日本質的心理学会 研究交流委員会では、大会プレ企画として、「未来に向け
たナラティヴの力」ワークショップを開催いたします。本企画は、未来構想する
ナラティヴの力に注目して、ナラティヴを用いたまちづくりの方法を検討するも
のです。ナラティヴとは、社会を構成する要素であり、Engeströmの「活動理論」
や杉万の「夢を描く技法」などに代表されるように未来構想をするためにも重要
な役割も果たします。本企画では、ナラティヴを使って未来構想、とりわけ、ま
ちづくりに資するナラティヴの利活用の手法や学術的探求の可能性について、
「日常記憶地図」という手法を用いて検討します。「日常記憶地図」とは、サト
ウアヤコさんが展開する、地図を用いたワークショップです
https://my-lifemap.net)。このワークの体験を通して、地図による未来
の構想を行い、ナラティヴを用いた未来のまちづくりに関する議論が進むことを
期待します。
ワークショップは、福島県双葉町で実施します。双葉町は、東日本大震災後の
原発事故により、全町避難が県内で唯一続いていた自治体でしたが、2022年に
一部避難指示が解除となり、現在約100人の住民が町での生活を始めています。
双葉町で生活されている住民の方々にもご参加いただきます。未だ帰還が果たせ
ない土地の記憶や震災後の復興の記憶をふまえて、双葉町に住む住民と共に、い
かに未来の双葉町を構想するのか。フィールドだからこそ得られる気づきがある
ものと思います。みなさまのご参加をお待ちしています。
なお、ワークショップの特性上、また、双葉町開催については町のご負担も考
慮に入れ、人数を絞って実施します(最大9名程度)。ご理解のほど、よろしく
お願いいたします。

[日時/会場]
福島県双葉町開催(対面)
2024年8月1日(木) 13:30~2024年8月2日(金)12:00
会場: 双葉町内(最寄駅:常磐線双葉駅)
応募フォーム: https://forms.gle/jiSzbGXvRMJ5fc5v9
※詳細については別紙のフライヤーをご確認ください。
※応募は先着順で受け付けます。応募多数で定員に達した時点で、募集を終了す
る場合があります。

[応募についてのご注意]
応募の受付は、6月20日(木)の日本質的心理学会メルマガ配信をもって開始
します。上記の応募フォームより、ご応募ください。応募締め切りは2024年7
月20日(土)で、2024年7月22日(月)までに参加の可否をお知らせします。
また、参加に際して事前に準備いただくことがいくつかあります。こちらのリ
ンクのフライヤーを必ずご確認の上、ご応募ください。

フライヤー:
https://drive.google.com/file/d/10LbfC4TIY_iSvlosLCDju19QbJGBjMYy/view?usp=sharing

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