日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.227号(2023)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎学会より会員のみなさまへ
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆宗教/スピリチュアリティ心理学研究:J-STAGE公開と第2巻投稿募集
◆【研究会のご案内】第26回批判心理学セッション
◆DEE研究会のお知らせ(11/25)
◆学会誌『TEAと質的探究』創刊号公開のお知らせ

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◎学会より会員のみなさまへ
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◆『質的心理学研究』編集委員会より

日本酒を作っています。というのは酒税法的に語弊がありますが、ひょんなこと
がきっかけで日本酒づくりに携わらせてもらっています。2018年7月に起きた西
日本豪雨。その被災地のひとつに愛媛県西予市野村町があります。伊予灘へと
流れ込む肱川の上流部に位置する自然豊かなのどかなまちです。西日本豪雨の際
には、野村ダムで異常洪水時防災操作(いわゆる緊急放流)が行われ、5名の方
が亡くなりました。町の中心部での浸水被害が激しく、江戸時代から続く酒蔵
「緒方酒造」さんも大きな被害を受けました。水害の影響もあり、酒造りに一区
切りをつけた緒方酒造さんですが、かつては「緒方洪庵」という日本酒を作って
おり、実際に家系図を辿ってみると漫画『JIN-仁-』でもお馴染みの緒方洪庵の
縁戚にあたることが判明しました。となると「緒方洪庵」という名前だけでも残
したい――そのためにはやはり日本酒を造るのがよかろう、これは野村町の復興
のシンボルにもなるだろうということで、復興の研究をしていた(もといお酒好
きが知れ渡っていた)私のもとに話が回ってきました。今は多くの大学教員や
学生、地元の方々など本当に多くの方と協力して日本酒だけでなく地域づくりも
一緒に取り組んでいます。
しかし、日本酒というのはなかなか大変で。実際の醸造は兵庫県にある此の友酒
造さんというところにお願いしているのですが、お米は何を使うのか、どれだけ
磨くのか、酵母は、醸造時期は、味のイメージはといったところから、販売価格は
どうするのか、瓶の色は、キャップは、ラベルデザインは、配送料は、など決め
るべきことは非常に多いです。それらが全てうまくいき、いい日本酒が作れたと
しても、完売してようやく黒字になる世界。それでも、地元のみなさんからの
「緒方洪庵がもう一度飲めてよかった」という言葉が励みで、今年の冬には4年
目の醸造に入ります。そうそう。野村町はみんなお酒が強くて、「飲む村のむら」
と言われるほどです。ぜひお酒の強さに自信のある方は、野村で地元の人と
「緒方洪庵」を飲み合ってみると新たな世界がひらけるかもしれません。
質的心理学研究では、現在、24号特集「『障害』と『病い』をめぐる質的研究」
の投稿を募集しています。締め切りは10月末日となっております。特集論文、
一般論文ともに多くのご投稿をお待ちしております。

(『質的心理学研究』編集幹事 宮前良平)

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◆会務委員会より

2023/9/7現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,261名

2023年度会費納入率:83.6%(未納者 206名)
2022年度会費納入率:90.3%(未納者 122名)

☆いつも学会運営にご理解とご協力をいただき、まことにありがとうございます。
暑さが厳しい夏でしたが、すこしずつ、とりわけ朝夕には、風のやわらかさが
感じられるようになってきましたね。そろそろ年度も下半期にはいる頃、どうか
お身体お大事に、活躍ください。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer

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■研究会情報

◆宗教/スピリチュアリティ心理学研究:J-STAGE公開と第2巻投稿募集

J-STAGEにて、「宗教/スピリチュアリティ心理学研究」が公開されました。
本誌の掲載ページのURLは以下の通りとなります。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjprs/-char/ja

現在、第2巻(2024年3月発行予定)の投稿も募集しています
(締切目安は2023年9月30日)。
詳細は以下をご覧ください。
【投稿募集】https://jjprs.jp/CallForPaper.html

皆さまの投稿をお待ちしております。
また、お知り合いの方で「宗教」や「スピリチュアリティ(宗教的なるもの)」
に関する実証的な研究の投稿先を探している方がおられるようでしたら、本誌を
ご紹介いただければ幸いです。

論文の投稿を含め「宗教/スピリチュアリティ心理学研究」についてのお問い合
わせは、jjprs.office00@gmail.comまでお願いいたします。

(情報提供者 川島大輔 様)

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◆【研究会のご案内】第26回批判心理学セッション

日時:10月21日(土)、午前10時開始
開催形式:Zoomによるオンライン開催
発表者と発表タイトル
1.栗田季佳(三重大学)「差別の心理学に向けて:心理学の理論と実践を振り
返る(後編)」
2.秋本倫子(東洋英和女学院大学)「新型コロナワクチンをめぐって」
3.五十嵐靖博(山野美容芸術短期大学)「福島第1原発の『処理水』をめぐる
ディスコース:批判心理学の視点」
参加費:無料
主催:日本心理学会批判心理学研究会
*参加を希望される方は下記のグーグルフォームから、前日までに申し込んでください。
https://forms.gle/HFjATnsSPqq2VAy66
*学生のみなさんの参加を大歓迎します!
(連絡・問い合わせ先:いとうたけひこ shimoebi@gmail.com

(情報提供者 いとうたけひこ 様)

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◆DEE研究会のお知らせ(11/25)

日本認知科学会 教育環境のデザイン分科会(DEE)は下記の要領で研究会を
開催いたします。
・日時:11月25日(土)第一部は10-13時、第二部は13-19時(予定)
・開催方法:Zoom
・参加方法:メルマガ10月号で案内予定

◎第一部:『あまちゃん』への/からの接近(仮)
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年放送、2023年再放送)を状況論
や認知科学の観点から読み解こうと試みる大胆な企画です。
登壇者:
・細馬 宏通 氏(早稲田大学)
・伊藤 崇 氏(北海道大学)
・岡部 大介 氏(東京都市大学)

◎第二部:一般発表
現在、発表者を募集しています(10/7まで)。テーマに制約はありません。
通常の研究発表はもちろん、フィールドの紹介、収集したデータの分析に関する
相談など、学会では発表しづらいことを報告していただくのも歓迎です。教員
はじめ指導支援の実践をなさっている方、教育環境のデザインをなさっている方
(学校や学校外の現場で)、 大学院生の応募もお待ちしています。

研究会、発表募集の詳細は下記をご参照ください。
https://sites.google.com/view/dee231125

(情報提供者 土倉英志 様)

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◆学会誌『TEAと質的探究』創刊号公開のお知らせ

このたび、TEAと質的探究学会(安田裕子理事長)の学会誌『TEAと質的探究』
(サトウタツヤ編集委員長)の創刊号が公開されました。
関心のある皆さんにぜひとも読んでいただきたくご案内いたします。
https://jatq.jp/journal.html

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第1巻第1号 2023/09/9刊行
安田裕子(学会理事長) 創刊の辞 時間の持続とともに

豊田香・卒田卓也
「単方向TEA」から「双方向TEA」を開発する試み
――不登校経験家族を事例として p1-19

小山多三代・土元哲平
複線径路等至性アプローチにおける「拡張版・歴史的構造化ご招待」の提案
――エドワード・ハレット・カーの歴史哲学とヤーン・ヴァルシナーの
文化心理学を手掛かりとして p20-32

中野祥子
在日ムスリム留学生のヒジャーブ着脱行為をめぐる価値の変容過程
――TEAによる3名の事例分析 p33-54

水島亜美・東田明希子
大学で日本語を教えながら地域日本語ボランティアに参加する日本語教師の
キャリア形成
――大学教員とボランティア支援者としての径路を重ねた分析 p55-75

(情報提供者 安田裕子 様)

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[クッピーより]
ようやく朝晩の涼しさを感じるようになり、ファーストフード店には“月見”を
冠する商品が並び始めました。今年はどんなラインナップなのだろうとネットを
眺めたら、“月見”と名の付くハンバーガーを年間100個食する方の存在を知り
ました。その方は幼いころから“月見”のハンバーガーが大好きで、大人になっ
た今は“月見”シーズン中ほぼ毎食をそれにしているそうです。シーズン前には
冷蔵庫内の整理をして食品ロスを防ぎ、シーズン中は肌荒れ予防のために野菜を
摂ることも意識されています。ちなみに、十五夜の日は月がよく見える店舗で
召し上がるのだとか。栄養バランスはともかく、子どものころの夢を叶え、自分
が大切にするものを生活の中心に据えておられる様子に感銘を受けました。
さて、今年の十五夜は満月と重なるようです。みなさまもどうぞ良いお月見を。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:當銘美菜・香曽我部琢・坂本希世
発行:日本質的心理学会 https://www.jaqp.jp/
発行日:2023年9月20日
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●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@as.bunken.co.jp
●質的研究に関する研究会や公募等の情報提供および共催のご依頼は、下記の
フォームからお知らせください。いただいた情報は、メールマガジン等に掲載し、
共催については委員会内で検討のうえ、お返事差し上げます。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
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