日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃2┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.89======================2012/3/20

3月は、退職、卒業、卒園といった通い慣れた場所を離れる別れの季節です。
遠ざかる人は、新たな場所に思いをはせているため、元いた場所を振り返る余
裕はないでしょう。一方で背中を見送る人は、彼/彼女が新たな場所でうまく
やっているのか心配になるのではないでしょうか。別れは非対称形ですね。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆制度的場面についてのエスノメソドロジー・会話分析研究会
(日本質的心理学会研究助成制度採択企画)

◆人文死生学研究会・心の科学の基礎論研究会 合同研究会

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より

「研究奨励制度」について2012年度分の募集を開始いたします。応募資格の範囲を
広げました。ふるってご応募ください。

○「研究奨励制度」
大学院に在学中の研究者、博士後期課程修了または博士後期課程退学後5年以内
で常勤職にない研究者・修士修了10年以内(一貫制博士課程において修士号を授与
されてから10年以内の方を含む)で常勤職にない研究者などを対象に、国内外の
フィールド調査の費用や、学会への参加・発表費用などとして1名につき10万円を
助成するというものです(2件まで)。

継続的なフィールド調査を予定されている方や、国際学会への参加を検討され
ている方におすすめします。2012年度分の〆切は2012年8月中旬です。9月から調
査を開始いただけるよう,8月末までに審査を終了します。

○申請の手続きとスケジュール
研究計画書および予算計画書の様式を学会ホームページからダウンロードし、
必要事項を記入して電子メールで担当者まで送付してください。メールのタイト
ルは「質的心理学会 研究奨励制度 応募」としてください。

○応募の際必要な資料
【基礎情報】氏名、所属、連絡先(住所、電話、メール)
【研究計画書】研究計画(研究課題名、目的、方法、予想される結果と意義:全
体で1,200字程度)
【予算計画書】物品購入費、国内旅費、国外旅費、謝金、その他等、費目ごとに
具体的にご記入ください。
【〆切】2012年8月15日

○採択の条件(採択後の義務)
受けた助成金は当該年度3月末までにご使用いただき,その後,研究交流委員
会あてに決算書を提出いただきます(様式は任意)。
また,助成を受けた次の年度か、その次の年度の大会で発表すること、およ
び「質的心理学フォーラム」へ寄稿していただきます。申請の内容を実現でき
なかったと判断される場合には、助成金の返還をお願いすることがあります。
応募およびお問い合わせは以下までお願いします。

研究交流委員会・研究助成担当 吉村夕里:yyoshimura「あっと」po.kbu.ac.jp
(「あっと」を@に変換してください)

※本年度は、予算等の都合から、研究企画助成制度の募集はありません。

◆『質的心理学研究』編集委員会より

年度末のお忙しい時期を、いかがお過ごしですか? そろそろ『質的心理
学研究11号』が皆様のお手元に届いている頃と思います。会員の皆さまから、
積極的に論文をご投稿いただきましたおかげで、たくさんの論考がぎっしり詰
まった雑誌になりました。今号は、特集論文、一般論文、書評特集、震災特集
等々によって編まれており、読みごたえもあると思います。是非、楽しみにペ
ージを捲ってください。

来年度(2012年4月1日)からは、本誌は電子投稿によって論文を受け付けま
す。現在、私たち編集委員のメンバーは、電子投稿の査読システムの機能を確
認するために、試行を繰り返しているところです。このシステムを作ってくだ
さった国際文献社の担当者の方に支援をいただきつつ、投稿、査読者の振り分
け、査読、取りまとめ等々、実際の流れを体験して、使い勝手や不具合の確認、
および微調整などを行っています。各メンバーが自分の役割を果たしつつ、編
集委員会のメーリングリスト等々に気づきや改善案等々を送るので、電子投稿
に関わるメールが、嵐のように駆け巡っている状況です。少し気を許すと、議
論がどんどん進展していってしまいます。同時に、生じた課題はすぐさま解消
されていきます。3月中ごろまでに試行と最終調整を終えますと、いよいよ電
子投稿が開始されます。投稿の手順につきましては、日本質的心理学会のホー
ムページ(http://www.jaqp.jp/)の「『質的心理学研究』電子投稿について」
をご確認ください。会員の皆さまから、電子投稿によって論文が届きますのを
お待ちしております。

(『質的心理学研究』副編集委員長 西村ユミ)

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◆会務委員会より

★会員動向

現時点で、2011年度を除き3年間以上会費を滞納している方を退会処分と
いたします。

2012年3月12日現在の会員数は946名です。
2011年度の会費納入率は79%です。

会員のみなさまの会費納入をよろしくお願いします。

★第9回大会開催予定について

次回の大会は以下のようになっております。皆様の参加をお待ちしております。

日時 :2012年9月1日(土)-2日(日)

会場 :東京都市大学 環境情報学部
(神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-3-1)

大会準備委員長: 東京都市大学上野直樹教授(環境情報学部)

(会務委員会 サトウタツヤ)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。

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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆制度的場面についてのエスノメソドロジー・会話分析研究会

※本研究会は、2011年度日本質的心理学会研究助成制度の助成を受けています

【日時】平成24年3月26日(月) 11:30-18:00
【会場】新潟青陵大学6号館2階6205講義室兼ゼミ室
http://www.n-seiryo.ac.jp/access/index.html
(西門から入っていただき、真正面奥に見える建物が6号館になります)
【参加費】日本質的心理学会会員及び学生:無料(学生の方は学生証の提示を
お願いします)、その他の方:500円
【研究会の目的】「会話分析を使用して制度的場面をどのように研究するか」
を検討する。

【研究会の内容】
<研究会第一部>11:30-16:00(途中、ランチタイムを挟む)
下記の課題図書の各章について検討する。
Heritage,J.&Clayman,S. 2010. Talk in Action: Interactions, Identities,
and Institutions. Wiley Blackwell.
第1部:会話分析と社会的制度 担当:秋谷直矩(立教大学他)
第2部:緊急電話サービス場面 担当:岡田光弘(国際基督教大学)
第3部:医師‐患者の相互行為 担当:海老田大五朗(新潟青陵大学)
第4部:裁判、陪審員、紛争の解決 担当:北村隆憲(東海大学)
第5部:ニュースと政治のコミュニケーション 担当:酒井信一郎(共立女子
大学)
<研究会第二部>16:15-18:00
ヴィデオデータのデータセッションを行う。
●「ヴィデオデータの分析について」 担当 南保輔(成城大学)
●データ「医療・福祉場面のデータ」

【注意事項】
●研究会当日、レジュメは配付しますが、上記テキストの販売や貸し出しは行
いません。各自でご用意ください。
ただし、テキストを持っていなくても研究会に参加することは可能です。
●事前申し込み不要。レジュメを用意する関係上、下記連絡先までご一報いた
だければ幸いです。
●昼食は13:05-13:45を予定しております。当日学生食堂や学内の生協を利用す
ることは可能ですが、それ以外の店舗が近隣にございません。主催者側で特別
な手配もいたしません。昼食をご持参されることを強くお勧めします。
・当日は、19:00より新潟駅近郊で懇親会を予定しております。奮ってご参加く
ださい。

<本研究会に関する連絡先>
担当:海老田大五朗(新潟青陵大学)
E-mail: ebita@n-seiryo.ac.jp (全角の@を半角にご変更ください)
Tel:025-266-9561(研究室直通)

(情報提供 海老田大五朗 様)

◆人文死生学研究会・心の科学の基礎論研究会 合同研究会

第十回人文死生学研究会を、心の科学の基礎論研究会との合同研究会として、
下記の通り実施いたします。奮ってご参加下さい。
【日時】2012年3月31日(土) 午後1時30分~5時45分
【会場】明治大学駿河台研究棟3階第10会議室
http://www.meiji.ac.jp/campus/suruga.html

【趣旨】 かって死はタブーでしたが、近年は死生学の研究も盛んになってお
り、その多くは臨床死生学です。しかし、自分自身の死についての洞察が臨床
死生学の基礎には必要と思われます。人文死生学研究会は、一人称の死に焦点
を当て、哲学、倫理学、宗教学、心理学、人類学、精神医学から宇宙論にまで
及ぶ、学際的な思索と研究の場として発足しました。
【発表1】渡辺恒夫(東邦大学、心理学)
独我論への/独我論からの現象学と心理学
【発表2】重久俊夫 (西田哲学研究会、西洋史・哲学)
「自己」と「時間」の解釈をめぐる哲学思想の再検討:西田哲学の場合
【指定討論】三浦俊彦(和洋女子大学、哲学)

【参加資格】どなたでも参加できます。申し込みは必要ありませんが、会場準
備のため、できれば事務局(重久)まで、ご一報下さい。
【事務局】重久俊夫 ts-mh-shimakaze@yacht.ocn.ne.jp
※心の科学の基礎論研究会に関しては、以下のHPをご参照下さい。
http://www.isc.meiji.ac.jp/~ishikawa/kokoro.htm

(情報提供 渡辺恒夫 様)

◆TEMをつくってみよう@東京2012

日時:2012年3月31日 13:00~17:00

場所:武蔵野美術大学新宿サテライト(新宿駅から5分ほど。詳細は申込時に)

話す人:荒川歩(武蔵野美術大学)

企画主旨:みなさんに書いていただいた作文を基に、複線径路・等至性モデルを
書いてみる体験をします。なお、私の方法のみが正しいわけでも、こういう講習を
うけないとTEMを使ってはいけないわけでもありません。あくまで、TEMを使
ってみたいけど、どういうふうなものなのか、よくわからないから、まず試してみ
たいという人向けです。最初に一時間理論的な話をして、その後は、グループに分
かれて実際にTEM図を描く作業をします。

参加方法:無料(参加者多数の場合は実費(200円程度)をいただくかもしれません)。
ただし、参加者の皆様に事前に400字程度で作文を作ってもらい、それをもとにT
EM図を書きますので、かならず28日までご連絡ください。

連絡先:arakawa*musabi.ac.jp (*を@に)

(情報提供 荒川歩 様)

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[クッピーより]
先日ある学会に参加した夜、知人と飲みながら、質的研究のパイオニアのな
かで誰に会って話を聴きたいかという話になりました。これまで会ったことの
ない人です。皆さんは誰に会って話を聴きたいでしょうか?クッピーがその時
答えたのは、愛育養護学校の校長だった津守真先生でした。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第89号担当:坂本將暢・徳田治子・松本光太郎
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2012年3月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/toiawase.html
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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