日本質的心理学会では、優秀な質的心理学研究や学会への貢献に対して、学会賞を授与しています。学会賞には、「質的心理学会論文賞」、「国際フロンティア奨励賞」、「特別賞」があります。学会賞は、日本質的心理学会・学会賞選考委員会によって厳正に選考されます。なお、「質的心理学会論文賞」および「国際フロンティア奨励賞」を受賞できるのは、論文賞においては当該論文投稿時より、国際フロンティア奨励賞においては本賞応募申請時より本学会員である人に限られます。
学会賞選考委員会
質的心理学会論文賞
この賞は、前年度・前々年度に刊行された『質的心理学研究』掲載の論文より、3編程度が選出されます。選出の基準は、主に「独創性」「質的心理学における価値」「当該専門領域における価値」「論文としての完成度」「今後の発展性」です。なお、個別の賞の名称は、その受賞理由に即して、選考委員会において決定されます。
また豊かな現場(フィールド)研究を発掘し、これからの質的研究のさらなる発展に寄与することをねらいとして企画された「現場研究報告」についても、掲載論文より3編程度が「優秀現場研究報告賞」として選出されます(該当する年度のみ)。
【優秀現場研究報告賞】(授賞理由)
宮本匠・石塚直樹
坂井田瑠衣・坊農真弓
直井玲子・園部友里恵
- 2022年度(授賞理由)
東村知子・鮫島輝美
小野友紀
舩木伸江・矢守克也 - 2021年度(授賞理由)
山口洋典・渥美公秀・関嘉寛
堀内多恵・能智正博
田代幸子 - 2020年度(授賞理由)
橋本栄莉
岡部大介・大谷紀子
小林惠子 - 2019年度(受賞理由)
劉礫岩・細馬宏通
水谷亜由美
浅井亜紀子 - 2018年度(受賞理由)
沼田あや子
堀田裕子
古市直樹 - 2017年度(受賞理由)
田村南海子・塚本尚子
村田観弥
野口聡一・丸山慎・湯淺麻紀子・岩本圭介 - 2016年度(受賞理由)
神崎真実・サトウタツヤ
菊地直樹
山田哲子 - 2015年度(受賞理由)
綾城初穂
一柳智紀
柴山真琴・ビアルケ(當山)千咲・池上摩希子・高橋登 - 2014年度(受賞理由)
高橋菜穂子・やまだようこ
東村知子
国際フロンティア奨励賞
本賞は、海外に向けてオリジナルな研究を発信し、海外の研究者との共同研究を推進する質的研究者が育っていくことを期待して、2014年度より学会賞として設置されました。40歳未満または博士後期課程に在籍している若手研究者の国際発信や国際研究を奨励するため、毎年度2名以内に奨励賞を授与します。副賞は1名10万円です。本賞は、「質的心理学研究フロンティア基金」で運営されます。
質的心理学研究フロンティア基金は、『質的心理学研究』を創設した無藤隆、やまだようこ、麻生武、南博文、サトウタツヤ、5人の方々の寄付によって2014年3月に設けられました。学会ではさらなる寄付を募っています。
- 2024年度 太齋慧、建部智美 授賞理由の研究発表
- 2023年度 土元哲平、小山多三代 授賞理由の研究発表
- 2022年度 楠見友輔、河野暁子 授賞対象の研究発表
- 2021年度 石井由香理、出口奈緒子 授賞対象の研究発表
- 2020年度 堀内多恵、早﨑綾 授賞対象の研究発表
- 2019年度 張暁紅、町田奈緒士 授賞対象の研究発表
- 2018年度 浦田悠、守屋亮 授賞対象の研究発表
- 2017年度 市川章子、山下世史佳 授賞対象の研究発表
- 2016年度 斎藤明宏、モルナー・ユウコ 授賞対象の研究発表
- 2015年度 北村篤司、桐谷麻美 授賞対象の研究発表
- 2014年度 長尾明子、山口慶子ほか 授賞対象の研究発表
応募要項
2024年度の募集は3月1日から開始します
応募申請書を日本質的心理学会事務局に書留郵送でご提出ください。応募申請書には、次の書類をつけてください。国際誌論文掲載の場合には、①掲載ページのコピーか、②掲載論文と受理書のコピー。国際学会発表の場合は、①大会の案内状かホームページのコピーと、②学会発表誌の掲載ページか発表受理書のコピー。その他詳細は、以下の応募要項詳細と応募申請書をご参照ください。
お問い合わせは学会事務局まで
特別賞
特別賞は、本学会に対して特に多大な貢献をした人物に対して贈呈されるものです。