもない。

 本シンポジウムでは、発達障害児の育ちの現場に焦点をあて、彼らに向き合うと き、「個性」と「障害」の関係をどのようにとらえていけばよいのかということ について考えていく。登壇者には、学習障害、自閉症、あるいはムコ多糖症など、 さまざまな障害をもつ子どもやその親、教育者と向き合ってきた先生がたをお招 きした。その深い経験を通して、多くのことを学ぶ機会になればと考えている。

話題提供 上野一彦(東京学芸大学)

     久保恭子(共立女子大学短期大学部)

渡部信一(東北大学)

指定討論 佐藤幹夫(フリージャーナリスト)

     本郷一夫(東北大学)

山上雅子(京都女子大学)

司会   菅野幸恵(青山学院女子短期大学)

日時 2006年3月4日(土)12時から17時

場所 青山学院女子短期大学 北校舎2F N202教室

参加対象者 発達障害支援に関心のある方

参加費 パーソナリティ心理学会、質的心理学会いずれかの会員 500円

非会員2000円

定員 150名

*本研修会は、臨床発達心理士資格更新研修会(0.5ポイント)です。

  また、臨床心理士認定協会の定める1日ワークショップとしても認定されています。

●参加費

日本パーソナリティ心理学会、日本質的心理学会いずれかの会員 500円

非会員 2000円

●締め切り

2006年2月24日(金)

Webサイトからの申し込みと参加費の払い込みをもって申し込み完了となりま す。双方の手続きを期日までに済ませてください。ただし定員になり次第締 め切らせていただきます。

 

 

医療・看護と福祉のための質的研究セミナー

「あなたにもできる質的研究:着想から投稿までのノウハウを教えます」

1.趣旨

 質的研究は、量的研究と比べると数式がないのでとっつきやすいものの、いざ始めてみるとデータ収集から分析、そして投稿に至るまで、たいへん難しい手法です。解説書や論文を読んでみても、初学者にとっては前提になることが多すぎるために、かえって混乱したこともあるでしょう。

 そこでこのセミナーでは、医療・看護と福祉の専門職が、質的研究を初めてするうえでのノウハウを提供します。入念なフィールドワークをしながら質的研究をまとめてきた実践家および研究が自らの経験をもとにして、研究の企画から仕上げまでのプロセスを提示します。研究経験のみならず、質的研究の卒業論文を指導した経験についても提供しますので、質的研究を教える方々にも有益でしょう。また、社会福祉士で実践研究として積極的に質的研究をなさっている方をもお迎えしています。

2.プログラム

(1)基調講演 初学者はどこで苦労するのか:障害者分野における質的研究の指導経験から

田垣正晋 大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科 講師

(2)シンポジウム 医療と福祉における質的研究の実際

話題提供

高齢者と"場"の研究−Grounded Theoryを用いた場合

竹崎久美子 (高知女子大学看護学部 老年看護学 助教授)

文化としての健康観"の探究―エスノグファーの目から見た高齢者にとっての健康

大森純子 (聖路加看護大学 地域看護学 助手)

高機能広汎性発達障害当事者の手記から読み取れる障害認知−独立型社会福祉士が当事者の視点をもつために

今泉佳代子 いまいずみ社会福祉士事務所 オフィスぷらんぷらん

コーディネーター 操華子(聖ルカ・ライフサイエンス研究所)

3.とき・ところ

2006年1月15日 13:30−17:00

大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科棟401教室 4.参加申込

(1)参加費 日本質的心理学会非会員¥3000 同会員¥1000 定員 80名

(4)日本質的心理学会非会員の方であっても、申しみ時に入会していただけたら、会員と同額の参加費¥1000になります。学会ホームページの会員募集のページより手続きをお願いします。

(5)締め切り 2006年1月10日

(6)セミナ−当日に欠席なさったとしても、レジュメや資料等の送付は一切いたしません。

5.問い合わせ(メールのみお受けいたします)

6.主催 日本質的心理学会研究交流委員会

 

 

多文化関係学会組織強化委員会・日本質的心理学会研究交流委員会共催

「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ

 日本質的心理学会研究交流委員会では、多文化関係学会組織強化委員会 と共催で、下記の通り、ワークショップを開催します。中国を初めとする アジア地域を中心に異文化コミュニケーションやお金をめぐる子どもの生活世界 を研究されている山本登志哉先生(本学会理事)にご講演いただきます。

 ワークショップには、学会員はもちろん非会員もご参加いただけます。 文化論、異文化コミュニケーション、文化的アイデンティティなどにご関心の ある方、あるいは、多文化研究における質的研究法の可能性にご関心のある方 など、みなさまのご参加をお待ちしています。

 なお、このご案内は文面を変更しない限りにおいて、転送自由です。

■企画趣旨

     経済のグローバル化に伴う、ヒト、モノ、カネ、情報のボーダレスな流れは、 世界の随所においてローカルな文化の変容をもたらしている。そしてそれらの 文化を基盤として生活する人々のこころのありようも、変化を余儀なくされて いる。このような社会的状況の中で、人々の文化的アイデンティティはどのよ うに変わりつつあるのだろうか。また、国家間・民族間の歴史的・政治的・経 済的対立といったマクロレベルの現象は、個人間の多文化理解・異文化コミュ ニケーションというミクロレベルの現象にどのような影響をもたらしているの か。さらに、文化的多様性を維持し、異質なものと共生するこころを育むには どのような教育が必要なのだろうか。21世紀を迎えた今、「文化とこころの相 互作用」の本質を探求することは、人類が取り組まなければならない最も重要 な課題の一つになったと言えるだろう。

 そこで本ワークショップでは、心理学、教育学、コミュニケーション学など の立場から、「文化とこころの相互作用」に対して質的にアプローチする際の 研究法のあり方を中心に、具体的な議論を進めていく。また、文化を研究対象と する上での方法論上の諸問題についても、批判的に考察していく。

  日時:2005年12月17日(土) 13:00〜17:00(12:30開場)

  場所:青山学院大学青山キャンパス11号館1135教室

  開会:

  第1部:13:00-14:10 講演 

          『文化と心は相互作用しない:

           差の文化心理学と構造的ディスコミュニケーション分 析』

       講演者:山本登志哉(前橋国際大学)

      14:10-14:30 休憩

  第2部:14:30-17:00 シンポジウム

      『質的研究法は文化にどこまで迫れるか:学際的研究事例を通し て』

  話題提供者:

     14:30-14:55 末田清子(青山学院大学)

     14:55-15:20 川崎誠司(東京学芸大学)

     15:20-15:45 呉宣児 (前橋国際大学)

     15:45-16:10 唐澤真弓(東京女子大学)

     16:10-16:40 指定討論

  指定討論者:

     16:10-16:25 山本登志哉

     16:25-16:40 手塚千鶴子(慶應義塾大学国際センター)

     16:40-17:00 全体討論

  司会:抱井尚子

■参加費:無料

■申し込み締め切り  2005年12月17日(土)当日まで受付

     ただし定員(140名)になり次第締め切らせていただきます。

    (定員に達した場合は、学会ホームページにて、お知らせいたします)

 

 

アーサー・フランク博士「病いと語り」講演会・シンポジウム

 アーサー・フランク先生は、「傷ついた物語の語り手:身体・病い・倫理」の著者で知られる医療社会学者であり、日本質的心理学会第2回大会の招待講演(タイトル: Narrative Selves in a World of Stories)にあわせて来日されます。このたびは、フランク先生のご好意により、京都でも講演していただけることになりました。質的心理学会でのご講演とは、異なる内容になる予定です。

 多くの方のご参加をお待ちしております。会場の都合上、本企画への参加は、事前予約者を優先し、残席があった場合のみ残席数だけ当日参加を受け入れるというかたちにさせていただきます。

■日時 2005年9月4日(日)15時から

■場所

立命館大学 衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム

■参加費: 無料

■参加方法

●予約サイトから 

●ファクスから

■プログラム(予定)

◆第1部:講演会

  Arthur Frank(Calgary大学) 「病いと語り(仮題)」日本語解説=三田地まみ

◆第2部:シンポジウム

 話題提供

   田垣正晋(大阪府立大学社会福祉学部)

   "Critical discussion on the analysis of experience of the disabled"

   今尾真弓(名古屋大学医学部保健学科)

  "Mourning work of patients with chronic (kidney) disease."

  川口有美子(NPO法人さくら会・日本ALS協会・立命館大学大学院)

   "The Catcher on the Web."

 指定討論 Arthur Frank・小島康次(北海学園大学)

 シンポジウムは英語での発表になります。日本語のレジメも準備する予定です。

◆18:00〜 レセプション(レセプション参加費は別途申し受けます)

■主催

 日本学術振興会 人文・社会科学振興のためのプロジェクト事業の「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト 

■後援

 科研費プロジェクト「語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法」研究会 (代表・やまだようこ)

日本質的心理学会

■問合せ先 事務担当:荒川 歩(立命館大学人間科学研究所)

 

 

「多分野連携における医療人類学の可能性:アーサー・クラインマン先生を招いて  〜それぞれのヘルス・ケアをつなぎ、紡ぎ、橋渡しする」

 第18回 世界心身医学会議にご出席のアーサー・クラインマン教授のご厚意により、京都にて講演とシンポジウムの会を行うことになりました。詳しくは、関連WEBサイトをご覧ください。

 なお、本企画への参加は事前予約者のみとさせていただきます。ご予約をお待ちしております。

 また、予定は変更する場合がございます。最新情報は、関連WEBサイトをご覧ください。

■日時 2005年8月24日(水)13時から

■場所 立命館大学 衣笠キャンパス

  創思館カンファレンスルーム

■参加費 資料代として1000円を当日申し受けます。

■参加方法

 予約制です。詳細はWEBサイトをご覧ください。

 締切は、8月5日とさせていただきます。また、会場の都合により、期限前でも参加者が160名を越えた時点で、申し込みを締め切らせていただきます。

■プログラム(予定)

 企画・辻内琢也(早稲田大学)

○13:00〜14:30 講演

  Arthur Kleinman(Harvard Medical School)

  「The Moral Basis of Suffering and Care: Crisis and Opportunity」    通訳=北中淳子(McGill/慶応大学)

○14:30〜17:55 シンポジウム

 江口重幸(東京武蔵野病院)

 児島達美(長崎純心大学)

 田垣正晋(大阪府立大学)

 岩崎弥生(千葉大学)

 星野晋(山口大学)

 司会:サトウタツヤ(立命館大学)

○17:55〜18:00 総括

 大橋英寿(放送大学)

○18:00〜 レセプション(参加費別途)

■主催

 日本学術振興会 人文社会科学振興のためのプロジェクト事業の「ボトム アップ人間関係論の構築」プロジェクト

 国立民族学博物館+医療人類学ワークショップ「研究フォーラム」(共同研 究「健康・医療・身体・生殖に関する医療人類学の応用学的研究」プロジェクト)

■後援

 日本質的心理学会