日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃1┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.81======================2011/7/20

女子サッカーワールドカップで、日本チームが優勝しました。裏番組で放送して
いた男子サッカー南米選手権準々決勝では、パラグアイが強豪ブラジルを破りまし
た。最近サッカーを観ていると「Collective(集合的な)」という言葉をよく耳に
します。あらためて、サッカーの単位はチームであって、個人の能力はチームにお
いて生きてなんぼだと感じさせられました。サッカーは難しい、だからおもしろい!

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆日本質的心理学会第8回大会のご案内

◆研究交流委員会より
○新企画『質的心理学研究法セミナー』
○「研究奨励制度」「研究企画助成制度」の募集

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆人文死生学研究会・心の科学の基礎論研究会 合同研究会

◆東京フィールド研究検討会

■ 著書の紹介

◆大倉得史(著)『「語り合い」のアイデンティティ心理学』京都大学学術出版会

◆Encyclopaideia – Journal of Phenomenology and Education, XV(29), 2011』

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆日本質的心理学会第8回大会のご案内

メルマガ6月号でもお知らせしましたように、日本質的心理学会第8回大会は、
晩秋の広島で開催いたします。詳細は、第8回大会HPをご覧ください。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yasuda/index.html

会期:2011年11月26日(土)・27日(日)
会場:安田女子大学 (広島市中心部からアストラムラインで20分)
大会テーマ:文化とプロフェッションの生成と継承
大会記念講演(一般公開):「現代日本の霊性と鎮魂-受け継がれてきた癒しの心-」
講演者:内田樹先生(神戸女学院大学 名誉教授)

【大会時講習会】
第8回大会講習会の具体が決定しました。サトウタツヤ先生と好井裕明先生には、
昨年度の茨城大会での講習会が大好評でしたので、今回その第2弾をお願いし
ご快諾いただきました。講習会の参加申し込み手続きは、第8回大会HP
「各種お申し込み」欄に掲載しています。

『ステップ質的研究法TAE』       講師: 得丸さと子先生 (日本女子体育大学)
『TEM(複数経路・等至性モデル)入門』 講師: サトウタツヤ先生 (立命館大学)
『エスノメソドロジ―入門』 講師: 好井裕明先生 (筑波大学)

【各種お申し込み】
研究発表・シンポジウム・小講演の申し込みは、7月31日(日)までに、
第8回大会HPの「各種お申し込み」の手続きにしたがってお申し込みください。
多数のお申し込みを期待しています。

1) 研究発表:今大会のテーマ、その他の研究発表(ポスター発表)
2) シンポジウム:各種委員会企画、自主シンポジウム
3) 小講演:大会のメインテーマに関する質的研究に携わってこられた先生に
お願いして、ご自身の研究と研究法について語っていただきます。
(自薦、他薦を問わず、ご推薦下さい)

【大会までのスケジュール】
7月31日     個人発表(ポスター)・会員企画シンポジウム申込期限
8月10日     個人発表・会員企画シンポジウムの可否のお知らせ
9月10日     会員企画シンポジウム等の抄録提出締切
9月23日     プレ企画1
10月10日    予約参加申込締め切り
11月25日    プレ企画2
11月26日・27日 本大会開催

皆様のご参加を、準備委員一同、心よりお待ちしています。

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◆研究交流委員会より:新企画『質的心理学研究法セミナー』

会員の技能習得のニーズに答えるべく検討を重ねてきました。その結果、本年より、
試行的に『質的心理学研究法セミナー』を開催することといたしました。
この企画は、(1)長時間(4時間以上)の講習、(2)事前登録制の少人数、(3)事前課題付
きの参加型の3点が特徴です。
来年度以降の継続は今期の成果に依ります。是非、ご参加下さい。

【申込先】seminar_110923@yahoo.co.jp
(※seminarと数字の間にアンダーバー、@を半角に)
【申込期限】7月31日(日) ※定員に達する見込みです。
【問い合わせ先】樫田 kashida@ias.tokushima-u.ac.jp(@を半角に)
【登録料】1回の参加につき、日本質的心理学会会員は2,000円、非会員は4,000円。
※定員超過時は研究構想案で選抜する。※学会入会は、下記サイトで行って下さい
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/annai.html

○第1回質的心理学研究法セミナー
『インタビューの仕方とまとめ方の初歩(半構造化面接の場合)』
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yasuda/pre-program.html
(詳細な情報)
【日時】2011年9月23日(金・祝)
10:00~16:30(前便で18:30と記載したのは誤りです)
【場所】安田女子大学9号館5階 9521教室
http://www.yasuda-u.ac.jp/top/campus/campusmap/index.html
【教科書】能智正博著、『質的研究法』、2011、東京大学出版会
【講師団】樫田美雄(徳島大学、日本質的心理学会研究交流委員会委員長)ほか
【申込時の記載内容】1)氏名と所属(無所属でも可)、2)連絡先、3)研究主題と研究領
域、4)研究構想案(500字程度)、5)会員/非会員の別

○第2回質的心理学研究法セミナー
『トランスクリプトづくりの実際と会話分析の初歩(初級者向け)』
このセミナーは、書物だけでは、イメージすることが困難なトランスクリプトづくり
の実際と会話分析の実際を、講師と一緒に体験することで、自力で学び続けるきっかけ
を得ようとするものです。
http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/social/kasida/presentation/111022_seminar2.htm
(詳細な情報)
【日時】2011年10月22日(土) 10:00~16:30
【場所】京都大学吉田キャンパス 稲森財団記念館3階 小会議室I
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_b.htm (京阪丸太町駅から鴨川
沿いに北へ2分、川端通と近衛通の角)
【教科書】検討中(受講登録者には、追って連絡します)
【講師団】川島理恵(東京医科大学)、樫田美雄(徳島大学)、高田明(京都大学)
【募集人数】15~20名程度
【事前課題】参加者には、事前課題が課されます(A4で1~2枚程度)。
【申込時の記載内容】1)氏名と所属(無所属でも可)、2)連絡先、3)研究主題と研究領
域、4)研究構想案(500字程度)、5)会話分析との接触歴、6)会員/非会員の別

◆研究交流委員会より:「研究奨励制度」「研究企画助成制度」の募集

○「研究奨励制度」について2011年度分の募集を開始いたします。ふるって応募
ください。

「研究奨励制度」とは、大学院に在学中の方を対象に、国内外のフィールド調査
の費用や、学会への参加・発表費用などとして1名につき10万円を助成するとい
うものです(2件まで)。
継続的なフィールド調査を予定されている方や、国際学会への参加を検討されて
いる方におすすめします。2011年度分の〆切は2011年7月末です。9月から調査を
開始いただけるよう,8月末までに審査を終了します。

【申請の手続きとスケジュール】申請時に大学院在学中であることが条件です。研究
計画書および予算計画書の様式を学会ホームページからダウンロードし、必要事項を
記入して電子メールで担当者まで送付してください。メールのタイトルは「質的心理
学会 研究奨励制度応募」としてください。
【連絡事項】氏名、所属、連絡先(住所、電話、メール)
【研究計画書】研究計画(研究課題名、目的、方法、予想される結果と意義:全体
で1,200字程度)
【予算計画書】物品購入費、国内旅費、国外旅費、謝金、その他等、費目ごとに具
体的にご記入ください。
【〆切】2011年7月末

なお、助成を受けた次の年度か、その次の年度の大会で発表すること、および
「質的心理学フォーラム」へ寄稿していただくことが条件です。申請の内容を実
現できなかったと判断される場合には、助成金の返還をお願いすることがありま
す。詳しい応募方法などは学会ホームページでご案内しています。応募およびお
問い合わせは以下までお願いします。

研究交流委員会 研究助成担当
梅崎高行:umezaki「あっと」konan-wu.ac.jp(「あっと」を@に変換してくださ
い)

○「研究企画助成制度」の応募要領

研究会・講習会などの企画を学会がサポートします。費用も最低5万円~最高10
万円を助成します(1~2件を採択します)。なお、今年度中に開催することが応
募条件です。9月から活動を開始いただけるよう,8月末までに審査を終了します。

テーマ例(企画の具体的な内容については、相談に応じます)
・理論について(エスノメソドロジー、活動理論、社会構築主義など)
・研究方法について(医療の会話分析、教室の相互行為分析など)
・特定のテーマについて(記憶、仕事場、介護、ひきこもりなど)

講師の紹介は学会がサポートし、広報についてもご協力します。なお、会場や、
必要な人員の確保、当日の運営は受け入れ側でお願いいたします。助成される費
用は、講師の謝礼、旅費、会場費、人件費、その他の実費です。

【応募の手続きとスケジュール】研究計画書および予算計画書の様式を学会ホーム
ページからダウンロードし、必要事項を記入して電子メールで担当者まで送付して
ください。メールのタイトルは「質的心理学会 研究企画助成制度 応募」としてく
ださい。
【連絡事項】氏名、所属、連絡先(住所、電話、メール)
【研究計画書】希望するテーマ、開催地のめど、開催時期など
【予算計画書】物品購入費、国内旅費、国外旅費、謝金、その他等、費目ごとに具
体的にご記入ください。
【〆切】2011年7月末

助成を受けた場合、時間的に十分な余裕をもって(原則的に1か月前には)、学
会ホームページおよびメールマガジンで開催内容の周知に努めてください。
また、助成を受けた次の年度に「質的心理学フォーラム」へ研究会実施報告文を
寄稿してください。
さらに、研究交流委員会宛にも所定の報告書及び領収書(原本)を提出いただき
ますのでご準備ください。余剰金については返還いただきますのでご注意くださ
い。
申請の内容を実現できなかったと判断される場合には、助成金の返還をお願いす
ることがあります。詳しい応募方法などは学会ホームページでご案内しています。
応募およびお問い合わせは以下までお願いします。

研究交流委員会 研究企画助成担当
藤江康彦(研究交流委員会 研究助成担当):fujie「あっと」kansai-u.ac.jp
(「あっと」を@に変えて下さい。)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

『質的心理学研究』編集委員会では、5月の理事会以降、論文や特集、書評特集の
編集作業に加えて、2つの新たな課題に取り組んでおります。

1つは、東日本大震災に関わる企画です。すでに日本質的心理学会では、震災にかか
わる対応を幾つか開始しております。当編集委員会では、前回のメールマガジンでも
ご紹介しましたとおり、震災のその後を考えていくために参考になる、文献情報の書
評特集を企画しました。このたびの震災は、質的研究を軸にして多分野の専門家が集
まる本学会に、大きな問いを投げかけていると思います。その問いを、しっかり受け
止めていくための手がかりとなるような書籍や関連文献をご紹介できるように、編集
委員および震災対応ワーキンググループメンバーの間で情報を交換し合っております。
またこの小特集は、2014年に発刊予定の第14号の特集「社会に関わる質的心理学」(仮題)
へと連なっていく、出発点にあたる企画でもあります。本年度末に刊行される11号に掲載
される予定ですので、楽しみにお待ちください。

2つ目は、電子投稿システムの導入に向けた具体的な検討です。現在は、執筆された
論文原稿は郵送されて学会事務局に届き、諸々の手続きを経てから、査読者へ郵送され
て審査されます。論文原稿をしっかり管理して、著者と査読者の橋渡しをすることは、
学会事務局、および編集委員会の大切な業務となっておりますが、紙媒体を扱うことに
伴って多くの時間と労力を要しているのも事実です。投稿する側も、原稿や資料を何部
もコピーして郵送するなど、煩わしさを感じるところもあったのではないかと思います。
そこで、少しでもスムーズに査読や編集作業を進めていくために、電子投稿システムの
導入を考えました。導入時期は、改めてお知らせいたします。
今回、ご紹介させていただきました取り組みは、『質的心理学研究』にとって大きな
動きです。これらは、会員の皆さまにも、少なからぬ影響を及ぼす取り組みであると思っ
ております。今後もそのつど、進捗状況をお伝えいたしますので、ご確認をよろしくお願
いいたします。

(『質的心理学研究』副編集委員長 西村ユミ)

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◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

第3号緊急特集「質的心理学の東日本大震災」メルマガ連載第4回

『フォーラム』第3号緊急特集の一部をメルマガで連載しています。第4回は塩瀬隆之
先生にご執筆いただきました。企画趣旨については、連載第1回(2011年4月,78号)を
ご覧下さい。(担当:八ッ塚一郎(特集幹事)・山田富秋)

☆──「原子力発電所事故と科学コミュニケーション」塩瀬隆之(京都大学)

東日本大震災の発生から3カ月を経て、なお復興だけに全神経を集中できない理由の一
つに、福島第一原子力発電所の事故があげられる。予断を許さない日々の状況変化を世界
中が見守る一方で、次世代のエネルギー政策をめぐっての論争も激しさを増している。本
稿は、反対論にも推進論にも依拠しない。隠蔽体質やいずれかの指導力の有無を糾弾する
ことも目的としない。ただ市民と専門家とのあいだで起こっていたコミュニケーションの
齟齬に注目した一つの試みについてのみ紹介する。

事故発生直後からテレビや新聞報道を通じて、ベクレルやシーベルトといった専門用語
の羅列が市民を混乱させた。「ただちに大きな影響を心配するレベルではない」という専
門家の意味深な表現が、子育て中の母親をよりいっそう不安に陥れた。専門家の一部は、
放射線のイロハ程度はどの市民も学んでおくべきだと科学リテラシーの不足を嘆く。市民
の一部は、言説が難解な専門家のコミュニケーション能力の不足こそを問題視する。科学
技術をめぐる説明と理解の溝、これをいかに埋めるかが科学コミュニケーションに寄せら
れた期待であった。科学コミュニケーションの活動は「この日」に間に合わなかったのか。
科学コミュニケーションに関わる研究者には、無力感におそわれた者も少なくない。一方
で、今回の問題は、科学に対して日頃より興味関心を抱かせ、冷静に批判的解釈の力を提
供する科学コミュニケーションの範疇ではそもそもなく、クライシスコミュニケーション
の問題だと断じる者もいた。しかし、市民にとってはその細かな定義の差異そのものが意
味をなさない。科学コミュニケーションに同様の期待が寄せられることは容易に想像され、
市民と専門家とのあいだで「科学の言葉」が通じ合わなかったことは疑いない事実である。

筆者は、京都や大阪でコミュニケーションに関する活動・研究に携わっている若手有志
とともに、3月22日に原発問題をめぐるコミュニケーションギャップに関する意見交換会を
開いた(報告記事はhttp://hdl.handle.net/2115/45785)。元原子炉実験所所長をはじめ、
放射線影響やリスクコミュニケーションに明るい専門家、報道関係者、小中高校の先生ら
教育関係者を含めた50名が集まった。事態の収束、先行きが見えない中での開催に躊躇す
る声もあったが、慎重に議論を重ねた上で当時の不確実な情報に対する生の市民感情や混
乱をありのままに記録する必要性があった。同時に、科学技術への過信や妄信を払しょく
する冷静な態度、「科学の言葉」がどれほど市民と専門家の間で理解が共有されているか
を知る必要があった。

会場には、深刻な状況下で参集したという自覚からか、緊張した面持ちで臨んだ人が多
かった。しかし、それでも一人一人、なにかせずにはいられないと思っていた中で、この
場の中で真摯に言葉を交わし合うことへの決意の表情もうかがうことができた。ある報道
関係者からは、「判断のために必要な情報が出つくしているのかを知りたい」といった態
度で情報収集に挑む一方で、次から次へと専門用語がでてきて、「結局,何が知りたかっ
たのか分からなくなってきた」という困惑した言葉が寄せられた。一人の高校生の「自分
が『このような疑問を持っているのだ』という情報発信をした上で情報を受け取りたい」
という発言には、参加者一同がハッとさせられた。「科学の言葉」は専門家だけのもので
はなく、市民とともになければならない。市民と専門家との共通言語としての「科学の言
葉」を探る試み、それが科学コミュニケーションの果たすべき役割ではなかろうか。

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◆会務委員会より

7月15日現在の会員数は1011名です。

会費納入率は以下の通りです。
●2010年会費納入率 : 71%
●2011年会費納入率 : 48%
会費納入をよろしくお願いします。また、今年の学会に新しい会員をお誘いください。

トルコのECPに出席してきました。「文化と心理学」に関するポスター発表は、大変フレ
ンドリーな雰囲気で、様々な文化心理学研究者と知り合いになれました。質的心理学関係
でも国際学会がいくつかありますので、ぜひ皆さんも体験してほしいと思います。

(会務委員会 サトウタツヤ)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆人文死生学研究会・心の科学の基礎論研究会 合同研究会

第九回人文死生学研究会を、心の科学の基礎論研究会との合同研究会として、
下記の通り実施いたします。ふるってご参加下さい。
【日時】2011年7月23日(土) 午後1時30分~5時45分
【会場】明治大学駿河台研究棟 3階・第10会議室
(研究棟はリバティータワーの裏手の12階建ての建物です。次の地図をご参照下さい。)
http://www.meiji.ac.jp/campus/suruga.html
【趣旨】かって死はタブーでしたが、近年は死生学の研究も盛んになっており、
その多くは臨床死生学です。しかし、自分自身の死についての洞察が臨床死生学
の基礎には必要と思われます。人文死生学研究会は、そうした一人称の死に焦点
を当て、哲学、倫理学、宗教学、心理学、人類学、精神医学から宇宙論にまで及
ぶ、学際的な思索と研究の場として発足しました。
今回で九回目になりますが、
これまで「刹那滅」「輪廻転生」「死の非在論証」「人間原理」などがテーマとし
て取り上げられました。これらのテーマは、死に対する洞察が、哲学や科学におい
て古くから問題にされている自我と時間の探求を、おのずから要請していることを
明らかにしています。
今回は、哲学的時間論の問題として「現在主義」、理論物理学と自我の問題とし
て「量子自殺」を話題に取り上げます。
【内容】1)「人文死生学研究会」の従来の議論の経緯 重久俊夫 (人文死生学
研究会世話人・西洋史、哲学) 1時30分から
2)時間の経過について :現在主義の観点から 左金武(哲学・大阪大学)2時15
分ごろから
3)量子自殺の可能性・「私」の存在の客観的価値について 三浦俊彦(哲学・和
洋女子大学、「人文死生学研究会世話人」) 4時ごろから
・その後、6時ごろから懇親会の予定です。時間の許す方は、ぜひ、ご参加下さい。
【参加資格】趣旨に関心のある方はどなたでも参加できます。申し込みは必要あり
ませんが、会場準備のため、できれば事務局(重久)まで、ご一報下さい。
(世話人・代表) 渡辺恒夫 psychotw@env.sci.toho-u.ac.jp(@を半角に)
(世話人) 三浦俊彦
(世話人・事務局)重久俊夫 ts-mh-shimakaze@yacht.ocn.ne.jp(@を半角に)
心の科学の基礎論研究会に関しては、HPをご参照下さい。http://www.isc.meiji.ac.jp/~ishikawa/kokoro.htm

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

◆東京フィールド研究検討会(とうふ研)

今回は、東京ではなく、茨城県・水戸市にて研究検討会を行います。水戸が
東日本震災にて被った被害は、沿岸部の被災地と比べると軽微とはいえ、街は
厳しい状況に陥っています。今回の研究検討会は、公に研究を検討する機会と
いうだけでなく、直接人とお金が動くことも期待して水戸にて行います。
今回研究検討を行うテーマは、いずれも中学生と幼児とのふれ合いです。こ
の地でのふれ合いを通して、新たな何かが生まれることを期待しています。
東京から水戸まで特急電車で1時間ちょっと、高速バスで2時間でアクセスで
きます。ぜひご参加ください。
参加希望の方は、研究会後の懇親会の参加希望と併せて、下記の申込先まで
メールにてご連絡ください。

【日時】2011年7月23日(土)12時~17時
【場所】茨城大学 水戸キャンパス 人文学部A棟 コラボレーションルーム
http://www.ibaraki.ac.jp/generalinfo/campus/mito/index.html
【申込先】松本光太郎[m-kotaroアットmx.ibaraki.ac.jp] (アットを@に)

【研究検討1】
「中学生と幼児のふれ合い体験における幼児にとっての意義について」
天野美和子(白梅学園大学)

【研究検討2】
「中学生と幼児との交流活動の授業づくりとナラティブ・アプローチによる中
学生の学習経験の変容」
小高さほみ(秋田大学)

【世話人】荒川歩(武蔵野美術大学)・徳田治子(高千穂大学)・松本光太郎
(茨城大学)

(情報提供者 荒川歩 様)

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■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆大倉得史(著)『「語り合い」のアイデンティティ心理学』京都大学学術出版会

博士論文を出版用に書き直したものです。5人の友人協力者に対して「語り合い法」
を用いた調査を行い、現代の青年がどのようにアイデンティティ問題を生きているの
かを考えています。前著『拡散 diffusion』で十分できなかった理論的検討を徹底的
に行っていますので、よければご一読ください。

(情報提供者 大倉得史 様)

◆Encyclopaideia – Journal of Phenomenology and Education, XV(29), 2011』

イタリアのボローニャ大学で編集している、世界でも珍しい現象学的教育学心理学
関連の国際誌。4篇の原著論文は、2篇がイタリア語、2篇が英語で、うち1篇は日
本人による寄稿ということで、紹介します。
From Spiegelberg’s “I-am-me” experience to the solipsistic experience:
Towards a phenomenological understanding. Pages 91-113, by Tsuneo Watanabe
ジャーナルのサイト http://encyclopaideia.it/?lang=en

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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[クッピーより]

節電の夏、いかがお過ごしでしょうか?この夏は研究室の蛍光灯が6本中4本
持っていかれました。エアコンは集中管理になり、先ほど(午前10時)想定す
る電力使用量をオーバーしたそうで、エアコンが切られました。加えて、想定
する電力使用量がオーバーしたままであれば、すべての電源を落とすとアナウ
ンスがありました。被災地の人たちや福島原発の作業員を思えば、大したこと
はない・・・と思いつつ、暑いです。皆さんの地域ではいかがでしょうか?

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第81号担当:坂本將暢・徳田治子・松本光太郎
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2011年7月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/toiawase.html
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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