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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.153======================2017/7/20

今年の梅雨は、局地的に非常に激しい雨が降り、土砂災害など甚大な被害を
もたらしました。被災された皆様に心より見舞いを申し上げます。
今月号も、9月に行われる質的心理学会第14回大会、大会プレ企画のお知らせ
があります。ぜひ、お読みください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆質的心理学会第14回大会実行委員より

◆研究交流委員会より:大会プレ企画のお知らせ

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆心の科学の基礎論研究会(第80回)のお知らせ

◆とうふ研(第16回)のご案内

◆文化理解の方法論研究会(MC研)第13回研究会のお知らせ

◆文化心理学シンポジウム開催のお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆日本質的心理学会第14回大会 実行委員より

【事前登録締切:7月21日(金)まで、入金締切:7月28日(金)】

いよいよ大会開催が近づいてまいりました。HPではポスター発表、シンポジ
ウムのプログラムが掲載されております。興味深い発表が数多くございますの
で、多くの皆様のご参加をお待ちしております。事前参加登録が7月21日
(金)、入金締切が7月28日(金)まで延長されました。ポスター発表・シン
ポジウム企画者の皆様も参加登録が必要となっております。入金が確認された方
には、事前に抄録集と印字済みの名札が郵送されます。当日の受付混雑緩和にご
協力お願いいたします。

懇親会も受付中です。多様な分野の研究者と知り合うことができ、異文化の刺
激を受けられると毎年好評です。お仲間同士、おひとりさまも大歓迎です!
緑豊かな首都大学東京荒川キャンパスで、参加者の皆さんと充実した議論がで
きることを楽しみにしております。是非、第14回大会にお越しください。

( 第14回大会実行委員メルマガ担当 坂井志織)

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◆研究交流員会より:大会プレ企画のお知らせ

●ワールドカフェで「質的研究にたいするとまどい」を語ろう

日本質的心理学会研究交流委員会では、第14回全国大会のプレ企画として、
ワールドカフェ『「質的研究にたいするとまどい」を語ろう』を実施いたします。

【日時】2017年9月8日(金) 13:30~16:30(予定)
【場所】首都大学東京・荒川キャンパス(会場は決まり次第ご案内します)

【企画趣旨】
・「フィールドに入ったものの、何をすればいいのかわからない」「自分は質的
な方法論を生かせているだろうか?」「よい質的研究とはどんな研究だろう?」
「質的研究のポイントはどこにあるのだろう?」、こうした悩みやとまどいを感
じることはありませんか?
・研究交流委員会はこれまで現象学研究などの研究手法に関する講習会を開催
してきましたが、今大会では趣向を変えて、「質的研究を実施する際に感じるむ
ずかしさ」や「質的研究にたいする戸惑い」をテーマとするワールドカフェを
実施します。
・ワールドカフェはワークショップのひとつで、カフェのようなリラックスし
た雰囲気で、テーマに集中した話し合いの場を設けます。その場で、自分の意
見を言い、また相手の意見を聞くことで、創造的で生成的なダイアローグが生
まれることをねらうものです。
・本企画では、ワールドカフェの形式を用いて、質的研究に感じるとまどいや
違和感を互いに語り合うことで、参加者間の研究交流を促進すること、質的研
究を問い直すきっかけを提供することを目指したいと考えています。

◎参加費は無料です。会員でない方もお申し込みいただけます。
◎定員は20名です。定員になり次第締め切らせていただきます。
◎応募方法等の詳細については、以下のワールドカフェ募集サイトをご覧くだ
さい。
https://sites.google.com/view/jaqpworldcafe

(研究交流委員会 福永由佳)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

日中の日差しが強く、気温の高い日が続いています。暑くムシムシした空気に
さらされると、いきおい仕事のスピードも鈍りがちになります。そんななか『質
的心理学研究』は着々と17号の発刊にむけての作業がすすんでいます。掲載可能
な論文も徐々に出揃ってきました。みなさんのお手元に届くまでにはまだまだ先
が長いですが、どうぞご期待ください。
毎号とりおこなっている書評特集ですが、17号では、特集論文のテーマにあわ
せて「レジリエンス」としました。レジリエンスという言葉を耳にすることが多
くなったとはいえ、まだまだ、「言葉は知っているけれど意味はよくわからない」、
「どういうことをレジリエンスというの?」と素朴な疑問をお持ちの方々も多い
というのが現状です。そこで今回の書評特集では、ここ数年のあいだにだされた
レジリエンスに関連する著書を、自らのご研究のなかでレジリエンス概念にとり
くんでこられた先生方に評してもらおうという企画です。レジリエンスがどんな
ものか、質的研究にどんなふうにいかせるのかといった疑問を抱いておられるみ
なさんもいらっしゃると思います。今回の書評特集がきっかけとなって、「レジリ
エンス」に新たな研究の流れがうまれたらよいなあと思います。
「質的心理学研究」は創刊以来、多くの独創的で、挑戦的な論文が掲載されて
きました。前回のメルマガでも話題になっていたように、現在、『質的心理学研究』
の査読体制を見直していく作業がすすめられています。少しでも投稿者の期待に
応えるべく迅速かつ的確な査読を目指せる体制をつくるために知恵をしぼってい
るところです。この雑誌の創刊当時には考えられなかったことですが、最近では、
他の雑誌にも質的研究が一定の割合で掲載されるようになっています。それだけ
に、他でもなく『質的心理学研究』が掲載すべき論文とはなんなのかという議論
がなされることもあります。
これからも『質的心理学研究』が面白く、刺激的な論文集であり続けられるよ
うに、編集委員一同、知恵を絞り、議論をかさねていくつもりです。これからも
ドシドシと、みなさまからの刺激的な論考が投稿されることを心待ちにしていま
す。どうぞよろしくお願いします。

(『質的心理学研究』編集委員会副委員長 松嶋秀明)

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◆会務委員会より

2017/7/7現在の会員数及び会費納入率をお知らせします。
会員数:1,173名

2017年度会費納入率:77.8%(未納者260名)
2016年度会費納入率:85.5%(未納者170名)

☆梅雨も明けた頃、とうとうエネルギッシュな夏の到来です。本学会もまた
ますます活気づき、今年度9月に首都大学東京で開催される大会も、今から
とても楽しみです。日ごろからのみなさまの多方面からのご協力とご支援、
誠にありがとうございます。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■ 研究会情報

◆心の科学の基礎論研究会(第80回)のお知らせ

【日時】2017/7/22(土)午後1:30~5:30(1時開場)
【場所】明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第8会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
・特集「心理学のエピステモロジー」と銘打って以下の企画を行います。
・司会 渡辺恒夫(東邦大学/心理学・現象学)
・講演1 加藤義信(名古屋芸術大学/発達心理学)
【題】アンリ・ワロンの発達論の独創性に学ぶ:現代発達心理学の批判的捉え直
しのために【要旨】発達研究が当該研究者(及びその所属する階級・社会・文化)
の発達観・子ども観・人間観に深く規定されて一定のバイアスのもとにしか成り
立たない学問であるとすれば、この領域における「自然科学的な学問共同体」の
存在を無自覚に想定するのは幻想に過ぎない。発表者は、ピアジェとワロンにこ
だわりながら、英語圏を中心とする発達研究に欠けた視点を学び取ろうとしてき
たが、最近はワロンの発達論に含まれる幾つかのアイデアが現代の発達心理学に
新たな地平を切り開く可能性を有していることに注目し、話題提供としたい。
・講演2 山口裕之(徳島大学/哲学・エピステモロジー)
【題】心の科学のエピステモロジー:現代心理学が暗黙のうちに前提とするもの
を探る【要旨】近代哲学では現代の心理学とよく似た主題が扱われているが、そ
こで使われている言葉が、現代の心理学用語とは異なっていることに気づく。
現代の心理学が、近代哲学の議論を換骨奪胎することで「科学」の一分野とな
ったのとき、「心」に対する特定の見方が、暗黙の前提として立てられることにな
った。近代哲学から心理学へ何が受け継がれ、何が変容したのかを考えることで、
現代心理学の「暗黙の前提」を探りたい。
・申し込み不要、誰でも参加できます。詳しくは下記のHP参照。
https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/kokoro/ws2017

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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◆とうふ研(第16回)のご案内

とうふ研(東京フィールド研究検討会)は、広くフィールド研究を行なっている
研究者にご自身の研究を公に長時間検討する機会を提供する会です。今回のとう
ふ研の第1部「研究検討」では、松本光太郎さんの研究検討を行います。第2部
の「研究法の批判的検討」では、TEM/TEA(複線径路・等至性アプローチ)を取り
上げます。ぜひご参加ください。
■日時:8月3日(木)12時~17時 懇親会も予定
■場所:武蔵野美術大学吉祥寺校
http://cc.musabi.ac.jp/about/contact/access
■参加申込先
kotaro.matsumoto.08@vc.ibaraki.ac.jp(松本光太郎宛)
■参加費・締切
無料、7月31日締切(定員になり次第参加申し込みを締め切ります。多くのお
申し込みがあった場合は、会場の都合上、お断りする場合があります。)
■内容
[第1部]
研究テーマ「老いと外出」
発表者:松本光太郎(茨城大学)
[第2部]
取り上げる研究法「TEM/TEA(複線径路・等至性アプローチ)」
担当者:徳田治子(高千穂大学)
[世話人]
荒川 歩・徳田治子・松本光太郎

(情報提供者 松本光太郎 様)

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◆文化理解の方法論研究会(MC研)第13回研究会のお知らせ

文化理解の方法論研究会(MC研)では、文化について関心を持つ有志が集ま
り、文化と(文化的)他者との対話的共生をめぐる理論・実践両面からの議論を
行っています。第13回研究会のご案内をさせていただきます。研究者に限らず、
広くみなさまのご参加をお待ちしております。
(研究会HP:http://rcsp.main.jp/mc/index.html)
【日時】2017年8月19日(土)15:00~18:00(終了後に懇親会を予定)
【会場】青山学院大学 青山キャンパス 8号館3階 W30C教室
【参加方法】参加を希望される際には、事前に渡辺忠温(研究会幹事:
mcshinki[at mark]yahoo.co.jp [at mark]部分を@に変えて送信ください)まで
ご連絡ください。(*参加費用は無料です)
【発表1:研究発表】15:00~
タイトル:日本における国際理解教育の教材開発と実践について
発表者:陳星玲(北京師範大学:スカイプによる発表)
内容: 日本の国際理解教育に関する理論を体系的に整理した上で、学校におけ
る国際理解教育の教材に注目し、それらの教材の理念とねらいを探求しながら、
具体的にいくつかの教材を選び、その開発過程をたどり、学校現場での実践とそ
の効果を論ずる。
【発表2:研究発表】16:00~
タイトル:異文化間交流における視点の問題と物語提示法
発表者:渡辺忠温(東京理科大)
内容: 日中の高校生の間での異文化間交流授業と日本の大学生に対する調査の
結果をもとに文化的他者を理解する上での視点の問題について考える。

(情報提供者 渡辺忠温 様)

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◆文化心理学シンポジウム開催のお知らせ

2017年8月26日~29日、 立命館大学・大阪茨木キャンパスにて文化心理学に
関わる講演会・研究会・交流会を実施する運びとなりました。
宿泊先を安くて確保したい方(特に院生)、先着順で数名のみ、OICのセミナー
ハウス・共同部屋にお泊りいただくことができます。セミナーハウスの申込締切
は7月24日までと なっておりますので、お早めにお申込ください。
以下、申込フォーム:https://goo.gl/forms/qeTHzOtHMSlqYp6B2

8月26日(土)13:00~17:00
文化心理学・公開シンポジウム
Jaan Valsiner氏、Tania Zittoun氏、
Kyoko Murakami氏、Olga Lehmann氏による講演
会場:B棟3階コロキウム

8月27日(日)14:00~17:00
TEA(Trajectory Equifinality Approach)研究会
Jaan Valsiner氏、サトウタツヤ氏による講演+
英語のポスターセッション
会場:A棟3階・AC348

8月29日(火)12:00~14:30
交流会:Kyoko Murakami氏 Olga Lehmann氏との交流会

問い合わせ先:神崎真実 kanmami.224@gmail.com

(情報提供者 神崎真実 様)

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[クッピーより]

台所の換気扇の掃除は、年末の大掃除の時にするより、気温が高い夏にした方
が油の落ちがいいのでぜひ夏にすべきと聞き、早速、実行してみました。汗まみ
れにはなりましたが、換気扇は、予想以上に油汚れすっきり。これで、年末は楽
できるはずです。きっと。
今年の夏は猛暑予想が出されています。皆様、お身体に気をつけて、お元気で
お過ごしください。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第153号担当:荒川歩・宮本匠・青木美和子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2017年7月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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