▽巻頭言 北尾良太
▽特集 「研究者の偶然性と当事者性」
企画趣旨 北尾良太・郡司菜津美・町田奈緒士・松浦李恵
基幹論文 研究者の偶然性と当事者性 北尾良太・郡司菜津美・町田奈緒士・松浦李恵
特集論文
- 「私」について記述することの意味─語り合い法の立場から 大倉得史
- 日記的な記述による振り返りは途中でやめると積み重ねが失われるのか─授業日誌を用いた日常的な授業改善の支援に求められる条件の探索的検討 藤森裕紀
- エスノグラフィーという営みは如何なるものか 田中雅美
- 私たちにとって「子どもの居場所」とは何なのか?─2人の研究者の居場所との関わりをめぐる自己語りから 松嶋秀明・保坂裕子
討論 研究者の偶然性と当事者性 北尾良太・郡司菜津美・町田奈緒士・松浦李恵
▽展望論文
教師とスクールカウンセラーでは求められる 「児童生徒理解」がどのように異なるのか
─新旧生徒指導提要における「アセスメント」と「見立て」及び「児童生徒理解」の使用の変化を参照して 稲垣智則
▽パイオニアに聞く 第十六回
心理学批判から場づくりのための質的研究法へ サトウタツヤ(聞き手 奥田紗史美・加戸友佳子・玉置佑介・細野知子)
▽Re:リ・コロン[再論]第15号特集「『現場』を問い直す」
- 状況に埋め込まれた学習の触媒たるものたち 横山草介
- 自己変容に取り組む組織成員の困難・葛藤の「現場」に向き合う 加藤誠也
- 「仕事現場」を「研究の現場」として捉えなおすこと 杉浦彰子
- 合意が共有される過程をいかに記述するか─部活動のフィールドワークから 大西未希
- 研究者と現場の関係性とそこで行う省察─トリプルループ学習理論が示す抽象度調整能力を手がかりに 豊田香
- 企画者から 研究者としてどのように「現場」を描くか 土元哲平・松熊亮・鈴木勝己・吉川侑輝
▽第15回 日本質的心理学会賞 選考結果
- 特別賞 麻生武/やまだようこ
- 論文賞 優秀フロンティア・スピリット論文賞 松本光太郎
- 優秀フィールド実践記述革新論文賞 宮前良平・置塩ひかる・王文潔・佐々木美和・大門大朗・稲場圭信・渥美公秀
- 優秀協働自己エスノグラフィー研究論文賞 中井好男・丸田健太郎
- 優秀現場研究報告賞 宮本匠・石塚直樹/坂井田瑠衣・坊農真弓/直井玲子・園部友里恵
- 国際フロンティア奨励賞 土元哲平/小山多三代
▽学会からのお知らせ
- 日本質的心理学会第20回大会の報告
- 日本質的心理学会第22回大会のお知らせ
- 会務委員会からの報告(理事会・事務局等)
- 『質的心理学フォーラム』編集委員会の活動
- 『質的心理学研究』編集委員会の活動
- 研究交流委員会の活動
- 『質的心理学フォーラム』規約
- 『質的心理学フォーラム』編集委員会からのお知らせ
▽フィールドエッセイ 第16回
フィールドに出た研究交流委員会企画─福島県双葉町開催の報告と展望
安斎聡子・佐藤由紀・杉山高志
▽編集後記
- 書籍
- 質的心理学フォーラム:目次
- 質的心理学フォーラム Vol.16