日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
役立つ情報を共有しましょうよ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

日本質的心理学会 メールマガジン No.178(2019)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆ 日本質的心理学会第16回大会のお知らせ

◆ 『質的心理学研究』編集委員会より

◆ 会務委員会より

◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

◆ 研究交流委員会より(1)

◆ 研究交流委員会より(2)

◆ 学会事務局より

◎ 会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆ 日本パーソナリティ心理学会28回大会 公開シンポジウムのお知らせ

◆ 文化理解の方法論研究会(MC研)第26回研究会のお知らせ

◆ 国際混合研究法学会アジア地域大会2019/第5回日本混合研究法学会国内
大会のご案内

◆ 第2回TEA国際学会のお知らせ

◆ 東アジア批判心理学会議のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
………………………………………………………………………………………………
◎ 学会より会員のみなさまへ
………………………………………………………………………………………………
◆日本質的心理学会第16回大会のお知らせ

2019年9月21日(土)- 22日(日) に明治学院大学白金キャンパスにおい
て日本質的 心理学会第16回大会が開催されます。
学会開催まで残すところ1ヵ月余りとなりました。おかげさまで多くの先生方
からご参加,ご発表申込みをいただきまことに有難うございました。

大会プログラムがほぼ完成いたしましたので大会HP上に公開いたしました。
大会の参 加を予定されている方は,お手数ですが以下のアドレスより大会プロ
グラムのPDFをご確認いただければ幸いです。

http://www.shitsushin16.jp/index.html

予約参加手続きを済まされている方には,9月第1週をめどに大会プログラム
抄録集と参加登録証兼領収書をお送りします。
なお大会プログラムは現在のところ校正段階のため,一部の記載内容は変更に
なる可能性があります。ご了承下さい。

皆さまへの第16回大会へのお越しを心よりお待ちしております。

(第16回大会準備委員長 野村信威)

*********************************

◆『質的心理学研究』編集委員会より

日本全国を猛暑が襲っておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私が
小学生の頃には、「晴れた日は元気にお外で遊びましょう」というスローガンが
学校や家庭でまだ共有されていたように記憶していますが、昨今では晴れている
からこそ子どもを外に出さない、出せないという状況が多くなっているように感
じます。また、地震や豪雨をといった記録的な災害による被害も後を絶ちませ
ん。人為の及ばない領域への畏れとともに、郷土や四季に対する人々の意識が、
現在進行形で変容しつつあるように思います。
現在募集中の『質的心理学研究』第20号の特集テーマは、「プロフェッショナ
ルの拡大、拡張、変容」(責任編集者:近田真美子・中坪史典)です。私個人
は、テーマ選定の会議にも同席していましたが、とても魅力的なテーマであると
感じております。現在、さまざまな分野や職種において、専門性に関する議論が
盛んに行われています。その背景には、地位向上・処遇改善や自動化への対抗と
いった喫緊の課題もあります。一方、そうした議論の活発化に伴って、特定の資
格や職種にある人々だけに閉ざされた専門家世界が構築され、その外の世界に存
在する実践の複雑さ、多様さが軽視されているように感じます。私が関心を寄せ
る保育・幼児教育の分野でも、保育者の専門性というテーマがトレンドとなって
おり、その知識・技能を言語化したり、成長プロセスを描き出したりする研究が
多数見受けられます。他方で、実際の保育実践は、保育者だけでなく栄養士、調
理員、警備員、用務員、運転手、地域住民といった人々に支えられて成立してい
ます。そうした人々も、保育の文脈で各々の立場から子どもに関わるプロフェッ
ショナルであり、彼らの相互作用こそが実践を豊かにするように思えます。これ
らは、私の拙い発想でしかありませんが、今回の特集テーマが、プロフェッショ
ナルの世界を縦横に拡げ、掘り下げる試みになるのではと楽しみで仕方がありま
せん。
以上の特集論文の締め切りは10月末となっております。また、一般論文の投
稿は随時受け付けております。皆さまからのご投稿を心よりお待ちしておりま
す。

(質的心理学研究』編集委員会 編集監事 境愛一郎)

*********************************

◆会務委員会より

2019/8/6現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,177名

2019年度会費納入率:79.7%(未納者 238名)
2018年度会費納入率:87.0%(未納者 153名)

☆残暑お見舞い申し上げます。いつも学会の活動をご支援くださり、まことに
ありがとうございます。皆様の日頃からのご活躍とご多幸をお祈りいたします。
素敵な夏をお過ごしになられますように。

(会務委員会 安田裕子)

*********************************

◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

日本質的心理学会ならびに『質的心理学フォーラム』編集委員会は、今年度に
開催される第16回全国大会(2019年9月21日~22日、於・明治学院大学)に
おいて『質的心理学フォーラム』のバックナンバーを下記のとおり無料頒布する
ことを決定いたしました。

頒布対象は『質的心理学フォーラム』第1号~第8号となり、大会会場に専用
のコーナーを設置致します。無料頒布の対象は『質的心理学フォーラム』のみと
なり、『質的心理学研究』は無料頒布対象ではありませんのでご注意下さい。在
庫部数に限りがあるため、品切れの際はご容赦願います。

また、第9号~第11号の直近3ヶ年度分については、従来どおり「販売」と
して扱います(大会以外の個別注文も同様です)。販売価格は第9号が500円、
第10号が1,000円、新刊の第11号が2,000円となります。

以上の措置は、『質的心理学フォーラム』の方針である「議論や知的発想を喚
起するような『良質な対話』の実現」をさらに推し進め、これまでに本誌が積み
重ねてきた知見を読者の皆さまと円滑に共有するという趣旨に基づくものです。
編集委員会ではさらに学会員の便宜を図るため、バックナンバーのオープンジャ
ーナル化を現在検討中ですが、その詳細については進捗があり次第、ホームペー
ジやメーリングリスト、ならびに『質的心理学フォーラム』において随時お知ら
せをする予定としています。

(『質的心理学フォーラム』編集委員 田中大介)

*********************************

◆研究交流委員会より(1)

【タイトル】大会前日企画「ケアの意味を見つめる事例研究」
【概要】対人援助である看護の実践知を他者が学びその後の実践を改善・変革す
ることのできるような形式知に変換する事例研究方法の開発にとりくんでいる。
この事例研究では、実践の本質やコツを短い言葉にまとめ、そのもとで詳細な実
践者の一人称的記述を配置する。本セミナーでは、このような事例研究の学問的
要件についてのこれまでの考察を紹介した上で、模擬事例を使って分析の第一歩
を実体験して頂きます。
【日時】2019年9月20日(金)第16回大会前日 14:00~18:00
【場所】明治学院大学1353教室
【講師】山本則子(東京大学大学院 健康科学・看護学専攻 教授)
【参加費】日本質的心理学会会員は1,000円、非会員は5,000円
【申し込み時の記載内容】(1)氏名と所属(無所属でも可)、(2)連絡先、
(3)研究主題と研究領域、(4)応募理由(400字以内)、(5)会員/非会員の別
【申込期間】2019年6月25日~ (定員に達し次第終了)
【定員】20名
【申込・問い合わせ】https://forms.gle/N143TcsBwCUgmVVe8 (担当:荒川)

(研究交流委員会 荒川歩)

*********************************

◆研究交流委員会より(2)

日本質的心理学会・日本精神衛生学会 共催ワークショップのご案内
●タイトル:こころの健康に関する質的研究法 複線径路等至性アプローチ (TEA)
の入門から論文発表まで
●日 時:2019年11月24日(日) 午後2時-午後7時
●会場:武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス

市ヶ谷キャンパス


企画趣旨:複線径路・等至性アプローチ(TEA)とは、立命館大学のサトウタツヤ
先生と安田裕子先生が提案した質的分析の枠組みです。時間を捨象せず、個人の経
験や変化とその文化的背景を分析できます。本ワークショップでは、近年様々な分
野の研究で用いられているこの複線径路・等至性アプローチについて紹介し、その
初歩的な分析を体験していただきます。
最初15分ほどで複線径路・等至性アプローチの理論的背景と利用可能性について
お話しし、次の2時間でグループに分かれて、心の健康に関する簡単なデータの分
析を体験し、TEM図と呼ばれる径路を表す図を作成することを試みます。最初に理
論的な解説をいたしますので、初めてこのアプローチに触れる方や、初めて質的研
究に触れる方も、ぜひご参加下さい。
●プログラム
2時 質的データ分析法(複線径路等至性アプローチ)の基礎に関する講義と実習
講師:安田裕子(立命館大学)
4時半 複線径路等至性アプローチによる研究例を学ぶ
『ガンで配偶者を亡くした人の心理過程に関する質的研究』
発表者:大川満里子(中野区立教育センター)
5時 複線径路等至性アプローチを使って研究をしている人の発表と助言
助言者:安田裕子(立命館大学)
6時  LET’S TALK OVER COFFEE !
交流を深めながら、参加者各自の研究について意見交換をしましょう!
●参加費:学会員 2,000円 非学会員 6,000円 学生・院生 1,000円
当日、会場で納入してください。
●定 員:35名
●申込方法:「質的研究法ワークショップ参加希望」と記し、下記の事項をご記
入の上、メールを n.s.e.g@d7.dion.ne.jp までお送りください。
① 氏名(フリガナ) ② 所属
③ 参加区分(日本質的心理学会員/日本精神衛生学会員/非学会員/
学生・院生 )
※ メールに記された個人情報は当ワークショップの運営に必要な範囲以外には使
用しません。
●申込締切: 2019年11月15日(金)
●参加条件:
参加当日、受付にて個人情報保護に関する誓約書に署名をお願い致します。
●問合せ先:日本精神衛生学会事務局
メール n.s.e.g@d7.dion.ne.jp
ウェブサイト http://www.seishineisei.gr.jp/

(研究交流委員会 荒川歩)

*********************************

◆学会事務局より

下記の情報周知の依頼が全国大学院生協議会事務局から参りました。
学会事務局からの情報提供として会員の皆様にお知らせをいたします。

【全国大学院生協議会よりアンケート調査へのご協力のお願い】

大学院生を始めとする若手の研究者の皆様
突然のご連絡、失礼いたします。私たちは全国大学院生協議会(全院協)です。
この度は、大学院生を始めとした若手の研究者の方を対象にしたアンケート調査
にご協力いただきたく、ご連絡いたしました。
本調査は、全院協が、全国各大学の加盟院生協議会・自治会の協力の下に実施す
る、全国規模のアンケート調査です。本調査は、大学院生や若手の研究者の研究
及び生活実態を客観的に把握し、もってその向上に資する目的で行うものです。
若手の研究者をめぐっては、学費・奨学金を始めとして経済上重大な問題が存在
するにも関わらず、その実態に関する全国的な調査は、全院協以外ではほとんど
行なわれておりません。より多くの方々に回答いただき、調査の精度を高め、問
題を広く社会に発信していくことの意義は今日一層高まっていると考えます。ご
協力いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
本アンケート調査で得られた情報は、以上に述べた目的以外には使用いたしませ
ん。また、個人が特定される形で調査結果をまとめることはありません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【回答はこちらから】 https://forms.gle/CP3zxCcEFYySye8E9 (フォームURL)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
期限は【2019年9月13日】です。
〒186-0004 東京都国立市中2-1 一橋大学院生自治会室気付
電話・FAX:042-577-5679
E-mail:zeninkyo.jimu@gmail.com
Twitter:@zeninkyo
HP :http://zeninkyo.blog.shinobi.jp/

*********************************

……………………………………………………………………………………………
■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
……………………………………………………………………………………………
■研究会情報

◆日本パーソナリティ心理学会28回大会 公開シンポジウムのお知らせ
2019年8月28日29日に日本パーソナリティ心理学会28回大会を武蔵野美術
大学鷹の台キャンパスで開催いたします。それに関連しまして、次の企画を一般
公開企画として公開する予定ですので、ご関心のある方はぜひ御参加ください。

〇企画名:作品を通して社会と関わる≠パーソナリティを通じて社会と関わる?
〇日時:8月28日(水) 13:00-15:00
〇企画者:早川祐太(美術家・武蔵野美術大学)・大会準備委員会
〇登壇者:早川祐太・高石晃(美術家)・灰原千晶(美術家)
〇企画趣旨:パーソナリティ心理学では、人は、生物学的基盤を基に、社会との
相互作用の中でのパーソナリティを創り、パーソナリティを通じて社会と関わっ
ていると考えられている。アーティストは、自身の経験や感性を基に、社会との
相互作用の中で作品を作り、作品を通じて社会と関わっている。本企画の登壇者
の早川祐太氏は彫刻やそれらを構成したインスタレーションなど、高石晃氏は絵
画、灰原千晶氏はビデオや写真などを使った作品制作を通して社会と接合してき
た。本企画では、この、まさに今新しい作品を世に送り出している若手・中堅作
家たちに自身の作品を紹介してもらうとともに、それを作り出した意図を少し説
明してもらい、フロアの心理学者とディスカッションするなかで、アートという
営為から、パーソナリティ心理学を考える新たな視座を獲得することを目指す。
〇参加費:公開シンポは無料。他の企画への参加には大会参加費が必要です。
〇他の企画:なお、本大会では、多数の魅力的な企画を用意しております。大会
準備委員会企画シンポ「アートとパーソナリティ―普遍のなかの個性が創る―」
話題提供者:横地早和子(東京未来大学)・山本尚樹(立教大学)
宮下達哉(日本大学)・筒井亜湖(武蔵野美術大学)
指定討論者:渡邊芳之(帯広畜産大学)・長谷川敦士(武蔵野美術大学)
〇大会ウェブサイト:http://mivurix.sakura.ne.jp/jspp2019/

(情報提供者 荒川歩 様)

***********************************

◆文化理解の方法論研究会(MC研)第26回研究会のお知らせ

文化理解の方法論研究会では、文化について関心を持つ有志が集まり、文化と
(文化的)他者との対話的共生をめぐる理論・実践両面からの議論を行ってい
ます。研究者に限らず、広く皆様のご参加をお待ちしております。
(研究会HP:http://rcsp.main.jp/mc/index.html)

【日時】2019年9月7日(土)14:00~18:00(終了後に懇親会を予定)
【会場】発達支援研究所 B1F 地図:https://goo.gl/maps/XdKQ3N8SSdz
【参加方法】初めて参加を希望される際には、事前に松熊亮(研究会幹事:
mcshinki[at mark]yahoo.co.jp [at mark]部分を@に変えて送信ください)
までご連絡ください。(*参加費用は無料です)
【発表1(14時~)】大学生の「働くこと」へのアクセス権
発表者:阿部廣二(早稲田大学人間科学学術院)
内容:本報告では、大学生と社会人が参与する会話の分析を通して、大学生が
社会人の「働くこと」に関する発話に共感する方法を検討する。以上の共感の
示し方の分析を通して、「大学生」という存在の社会構造上の位置づけについ
て議論したい。
【発表2(16時~)】供述分析の妥当性が認められるための要件とは何か
発表者:村山満明(大阪経済大学)
内容:供述分析を行っても、裁判においてその結果が証拠として受け入れられ
ないことがある。本発表では、浜田による対立仮説型供述分析を取り上げて、
供述分析の妥当性(客観性)はどこに求められるのかについて検討する。

(情報提供者 松熊亮 様)

***********************************

◆国際混合研究法学会アジア地域大会2019/第5回日本混合研究法学会国内大会
のご案内

9月14日(土)から16日(月・祝)の3日間、静岡県浜松市内の静岡文化芸術
大学にて、日本混合研究法学会(JSMMR)主催のMichael Fetters氏を大会長と
するアジア地域大会を開催されますので、会員の皆様にご案内いたします。「複
雑な社会への理解と対応を支える混合研究法」を大会のテーマとし、「複雑化し
続ける社会へいかに向き合うべきか」ということを「研究方法」という観点か
ら、世界各国からの参加者と考察する機会となる国際学会です。
初日午後からの本会は、国際混合研究法学会(MMIRA)の現会長である
Elizabeth Creamer氏の「混合研究法の現代社会における役割」をテーマにした
基調講演で始まり、John Creswell氏も交えたパネルディスカションが続きま
す。2日目は、前MMIRA会長であるCheryl Poth氏と、倫理的にもより望まし
く、社会的要請にも適切に応えるように現象の理解を得ていくために、質的アプ
ローチを中心としながら様々な感覚を生かして研究活動を展開することを勧める
Christine Davis氏による特別講演と二者を交えたパネルディスカションが行わ
れます。3日目のアジア諸国の混合研究法の現状を共有するアジアオープンフォ
ーラムの他、世界各国からの参加者による口頭またはラウンドテーブルセッショ
ンでの研究発表や自主企画ワークショップが予定されています。加えて、世界的
な研究者とカジュアルに話す「Meet the Expert」セッション、本大会前のプ
レ、ポストワークショップなど目白押しのスケジュールのようです。

本学会員の方々の研究における関心、目的、理念は、JSMMRとも親和性も高いの
ではないでしょうか。詳細はJSMMRのHPをご覧ください。
http://www.jsmmr.org/conference/jsmmr2019/jpn

(情報提供者 野村信威 様)

***********************************

◆第2回TEA国際学会のお知らせ

2019年9月15日(日)
立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)B棟
https://sites.google.com/view/teaconference/

主なプログラム
11:00~13:00 ワークショップ・参加者自主企画(日・英)
13:30~15:30 記念シンポジウム(Valsiner, サトウタツヤ, 安田裕子ほか)
日本語解説あり
16:00~18:00 ポスターセッション(ポスターは英語のみ)
18:15~20:15 情報交換会(懇親会)

ポスター発表は〆切終了しましたが参加申込は可能です。

(情報提供者 サトウタツヤ 様)

***********************************

◆東アジア批判心理学会議のお知らせ

21世紀を迎えた頃から、世界各地で心理学が抱えている問題の解決に取り組
む研究者によって国際批判心理学運動が興り、心理学の研究や心理臨床、教育、
社会的実践などに変化をもたらしています。イギリスや中欧と北欧、南アフリ
カ、北米やラテンアメリカでは国境を越えて批判心理学者のネットワークが築か
れ、相互交流の中から新しい心理学実践が生まれていますが、東アジアではそう
したネットワークは築かれていません。
東アジア批判心理学会議は日本や中国、香港、台湾、韓国の批判心理学者と批
判心理学に関心を持つ様々な専門領域の研究者が集い、さらに南北アメリカやア
ジアやアフリカなどの批判心理学者を招いて、心理学が直面している課題とそれ
への取り組みを討議します。東アジアにおける長年の歴史的経験と仏教や儒教や
漢字などの文化的資源を共有する当地域の批判心理学者と世界各地の批判心理学
者が集い、各々の心理学実践を共有し討議することを通して、心を専門とする学
問のさらなる可能性を探究します。

東アジア批判心理学会議(The 2020 Critical Psychology Conference in East
Asia)
開催日:2020年2月29日、3月1日
会場:和光大学(東京都町田市)
発表申し込みの期限:2019年10月1日
使用言語:英語
参加費:昼食等の実費
主催:日本心理学会批判心理学研究会
共催:和光大学いとうたけひこ研究室
発表論文の刊行:本会議で発表される論文は査読を経てAnnual Review of
Critical Psychology誌の特集号「Critical Psychologies from East Asia
(仮題)」に掲載される
公式ウェブサイト:https://2020criticalpsychologytokyo.jimdofree.com/
発表の申し込みなど,詳細は上記の公式ウェブサイトをご覧ください.

(情報提供者 いとうたけひこ 様)

***********************************

[クッピーより]

この夏、『ひろしま』と『日本のいちばん長い日』(1967年版)を見ました。
両方の作品に共通するのは、映像作品のなかに、同時代の当事者が映り込んでい
ることです。

当事者の所作やまなざしは、「4K」でも、「3D」でも、「CG」でも再現できま
せん。
現代よりも、ずっと荒い画質、かつ、色彩のない白黒画面を眺めながら、それを
痛感しました。
質的研究に課せられた使命は、そうした人間の機微を叙述することなのかもしれ
ません。

………………………………………………………………………………………………
編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:香川七海・宮本匠・蒲生諒太・木下寛子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2019年8月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━