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日本パーソナリティ心理学会経常的研究交流委員会・日本質的心理学会研究 交流委員会主催 公開研修会

個性と障害のはざま:発達障害児の育ちの現場から

『ひとりひとりの「個性」を大切に』ということや『ありのままを受け入れる』 ということは、保育や教育の現場においてよく述べられ、強調されることである。 しかしその一方で、子どもたちの行動が”気になったり”、なにかしらの”問題”を 感じたとき、それを「個性」としてとらえようとしても(あるいはとらえてほし いと願っても)、日々の保育や教育が成り立たない現実があるときに、結局は 「問題」や「障害」の方が強調されてしまうこともある。さらに、一旦「障害」 や「問題」という視点で見てしまうと、「治す」「改善する」ということにとら われ、目の前の子どものありのままの姿が見えなくなってしまうこともあるだろ う。ひとりの子どもをとらえようとしているにもかかわらず、なぜどちらか一方 が強調されてしまうのだろうか。しかし、「個性」と「障害」の関係は、簡単に 「障害も個性」あるいは「障害ではなく個性」と言い切れるものでもない。

本シンポジウムでは、発達障害児の育ちの現場に焦点をあて、彼らに向き合うと き、「個性」と「障害」の関係をどのようにとらえていけばよいのかということ について考えていく。登壇者には、学習障害、自閉症、あるいはムコ多糖症など、 さまざまな障害をもつ子どもやその親、教育者と向き合ってきた先生がたをお招 きした。その深い経験を通して、多くのことを学ぶ機会になればと考えている。