日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃7┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.38======================2007/12/20

クッピーです。今年も残すところいよいよ後わずか。会員の皆様は、年末
年始はどこでお過ごしでしょうか。どうかよいお年をお迎えください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎学会より会員のみなさまへ:

○編集委員会より:
編集委員長からのメッセージ

●「質的研究」情報コーナー:

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○編集委員会より

ずいぶん寒くなって来ました。もう12月です。今日は、私の勤務する大学
の学部で、「自己評価・点検」に関する外部評価の会が開かれました。師走と
はよく言ったものです。外部評価委員の先生方7名に、走り回っていただいた
しだいです。評価委員の先生方に、学部や学科の説明を聞いていただき、在学
生へのインタヴュー、構内見学、学部への質疑を経て、最後に評価のコメント
をいただきました。みなさん非常にお忙しい先生方で、超過密のスケジュール
をこなしていただきました。ありがたいことに、最後には具体的で有益なアド
バイスをいただいた上、リップサービスもしていただきました。評価の会議に
出席していた20名近い学部教員もほっとしたしだいです。この準備のため
に、私たちも教員もここ数ヶ月大変でした。
これに限らず、昨今の大学、一年中師走のような忙しさで、常に「評価」や
「申請」のための書類作りで、常に走り回っています。研究や教育を通じて、
社会に貢献するためには、もう少しゆっくり流れる時間が必要だと皆が思って
いるのですが、ままならぬ状態が続いています。どこの大学でも似た状況だと
思います。エンデの「モモ」ではありませんが、灰色の服を着た時間泥棒が、
日本中を跋扈(ばっこ)しているのです。
私は、「質的心理学研究」は、そのような流れに抗する砦の一つだと思って
います。厚い記述のすぐれた質的な研究を行うには、贅沢な時間がどうしても
必要です。1年に1号しかでないというのも、昨今の効率化を重視する考えか
らすると、なんとも間延びした雑誌だということになるかも知れません。とは
言え、考えようによっては、1年や2年が短く感じるようなオーダーで考えを
深め、論文を執筆することもまた重要なことのように思っています。
現在、「質的心理学研究」第7号の編集作業が順調に進んでいます。第8号
の特集は「地域・文化間交流-フィールドを繋ぐ質的心理学」(矢守克也・伊
藤哲司 責任編集)です。締め切りは2007年12月末日(厳守・消印有効)
です。締め切り日まであとわずかですが、すぐれた原稿がたくさん寄せられる
ことを期待しています。投稿を予定されている方々は、「規約」・「手引き」
の最新版をインターネット上で必ずご参照下さい。文献の記載の仕方や、投稿
に際して必要なチェックリストなどについての情報が掲載されています。特集
に間に合わなければ、一般論文での投稿もあり得ます。時間泥棒に惑わされず、
ご自分のペースでよい論文を執筆し投稿していただくことを期待しています。
(編集委員長 麻生武)
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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
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【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

● 『中途肢体障害者における「障害の意味」の生涯発達的変化-脊髄損傷
者が語るライフストーリーから-』(2007年10月)
田垣正晋 著

本研究は、中途障害者が人生という長い時間軸において、障害からどのよ
うな意味を見いだしてきたのかを、彼らが語るライフストーリーの質的研
究によって明らかにした。特に、受障という喪失体験から見いだしている
肯定的側面と、障害に伴う不利益はそれぞれどのように意味づけられてい
るのかを検討した。事例は、男性脊髄損傷者、すなわち、交通事故やスポ
ーツ事故によって下肢や上肢の機能を失った人々である。身体障害者手帳
の障害等級は、全員が最重度の1級である。受障期間が長くなるにつれて、
障害に対する意味づけが多元的になっていること、特に時間軸は受障前―
現状、受障―現状と複線的であること、これまでの意味づけを修正するこ
とがわかった。ただし、障害に対する不利益は依然として語られている。
本書は、障害者援助において注目されているライフサイクルやライフコー
スの視点にも合致する。従来の障害受容や適応を、ライフステージを意識
して考えるうえ有益であり、回復や受容といった社会的言説を再考すべき
ことが示唆された。本書は博士論文をもとにしており、本格的な質的研究
をまとめる上でも一例になる。
ナカニシヤ出版
(http://211.9.219.130/modules/myalbum/photo.php?lid=397&cid=49)
(情報提供:大阪府立大学人間社会学部 田垣正晋様)

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[クッピーより]

第38号はいかがでしたか?これからも、お役立ち情報満載の読みやすいメル
マガを目指してまいります。皆様からのご意見、アイディアをお待ち申し上
げております。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第38号担当:永田素彦・長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道・荒川歩
発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
発行日:2007年12月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://quality.kinjo-u.ac.jp/~quality/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
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