日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃3┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.99=================2013/01/20

2013年最初の質心メルマガをお届けします。最初というのは、なんとも気の
引き締まるものです。今年もみなさまにフレッシュな情報をお届けできるよう
努力いたしますので、よろしくお願いいたします。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より
●われわれは授業、教師、子どもの何をどのように語るのか

●参加者募集中!『質的心理学研究法セミナー』

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆東京フィールド研究検討会(とうふ研)第8回

◆ロイス・ホルツマンのオンラインセミナー

◆東日本大震災ワーキンググループより

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より

●われわれは授業、教師、子どもの何をどのように語るのか

日  時:2013年2月2日(土)13:00-16:30
会  場:愛知工業大学 本山キャンパス 3F 講義室1
http://www.ait.ac.jp/access/motoyama.html
企画趣旨:授業を観察したり、分析したり、それを研究成果としてまとめた
りすることは、それぞれの研究者の多様な視点によるところが多く、しかも単
に評論するのではなく研究として醸成させる必要性もあり、これらは、授業を
研究する際の乗り越えるべき「壁」になることがあります。一線で活躍する研
究者は、これまでの研究で「何を」「どのように」見て、語ってきたのか、現在
の研究で「何を」「どのように」見て、語っているのか、これからの研究で「何
を」「どのように」見ようとして、語ろうとしているのか、という点は、授業研
究の初学者のみならず、授業研究に携わる者にとっては、とても興味深い点で
しょう。本研究会では、研究者が授業、教師、子どもの何をどのように見て、
どのように語って、他者と共有するのかということに着目し、質的心理学とい
う言葉にとらわれないで開催します。言い換えれば、教育研究に携わる研究者
自身の語りに着目した研究会です。参加者には、彼らの語りそのもの、語りの
中にある/ない“像”や“観”、あるいは語り方などを、自分の文脈や研究状況
と照らし合わせて聴いてもらうことを希望します。
流れ:趣旨説明(15分)、話題提供と簡単な質疑応答(30分×4人)、全体
討議(30分)
司会:坂本將暢(愛知工業大学)
話題提供:柴田好章(名古屋大学)、深見俊崇(島根大学)、藤江康彦(東京
大学)、坂本將暢(愛知工業大学)
定 員:約50名
参加費用:会員(無料)、非会員(¥1,000)
参加申込・問い合わせ:坂本 msakamotoあっとaitech.ac.jp(「あっと」を
@に変換)
※配布資料等の準備の都合がありますので、参加する方は必ず、お名前、ご
所属、会員/非会員の別、そして参加の旨をお知らせ下さい。

●参加者募集中!『質的心理学研究法セミナー』

当委員会は会員の技能習得ニーズに答えるべく昨年より、『質的心理学研究法
セミナー』を開催しています。
このセミナー企画は、(1)長時間(4時間以上)の講習、(2)事前登録制の少人
数、(3)事前課題付きの参加型の3点が特徴です。現在は2013年3月9日企画
について申し込み受付中です。どなた様も奮ってお申し込み下さい。

○2012年度 第3回(通算第5回)質的心理学研究法セミナー
『看護実践のエスノグラフィー入門–現場での問いの発見–』
「現場での問いの発見」はエスノグラフィー研究の出発点です。第3回セミ
ナーでは、看護の現場で発見した問いを、研究にどのように結び付けていくの
かを、エスノグラフィーの視点から学びます。今回は質的心理学会会員の中で
も最も会員数の多い看護領域の方向けのセミナーとして開催しますが、看護領
域以外の方でも参加可能です。
【日時】2013年3月9日(土) 10:00-16:00
【場所】京都光華女子大学
【スケジュール】
10:00-11:30 第1部 参加者の自己紹介と事前課題の発表
12:30-14:00 第2部 講師による講義 エスノグラフィーの概説
14:00-14:30 コーヒーブレイク
14:30-16:00 第3部 ディスカッション 研究設問の立て方
【講師】小田博志
現在、北海道大学大学院文学研究科准教授。専門は人類学、平和研究、質的研
究方法論。大阪大学大学院人間科学研究科後期課程単位取得退学。ハイデルベ
ルク大学医学部で博士号取得(Dr.sc.hum)。
著書に『エスノグラフィー入門–〈現場〉を質的研究する』(春秋社、2010
年)、『質的研究の方法–いのちの“現場”を読みとく』(波平恵美子と共著、春
秋社、2010年)など。訳書に『がんを超えて生きる』(R・ヴェレス著、共
訳、人文書院、1999年)、『新版質的研究入門』(U・フリック著、監訳、春秋
社、2011年)がある。
個人ウェブサイト「小田博志研究室」:http://www13.ocn.ne.jp/~hoda/
ウェブページ「日本語で読める質的研究の文献」:
http://www13.ocn.ne.jp/~hoda/literature.html
【テキスト】小田博志 2010 『エスノグラフィー入門–<現場>を質的研究
する』春秋社
『エスノグラフィー入門』特設ウェブページ:
http://www13.ocn.ne.jp/~hoda/ethnography.html
【申込先】seminar_130309あっとyahoo.co.jp(※seminarと数字の間にアン
ダーバー、「あっと」を@に変換してください)
※上記は、3月9日企画の申し込み専用アドレスです。
【申込時の記載内容】(1)氏名と所属(無所属でも可)、(2)連絡先、(3)研究主題
と研究領域、(4)研究構想案(500字程度)、(5)会員/非会員の別
【事前課題】参加者には、事前課題が課されます。
【申込期限】2013年1月31日(木) ※定員(20名)
※定員超過時は研究構想案により選抜します。また、大幅に定員を超過する申
込みがあった場合、
HP等で予告した上で、申込期限より早期に申込打ち切りとさせて頂く場合が
あります。
【問い合わせ先】古賀 kogaあっとkyokyo-u.ac.jp(「あっと」を@に変換し
てください)
【登録料】日本質的心理学会会員は2,000円(学会との同時入会も可)、非会
員は4,000円。

※セミナーに関して、課題が十分なレベルで達成されたと認定された方には、
セミナー受講に関する修了証を郵送します。

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

新しい年が始まりました。暦上は1月は始まりの月ですが、実際の社会活動
の多くは、1月は締めくくりの3月に向かう終盤の時期となります。本編集委
員会の編集作業も同様で、毎年この時期は『質的心理学研究』の発刊に向けての
大詰めとなります。
本年3月刊行予定の第12号については、先月の本欄で書評特集「喪失の多
様性を巡って」について予告しましたので、今月は特集「文化と発達」について
簡単にご案内します。本特集については、投稿準備企画として第7回大会
(2010年11月開催)で、本編集委員会企画シンポジウム「『文化』と『発達』が
出会う地平」を開催しました。当日は、多くの学会員の皆様の参加を得ました
が、実際の投稿論文数は5編とそれほど多くはありませんでした。特集テーマ
への関心を持ちながらも、論文化しにくいテーマだったのかもしれません。最
終的には、3編の特集論文を掲載できる運びとなりました。それぞれ「外国人ゲ
ストと日本人ホストの交渉過程」「国際結婚家族における二言語での読書活動」
「個人と文化集団との関係性」という斬新な切り口から「文化と発達」現象の解明
に挑んだ、大変に読み応えのある論文をお届けする予定です。どうぞお楽しみに。
同時に、第13号特集「『個性』質的研究-個をとらえる、個をくらべる、個
とかかわる」に投稿された論文と一般論文の査読作業も鋭意、進めています。
本年も本誌への活発な投稿をお待ちしております。

(『質的心理学研究』副編集委員長・柴山真琴)

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◆会務委員会より

<会員動向>
1月15日現在の会員状況は以下のとおりです。
●会員数:992名
●2012年度会費納入率:72.4%(未納者274名)
●2011年度会費納入率:87.0%(未納者129名)
年度末が近付いてまいりました。4年間以上の滞納がある方、連絡先が不明の
方については退会処分とさせていただきます。また、会費に未納がありますと
3月発行の学会誌もお送りできません。是非、積極的な会費納入をお願いします。

<会務委員の一言>
新しい年が明けました。質的研究への思いを新たにされた会員の方もいらっ
しゃるのではないでしょうか。第10回大会を迎える2013年は、質的心理学会
にとっては節目の1年となりそうです。これからも会員の皆様とともによい学
会にしていけたらと思っております。

(会務委員会 谷口明子)

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◆東日本大震災ワーキンググループより

震災WG第3回研究合宿のご案内

震災ワーキンググループでは、これまで2度にわたり、伊藤哲司先生(茨城
大学)のお世話をいただいて、東日本大震災被災地での研究合宿を行って参り
ました。
第3弾として、伊藤先生の立案された「ポスターワークショップ」と連携す
る、新しい形式の研究合宿を企画しています。被災地支援や新しいネットワー
ク作りに関心をお持ちの方々のご参加をお待ちしています。

日時:3月9日(土)-11日(月)
場所:茨城大学水戸キャンパス(および大洗町、北茨城)
(詳細は現在検討中、追ってご案内をいたします)

○3月9日(土)午後 茨城大学水戸キャンパス集合
震災WG研究会 東日本大震災にあたって:質的心理学のこれまでとこれから

○3月10日(日) 茨城大学水戸キャンパス
「大クロスロード大会」
-防災と支援を考える市民参加ワークショップ
「あつまる、まじわる、つながる ?地域のサステナ活動をつなぐポスター発
表ワークショップ(第2回)」
-市民相互の発表と交流を通した、新たな「安全・安心社会」の探求実践

○3月11日(月) オプション:津波被害があった大洗町もしくは北茨城を
視察

(八ッ塚一郎(震災WG))

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆東京フィールド研究検討会(とうふ研)第8回

東京フィールド研究検討会は、広くフィールド研究を行なっている研究者に
ご自身の研究を公に、しかも長時間検討する機会を提供する会です。今回は
3名の研究検討を予定しています。ぜひご参加ください。
【日時】2013年3月2日(土)10時00分-17時30分
【場所】武蔵野美術大学 吉祥寺キャンパス 227会議室
http://cc.musabi.ac.jp/access/access.html
【参加方法】無料。下記の申込先までメールにてご連絡ください。
【申込先】松本光太郎[m-kotaroアットmx.ibaraki.ac.jp] (アットを@に)
【研究検討1】
「現場の質感とは何か、そしてその記述を妨げるものは何か」
荒川歩(武蔵野美術大学)
【研究検討2】
「わからなさのなかで実践することにみられる保育者の専門性」
古賀松香(京都教育大学)
【研究検討3】
「ナラティヴ研究の成果と課題:データ収集、分析、研究プロセスの観点から」
徳田治子(高千穂大学)
【世話人】荒川歩(武蔵野美術大学)・徳田治子(高千穂大学)・松本光太郎
(茨城大学)

(情報提供者 松本光太郎 様)

◆ロイス・ホルツマンのオンラインセミナー

昨年の質心大会で講演をお願いしたロイス・ホルツマンのオンラインセミナー
のお知らせです。ロイスの考え方に対する反響ならびにフレッド・ニューマンの
哲学への興味深い質問を得たことから、ホルツマン先生ならびにEast Side
Instituteのスタッフが、日本の方々向けの、8週間のオンラインセミナーを企
画するとのことです。
私自身も、参加したことがあるのですが、課題が出され、それについてメイル
を通じて、世界中の実践家、研究者と議論しながら進めるセミナーです。
また翻訳が必要な場合に手伝ってくださる学生の方には、奨学金も用意すると
も申し添えられています。是非参加をお考えください。ご質問などあれば、
茂呂宛まで、遠慮なくお願いします。

Social Therapeutics:
Breaking Through Alienation and Reinitiating Development
Join Dr. Lois Holzman in this 8-week online course offered to those who met
her during her visit to Japan in August-September 2012. This is an
opportunity to continue to study key social therapeutic concepts directly with
a leading theorist/practitioner and explore how the approach might enhance
efforts in Japan to create a relevant and transformative psychology, and to
work with our students, clients, patients, colleagues and families to create
new ways to be.

Course Details: The course will meet for 8 weeks online. It will be
asynchronous, which means you can post and read others’ posts at your
convenience. You are expected, however, to post a minimum of two times per
week. Posts consist of your responses to readings and videos, Dr. Holzman’s
posts and questions, and other students’ posts.
The course would cover the following topics: Building Community; Learning
and Developing Inside and Outside of School; The Group and Ensemble;
Growing Emotionally; Play, Performance and Pretense.

Study Materials: It will be helpful, but necessary, for students to be familiar
With Vygotsky At Work and Play. The course will delve into methodology- in
Theory and practice, and through other materials- in light of contemporary
Educational therapeutic and community building needs.

COURSE DATE: Monday, April 8‐Friday, May31, 2013
COST: $400 US
For more information contact Melissa Meyer at
mmeyer@eastsideinstitute.org,
212-941-8906, ext 304.

Yuji Moro
ymoro@human.tsukuba.ac.jp(@を半角に)

(情報提供者 茂呂雄二 様)

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[クッピーより]
関東に大雪が降った翌日。小学校から帰宅した息子は、いつも以上に息を弾
ませておりました。そりゃそうでしょう。お友だちと雪合戦をしたり、氷の上
でわざと滑ったりして、大騒ぎしながら帰ってきたようでした。手袋はびしょ
びしょで、指先が赤く冷た?くなっておりました。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第99号担当:坂本將暢・香川秀太・岡本依子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2013012月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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