日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃1┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
日本質的心理学会 メールマガジン No.83======================2011/9/20
徐々に風が秋らしくなり、食卓も秋めいてきていることと思います。先日、新幹線
の車中、広島駅近くで目が釘づけになったのが、広島カープの新しい本拠地『ズーム
ズームスタジアム広島』でした。『こども環境学会』を立ち上げた1人である仙田満
の設計です。スタジアムがいいと野球が楽しそうです。広島大会はもう2ヵ月後です。
徐々にご準備を!!
▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ 学会より会員のみなさまへ
◆研究交流委員会より
○大会プレ企画『みんなで研究検討会:話そう、味わおう、突き抜けよう!』
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■□■□会員からの情報コーナー
■ 研究会情報
◆「心の科学の基礎論」第63回研究会
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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より:大会プレ企画『みんなで研究検討会:話そう、味わおう、
突き抜けよう!』
当委員会と共催で行われる大会プレ企画について、発表者の募集期間を10月10日まで延長
いたします。参加者は随時募集しています。この機会のぜひご応募ください。
【日時】2011年11月25日(金曜、大会前日) 12時半~17時
【場所】安田女子大学(詳細は追ってHPに掲載します。また参加申込者にはメールで連絡します)
【ゲスト】箕浦康子先生
【司会】松本光太郎(茨城大学)
【主催】東京フィールド研究検討会
【共催】日本質的心理学会第8回大会準備委員会、日本質的心理学会研究交流委員会
【概要】東京フィールド研究検討会(とうふ研)は、大学院生においては研究室外で、
研究者においては所属先外で、公にじっくりと長時間の研究検討の機会を提供しています。
今回は、箕浦康子先生をゲストにお招きして、質的心理学会広島大会の前日にプレ企画とし
て研究会を開催いたします。
募集する研究発表者は2名です。研究発表者は大会参加者に限りますが、研究会には、事前
申込をしていただければ、どなたでも参加できます。
研究発表者においては、未公刊で、すこし行き詰まりを感じている研究、あとひと山ふた山
が越えられないでいる研究、そのような自分では打開できない状況にある研究について、箕浦
先生や研究会参加者との議論を通して、突き抜けるきっかけを掴んでみませんか。
参加者においては、研究を育む手助けをすることは、自分の研究実践に必ず活きてきます。
研究発表者以外の参加も積極的に募集しています。
【研究発表者の応募概要】
・募集人数
2名
・応募資格
大会参加者に限る。
・応募書類
研究発表者は、テーマ、概要、そして現状を文章にまとめて、以下のアドレスに応募する。
tofuken2011@gmail.com(とうふ研)。
・応募締切
10月10日に延長。
・諸費用
必要ない。
【参加者の申込概要】
誰でも参加することが出来る。費用は必要ない。座席準備のため、事前に以下のアドレスに
申込が必要。tofuken2011@gmail.com(とうふ研)。
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◆『質的心理学研究』編集委員会より
西日本が台風12号に見舞われましたが、皆様、大過なくお過ごしでしょうか。
去る9月4日に、第2回常任編集委員会が東京大学で開催されました。台風が中国地方に上陸し
た翌日で新幹線の一部運休があったにも拘らず、各地から編集委員の方々がご参集下さり、約3
時間半にわたって活発な議論が行われました。以下にホットな話題をいくつかお伝えします。
まず第11号の査読状況については、現時点で既に5編の論文の掲載が決定し、数編が掲載予定
になっているなど、きわめて順調な査読状況であることが報告されました。また、第11号書評特
集「会話分析の新しい展開-ことばと身体の連鎖分析-」(細馬宏通 責任編集)も既に評者に原稿
依頼済みで、順調に進んでいる旨、報告されました。
次に主な審議事項として、第11号震災対応書評特集、第14号特集企画案、投稿の電子化につい
て、審議がなされました。既にお知らせした通り、第11号震災対応書評特集は、本学会災害対応
ワーキンググループの協力を得て進めている震災対応の特別書評小特集です。今回の小特集では、
直接に災害や災害対応に関係する文献に限らず、自然と人間の関係や再生の体験に関わる文献な
ども含めて、幅広い視点から関連文献を収集したいと考えています。こうした社会との接点を積
極的に求める姿勢を後押しするために、第14号特集として「社会に関わる質的心理学(仮題)」を
企画中で、その特集趣旨についても議論されました。また、投稿の電子化については、これまで
の一連の投稿・査読過程を踏まえた電子投稿のフロー案の詳細な検討が行われました。会員の皆様
にとっても本編集委員会にとっても、従来以上に迅速で確実な投稿と査読が実現できるよう、より
よいシステムを作っていきたいと考えています。
最後になりますが、第12号特集「文化と発達」(柴山真琴・田中共子 責任編集)の投稿締切がいよ
いよ来月末(10月末)となりました。特集の責任編集者として、1編でも多くの特集論文を掲載でき
るよう願っております。皆様、ぜひ奮ってご投稿下さい。
(『質的心理学研究』副編集委員長 柴山真琴)
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◆会務委員会より
9月13日現在の会員動向をお知らせいたします。
今日現在の会員状況は以下のとおりです。
●会員数:1035 名
●2011年会費納入率:54%
なお、未納者の方にご案内を差し上げますので、会費納入をよろしくお願いします。
(会務委員会 サトウタツヤ)
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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「心の科学の基礎論」第63回研究会
日時:2011年10月1日(土) 13:30~17:45
場所:明治大学 駿河台キャンパス 研究棟2階、第8会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
(話題提供1)小松 明(帝京大学・神経科学)
【タイトル】臨床におけるプラシーボ治療の現在
【要旨】プラシーボ(偽薬)は治験で実薬に対する対 照として使用され、現在
では被験者からインフォーム ドコンセント(I.C.)を得た上で行われる。一方、
臨 床現場ではプラシーボ効果をねらって「薬」として患 者に与薬する、治療を
目的とした使用法がある(プラ シーボ治療)。プラシーボ治療は患者本人に知
られる と意味を失う処置であるためI.C.の取得が困難であ る。I.C.の取得なし
でプラシーボ治療を行えば生命倫 理の四原則の中の『自立性の原則』と『正義
の原則』 に抵触する。反面、患者を治療するので『善行の原 則』に則り、薬理
学的に不活性な物質を与薬するので 『無加害の原則』に抵触しない。このよう
にプラシー ボ治療は倫理的な問題をかかえた医学的処置である。 臨床現場にお
けるプラシーボ治療の現状を医師、看護 師を対照に全国調査した結果を報告し、
プラシーボ治 療の問題点を考察する。また、日本の生命倫理学にお いて前提視
されているビーチャムとチルドレスの四原 則の基盤をなす直感主義を反省的に
考察したい。
指定討論:水本正晴(北見工業大学・哲学)
(話題提供2)福田敦史(慶應義塾大学・哲学)
【タイトル】自我であることのミニマルな条件を巡って
【要旨】G.ストローソンによって考えられているMinimal Selfとは、1)経験の
主体であり、2)ものであり、3)心的存在であり、4)単一であるような存在者
である。本発表では、このMinimal Selfという概念をとりあげ、自我であるため
に必要な条件とは何かという問題(の一部)について検討したい。まず、
Narrative Selfという概念と対比させてMinimal Selfについての概略を示し、そ
の後、条件1)の「経験の主体」であるためには、どのようなことが必要なのか考えたい。
指定討論:渡辺恒夫(東邦大学・心理学)
その後、18時ごろから懇親会の予定です。時間の許す方は、ぜひ、ご参加下さい。
研究会案内(心の科学の基礎論研究会)http://www.isc.meiji.ac.jp/~ishikawa/kokoro.html
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[クッピーより]
大震災から半年が経ちました。自分の振舞いがどこか未来志向になってきてい
ることに気づきます。被災地や原発との間に距離が出来て、どこか他人事になっ
ているように感じます。距離を縮めるために、先日脱原発集会に行ってみました。
周辺から眺めていただけですが、事態が切実であることを改めて実感しました。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第83号担当:坂本將暢・徳田治子・松本光太郎
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2011年9月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/toiawase.html
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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