日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.196(2021)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ 学会より会員のみなさまへ
◆第18回大会(ソウル大会)準備委員会より
◆研究交流委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆東京都立大学FD「ポストコロナ時代の研究手法?ヴァーチュアル・エスノ
グラフィー入門?」のお知らせ
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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆第18回大会(ソウル大会)準備委員会より

コロナ禍の緊急事態宣言が継続して出されている都道府県もありますが、みな
さま、年度末いかがお過ごしでしょうか。韓国でもなお状況が厳しいようで、ビ
ジネスの往来等を除いて、ビザなしの自由な渡航ができない状態が続いています。
今後の状況改善に期待したいと思いますが、全面的にこの秋に元に戻るという見
通しが立ちません。
しかし1月号のメルマガでお伝えした通り、「ソウル大会」は再延期せず、オン
ラインをベースに、2021年10月23日(土)・24日(日)の両日開催します。そ
して、韓国渡航が一部でも可能になれば、「ハイブリッド」(オンラインと対面の
併用)の大会を企画します。いずれにしても「在宅のままでも参加できるソウル
大会」にします。
「オンラインのみ」とするか「ハイブリッド」にするかの判断は、遅くとも5
月にはしたいと思います。決まり次第メルマガ等でお知らせいたします。いずれ
であっても、個人発表はオンラインでの「口頭発表」とします。シンポジウム等
は、日韓合同のものが含まれてくることを見込んでいますが、一部は対面もあり
うると考えています。
韓国心理測定評価学会との共催のこの大会には「The First Trans-Asian
Meeting on Psychological Methods」という名称を冠することが昨年決まりまし
た。大会準備委員会としては、地理的条件に必ずしも制約されない国境を越える
学術交流の場づくりを創造し、新たな境地を開きたいと思います。みなさまのご
理解とお力添えをお願いいたします。

(大会準備委員会委員長 伊藤哲司)

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◆研究交流委員会より

下記の通り,研究交流委員会企画のオンライン研究会を行います。今年度、アク
ションリサーチをテーマとした研究会を過去2回開催してまいりましたが、今回
がその3回目となります。ご興味のある方のご参加をお待ちしております。

【タイトル】存在としてのアクションリサーチ:御用学者はアクションリサーチ
の夢を見るか?
【趣旨(簡略版)】このたび、アクションリサーチの立場から研究活動に取り組ま
れている八ッ塚一郎先生(熊本大学)を講師としてお呼びし、アクションリサー
チの基本的な考え方やその可能性、多様性を、参加者のみなさまと一緒に学び合
う場として、本研究会を開催いたします。また、ご自身の研究を新たな視点から
捉えなおす機会としても、ぜひお楽しみいただきたいと考えています。多くの方
のご参加を心よりお待ちしております。
※企画趣旨の全文を学会ホームページに掲載しております。お申込み前に、ぜひ
ご一読をお願いいたします。
http://www.jaqp.jp/seminar.html
【登壇者】八ッ塚一郎先生(熊本大学)
【司会】河合直樹(札幌学院大学)
【日時】2021年3月14日(日) 15:00-17:00
【場所】申し込みいただいた方にZoomのリンクをご連絡いたします。
【申し込み方法】以下のリンクから必要事項をご入力下さい。

なお、申し込みは先着20名様までとさせていただきます。ご了承ください。
【連絡先】jaqp_event_ar2020@googlegroups.com (担当[代表]:河合)
【参加費】無料

(研究交流委員会 河合直樹)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

年度末になり、論文の審査と審査を受けるという両方の立場に追われています。
ここ最近感じるのは、引用文献の絞り込みの難しさです。自戒を込めていえば、
不必要に多くの文献を引用しないことが肝心です。査読者からの理解不足という
指摘を避けるために、多くの文献を入れることは避けたいものです。ある理論の
根拠を示すために、その理論の提唱者の文献を羅列することは不要でしょう。ま
た、あるテーマで先行研究が蓄積されてきたことを示す際も同様です。
ここで悩むのは、文献の刊行時期です。結論から言えば、原則は、最新の研究
を見ながらも、投稿のテーマに必要なものには言及することでしょう。私が専門
にする障害者研究の分野では、例えば「投稿時から過去5年以内の文献を引用す
ること」といった指示があります。海外誌ではこの傾向が強いようです。私の経
験では、査読者が刊行年の平均値を示して、「もっと新しいものを含めよ」と言わ
れたことがありました。
最新の文献の引用が求められる理由は、学問がそれまでの成果の上に蓄積され
ていること、最新の論文を引用することで、より古い知見を検討することになる
ためでしょう。また、インパクトファクターなどの指標の算出対象において、被
引用文献の刊行時期が考慮されるからかもしれません。
しかし、現在の知見の大元になったような理論、実験、調査ならば、たとえそ
の刊行時期が古くても引用するべきでしょう。また、1つの論文が全ての先行研
究を吟味しつくしているとはいえません。それゆえ、読者の多くには「釈迦に説
法」かもしれませんが、論文の投稿前に引用文献を見ながら、必要なものとそう
でないものを丁寧に見極めていただきたいです。

(『質的心理学研究』副編集委員長 田垣正晋)

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◆会務委員会より

2021/2/9現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,180名

2020年度会費納入率:91.6%(未納者 98名)
2019年度会費納入率:92.4%(未納者 89名)

☆三寒四温で少しずつ春が訪れつつありますね。会員のみなさまが心身ともに健
やかに、研究活動を推進されますようにと心よりお祈りいたします。日ごろから
のみなさまの学会運営へのご理解とご協力に、厚くお礼申し上げます。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆東京都立大学FD「ポストコロナ時代の研究手法?ヴァーチュアル・エスノグ
ラフィー入門?」のお知らせ

感染症拡大の影響により、これまで通りの対面調査ができなかった方も多くいら
っしゃるのではないでしょうか。そこで、東京都立大学看護研究講習会FDでは、
ポストコロナ時代の研究手法のひとつとして注目されている「ヴァーチュアル・
エスノグラフィー」について、メディアコミュニケーション研究の第一人者であ
る立教大学社会学部木村忠正先生に、ご研究の成果も交えながらお話いただきま
す。これから研究を始める方、今後の研究方法を検討中の方等、どなたでもご参
加いただけます。

【開催日時】2021年3月15日(月)16-18時
【方法】Zoomによるオンライン
【講師】木村忠正先生(立教大学社会学部)
『ハイブリッド・エスノグラフィー:NC(ネットワークコミュニケーション)研
究の質的方法と実践』新曜社
【お申込み方法】
下記のURLからお申込みください。受付完了のご案内と共に、ZoomのURLを
ご連絡いたします。お手元で管理いただき、お申込者以外の方への拡散は控えて
ください。
https://forms.gle/o6o1DCr5NxH46vXy7

【問い合わせ先】東京都立大学 坂井志織 sakaishiori@tmu.ac.jp

(情報提供者 坂井志織 様)

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[クッピーより]

2018年度からクッピーの“中の人”をつとめてまいりましたが、それもこの3月で
退任となります。論文や雑誌の記事とは違って、読者の方からの反響が寄せられ
ることはほとんどありませんが、1回だけ、「今回のクッピーは質心らしくてよか
った」との声を何人かの方からいただいた思い出があります。第178号(2019年
8月20日)の記事です。ご関心がありましたら、どうぞ。過去のメルマガを見て
いますと、「あの頃は研究会情報がたくさんあったのだなあ……」と。隔世の感が
あります。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:香川七海・河合直樹・小澤伊久美・蒲生諒太
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2021年2月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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