日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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日本質的心理学会 メールマガジン No.174(2019)

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◎ 学会より会員のみなさまへ

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆ 会務委員会より

◎会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆ 『新社会学研究』第5号の論文公募について(2019/04/15)

◆ ご案内『ファン文化の社会学』(『新社会学研究』第3号出版記念シンポジ
ウム)

◆ 心の科学の基礎論研究会からのお知らせ

◆ 日本混合研究法学会からのお知らせ

◆ 文化理解の方法論研究会(MC研)第24回研究会のお知らせ

◆ 外国語教育研究者のための混合研究法セミナーのお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆『質的心理学研究』編集委員会より

新学期が始まり、会員の皆様におかれましては多忙な日々をお過ごしのことと
存じます。世間では、新たな元号が発表され、平成時代に起こった様々な出来事
を振り返る記事や番組が目につきます。来し方を回顧し、意味づけようとする行
為はまさに人間的な営みですが、それが時代という大きな物語と不可分であるこ
とを、その変わり目に立ち会いながら改めて感じております。
平成から令和への改元に比べると些細な事柄かもしれませんが、『質的心理学
研究』編集委員会も今年度から新体制をスタートさせます。私自身は、今年度よ
り編集委員長を務めさせていただくことになりました。歴代の編集委員長が代々
引き継ぎ、今私の手元に届けられたバトンの重みをひしひしと感じております。
編集委員会の先生方のサポートをいただきながら、また学会員の皆様からのご理
解を賜りながら、質的研究のさらなる発展に少しでも貢献できるよう努力してま
いります。
ふと思い返せば、質的心理学会との最初の関わりは、京都大学で開催された第
1回大会でした。当日私は大学院生であり、川喜田二郎先生の講演会場担当をし
ておりました。予想を超える参加者のため会場に人がおさまらず、急遽サテライ
ト会場を設置したりするなど、走り回っていたのがつい昨日のことのようです。
それから15年ほど経過し、私自身もいわゆる中堅の仲間入りを果たしました。
学会も今年で16回目を迎え、『質的心理学研究』も18号を先日刊行したとこ
ろです。
学会も雑誌もいわゆる時代の流れとともに変化していくものだと思います。ご
承知のように、昨年度からは査読体制を一新し、査読委員の制度を設けておりま
す。今年度も新たに10名の先生方に、査読委員としてご尽力いただけることに
なりました。こうした改革を通じて、投稿いただいた論文を、より専門的見地か
ら検討することができるようになってきました。それと同時に、『質的心理学研
究』が発刊以来心がけてきた対話の重視、そして論文の長所を見つけ育てる査読
は、今後も継続してまいります。
今年度も『質的心理学研究』をどうぞよろしくお願いいたします。

(『質的心理学研究』編集委員会委員長 川島大輔)

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◆会務委員会より

2019/4/12現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,130名

2019年度会費納入率:38.0%(未納者 700名)
2018年度会費納入率:84.4%(未納者 176名)

☆新しい年度が始まりましたね。日ごろより、学会運営へのご理解とご協力を
賜り、誠にありがとうございます。さっそくに2019年度の年会費をお納めくださ
り、誠にありがとうございました。おかげさまで、滑り出し好調です。
本学会は、会員のみなさまの、年会費納入をはじめとした日ごろからのご助力に
より成り立っております。引き続き、会費納入への早めのご協力を、どうぞ、
よろしくお願い申し上げます。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆『新社会学研究』第5号の論文公募について(2019/04/15)

『新社会学研究』第5号(新曜社,2020年秋刊行予定)では,公募特集のテーマ
として「2020年代のフィールドワーク」を立て,現在投稿論文を募集しています.
どなた様も奮ってご応募ください.「呼びかけ文」は以下のとおりです.

【特集テーマ:2020年代のフィールドワーク】
一つの時代の終焉の先には、すでに「新たな時代」の始まりが控えている。今
回の公募特集では、いま幕を開けつつある2020年代に照準しつつ、この10年が
「(平成後の)新たな時代」にとって〈いかなるものの始まりであるのか?〉を
模索する独創的な論考を期待したい。ここで求められているのは、言うなれば、
近未来社会の胎動をつかむフィールドワークの成果である。それは、平成から昭
和にまで遡るロング・タームの研究でもよし、また、時間や空間が限定されたケ
ース・スタディでもよし。
たとえば、「東京オリンピック・パラリンピックや大阪万国博覧会の社会への
影響」、「子ども食堂の可能性」、「外国人労働者への新たな受け入れ態勢の模
索」、「優生思想の現在」、「人間とAIのつきあい方」など自由な問題設定のもと
に、かすかに聞こえ来る新時代の鼓動に耳をすますような斬新な作品を待望す
る。

=応募方法=
投稿希望者は,論文題目、概要、独創的な主張点等を2000~2500字でまとめ、
氏名、所属、連絡用アドレスを記したエントリーシート(書式自由,PDF)を、
メールのタイトルに必ず【公募エントリー】と記した上で『新社会学研究』編集
同人事務局へ送って下さいnekotaro@center.konan-u.ac.jp。
〆切は2019年11月10日,審査通過者の論文〆切は翌2020年1月27日です。

なお,最新情報は,下記サイトに掲出します.
http://www.bigcosmic.com/board/s/board.cgi?id=JS2016&nspass=

(情報提供者 樫田美雄 様)

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◆ご案内『ファン文化の社会学』(『新社会学研究』第3号出版記念シンポジウ
ム)

『新社会学研究』第3号(2018年9月刊)では、「ファン文化の社会学」を公
募特集として掲載しました。この特集は反響が大きく、続けての企画が望まれる
との声が寄せられたため、以下のシンポジウムを開催いたします。当日の午後に
は同じ関西学院大学で「関西社会学会大会」も開催されています。予約不要・無
料の企画となっております。どなた様も振るってご参加ください。

シンポジウム名:「ファン文化の社会学――次のステージに向けて」
日 時:2019年6月1日(土)10:00 -12:00
場 所:関西学院大学図書館ホール(西宮上ケ原キャンパス)
※https://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html
(キャンパスマップ)
報告者:吉光 正絵(長崎県立大学)
難波 功士(関西学院大学)
岡井 崇之(奈良県立大学)
司 会:小川 博司(関西大学)

=シンポジウム趣旨=
『新社会学研究』第3号の特集「ファン文化の社会学」では、Kポップ、ジャニ
ーズ、2.5次元アイドルと、パフォーミング・アート分野のアイドルたちの、主
に女性ファンに焦点が当てられた。ファン文化の範囲はもっと広いはずだし、フ
ァンは女性に限られない。本シンポジウムでは、特集の内容を踏まえた上で、フ
ァン文化研究の次のステージに向けて、研究の射程、アプローチの方法など、今
後の課題について議論したい。

(情報提供者 樫田美雄 様)

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◆心の科学の基礎論研究会からのお知らせ

★当研究会ではこのほど電子ジャーナル『こころの科学とエピステモロジー』誌
を創刊しました。下記サイトより全記事が個別的にダウンロードできます。↓
https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/home

【主な内容】・エディトリアル 脳の生態学 田中彰吾
・原著 ゲシュタルト心理学と現象学 渡辺恒夫
・翻訳 ウィリアム・シュテルン著「心的な現前時間」(訳:村田憲郎)
・書評特集:高橋澪子著『心の科学史:西洋心理学の背景と実験心理学の誕生』
講談社、2016(特集企画趣旨 渡辺恒夫/「心の科学史」と「心理学史」溝口元
/高橋澪子の著作について 渡邊芳之/もう一つの『心の科学史』の可能性 加
藤義信/高橋澪子著「心の科学史」の位置づけを考える 荒川歩/エピステモロ
ジーとしての『心の科学史』 渡辺恒夫/高橋澪子先生の思い出 泉野淳子/
『心の科学史』編集作業のこと 林辺光慶
・最新研究事情紹介 脳における行動決定の機序のサーべイ 荒川直哉
・随想 『人文死生学宣言』を読んで:ロボットの「私」とモナドの「私」
中込照明
・書評(ノンフィクション部門)行為の捉え方における「能動―受動」軸の問い
直し:國分 功一郎著『中動態の世界:意志と責任の考古学』(医学書院,2017)
を読む 加藤義信
・書評(フィクション部門)「代体(山田宗樹)」 松崎保美
・メディア映像時評 特集『涼宮ハルヒの憂鬱』「エンドレスエイト」理解への
ループ的メタレポート 三浦俊彦・遠藤侑・山本茉輝
・心の科学の基礎論研究会報告・要旨(第80回、第81回、第83回、第84回)
★次号原稿も募集中!無料で投稿できます。資格は問いません。詳しくは、
上記サイトから「創刊準備号」エディトリアルおよび投稿規定を参照のこと。

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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◆日本混合研究法学会からのお知らせ

2019 MMIRAアジア地域会議/日本混合研究法学会第5回年次大会

MMIRA Asia Regional Conference 2019 / The 5th JSMMR Annual Conference
大会テーマ: “Mixed Methods Research for understanding and accommodating
the world of complexity”
日程:2019年9月14-16日
場所:会場(Venue): 静岡文化芸術大学 (Shizuoka University of Art and
Culture)
静岡県浜松市中区中央二丁目1番1号

プログラムの詳細:http://www.jsmmr.org/conference/jsmmr2019/jpn

演題企画募集記事(Call for Papers)募集期限(Deadline):2019年4月30日
(火)日本時間 23時59分(Apr. 30, 2019 23:59 JST)

募集ページ(Web pages)
(日本語)http://www.jsmmr.org/conference/jsmmr2019/jpn/cfp

(English) http://www.jsmmr.org/conference/jsmmr2019/cfp

提出先(Submission)
MMIRA Asia Regional Conference 2019 /The 5th JSMMR Annual Conference
抄録査読委員会(Review Committee)
Mail: secretary.jsmmr(a)gmail.com * Change (a) to @

事務局連絡先: 国際混合研究法学会アジア地域会議 事務局
Email: jsmmr.adm [at] gmail.com ※ [at] を @ に置き換えて下さい。

(情報提供者 香曽我部琢 様)

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◆文化理解の方法論研究会(MC研)第24回研究会のお知らせ

文化理解の方法論研究会では、文化について関心を持つ有志が集まり、文化と
(文化的)他者との対話的共生をめぐる理論・実践両面からの議論を行ってい
ます。研究者に限らず、広く皆様のご参加をお待ちしております。
(研究会HP:http://rcsp.main.jp/mc/index.html)

【日時】2019年5月11日(土)14:00~18:00(終了後に懇親会を予定)
【会場】千代田区神田駿河台 2-11-1 駿河台サンライズビルB1F
発達支援研究所 地図:https://goo.gl/maps/XdKQ3N8SSdz
【参加方法】初めて参加を希望される際には、事前に研究会幹事(mcshinki
[at mark]yahoo.co.jp)に [at mark]部分を@に変えてご連絡ください。
(*参加費用は無料です)

【発表1(14時~)】労働活動への社会文化的アプローチー働くことの制約と意
味を“職人”に学ぶ試みー
発表者:松熊 亮(首都大学東京)
内容:働くこととは、個人が何を引き受け、その中で何を得ていくことなのだろ
うか?発表者は漆器職人やパティシエなどの手仕事に関するこれまでの調査を報
告し、改めて労働の心理学的意味への接近を試みる。

【発表2(16時~)】杉原紙の復活から捉える不在の先行世代との関係性の構築
プロセスー実践共同体の再構成に物語が果たす役割ー
発表者:竹内一真(多摩大学)
内容:本発表では杉原紙という和紙の復活を通じて,実践共同体の再構築過程を
明らかにする。実践共同体の再構築では,物語の重要性と,学習リソースの中で
も継承リソースという新たな概念に注目する必要性が示された。

(情報提供者 松熊亮 様)

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◆外国語教育研究者のための混合研究法セミナーのお知らせ

青山学院大学総合研究所では、世界的に著名な混合研究法の専門家であるJ.W.
クレスウェル博士と
全米外国語教育協会(ACTFL)2018年度会長のA.J.モーラー博士をお招きして、
下記のセミナーを開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【イベント名】MMRセミナーシリーズ@青学
第1回「外国語教育研究者のための混合研究法セミナー」
【日時】2019年5月25日(土)14:30~17:45(受付開始 14:00)講演会
2019年5月26日(日)10:00~13:00(受付開始 09:30)ワークショッ

※なお、ワークショップは定員に達しました。
【場所】青山学院大学青山キャンパス総研ビル
【参加費】無料(事前申込制)
【使用言語】日・英(講演は、同時通訳が付きます)
【主催】青山学院大学総合研究所
研究ユニット:複雑化する社会問題の解決にむけた「混合研究法」の教
育・研究拠点の構築

詳細は、https://www.aoyama.ac.jp/research/event/1905 をご参照ください。

(情報提供者 髙木亜希子 様)

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[クッピーより]

いよいよ新年度がスタートしましたね。クッピーの「中の人」も交代しました。
1年間、どうぞ、よろしくお願いします。
ちなみに、今回の号からメルマガのレイアウトが変更になりました。以前のレ
イアウトにも愛着がありましたが、近年普及したスマートフォンやタブレット端
末での閲覧も考慮し、少しシンプルなものに変更させていただきました。どこが
変わったか、お気づきですか?

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:香川七海・宮本匠・蒲生諒太・木下寛子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2019年4月20日
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学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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