日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.183(2020)

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◎ 学会より会員のみなさまへ

◆ 『質的心理学研究』編集委員会より

◆ 会務委員会より

◎ 会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆ 死生心理学研究会 令和元年度第2回研究会 のお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆『質的心理学研究』編集委員会より

今回は、私が所属先の大学院生や学生に伝えている「方法論の位置づけ」につ
いて書かせていただきます。僭越とは思いますがご容赦ください。「どのような研
究をするの」と院生に尋ねると、「質的研究(あるいは、量的研究)をします」
「イ
ンタビュー(あるいは、アンケート)をする」という返事が返ってきます。とこ
ろが、どのような手法を使うかはブラックボックスになっているようです。
昨今、質的研究の手法が増えており、それぞれに特徴があります。学会誌投稿、
学位論文、どの著者であっても、データを扱う研究をする場合、手法の特徴と意
義を、研究目的との関係から丁寧に論じることが必要です。研究手法は指導教員
や研究仲間からの影響があり、研究目的から導き出したものとは限らないでしょ
う。色々な要因が絡んで、分析手法が決まると思います。しかしながら、それを
鵜呑みにして論文に書くことはおすすめしません。例えば、ある経験のプロセス
を明らかにする場合、プロセスに関する解釈が、各手法によって異なることがあ
ります。インタビューをする場合、「語り」の理論的な位置づけをするべきでしょ
う。
まず、各手法には理論があることをふまえて、当該手法の意義と課題を調べる
ことが必要です。また、ひとりよがりの論理展開を避けるために、その手法に対
する批判的な先行研究も吟味したほうがよいです。各手法の関係を位置づける本
も出版されています。幸いにも、本誌掲載の論文にはいろいろな手法が使われて
います。これらを参考にしていただくこともよいと思います。1月から3月は、
修士論文や博士論文が仕上がり、投稿の準備がされる時期と思いますので、この
ようなことを書かせていただきました。

(『質的心理学研究』編集委員会・副編集委員長 田垣正晋)

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◆会務委員会より

2020/1/10現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,161名

2019年度会費納入率:90.6%(未納者 109名)
2018年度会費納入率:91.4%(未納者  99名)

☆2020年、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。日頃からの学会運営への
ご協力を、まことに有難く存じます。
みなさまのますますご多幸をお祈り申し上げます。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆死生心理学研究会 令和元年度第2回研究会 のお知らせ

令和元年度第2回目の研究会を2月15日(土)に開催を予定しております。
今回は、名古屋大学大学院の福田律子さんから「生きる意味の適応的な考え方とは」
について、中京大学大学院の古賀佳樹さんから「ゲーム依存から見た青年の自殺予
防」についてお話しいただきます。今回は院生会員からの研究の紹介をおこない、
死生心理学について議論していきたいと思います。ご都合つきましたら是非ご参加
ください。

(話題提供の内容などの詳細については参加申し込みのフォームに記載しており
ます。)
◆日時:令和2年2月15日(土)14時00分~16時30分
(終了後懇親会も予定しております。)
◆場所:中京大学大学院 大学院研修室(3号館別館5階)
◆参加申し込みURL:https://forms.gle/s2UURUnreGRiwmDn8
◆問い合わせ先:deathandlife.office@gmail.com
◆申し込み締め切り:1月31日(金)
◆主催:死生心理学研究会

(情報提供者 古賀佳樹 様)

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[クッピーより]
いよいよ、2020年となりました。今年もどうぞよろしくお願い致します。およそ、
20年前、2000年を迎えた時のことはよく覚えています。「2000年問題」で、この世
が終わると思っていました。とりあえず、停電は確実に起きるかなと、本気で思っ
ていました。懐中電灯を片手に、NHKの報道番組をハラハラ見ていた記憶があります。
しかし、結局、ほとんどなにも起きませんでした。
人類の歴史のなかには、こういうふうに、あとから振り返ると、とんでもなく滑
稽なことがたびたびおきます。「2000年問題」もそういうものかなと、年末のテレ
ビ番組を見ながら考えていました。
今年もみなさまにとって、よい年でありますように。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:香川七海・宮本匠・蒲生諒太・木下寛子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2020年1月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
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れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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