日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.181(2019)

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◎ 学会より会員のみなさまへ

◆ 『質的心理学研究』編集委員会より

◆ 会務委員会より

◆ 研究交流委員会から軽暖の方法論祭り2020のお知らせ

◎ 会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆ 心の科学の基礎論研究会(第86回)のお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆『質的心理学研究』編集委員会より

秋も深まり、私が住んでいる東京でも朝晩かなり冷え込むようになってまいり
ました。『質的心理学研究』編集委員会では、先日編集役員会が行われました。
これから冬にかけて来年3月に発行予定の19号の編集作業が本格化します。特集
論文、一般論文、書評などの原稿が既に集まってきており、会員のみなさまのお
手元に届けられる日が今から楽しみです。
第20号特集(2021年3月刊行予定)の「プロフェッショナルの拡大、拡張、変
容」(責任編集者:近田真美子・中坪史典)については、先月末で投稿が締め切
られ、査読が行われております。現在、第21号特集(2022年3月刊行予定)であ
る「質的研究法の拡張―機械、AI、インターネット」(責任編集者:松本光太郎
・荒川歩)の投稿を募集しております。
私自身は、ICレコーダーでインタビューを録音し、地道に文字起こしをする作
業を相変わらず行っているのですが、今回の特集でどのような論文が集まるのか、
とても楽しみにしています。データの集め方や性質が変わることに伴い、研究が
行われる場の構造や文脈もおそらく変化すると思いますが、それがデータの解釈
の仕方や導かれる結果にどのような影響を及ぼすのか、従来のアプローチとどの
ような違いが生じるのかなど、大変興味深く思っております。
第21号特集の締め切りは、2020年10月末日となります。また一般論文の投稿は随
時受け付けておりますので、皆さまからのご投稿を心よりお待ちしております。

(『質的心理学研究』編集委員会 編集監事 北村篤司)

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◆会務委員会より

2019/11/7現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,164名

2019年度会費納入率:84.1%(未納者 185名)
2018年度会費納入率:90.2%(未納者 114名)

☆平素より学会活動にご協力くださり、まことにありがとうございます。日頃
からのみなさまのご関与に、こころより感謝いたします。実りの秋の季節も
深まりつつあるこのところ、ですね。みなさまのますますのご活躍をお祈り
申し上げます。

(会務委員会 安田裕子)

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◆研究交流委員会から軽暖の方法論祭り2020のお知らせ

質的心理学会研究交流委員会では、質的研究を学びたいけど学ぶ環境がない
という初学者の方や、自分が普段使っている方法論とは異なる方法論を学んで、
質的研究に対する理解を深めたいというご要望にお答えするために、方法論に
ついての講習会を開催しています。今回は、グラウンデッド・セオリー・アプ
ローチ、ビジュアルナラティブ、ELANという多彩な方法論を取り上げます。質
的研究の基本としてグラウンデッド・セオリー・アプローチを改めて学んだ上
で、新しい技法であるビジュアルナラティブやELANを学ぶなど組み合わせてく
ださっても結構ですし、単体でも受講いただけます。人数に限りがありますが、
多くの方のお申込みをお待ちしております。
■日時:2020年2月23日?24日
■場所:武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス(JR・地下鉄市ヶ谷駅徒歩3分)
■参加費:
日本質的心理学会会員(入会申し込み中も含む):1企画につき1000円
当日払い
非会員:1企画につき4000円
■申込先(先着順:定員に達し次第終了)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfceL0t6KiuL_kIoMCGGbBpExZMJ41djrc-zWhDNYBz_QKtEg/viewform
■プログラム概要
2月23日(日)10:30-16:00「グラウンデッド・セオリー・アプローチという
研究法」
講師:戈木クレイグヒル滋子(慶應義塾大学 看護医療学部教授)
・西名諒平(慶應義塾大学 看護医療学部助教)
2月24日(祝)13:00-17:00「ビジュアル・ナラティブを学ぶ」
講師:やまだようこ(京都大学名誉教授・立命館大学OIC総合研究機構)
2月24日(祝)13:00-17:00「ELANを使いこなす」
講師:細馬宏通(早稲田大学)
各プログラムの詳細については、学会ウェブサイトをご覧ください。
http://www.jaqp.jp/seminar.html

(研究交流委員会 荒川歩)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆心の科学の基礎論研究会(第86回)のお知らせ

【日時】2019/12/21(土)午後1:30~5:30(1時開場)
【場所】明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第8会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
【電子ジャーナル『こころの科学とエピステモロジー』創刊号合評会】
・第1部:評担当 伊藤直樹(19世紀後半ドイツ思想史・法政大学)
【要旨】創刊号での第1の論点は渡辺恒夫「ゲシュタルト心理学と現象学」の4
象限の図だろう。私もこの図を自らのディルタイ研究の援軍にさせていただいた
ことがある(「心の学と人称性の問題」『理想』No.672)が、周囲から「体験」
を第三象限に位置づけるのはおかしいと指摘があった。が、別の象限でもない。
ディルタイのいう「体験」が準-超越論的な基礎づけの性格を持つからだ。フッ
サールの現象学も超越論的だ。つまり「表現//行動/体験/意識」、あるいは「解
釈学/精神分析/現象学/ゲシュタルト心理学」は同一平面上にはない。渡辺の図
には「奥行き」が必要となる。同じ論点は、村田憲郎訳によるシュテルンの「心
的な現前時間(Psychische Presenzzeit)」(1897)にも向けることができる。
歴史的に見れば村田氏の解説にもあるように、シュテルンの師はエビングハウス
であり、この97年にはエビングハウスとディルタイとの間に心理学の方向性をめ
ぐる激しい論争があった。ではシュテルンの立論は渡辺の4象限に照らすとどこ
に位置するのか。またこれも村田が指摘するフッサール時間論との関係は?
・第2部:全体討論
・誰でも参加できますが、参加者は「こころの科学のエピステモロジー」創刊号
に目を通しておいて下さい。下記サイトから全記事ダウンロードできます。
https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/
・次号の投稿原稿も募集中です。本研究会の詳細は下記サイトをご参照下さい。
https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/kokoro/

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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[クッピーより]
温かい飲み物のおいしい季節となりました。
今年は夏が粘ったので、すっかり秋がなくなってしまったような、
冬が来ないのではないかと疑ってしまうような日々でした。不思議な感覚です。
おだやかな年末が迎えられますように……。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:香川七海・宮本匠・蒲生諒太・木下寛子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2019年11月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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