日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.235号(2024)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎学会より会員のみなさまへ
◆第21回大会準備委員会より
◆研究交流委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆6・23論文投稿と査読の質問・相談会のご案内
◆Online Journal『こころの科学とエピステモロジー』Vol.6刊行のお知らせ

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◎学会より会員のみなさまへ
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◆第21回大会準備・実行委員会より

第21回大会の参加・発表申込等の詳細が決まりましたので、ご案内いたしま
す。1号通信にあたる情報です。確認の上、ご準備ください。

◇会期・会場・大会ウェブサイト
・会期:10月19日(土)・20日(日)
・会場:成城大学(https://www.seijo.ac.jp/access/)
*大会ウェブサイトの情報は近日中に追ってお知らせします

◇発表申込について
今大会では「一般研究発表(ポスター発表)」「会員企画シンポジウム」の2
つの形式をお申込みいただけます。一般研究発表は例年と異なり、ポスター発表
のみとなります。発表申込には抄録の提出、参加費の納入が必要となります。
なお、今大会では発表回数に制限を設けません。ただしプログラムを編成する際
に支障が生じた場合は、ご相談させていただくことがあります。

◇申込開始時期と期限について
・発表申込・参加申込開始:6月上旬
・発表申込期限:7月31日(水)
・事前参加申込期限:8月31日(土)

発表・参加申込は大会ウェブサイトで受付を開始します。今大会は発表申込期
限の延長はありませんのでご注意ください。事前参加申込をされた方には、大会
前に抄録集を郵送する予定です。参加費や発表資格等の詳細はウェブサイトで
ご確認ください。

◇優秀賞について
一般研究発表は、大会当日に優秀賞選考セッションを設定し、優秀賞を選出
します。優秀賞選考セッションは大会1日目を予定しています。

(第21回大会準備・実行委員会委員長 青山征彦)

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◆研究交流委員会より

◇メールマガジン配信先のメールアドレスの確認・設定

2024年度よりJPASS事務局に事務局が移転し、JPASSマイページの稼働
が開始しました(2024年4月4日の学会事務局からのご案内および4月5日
配信の臨時メルマガもご参照ください)。

JPASSマイページからは、メールマガジンの配信停止・登録メールアドレスを
ご自身で変更が可能です。JPASSマイページで変更した新しいメールアドレス
にメールマガジンが届きます。ご確認の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

JPASSマイページ https://jpass.online/

◇福島県・双葉町でナラティヴを用いたまちづくりについてのワークショップ

日本質的心理学会研究交流委員会では、大会プレ企画として、福島県・双葉町で
ナラティヴを用いたまちづくりについてのワークショップを開催します。ナラテ
ィヴとは、社会を構成する要素であり、Engeströmの「活動理論」や杉万の「夢
を描く技法」などに代表されるように未来構想をするためにも重要な役割も果た
すと考えられてきました。本企画では、ナラティヴを使って未来構想、とりわけ、
まちづくりに資するナラティヴの利活用の手法や学術的探求の可能性について、
双葉町の町民の方々やアーティストのサトウアヤコさん
https://my-lifemap.net/ )と協働してワークショップを開催します。
詳細は調整中ですが、上記のワークショップや双葉町内のまちあるきを盛り込
んだ一泊二日のプログラムを、福島県・双葉町で今年8月上旬に開催予定です。
詳しい内容や参加申込み方法は、来月を目処にメルマガで配信します。

(研究交流委員長 荘島幸子)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

映画「アメリカン・フィクション」を、Amazonプライムで観ました。あらすじ
は「作品に「黒人らしさが足りない」と評された黒人の小説家モンクが、半ばや
けになって書いた冗談のようなステレオタイプな黒人小説がベストセラーとなり
、思いがけないかたちで名声を得てしまう姿を通して、出版業界や黒人作家の作
品の扱われ方を風刺的に描いたコメディドラマ」(映画.comより)です。質的研
究を始めて20年以上がたち、当初は当事者の語りから、これまで指摘されたこ
とのなかった新たな視点や考え方を記述することの楽しさを感じていたのですが、
最近、当事者に寄せられる「ステレオタイプ」な見方を追随する語りや、先行研
究に類似した語りが出てくると少し安心してしまっていた自分に気づき、それを
補強する物語になっていなかっただろうかと反省しきりです。過去の知見から学
びつつも、先入観なく彼/彼女が話したかったことの本質をとらえられるよう、
いくつになっても日々勉強中です。
2024年10月末締切の25号特集のテーマは、「変化」をとらえる質的研究となって
おります。一般論文も合わせて、投稿を随時お待ちしております。なお26号特集
のテーマは,「コンフリクト」と向き合う(2025年 10月末日〆切)です。

(『質的心理学研究』編集委員 大川聡子)

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◆会務委員会より

2024/5/7現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,251名

2024度会費納入率:33.9%(未納者  827名)
2023度会費納入率:87.9%(未納者 151名)

☆日頃より本学会へのご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
すでに2024年度の会費を納入くださったみなさま、納入方法の変更にもかかわ
らず早々にご対応いただき、こころより感謝いたします。
これから納入を予定されているみなさま、お手数をおかけしますが、どうぞ、
よろしくお願い申し上げます。

(会務委員会委員長 安田裕子)

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■□■□ 会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer

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■ 研究会情報

◆6・23論文投稿と査読の質問・相談会のご案内

会員の樫田美雄(神戸市看護大から摂南大学に異動しました)です。
下記のとおり、論文投稿と査読に関する質問や相談を受け付けて、お集まりの
皆様とともに考えて行く研究会を企画しました。参加費無料のWEB企画です。
どうぞ、奮ってご参加下さい(ただし、予約制です)。

■6・23論文投稿と査読の質問・相談会
-『論文投稿と査読のアクションリサーチ』刊行記念-のご案内■
◎日時:2024年6月23日(日)13:00~15:00(開場は12:55の予定)
◎場所:zoom(zoomのURLは、申し込みの方に電子メールで提供します)
◎主催者と共催:主催は樫田美雄(摂南大)と栗田宣義(甲南大)です。
共催は新曜社です。
◎費用:無料(ただし、事前申込みが必要です。先着100名様限定)
◎申し込み方法:以下のURL( https://forms.gle/Xe4Lwq4XVppFwvx36
からお申込み下さい。6月10日締切です。
◎内容:申込み者さまからの質問・相談を合計6本受け付けます。それに対して、
主催者がスペシャル・ゲストとともにまず回答します。フロアにも意見を求めま
す。最後は、フロアを交えて「論文投稿と査読」の総括的討論を行います。

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日社のHP
https://jss-sociology.org/news/public/20240430post-16219/
に本信と同内容が掲載されています。最新情報は、樫田美雄のリサーチマップの
「マイポータル」( https://researchmap.jp/kashida-yoshio )に掲載されます。
◎問い合わせ先:樫田美雄(メルアド yoshio.kashida@setsunan.ac.jp

(情報提供者 樫田美雄様)

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◆Online Journal『こころの科学とエピステモロジー』Vol.6刊行のお知らせ

https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/epstemindsci/-char/ja

・Editorial 田中彰吾 第40回人間科学研究国際会議(IHSRC 2023 Tokyo)開催記
・Original paper Teruaki Georges Sumioka Reality as Story:
Sensibility and Orientation (純丘曜彰 物語としての現実感:感性と見当識)
・特集「人文死生学」コメント論文
榛葉豊 「『なぜ私が死ななければならないのですか』:科学としての医療が
崩れるとき」(南学正仁 2023)への現代物理学からのコメント
小島和男 『こころの科学とエピステモロジー』Vol.5「特集人文死生学」収録
の以下5件へのコメント:随想(水島淳)/研究随想(渡辺恒夫)/書評(久場
政博)/書評(重久俊夫)/ゲストエディター解説(新山喜嗣)
・書評:渡辺恒夫『精神科の薬について知っておいてほしいこと』(モンクリフ著)
書評:重久俊夫『自由と成長の経済学』(柿埜真吾著)
書評:渡辺恒夫『デイヴィッド・ルイスの哲学』(野上学志著)
・映像メディア時評 特集
土居豊 京アニ事件と『涼宮ハルヒ』:本当に小説・アニメが犯行の引き金なのか?
・Miscellaneous
小笠原 義仁 AIに心は存在するのか?
A.ビネ & V.アンリ/ 渡辺恒夫(訳) 単語の記憶(1894):フランス最初
の心理学専門誌創刊号巻頭論文
・等、11篇

(情報提供 渡辺恒夫様)

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[クッピーより]

風薫る五月。そろそろ新しい職場、同僚、学生たちに少しずつ馴染んできた時期
ではないでしょうか。旧暦では皐月(さつき)と呼ばれ、「早苗」「五月雨」
「早乙女」からも類推できるように「さ」は「田の神に縁の深い言葉」であり
「田植えをつかさどる月」なのだそうです(西村和子(2012)皐月. 宇多喜代子
ら(編), 日本の歳時記, 小学館.)。

五月(さつき)と呼ばれるこの季節を振り返ると、10代は毎年新しくなる環境に
戸惑いながら、必死に駆け抜け、20代は一気に芽吹く木々や花の香りを感じなが
ら夜中の街をゆっくりと歩き、暗闇に色づく銀木犀をみつけてはその香りをかぎ、
30代は少し寒さをともなう朝焼けを見るのが好きでした。そして40代、気がつけ
ば近しい人たちがいなくなる季節になっていました。

五月は、芽吹き、葉が伸び渡る樹々のリズムが似合う月です。寒さと暑さを行っ
たり来たりしながら、どの季節にも属さない、と決意表明をしているすがすがし
い潔さを感じます。一方で、その潔さは時に弱者を切り捨て、人生には限りがあ
るという厳格な事実を私たちにつきつけます。

それでもやはり、風薫る五月の眩しい光の下で、友と走る子らの煌めくような笑
顔を見ると、この時期特有の潔さを嫌いになることができません。まばゆい光と
濃い影を生みだす五月の薫風を胸いっぱいに吸い込むことは、生きるとは死を引
き受けることであり、それでも前を向いていけることを教えてくれるからかもし
れません。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:岡部大祐・古賀佳樹・佐藤由紀・園部友里恵
発行:日本質的心理学会 https://www.jaqp.jp/
発行日:2024年5月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●メールマガジンの配信停止・アドレスの変更等は、JPASSのマイページから設定できます。
JPASSマイページ https://jpass.online/
●学会に関するご意見・ご要望は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp@jpass.online
●質的研究に関する研究会や公募等の情報提供および共催のご依頼は、下記の
フォームからお知らせください。いただいた情報は、メールマガジン等に掲載し、
共催については委員会内で検討のうえ、お返事差し上げます。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
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