日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.199(2021)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎学会より会員のみなさまへ
◆第18回大会(ソウル大会)準備委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆心の科学の基礎論研究会からのお知らせ
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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆第18回大会(ソウル大会)準備委員会より

5月3日に配信された臨時号で、「オンラインのみで開催」ということをお伝え
しました。「在宅のままで参加できるソウル大会」を、2021年10月23日(土)・
24日(日)の両日に開催します。国際大会として位置づけられる初日の日韓合同
企画を、現在詰めております。そのなかで日韓若手研究交流のセッションを設け
る方向となりました。すでに日韓をつないで打ち合わせを始めています。ご期待
ください。
今後のスケジュールですが、次の方針を掲げつつあります。臨時号でお伝えし
たもの(以下のナカテンの部分)から若干遅れ気味ですが、ご了解をお願いいた
します。

・5月下旬:事前参加登録/会員企画シンポジウムおよび個人発表申込み
→ 6月上旬開始予定
・6月上旬:企画・発表採否のお知らせ
→ 6月下旬までに
・6月下旬:発表抄録原稿等の提出
→ 締め切り7月中旬の予定

まもなく新たなHPを立ち上げます。URLは次の通りです。
http://www.shitsushin18.jp/
これにアクセスできるようになるのは、5月25日あたりの見込みです。
なお準備委員会は、MLで通常やりとりをし、打ち合わせはすべてオンライン
で行っています。それぞれの役割を分担しながら、これからさらに準備を加速さ
せていきますので、ひきつづきご理解ご協力をお願いいたします。

(第18回大会準備委員長 伊藤哲司)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

コロナ禍の研究

昨年の新型コロナウイルスの流行以来、会員の皆さんの研究活動が大きく変化
したと思います。これまで当たり前と思っていた活動の見直しに迫られています。
例えば、調査、研究交流、国際学会、教育活動です。研究面では、様々な調査へ
の支障が大きいのではないでしょうか。質問紙調査は対面方式ではなくとも、オ
ンラインを活用できます。しかし、インタビューや観察は対面に頼らざるをえな
いところがあると思います。最近、研究倫理の手続きが複雑化しているため、調
査へのハードルが高くなりました。今回の感染症は、この流れを加速させるでし
ょう。
しかし、新しい活動を見いだすこともできると思います。私は、2次データの
活用を提案したいと思います。産官学において、大量の調査が蓄積されています
が、私の専門分野からいえば、これらをより活用できます。例えば、地方自治体
の障害者政策では、しばしば、数年おきに質問紙調査やグループインタビューを
します。
ところが、これらの分析は単純集計やグルーピングにとどまり、そこから新し
い知見を見いだすことまではできていないようです。社会調査のデータを、公的
な資源とする政策動向が広まっています。コロナ禍では、国内外の出張が制約さ
れる反面、オンラインによる研究交流は盛んになっています。プライバシー保護
といった倫理的課題に配慮しつつ、この機会を活用して、既存データの活用をす
るのはどうでしょうか。

(『質的心理学研究』副編集委員長 田垣正晋)

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◆会務委員会より

2021/4/28現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,178名

2021年度会費納入率:49.5%(未納者 594名)
2020年度会費納入率:88.6%(未納者 134名)

☆さわやかな初夏の時期ですね。季節が巡ることに、安心と喜びを覚える日々で
す。
たいへんな最中ですが、それでも変わることなく、本学会へのご理解とご支援を、
まことにありがとうございます。どうぞ、心身をお大事になさってください。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆心の科学の基礎論研究会からのお知らせ

★当研究会ではこのほど電子ジャーナル『こころの科学とエピステモロジー』誌
第3号を刊行しました。下記サイトより各記事がダウンロードできます。
https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/home

【主な内容】
〇エディトリアル 心の科学と”synthetic”な認知科学(荒川直哉)
〇研究企画論文 立ち現れる世界の数学的記述について:トポロジーとカオスを
援用して(小笠原義仁)
〇翻訳 ミショット「因果性の知覚ー序論第1章問題のありか」(渡辺恒夫訳)
〇コメント論文 トポロジーと呼ばれる言語について(小笠原義仁)
〇研究随想 サルトル他者論から現代発達研究へ至る道(柴田健志)
〇書評(ノンフィクション部門)
・『ライフスパン~老いなき世界』(評:重久俊夫)
・『ハイデガーの超政治』(評:渡辺恒夫)
〇映像メディア時評 アニメ総論(2010年代を中心に)(山下敦久)
〇映像メディア時評 特集:京アニ事件の深層
・はじめに(渡辺恒夫)
・京アニ事件総論(土居豊)
・京アニ作品の死生観(土居豊)
〇「こころの科学とエピステモロジーVol.2」奨励賞受賞作発表・選評
〇心の科学の基礎論研究会報告・要旨(第87回)

★エピステモロジー(epistemologie)はフランス語圏では科学的知の批判的検討
を意味します。こころの科学の領域全般に対して批判的検討を加えます。
☆次号原稿も募集中!投稿無料。資格は問いません。詳しくは上記サイト参照。
★★J-Stage搭載が始まりました!既刊号は搭載済み。今号は搭載作業中。

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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[クッピーより]
9都市に緊急事態宣言が出されました。今いるまちは、夜、集い語りあうこと
を愛する人たちのまちですが、静かな夜が続いています。かわりに最近、川辺や
公園では、街灯の光の下でひとり読書する人たちがベンチを埋めるようになりま
した。静かな夜を愛するきっかけを見つけた気がします。今年度の大会は家にい
て遠くを思う時間になります。それはどんな経験をひらくでしょうか。夜の静け
さに耳を傾けながら、それまでの毎日を過ごしていけたらと思います。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:當銘美菜・河合直樹・小澤伊久美・蒲生諒太
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2021年5月20日
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れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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