質的心理学フォーラム 2025 vol.17

▽巻頭言 眞崎光司 

▽特集 「ケア」を考える
企画趣旨 奥田紗史美・加戸友佳子・玉置佑介・細野知子 

基幹論文
ケアを考える私たちの地平─社会学・心理学・看護学の視点から
奥田紗史美・加戸友佳子・玉置佑介・細野知子 

特集論文

  • 日本におけるポスト母性的状況 ─オルタナティブな「母」フェミニズムの可能性を考える 元橋利恵
  • 子どもとつくる教育とケアの協奏 ─願いと実際のギャップを埋める実践としての寄り添い 石田健太郎
  • 心理職は保育所で何を担うのか?─実践事例から考えるケアのニーズ 藤原朝洋
  • 役割が拡大している看護師のケアを再考する─ “診療の補助における看護実践 伊藤麻紀

▽討論
「ケア」を考える 奥田紗史美・加戸友佳子・玉置佑介・細野知子

▽展望論文
質的研究法としてのパターン・ランゲージ ─「実践」の本質を捉え言語化する実践学の道 井庭崇

▽対談 質的研究の “うち ”と “そと ”
異分野との協働─互いに異なりながらも新しい視点を手に入れていく 宮下太陽・阿部廣
二(聞き手 菅森朝子・小田友理恵・河村裕樹・眞崎光司)

▽Re:リ・コロン[再論]第 16号特集 研究者の偶然性と当事者性

▽意見論文

  1. 研究にとって重要な「リスペクト」(ヴァルシナー,2024)から考える「研究者の当事者性」 鈴木光海
  2. 「私」はなぜ研究論文を書くのか 木谷岐子
  3. 授業実践者とスチューデントアシスタントの省察による授業改善の可能性 ─業務報告の記述から 大西未希
  4. オートエスノグラフィーの当事者性と偶然性 村松秀樹
  5. ファン活動としての研究活動 ─BTSファンダムの現場研究の振り返り 千田真緒・岡部大介
  6. 音楽療法臨床プロセスの研究と「当事者性」 ─臨床事象の渦中で二人称的かかわりをする立場をどう活かすか 生野里花
  7. 教員の「身体感覚」を通して「教員−生徒間の関係性」を捉え返すこと 吉田映里佳
  8. ほかの誰でもなく〈私〉自身のために研究をする ─当事者研究と質的研究 香川七海
  9. 企画者から 質的研究における当事者性とは 北尾良太・郡司菜津美・町田奈緒士・松浦李恵

▽第16回 日本質的心理学会賞 選考結果 

  • 論文賞 優秀論文賞(ある視点探索遂行賞) 横山克貴・能智正博
  • 優秀論文賞(当事者研究新地平賞) 西垣正展
  • 優秀論文賞(解釈創造賞) 森薫
  • 国際フロンティア奨励賞 太齋慧/建部智美
  • ▽理事長就任あいさつ 尾見康博

    ▽学会からのお知らせ

    • 日本質的心理学会第 21回大会の報告
    • 日本質的心理学会第 23回大会のお知らせ
    • 会務委員会からの報告(理事会・事務局等)
    • 『質的心理学フォーラム』編集委員会の活動
    • 『質的心理学研究』編集委員会の活動
    • 研究交流委員会の活動
    • 『質的心理学フォーラム』規約
    • 『質的心理学フォーラム』編集委員会からのお知らせ

    ▽フィールドエッセイ
    第17回 未来に向けたナラティヴの力の検討─福島県双葉町でのワークショップを例に 
    杉山高志・安斎聡子・佐藤由紀・杉浦彰子

    ▽編集後記