日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃6┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.25======================2006/9/20

クッピーです。好評いただいております「風に聞く・風を追う」のコーナー
ですが、人選も含めて再開予定ですので、しばらくお待ちください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●<次回の研究交流委員会主催のセミナーの速報>
●募集!2006年度 質的研究の研究会に対する助成事業 【再掲】
●日本質的心理学会研究交流委員会後援研究会のご案内 【再掲】
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
○第3回総会(2006年8月6日)の議事録を学会Webサイトに掲載
○会員名簿発行についてのお願い
○編集委員会からのお知らせ
○質的心理学会第3回大会を終えて 第3回大会世話人 南 博文
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<次回の研究交流委員会主催のセミナーの速報>
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次回の研究交流委員会主催のセミナーは、愛知県名古屋市の金城学院大学
にて、2006年2月24日(土)に、教育などの問題を含めて企画しております。
ご期待ください!

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☆ 募集!2006年度 質的研究の研究会に対する助成事業
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本年度も、質的研究の草の根の広がりを期待した、研究会の助成を行います。
募集締切りを9月30日まで、延長しましたので、ふるって、ご応募下さい。
詳細は、このメールマガジンの最後にあります。

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☆ 日本質的心理学会研究交流委員会後援研究会のご案内
ワークショップ「私のフィールドワーク:転がり続ける渦中からのながめ」
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日時:9月30日(土)12時から5時半
場所:名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー「ベンチャーホール」
( http://www.vbl.nagoya-u.ac.jp/access/index.html )

[登壇者]
司会
徳田治子(お茶の水女子大学)
話題提供
松嶋秀明(滋賀県立大学)
大倉得史(九州国際大学)
松本光太郎(名古屋大学)
企画
荒川 歩(名古屋大学)
松本光太郎(名古屋大学)

[企画趣旨]
フィールドワークとはどのような営みなのだろうか。フィールド
ワーカーとしての私はとどまることはない。そして、時間を経て
初めて、当時の私には見えなかった何かが見えてくることもある
だろう。

本企画では、質的研究と呼ばれる実践を行ってきた3人からの話
題提供を肴に、フィールドワークという実践について、改めて
濃密に語り合いたい。この3人の登壇者は、日本の質的研究・
フィールド研究が大きく変化を遂げる中で、同時代的にそれぞ
れ独立して登場してきた研究者たちであり、皆それぞれ違った
立場や質的研究観を持っていると思われる。この3人の登壇者の
それぞれの立場や見方の違いを浮き彫りにすることで、フィール
ドワークにおける質的研究のさまざまな可能性を考えたい。

参加者として想定しているのは、積極的に議論に加わり、フィー
ルドワークという実践に関して思考を深めることを希望されてい
る方を対象としたい。内容的に入門編というわけにはいかないが、
初学者の方もぜひご参加いただきたい。

[参加申込方法]
会場設営の関係上,できるだけ事前に申し込みいただくようお願
いいたします。
(1)参加費 500円(当日支払い) 定員50名
(2)参加ご希望の方は、氏名・ご所属・E-mailアドレスを
記入の上、下記お申し込みください。

ワークショップ当日、名古屋大学では全学を挙げてのイベント
「ホームカミングデー」を開催する予定です。混雑が予想され
ますので、会場のお間違えのないようお越しください。

[参加申込・問い合わせ先]
荒川歩  arakawaa@fc.ritsumei.ac.jp

[主催]  てんむすフィールド研究会
[後援]  日本質的心理学会研究交流委員会

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学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より
(1)仮総会の議事録の確認のお願い
日本質的心理学会の第3回(仮)総会(2006年8月6日)議事録をWebページ
(ホームページ)によって公表しました。なおこの会の出席者52名は会員過
半数303名(総会時の会員数606名)に満たなかったため仮総会となっており
ます。
総会に関する細則により「仮総会の場合は、決議事項を会員に公表し、
その後1ヶ月以内に会員の過半数が文書によって反対した時には、総会とし
ての決議としての効力を失う」ことが定められております。
会員のみなさまにおかれましては、資料ファイルとあわせて本議事録を
閲覧のうえご検討ください。
不明な点については事務局までお問い合わせください。
なお、このたびの総会議事録及び関連資料のWebページ掲載期間は
約1ヶ月間で、2006年10月20日までといたします。

<会員限定ページへのアクセスの仕方>
トップページ http://quality.kinjo-u.ac.jp/ から「会員限定ページ」に
お進みください。
ユーザー名 member /パスワード shisshin-member で会員限定ページに
お入りいただけます。

(2)会員名簿発行についてのお願い
会員情報の管理のために、それぞれの会員の方に会員番号をつけさせていた
だきました。初期設定として2006年8月30日付で、アルファベット順でつけさせ
ていただきました。それ以降入会の方には入会時につけさせていただくことに
なります。

2006年秋までに会員名簿を発行いたします。名簿に掲載される情報の確認を
行うため、9月中に書類が郵送される予定です。ご協力頂きますようお願いします。

編集委員会幹事として千葉大学・砂上史子先生に加わっていただくことになり
ました。学会誌編集の事務という重責を担っていただきます。

以上よろしくお願いします。

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

質多様な対話

秋の風が心地よく,夕焼けが美しい季節になりました。みなさま,お元気で
いらっしゃいますか。編集委員会は,年中多忙ですが,これからは特に,第2
の繁忙期に入ります。第1の繁忙期には,投稿論文の査読に追われました。
この秋からは,修正論文の査読と,原稿を完成稿にする点検作業,そして印刷
作業へとすすんでいきます。来春には,みなさんのお手元に無事送りとどけ
られるように,細かい作業も手を抜かないで「質」の高い「質的心理学研究」
を創っていかねばと,ちょっと太めになった身をひきしめています。
質的心理学会で企画された編集委員会との対話セッションは画期的な試み
でしたね。あとで「こういうふうに自由に本音で言い合えるところが,この
学会の良いところだね」という感想をおっしゃってくださった方がありまし
た。みなさまからのご質問には,できるだけ真摯に対応していきたいと思って
います。いろいろな機会に,対話の場をつくり,コミュニケーションをはかって
いきたいものです。短い意見論文やコメント論文の投稿も歓迎しています。
多様な見方を大切にして,対話を重ねながら,みんなで良い雑誌にしていきたい
ものです。

「質的心理学研究」編集委員長  やまだようこ

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質的心理学会第3回大会を終えて
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8月5-6日の2日間,質的心理学会第3回大会を福岡市の九州大学
医学部百年記念講堂で開催しました。梅雨が明けて真夏のつよい日差し
がそそぐ九州での開催でしたが,全国から287名の参加を得ました。前
2回の大会に比べると参加者数は,数値の上では多くはありませんが,
会場を一ヶ所に集めての開催だったのと,この学会では今大会がはじめ
ての導入となったポスター発表の場が会場のまん中に設けられた交流空
間に置かれたこともあって,質的には「たくさん」の方が参加され,ず
いぶんと賑やかな2日間となりました。大会開催にご協力いただいた皆
さまに,大会準備関係者を代表してお礼申し上げます。

この学会は,心理学という特定の学問領域名を冠していますが,これ
までにも折りにふれて強調されてきたように,人間のケアと生の質に関
わるさまざまな分野,実践領域のコラボレーションを基に運営されてい
ます。今大会でも,インタビュー,グラウンデッド・セオリー・アプロ
ーチ,ビジュアル・エスノグラフィーの3つの手法について,大会開催
の午前中に行われた「研究法ゼミナール」に多分野から大勢の参加者が
ありました。会場の都合や予約制のために参加できなかった申込希望の
方にはご迷惑をおかけいたしました。それだけ熱い関心がこれらの方法
やアプローチの習得に向けられている事を,準備運営に携わる立場であ
らためて感じました。

ポスター発表では,実に多様なテーマについて質的研究が展開されて
いる事がうかがわれ,それを担う若い世代とベテランとが「教える-教
えられる」という一方向の関係でなく,互いに方向性や研究のすすめ方
を模索しつつある創成期にある学の熱気が会場に感じられました。「質
的研究をめぐる百冊」と題したブック・フェアーも好意的に受けとめら
れました。

あらゆる事が「はじめて」の経験で,若いスタッフ中心に運営される
大会がどうなるか不確定な部分の多い大会でしたが,大会第1日目の
「ポエティック・リアリズム」のシンポジウムでの北山修/きたやまお
さむさんの話が象徴するように,学の旅という体験の実験精神の中に新
しい可能性を「拓いてゆく」共同的な語りの場が,この学会の良き伝統
として生まれつつあるようです。毎回,あたらしい何かが始まる,そん
な学会であってほしいと思います。

ありがとうございました。来年の奈良への旅を楽しみにしています。

第3回大会世話人 南 博文

■ 2006年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)━━━━━━━┓

研究交流委員会では,昨年度に引き続き,都市部に限らず全国への質的
研究の広がりを目的として,研究会開催費の助成をすることとなりました。
応募要件は以下の通りです。申請は,学会ウェブサイト
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/ )にある所定のフォームを利用して
ください。〆切は9月30日です。ふるってご応募ください。
*なお,このフォームは暗号化して送信する機能を使用しておりません.
暗号化しない状態でデータを送信することに不安を覚える方は
「〒150-8366 東京都渋谷区渋谷 4-4-25
青山学院女子短期大学 菅野幸恵」まで,9/30必着で郵便にて
応募してください.

1 助成対象は,質的研究に関する公開研究会とする。
2 研究会が主催し,日本質的心理学会研究交流委員会が共催する形の
シンポジウム,ワークショップ,講習会など(以下,企画物)を年度内
に開催することとする。*
3 研究会の代表者は,本学会会員であることとする。
4 企画物の登壇者には,本学会会員が一名以上含まれていることとする。
5 すでに活動している研究会も,新規に活動を開始する研究会も共に応募
できるものとする。
6 助成金は,企画物の終了後に,会計報告及び領収書に従って支給される
ものとする。**
7 助成を受ける研究会は研究交流委員会の審査により決定されることとする。
8 研究者や大学の数が限られた地方開催の研究会や,学際性の高い研究会
を優先的に助成することとする。
9 助成金は,主として企画物における遠方からの登壇者の旅費に充てるこ
ととする。登壇者の旅費が助成額の上限を超える場合も申請可能である。
10 他学会や21世紀COEプログラムなどの外部資金から経済的援助を得
ている研究会は,応募できないこととする。
11 企画物の広報は,本学会メールマガジンおよびウェブサイトを通じて会
員に周知することとする。
12 企画物の広報の際には,「日本質的心理学会研究交流委員会」が後援し
ている旨を記載することとする。
13 企画物の終了後速やかに,下記宛先に報告書を提出することとする。***

* 2006年度については,2006年8月1日から2006年3月31までに実施される
必要がある。
** 2006年度の助成額の上限は\50,000とする。
** 報告書について
A4用紙一枚程度に,企画物を中心とした研究会の活動報告
(企画物については,参加人数を含む),及び会計報告を
記載してください。書式は問いません。航空運賃や宿泊費
などについては,領収書を添付してください。報告書は
プリントアウトした上で,領収書と共に,
「〒150-8366 東京都渋谷区渋谷 4-4-25
青山学院女子短期大学 菅野幸恵」まで郵送してください。

追加:申請は,学会ウェブサイトにある所 定のフォーム<折り返し注意>
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/~quality/cgi-bin/
yomi-mailer/y_mail.cgi?id=kyousai )を 利用してください。
なお、上記のフォームはデータを暗号化して送信する機能
は利用しておりません.このフォームを利用することに不安
を覚える方は,フォームで記載を求めている内容を書いた用
紙を、「〒150-8366 東京都渋谷区渋谷 4-4-25
青山学院女子短期大学 菅野幸恵」
まで,郵送してください。(9月30日必着)

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[クッピーより]

第25号はいかがでしたか?すっかり、秋らしくなってきたと思ったら、
暑い日があったり、体調管理が難しいですね。みなさま、かぜをひかずに、
頑張ってください!そうそう、そろそろ、イチョウの葉が色づき始めましたね。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第25号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道
発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
発行日:2006年9月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
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