日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃7┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.37======================2007/11/20

クッピーです。急に寒くなりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょう
か。京都ではちょっと遅めの紅葉シーズンがぼちぼち到来、多くの大学で
は大学祭シーズンが到来と、美しく活気ある季節です。研究活動の方も、
美しく活気ある、といきたいものです。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎学会より会員のみなさまへ:

○第6回大会開催地決定

○編集委員会より

●「質的研究」情報コーナー:

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より

第6回大会の開催地が決まりました。

平成21年度・第6回大会の開催について、北海学園大学教授小島康次教授
を中心とした北海道の会員の皆様によって開催したいというお申し出をいただ
きました。
京都や東京で行われたこれまでの大会でも、周辺地域の会員の協力はありま
した が、第6回大会では児島教授を中心に、より進化した「地域協力型学会」
が行われると思います。会員のみなさんのご協力もお願いいたします。

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○編集委員会より

大学祭の時期ですね。私が勤務する大学でも、去る11月10日・11日の両日に
大学祭が開催されました。今年も、私が論文指導をしている「子どもの発達過程
の質的研究ゼミ」所属の学生たちがゼミ展企画に参加し、ゼミでの取り組みを
発表しました。数年前に蒔いた質的心理学研究の小さな種が芽を出して、よう
やく双葉になった感じですが、本葉が出るのを心待ちにしながら、学生たちと
力を合わせて水やりに精を出しています。
現在、編集委員会では、『質的心理学研究』第7号の刊行に向けて、急ピッチ
で編集作業を進めています。また、第8号特集「地域・文化間交流-フィールドを
繋ぐ質的心理学」(矢守克也・伊藤哲司責任編集)の投稿締切も迫ってきました。
投稿締切が2007年12月末日ですので、ご注意下さい。チャレンジングな論文の
ご投稿をお待ちしております。一般論文については、随時、受け付けておりま
すので、こちらも奮ってご投稿下さい。
なお、12月1日投稿分から「『質的心理学研究』投稿論文原稿作成のための手
引き」(改訂版)が適用されます。英語以外の外国語文献の引用方法の追加やチェ
ックリストの提出などが主な変更箇所です。既に学会ホームページに掲載済み
ですので、詳細をご確認の上、ご投稿下さるようお願い致します。

(副編集委員長 柴山真琴)
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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
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【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会の紹介  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
「心の科学の基礎論」研究会 2007年11月例会(第53回)のご案内
日時:2007/11/24(土) 1:30~5:45
場所:明治大学 駿河台キャンパス 研究棟4階 第5会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
の「キャンパス案内」をご参照ください。
1)中村美亜(東京藝術大学他/性科学、文化・表象研究)
「“心の性別”をめぐる対立論争を越えて~科学が本当に究明しなければなら
ない課題とは」
性同一性障害の認知が広まるにつれ、ジェンダー・アイデンティティ(日本
語ではしばしば「心の性別」と訳される)に関する研究が、自然科学・人文社
会科学の両分野で多く行われるようになった。しかし、ジェンダー・アイデン
ティティが何かという前提が共有されていないために、先天的か後天的か、あ
るいは生物学的(本質主義)か社会学的(構築主義)かという対立論争が生じ
てしまい、実りある科学的探求が十分に行われているとは言い難い。本発表は、
生物・医学において、ジェンダー・アイデンティティがどのように概念化され、
実体化されてきたかを、ジェンダー研究の知見を用いて批判的に検証すること
を通じて、この概念そのものが内包している矛盾点を指摘する。そして、ジェ
ンダー・アイデンティティの新たな理論的枠組みに関する試論を紹介しながら、
現在、科学が取り組まなければならない本当の課題とは何か考えていく。
2)佐々木掌子(慶應義塾大学大学院社会学研究科・日本学術振興会特別研究
員/臨床心理学)
「ジェンダーをめぐる遺伝と環境_生物学と社会学をつなぐ行動遺伝学の視点
から」
ジェンダー・アイデンティティの形成に、生物学的な影響と心理社会的な影
響のそれぞれが関連しているということについては、多くの研究者の同意が得
られているところである。しかし研究方法論の限界から、それら要因がどのよ
うに影響しているのかを明らかにすることは困難であった。この橋渡しを行え
る方法論が、「行動遺伝学」である。2002年にScience誌をにぎわせたMAOA活
性と不適切な養育環境との関連をみたCaspiらのG-E interaction(遺伝環境交
互作用)の研究は、ある遺伝的傾向をもつ人々が環境と相互作用することで初
めて、ある表現型を発現するということを実証した研究として名高い。このよ
うに、行動遺伝学にはその洗練された統計手法に基づく方法論の頑強さに加え、
遺伝の影響のみならず、環境の影響も含めて検討することができるという強み
がある。当日は、ジェンダーに関するこれまでの行動遺伝学研究を紹介し、ど
のように遺伝と環境の双方の影響がかかわりあっているのかを考えたい。
研究会案内(心の科学の基礎論研究会)
http://www.01.246.ne.jp/~koma2/kokoro/
[事務局担当](koma2@01.246.ne.jp)
(情報提供:東邦大学生命圏環境科学科 渡辺恒夫様)

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[クッピーより]

第37号はいかがでしたか?このメルマガも、内容、デザインともによりよいも
のにしていきたいと思っておりますので、ぜひアイディアをお寄せください。
担当一同お待ち申し上げております。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第37号担当:永田素彦・長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道・荒川歩
発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
発行日:2007年11月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://quality.kinjo-u.ac.jp/~quality/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
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