2012年度の企画

日本発達心理学会・日本質的心理学会 学会共催シンポジウム

テーマ 震災の語り−ことばとナラティヴの力日本発達心理学会第24回大会 明治学院大学 2013.3.15 15:30-17:30
 
企画趣旨
 東日本大震災から2年がたつ。当時は何が起こったのか、どうしたらよいのかわからず、当面の出来事への現実的な対処に追われてきた。まだまだ復興までの道は遠く、課題は山積みである。
 しかし、ようやく私たちは少しずつ、心理学者がかかわる学問的テーマのひとつとして、震災のことをリフレクション(省察)しながら、語ったり、語り直したりできるようになったといえよう。
 このシンポジウムでは、「震災におけることばやナラティヴ(語り・物語)の力」に焦点をあててみたい。ナラティヴは、震災の心のケアや立ち直り、震災の伝承や継承に大きな力を発揮すると考えられる。特に次の観点から聴衆の方々と共に考えてみたい。
 1)震災において、ことばやナラティヴはどのような力をもつと考えられるか。2)日本発達心理学会でも、日本質的心理学会でも、いち早く震災への実践的対応を考え、独自に取り組んできた。どのようなスタンスで何を行い、何を学んできたのか。3)震災に関わって、心理学者として今後何を研究し、どこに向かって何をどのように語っていくのか。
 
企画
やまだようこ(立命館大学)、矢守克也(京都大学)、秦野悦子(白百合女子大学)
話題提供
1)日本発達心理学会の実践とことばの力       秦野悦子(白百合女子大学)
2)たかが言葉、されど言葉−日本質的心理学会の実践から  矢守克也(京都大学)
3)復興曲線から見える被災地の風景          宮本 匠(京都大学)
4)負の体験から立ち直るナラティヴ                やまだようこ(立命館大学)
指定討論
 井上孝之(岩手県立大学)

 


 

われわれは授業、教師、子どもの何をどのように語るのか

日  時:2013年2月2日(土)13:00-16:30

会  場:愛知工業大学 本山キャンパス 3F 講義室1
       http://www.ait.ac.jp/access/motoyama.html

企画趣旨:授業を観察したり、分析したり、それを研究成果としてまとめたりすることは、それぞれの研究者の多様な視点によるところが多く、しかも単に評論するのではなく研究として醸成させる必要性もあり、これらは、授業を研究する際の乗り越えるべき「壁」になることがあります。一線で活躍する研究者は、これまでの研究で「何を」「どのように」見て、語ってきたのか、現在の研究で「何を」「どのように」見て、語っているのか、これからの研究で「何を」「どのように」見ようとして、語ろうとしているのか、という点は、授業研究の初学者のみならず、授業研究に携わる者にとっては、とても興味深い点でしょう。

本研究会では、研究者が授業、教師、子どもの何をどのように見て、どのように語って、他者と共有するのかということに着目し、質的心理学という言葉にとらわれないで開催します。言い換えれば、教育研究に携わる研究者自身の語りに着目した研究会です。参加者には、彼らの語りそのもの、語りの中にある/ない“像”や“観”、あるいは語り方などを、自分の文脈や研究状況と照らし合わせて聴いてもらうことを希望します。

流れ:趣旨説明(15分)、話題提供と簡単な質疑応答(30分×4人)、全体討議(30分)

司会:坂本將暢(愛知工業大学)

話題提供:柴田好章(名古屋大学)、深見俊崇(島根大学)、藤江康彦(東京大学)、坂本將暢(愛知工業大学)

定  員:約50名

参加費用:会員(無料)、非会員(¥1,000)

問い合わせ:坂本 msakamotoあっとaitech.ac.jp(「あっと」を@に変換)

※配布資料等の準備の都合がありますので、参加する方は、お名前、ご所属、会員か非会員か、そして参加の旨をお知らせ下さい。

 


 

今年もやります!『質的心理学研究法セミナー』

当委員会は会員の技能習得ニーズに答えるべく昨年より、『質的心理学研究法セミナー』を開催しています。
 このセミナー企画は、(1)長時間(4時間以上)の講習、(2)事前登録制の少人数、(3)事前課題付きの参加型の3点が特徴です。
 今年度はすでに10月27日に第1回セミナーを開催し、残り2企画となりました。2013年1月26日企画および3月9日企画については、現在申し込み受付中です。どなた様も奮ってお申し込み下さい。

○2012年度 第2回(通算第4回)質的心理学研究法セミナー
『ビデオエスノグラフィーの初歩』
 このセミナーは、エスノメソドロジーの考え方にしたがって、フィールドワークとビデオ分析を組み合わせて現象を解析するやり方である「ビデオエスノグラフィー」について、初心者向けに講習するものです。
http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/social/kasida/presentation/130126/top.html
(詳細な情報)
【日時】2013年1月26日(土) 10:00?16:30
【場所】徳島大学サテライトオフィス東京
http://www.tokushima-u.ac.jp/_files/00015080/tokyoitizu.pdf
(JR新橋駅から徒歩7分)
【教科書】検討中(受講登録者には、追って連絡します)
【講師】樫田美雄(徳島大学)、岡田光弘(国際基督教大学)、北村隆憲(東海大学)ほか(打診中)
【事前課題】参加者には、事前課題が課されます(A4で1?2枚程度)。
【申込時の記載内容】(1)氏名と所属(無所属でも可)、(2)連絡先、(3)研究主題と研究領域、(4)研究構想案(500字程度)、(5)会話分析との接触歴、(6)会員/非会員の別
※このセミナー4は、科学研究費補助金「在宅医療のビデオエスノグラフィー」との共催です。
【2013年1月26日企画の申込先】
seminar_130126@yahoo.co.jp(※seminarと数字の間にアンダーバー)
※上記は、1月26日企画の申し込み専用アドレスです。
※詳細かつ最新の情報は、
http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/social/kasida/presentation/presentation.html
の95番(セミナー4、2012年度第2回)で、公開していますので、このサイト記載内容を確認の上、お申し込み下さい。
【申込期限】12月31日(月) ※定員(20名)に達するまでの先着順
【問い合わせ先】樫田 kashida(アット)ias.tokushima-u.ac.jp
【登録料】日本質的心理学会会員は2,000円(学会との同時入会も可)、非会員は4,000円。

○2012年度 第3回(通算第5回)質的心理学研究法セミナー
『看護実践のエスノグラフィー入門?現場での問いの発見?』
「現場での問いの発見」はエスノグラフィー研究の出発点です。第3回セミナーでは、看護の現場で発見した問いを、研究にどのように結び付けていくのかを、エスノグラフィーの視点から学びます。今回は質的心理学会会員の中でも最も会員数の多い看護領域の方向けのセミナーとして開催しますが、看護領域以外の方でも参加可能です。
【日時】2013年3月9日(土) 10:00?16:00
【場所】京都光華女子大学
【スケジュール】
10:00?11:30 第1部 参加者の自己紹介と事前課題の発表
12:30?14:00 第2部 講師による講義 エスノグラフィーの概説
14:00?14:30 コーヒーブレイク
14:30?16:00 第3部 ディスカッション 研究設問の立て方
【講師】小田博志
現在、北海道大学大学院文学研究科准教授。専門は人類学、平和研究、質的研究方法論。
大阪大学大学院人間科学研究科後期課程単位取得退学。ハイデルベルク大学医学部で博士号取得(Dr.sc.hum)。
著書に『エスノグラフィー入門?〈現場〉を質的研究する』(春秋社、2010年)、『質的研究の方法?いのちの“現場”を読みとく』(波平恵美子と共著、春秋社、2010年)など。
訳書に『がんを超えて生きる』(R・ヴェレス著、共訳、人文書院、1999年)、『新版質的研究入門』(U・フリック著、監訳、春秋社、2011年)がある。
個人ウェブサイト「小田博志研究室」:http://www13.ocn.ne.jp/~hoda/
ウェブページ「日本語で読める質的研究の文献」:
http://www13.ocn.ne.jp/~hoda/literature.html
【テキスト】小田博志 2010 『エスノグラフィー入門?<現場>を質的研究する』春秋社
『エスノグラフィー入門』特設ウェブページ:
http://www13.ocn.ne.jp/~hoda/ethnography.html
【申込先】seminar_130309あっとyahoo.co.jp(※seminarと数字の間にアンダーバー、「あっと」を@に変換してください)
※上記は、3月9日企画の申し込み専用アドレスです。
【申込時の記載内容】(1)氏名と所属(無所属でも可)、(2)連絡先、(3)研究主題と研究領域、(4)研究構想案(500字程度)、(5)会員/非会員の別
【事前課題】参加者には、事前課題が課されます。
【申込期限】2013年1月31日(木) ※定員(20名)
※定員超過時は研究構想案により選抜します。また、大幅に定員を超過する申込みがあった場合、HP等で予告した上で、申込期限より早期に申込打ち切りとさせて頂く場合があります。
【問い合わせ先】古賀 kogaあっとkyokyo-u.ac.jp(「あっと」を@に変換してください)
【登録料】日本質的心理学会会員は2,000円(学会との同時入会も可)、非会員は4,000円。

※両セミナーに関して、課題が十分なレベルで達成されたと認定された方には、セミナー受講に関する修了証を郵送します。

 


 

マイケル・バンバーグ教授講演会(日本質的心理学会共催の講演会)(2012/6/10)

マイケル・バンバーグ教授講演会 “ナラティヴ分析の挑戦―アイデンティティ研究への一視点 近年では、アイデンティティの感覚は自分に関するナラティヴ(語り)やストーリーを通じて、自分や世界を意味づけるなかで作り上げられ、改変されていくことが知られています。アメリカ合衆国・クラーク大学のマイケル・バンバーグ(Michael Bamberg)教授は、ナラティヴ研究の学術誌として著名な “Narrative Inquiry”誌を長年主宰してこられた質的研究の権威です。ナラティヴの視点から、生涯発達のなかでのアイデンティティのダイナミックな側面を精力的に研究されてきました。今回は、バンバーグ教授が来日されるのにあわせ、ナラティヴ分析の手法を使いながらアイデンティティをどのように捉え、どのように理解していけるかという点について、その最前線の知見と方法とをわかりやすく講演していただきます。講演は英語になりますが要所で日本語解説を加える予定です。質疑の時間もとりたいと思いますので、ふるってご参加ください。 講 演: マイケル・バンバーグ教授(クラーク大学)日 時: 2012年6月10日(日)午後2時〜場 所: 東京大学本郷キャンパス 赤門総合研究棟200番教室 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_02_j.html 参加費: 無料定 員: 80名(会場整理のため、katari@p.u-tokyo.ac.jpまで、氏名・所属・連絡先をお知らせ下さい。当日、満席の場合には、登録者の参加を優先します。)討 論: 調整中司 会: 能智正博(東京大学)主 催: 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース共 催: 日本質的心理学会 (情報提供 能智正博 様)