日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.253号(2025)
▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎学会より会員のみなさまへ
◆大会準備委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
◎会員からの情報コーナー
■研究会情報
◆パネルディスカッションへのお誘い
◆考える読書会16回合評会のお知らせ
◆(図書館総合展2025)進研ゼミDM講座~第1回・進研ゼミDMマンガ編~
◆「“心もとなさ”からはじまる、おわりなき対話~わたしのことばで
心理臨床を語ろう」(東海大学文化社会学部「知のコスモス」)のご案内
◆しんりがく研究会「ケアする人のケアを考える──「制度」面での支援
に関わる人の負担感」のお知らせ
◆「第三回ライブスタイル研究会──あなたの応援コメントが新しい研
究アイディアをともにつくる」のお知らせ
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◎学会より会員のみなさまへ
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◆大会準備委員会より
第22回大会(広島大会、2025年10月18日〜19日)は、盛会のうちに終了いた
しました。私たちの予想を上回る約513名の参加申し込みがあり、熱気あふれる
大会となりました。心より御礼申し上げます。「招待講演」の大谷尚先生(名古屋
経済大学)からも「ご参加のみなさまから多くの質問やコメントを頂き、2025年
度の、いや私の人生の質活(質的研究活動)における重要なイベントとなりまし
た!」という嬉しいメッセージを頂戴しましたので紹介いたします。なお、第22
回大会(抄録)は、学会Webサイトから入手できます。
(大会準備委員 中坪史典)
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◆『質的心理学研究』編集委員会より
2人の子どもを育てています。上の子はもうすぐ3歳、下の子はつかまり立ちで
歩くようになりました。先日の学会大会では初めて上の子を託児に預けてみまし
た。久しぶりに発表に集中でき、託児のありがたさを感じました。一緒に遊んで
くれた子と帰り際にしっかりバイバイする姿を見て、ほんの1日のことでも、ず
いぶん大きくなったなと感じました。子どももとても気に入ったみたいで、翌日
は「ひろしまだいがくにいってきたんだよ!」と通っている幼稚園で1日中話し
ていたようです。
最近、もうひとつ「育てる」ものができました。あまり知られていないのですが、
私が暮らしている福山はデニムの生産量が日本一のまちです。そんななか知人の
紹介で今年からONOMICHI DENIM PROJECTという企画に参加させてもらい、
人生で初めてデニムを履いています。これは漁師や大工、保育士など、さまざま
な職業の人が働きながらデニムを履き込み、時間をかけて色落ちや傷を刻んでい
きオリジナルの商品にしていくというもので、日々の仕事そのものが生地を変え
ていくということを大事にされています。最初お話をいただいたときは、ほとん
どデスクワークばかりの私が履いてもなにも変わらないのではないか・・・と思
ったのですが、いざ履き始めてみると私のデニムも少しずつ、会議室の椅子の擦
れやポケットに入れたスマホの形など、生活の痕跡が積み重なってきました。
デニムの色が少しずつ変わっていくのを眺めながら、育つというのは本当にゆっ
くりで、気づけば変わっているものだなと思います。いままで食べられなかった
れんこんを子どもが食べたときも、同じような感覚がありました。子どももデニ
ムも、気づかぬうちに少しずつ育っていく。その変化を見逃さないようにしたい
と思います。
参考:ONOMICHI DENIM PROJECT
(https://www.onomichidenim.com/products)
現在、質的心理学研究では、第27号特集「『アート』を活用した質的研究」(20
26年10月末締切)の投稿を募集しています。一般論文は随時受け付けておりま
す。皆様のご投稿をお待ちしています。投稿時は、「規約」「投稿論文原稿作成の
ための手引き」「図表の作り方・文献引用の仕方」を熟読して原稿を作成するよう
お願いいたします。受付時に不備のある論文が多く(特に文献の書き方)、迅速な
査読のためにも、会員のみなさまのご理解をお願いします。
(『質的心理学研究』編集委員 宮前良平)
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◆会務委員会より
2025/11/10 現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,359名
2025度会費納入率:67.1%(未納者 447名)
2024度会費納入率:92.2%(未納者 106名)
立冬も過ぎ、朝晩はかなり冷え込むようになってまいりました。会員のみなさま
の多くにとっては卒論修論等の追い込みシーズンとなり、大変お忙しくされてい
ることと存じます。
さて、先のメルマガ臨時号から少し仕様変更があり、配信メールの冒頭に≪会費
納入のお願い≫が掲載されるようになりました。これまでもメール末尾に掲載は
されていたのですが、よりわかりやすい位置に変更されております。
学会活動は学会員のみなさまの会費によって成り立っています。納入状況をご確
認いただき、未納分がありましたらすみやかなご対応を何卒よろしくお願いいた
します。万が一記載内容に誤りがある場合は事務局までお問い合わせください。
(会務委員 川島大輔)
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■□■□ 会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月10日〆切です。
※今月から〆切が変更になりました。ご注意ください。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
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■研究会情報
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◆パネルディスカッションへのお誘い
タイトル:「留学生のキャリアを質的に探る新たな可能性―キャリアの径路と社
会的文脈 ―」
日時:2025年12月21日(日) 午前10時~12時30分(9時45分 受付開始)
会場:立教大学池袋キャンパス(対面参加のみ)
登壇者(五十音順):
サトウタツヤ氏(立命館大学総合心理学部・教授)
土元哲平氏(立命館大学OIC総合研究機構・准教授)
能智正博氏(東京大学大学院教育学研究科・教授)
横山草介氏(東京都市大学人間科学部・准教授)
参加費:無料(以下のフォームから申し込みが必要、先着100名)
https://forms.gle/hkXLyoZC64LogUhcA
*終了後に情報交換会あり(定員20名、先着順)
申し込みフォーム:https://forms.gle/HTsfG1VK3L8Kk5kN6
(情報提供者 小澤伊久美様)
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◆考える読書会16回合評会のお知らせ
考える読書会では1冊の書籍を様々な分野の評者を迎え著者と共に議論する合評
会を開催しています。第16回合評会では、村上靖彦氏の 『傷つきやすさと傷つ
けやすさーケアと生きるスペースをめぐってある男性研究者が考えたこと』
(2025)KADOKAWAを取り上げます。今回も非常に魅力的な評者の方に集まっ
ていただきました。皆様のご参加お待ちしております
:::::::::::::::::::::::::::::
日時:2025年12月21日(日)13:30-17:00
場所:オンラインZoom
書籍:村上靖彦氏の 『傷つきやすさと傷つけやすさーケアと生きるスペースを
めぐってある男性研究者が考えたこと』(2025)KADOKAWA
登壇者:(登壇順ではありません)
藤原朝洋氏(社会福祉法人美樹和会)
影山葉子氏(浜松医科大学 医学部 看護学科)
加戸友佳子氏(摂南大学現代社会学部)
参加費:無料*有志でカンパを募っています(500円程度)
お申込み方法:お申し込みは以下のURLからお願いします。
締め切り:2025年12月20日(土)正午
お申し込みはURL:https://forms.gle/QkdDpRfLPXcBdJteA
お申込み後に、自動返信メールで「お申込み受付ましたメール」が届きます。届
かない場合は、メールアドレスの入力が間違っている可能性がありますので、再
度ご確認の上フォームのご記入をお願いします。開催Zoom URLは前日に一斉配
信いたします。
お問い合わせ先: sakaishiori4040@gmail.com
企画運営:考える読書会 世話人:細野知子・坂井志織
(情報提供者 坂井志織様)
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◆(図書館総合展2025)進研ゼミDM講座~第1回・進研ゼミDMマンガ編~
「カルチャーを残す!伝える!研究する!」シリーズの一環として、個人所蔵資
料の「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」DM(ダイレクトメール)マンガに着目した
オンラインイベントを開催します。
第1回講座では、アサイヒデヨさん(「紺色のひと」ブロガー)に、ブログ記事
「進研ゼミ漫画を読んで次はキミの番になりたい奴ちょっと来い」
(https://asay.hatenadiary.jp/entry/20110810/1312988254)で個人所蔵のDM
マンガを分析したときのお話しを中心に、進研ゼミDMマンガの魅力、面白さを
お話しいただきます。
気軽なオンライントークですので、「ちょっと気になる!」という方は、年末の
大掃除の合間のひとときに、ぜひご参加ください。
■企画名:進研ゼミDM講座~第1回・進研ゼミDMマンガ編~
■イベント情報:https://www.libraryfair.jp/forum/2025/1980
■日時:2025年12月28日(日) 19:30-20:30(最大21:00まで延長
■会場:オンライン(Zoomミーティング)
■講師:アサイヒデヨ(「紺色のひと」ブロガー)
■登壇:伊藤崇(北海道大学)、みさき(マンガ司書)
■司会:石田喜美(横浜国立大学)
■参加申込:https://forms.office.com/r/Um15rrr78W
■お知らせ
第2回「こどもちゃれんじ」編は2026年2月11日に開催予定です。
https://www.libraryfair.jp/forum/2025/1981
こちらもご関心があるかたはぜひご参加ください。
(情報提供者 石田喜美様)
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◆「“心もとなさ”からはじまる、おわりなき対話~わたしのことばで心理臨床
を語ろう」(東海大学文化社会学部「知のコスモス」)のご案内
「あなたの思いをどれだけわかっているのだろうか」、「わたしにはいったいな
にができるだろうか」、そうした心もとない思いは、不可知な他者のこころにで
きるだけ寄り添おうとする心理職にとって必然的なものです。臨床・教育経験を
積んだ心理職が“心もとなさ”を出発点に、自分のことばで心理臨床を語りあう
シンポジウムを開催します。実践のなかで不安や惑いをかかえる心理職の方がた
や学生の方がたのご参加をお待ちしています。
日時:2026年1月25日(日)10:00~12:00
登壇者(五十音順):内海新祐(旭児童ホーム心理療法担当職員)、菅沼真樹
(東海大学准教授)、丸山広人(放送大学教授) ※司会/応答:櫻井未央(杏林
大学)、中島由宇(東海大学)
開催形式:オンライン(zoom) 下記よりお申し込みください。
https://forms.gle/o2L27ZsDTSpDtKfJ7
参加費:無料
お問い合わせ先:東海大学文化社会学部心理・社会学科 中島由宇研究室
nakashima.yu.g@tokai.ac.jp
(情報提供者 中島由宇様)
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◆しんりがく研究会「ケアする人のケアを考える──「制度」面での支援に関わる
人の負担感」のお知らせ
このたび、「しんりがく研究会:ケアする人のケアを考える」を実施いたします。
本研究会では、さまざまな形で私たちの身近に居り、また時に私たち自身でもあ
る「ケアする人」たちに焦点を当てます。特に、「ケアする人」をどのようにケ
アしていくのか、そのためにどのように社会全体は変わる必要があるのかについ
て、いくつかのテーマから探求していきます。今回のテーマは、これまでと少し
視点を変えてケアを支える裏方である「制度」に関わる人々の負担感について考
えていきます。
発表タイトル:「制度」面での支援に関わる人の負担感
申し込み及びイベント詳細:https://ap251206.peatix.com/
発表者:辻本侑生(つじもと・ゆうき/静岡大学)
※司会は北本遼太(きたもと・りょうた/荒川出版会)が務めます
日時:2025年12月6日(土)14時〜16時※アーカイブ配信有
会場:オンライン(Zoomを利用)
参加費:オンライン参加:1500円
問い合わせ先:荒川出版会 arakawa.press@gmail.com
(荒川出版会 北本遼太)
(情報提供者 荒川出版会 北本遼太様)
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◆「第三回ライブスタイル研究会──あなたの応援コメントが新しい研究アイデ
ィアをともにつくる」のお知らせ
論文や書籍は、出版された時点で完結するものでしょうか?――私たちは、そ
うは考えません。研究成果は、世に出た後もダイナミックに変化し続けていくも
のです。そのときに不可欠なのが読み手のみなさんです。書き手と読み手が一緒
になって、研究成果のダイナミックな変化を生み出し、新しい意味を作り上げて
いきます。
すでに世に出た研究成果の中には、まだまだ新しいアイディアが眠っているか
もしれません。ライブスタイル研究会は、その眠っている可能性を引き出すため
の、YouTube Liveを使った双方向的な研究会です。
ライブスタイル研究会では、研究成果の書き手が出演し、自分の著書や論文の
内容、それにまつわる思いについてライブ配信します。視聴者は(つまらない授
業みたいに)それを一方的に受け取るだけではありません。ライブ配信のチャッ
ト欄から、ぜひ素朴な感想や突拍子もない疑問を応援コメントとして送ってみて
ください。あなたが送ったそのコメントが、出演者の返答を引き出し、そこから
新たな研究アイディアが生まれるかもしれません。
学びは、ただ知識を受け取るだけでなく、その知識と「遊ぶ」ことが重要だとい
われています。知識と「遊び」、そして新しい知識をともにつくる体験をしてみ
ませんか?
ぜひぜひ私たちのライブにご参加ください!!
申込先:https://ap251221.peatix.com/
出演者:黒住嶺(株式会社ビジネスリサーチラボ フェロー)
※当日の聞き手は荒川出版会/静岡産業大学の北本遼太がつとめます。
トークテーマ:先延ばしと向き合ってきた先延ばしの研究者が研究をまとめ、発
信して何が変わったか?
題材:黒住嶺・伊達洋駆(2024) 『なぜあなたの組織では仕事が遅れてしまうの
か? ──職場で起こる「先延ばし」を科学する』 日本能率協会マネジメントセ
ンター
※題材を未読の方も参加可能です。
日時と場所:2025年12月21日(日)15時~17時、YouTube Live
参加費:無料
(情報提供者 北本遼太様)
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[クッピーより]
こんにちは。クッピーです。11月に入ったと思ったら突然「冬」になってしまい
ましたね。
さて、すでに2か月くらい前のことになりますが、X(旧Twitter)の「トレンド」
に「“n=5”」という言葉が表示されたことがありました。ここで話題のターゲッ
トとなっているのは、ある学術誌に掲載された論文のサンプルサイズの「少なさ」
です。投稿に溢れる「”n=5″」に対する非難の数々を見ていると、「質的研究」の
意味や価値がいまだにこんなにも社会から遠く隔たりのあるものであったのか、
と思わされました。
ご関心のあるかたは、まとめページ「“n=5”をめぐって交わされる、質的研究のサ
ンプリングの仕方に対する疑問や誤解やその他あれこれ」
( https://posfie.com/@kimi_lab/p/JDRfdYJ )をご覧ください。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:岡部大祐・古賀佳樹・石田喜美・香曽我部琢・張暁紅
発行:日本質的心理学会 https://www.jaqp.jp/
発行日:2025年11月20日
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●学会に関するご意見・ご要望は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp@jpass.online
●質的研究に関する研究会や公募等の情報提供および共催のご依頼は、下記の
フォームからお知らせください。いただいた情報は、メールマガジン等に掲載し、
共催については委員会内で検討のうえ、お返事差し上げます。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
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