日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.209号(2022)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎学会より会員のみなさまへ
◆第19回大会準備委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆人文死生学研究会(第20回)のお知らせ
◆『子どもの学習を問い直す』(東京大学出版会)公開書評会のお知らせ
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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆第19回大会準備委員会より

日本質的心理学会第19回大会について

第19回大会は愛知県名古屋市にある愛知大学名古屋キャンパスで、2022年10
月29日(土)と10月30日(日)の2日間開催する予定です。名古屋キャンパ
スは、名古屋駅(新幹線、JR、名古屋鉄道、近畿鉄道)から徒歩15分、もしくは
名古屋駅(あおなみ線)から次のささしまライブ駅下車、徒歩5分のところにあ
ります。
大会のテーマは「ひろがる・ひろげる」で、データ収集の方法やデータ分析な
ど、質的研究法が持つ多様性や可能性を探求する企画シンポジウムや、会員の皆
様から要望が多い講習会、さらに質的研究法が専門の海外の研究者の講演を準備
しています。
なお、対面開催を予定していますが、今後の状況によってはオンライン開催に
変更となる可能性もあります。あらかじめご了承ください。

(第19回大会準備委員長 塚本鋭司)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

記憶に残る一年でした。
新型コロナウイルス感染症の拡大による活動自粛や東京オリンピックのことで
はなく、本誌の編集業務に関することです。今年度は、新しい挑戦として20号発
刊記念臨時特集を企画しましたが、予想を遥かに超える55件もの投稿がありま
した。予想以上の投稿数に(嬉しい)悲鳴を上げつつ、多くの方のお力添えをい
ただいて、何とか全ての審査を終えることができました。また会員の皆様の質的
研究に対する熱い思いとともに、質的研究の可能性を大いに感じました。編集業
務は本当に大変でしたが、この企画を実施できてとても良かったと思っておりま
す。掲載論文はJ-Stage上にて順次公開されます。まだ3月現在、すべての論文
を掲載できておりませんが、ぜひ楽しみにお待ちください。
また、臨時特集と並行して、通常の論文審査も進めなくてはなりませんでした
が、『質的心理学研究』第21号の発刊作業も無事に終わり、まもなくみなさまの
お手元に届けられます。21号には9本(特集4本、一般5本)が収録されていま
す。特集では、質的研究法の拡張、特に機械、AI(ロボット)、インターネットに
よる研究法の拡張を取り上げた論考が掲載されており、今後の質的研究の可能性
が強く感じられるものになっています。また魅力的な一般論文も複数掲載されて
います。
さて第23号特集「産・学・官連携による/についての質的研究」(日高友郎・
文野 洋責任編集)は、本年10月末が締め切りになっています。一般論文は随時
受け付けております。皆様からの積極的なご投稿をお待ちしております。このほ
か第24号特集のテーマが「「障害」と「病い」をめぐる質的研究」(古井克憲・
藤田裕一責任編集)となりました。次回大会での関連シンポジウムも企画してい
ます。
最後になりますが、編集委員会の先生方をはじめ、編集事務局、新曜社の大谷
さんなど多くの方に支えていただき、編集委員長としての任期をどうにか無事に
終えることができそうです。この場を借りて心より御礼申し上げます。4月から
新体制となりますが、本誌はさらなる挑戦を続けてまいります。
今後とも『質的心理学研究』をどうぞよろしくお願いいたします。

(『質的心理学研究』編集委員長 川島大輔)

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◆J-Stage 閲覧パスワード切り替えのお知らせ

現在、当該年度の会費をお支払いいただいている会員の方は、最新号を含め、
『質的心理学研究』の全文PDFをJ-stage から閲覧いただけます。年度代わりに
伴い、4月には現在のパスワードから新しいパスワードへの切り替えを予定して
います。最新のパスワードはマイページにて掲載しておりますので、4月以降に
閲覧される方は、マイページをご確認ください。

(質的心理学研究 編集委員会)

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◆会務委員会より

2022/3/14現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,245名

2021年度会費納入率:94.6%(未納者 67名)
2020年度会費納入率:93.1%(未納者 86名)

☆日ごろより学会運営へのご理解とご協力を、まことにありがとうございます。
今年度も残りわずかとなりましたね。新年度に向けて、みなさまご多用のこと
と存じます。新しい春は、もうすぐそこまで、ですね。みなさまにとりまして健
やかで素敵な2022年度となりますよう、お祈り申し上げます。来年度も引き続
き、どうぞ、よろしくお願いいたします。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆人文死生学研究会(第20回)のお知らせ

日時:2022年3月27日(日)午後1:30-6:00 ★Zoom開催
・13:30-14:50 演者1 小島和男(学習院大学/哲学)
【反出生主義と自殺について】2006年ベネターの『生まれてこないほうが良かっ
た』を議論の出発点とし、「死促進主義」に向かわない「反出生主義」が倫理的か
つ合理的であるということを示したい。
・15:00-16:20 演者2 新山喜嗣(秋田大学/精神医学)
【人は死ぬと本当に無になるのか:自分という特異点の残存】死後は無という死
生観を検討する目的。クオリアの内容とは区別される特定の人間のクオリアが、
現実世界では〈私〉〈今〉〈ここ〉からなる自分の特異点を世界のどこかに形成す
るが、死後もそのまま残存するものと考えられる。死後は孤独であるのか、永遠
が待ち受けているのかといった問題にも焦点を当て、検討する予定。
・16:30-17:50 演者3 蛭川立(明治大学/文化人類学)
【自殺からの解脱ー京都相思(アヤワスカ)茶会事件:第一報】2019年7月、京
都の男子大学生AとBが心中を計画していた。しかしAは、うつ病に対するサ
イケデリック療法を知り、DMTを含む相思樹の樹皮を入手、二人で服用した。/
Aは主客の合一と再構成という無限ループに陥り、救急車で病院に到着したとき
には生死の区別が消えていた。DMTは規制薬物でありAは身柄を拘束されたが、
未成年ゆえ不処分に終った。Aに相思樹を譲渡した青井硝子も逮捕。京都地裁で
の求刑は4年。判決は2022年5月9日。
●申込方法:次の申込フォームよりお申込下さい。
https://forms.gle/t5yAx1JFEcdYnMGB7
※前日までにZoomのミーティングID等を登録されたメールアドレスへ送信し
ます。
※申込締切:2022年3月24日(木)
●研究会ウェブサイトからも申し込みができます。問い合せ先もウェブサイト↓
https://sites.google.com/view/thanatology-as-humanities

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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◆『子どもの学習を問い直す』(東京大学出版会)公開書評会のお知らせ

http://yusukekusumi.wp.xdomain.jp/bookreviewconference20220403/
●日時:2022年4月3日(日)14:00~16:00
●場所:Zoom(無料・事前申込み)
●プログラム
14:00~14:15 登壇者紹介/著者による図書紹介
14:15~14:40 書評1
14:40~15:05 書評2
15:05~15:30 書評3
15:30~15:55 会場との質疑応答
15:55~16:00 閉会
●登壇者
コメンテーター
秋山莉菜(文部科学省 初等中等教育局 教育課程課)
石渡美穂子(立教大学大学院 文学研究科 博士課程)
久保田裕斗(京都大学大学院 人間・環境研究科 博士課程)
著者リプライ
楠見友輔(日本学術振興会 特別研究員PD)
司会者
中野綾香(東京大学大学院 教育学研究科 博士課程)
●お問合せ・参加申込み(締切4月2日)
https://forms.gle/DUiWnwQvJqWN7tZP9
●図書の購入について
上のフォームまたは著者に直接連絡を頂けますと、著者割でご購入頂けます。

(情報提供者 楠見友輔 様)

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[クッピーより]

梅が咲き誇る季節もそろそろ終わるか、という近頃、各地の小学校で卒業式が開
かれています。近隣の公立小学校でもブレザーを来た6年生の子どもたちが履き
なれない靴でぎくしゃく歩きながら校門をくぐっていく姿を目にすることができ
ました。ちょうど3年前、感染症拡大の兆しを見せた最初の春には、全国の小学
校が休校となる中、いろいろな工夫の中で卒業生が送り出されていきました。そ
して今年、学校規模によって式のかたちはいろいろ違うようですが、ようやく感
染症拡大の状況下で卒業を祝うための方法やかたちが見えてきたようです。
三年前、この状況はこれほどまでに長く続くものだとは思っていませんでした。
厳しい状況が続きますがそのなかでひとつ、信じられることを見つけることもで
きました。私たちはこんな状況のなかでも、人と会って場を持つことを叶える道
を見つけて、希望をつないでいくことができるということです。

1年間「クッピー」の中の人としてお世話になりました。いつか直接お目にかか
れる日まで、どうかお元気で。あなたも、あなたたちも、私も。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:當銘美菜・河合直樹・小澤伊久美・蒲生諒太・木下寛子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2022年3月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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