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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.172======================2019/2/20

春の気配を感じられたかと思ったら冬に逆戻りの繰り返しですね。とはいえ、
そろそろほんとの春もやってくるでしょう。「質心、軽暖の方法論祭り2019」は
残席わずかです。ご関心のある方はぜひ!

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

◆『質心、軽暖の方法論祭り2019』のお知らせ(再送。残席僅かです)

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆とうふ研(第18回)のご案内

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆『質的心理学研究』編集委員会より

会員の皆様におかれましては年度末でお忙しくされておいでのことと思います。
『質的心理学研究』も現在発刊に向けた最終の校正作業を鋭意行なっているとこ
ろです。新曜社の大谷さんと編集役員が手分けして校正ゲラのチェックを行って
いますが、ご承知のように質的心理学研究の論文はどれも大作で一本丁寧に読む
のにかなりの時間と労力がかかります。その一方で、会員の皆様よりも一足早く
掲載論文を読むことができるという役得もあります。
18号は発刊以来もっともボリュームのある号になりました。その内容を少しだ
けご紹介しようと思います。まず今号には「ゆるやかなネットワークと越境する
対話-遊び、学び、創造」の特集論文として8本が収められており、そこでは人
種、民族、学習、テクノロジー、組織、コミュニティなどの様々なテーマ、フィ
ールドでの多様な越境論が展開されています。一般論文も7本収められており、
ジェンダーや小児生慢性疾患、コミュ障といったテーマについての検討や、イン
タビューや自己エスノグラフィといった質的研究の方法論に新しい視座をもたら
す検討など、いずれも興味深い論考ばかりです。今号に収められた論文を概観し
て見て改めて思うことは、地道なフィールドでの活動があってはじめて質的研究
の面白さが伝わってくるということです。
ところで、この時期私の勤務校では卒業論文、修士論文の提出、発表があるの
ですが、インタビューや観察を用いた研究の発表も少なくありません。しかしそ
の多くが、残念ながら手近なありきたりの結論を前提視して実施されてしまって
いる感があります。丁寧なフィールドワーク(ここにはいわゆる現場での聞き取
りや観察以外にも文献調査などが含まれますが)を経て作成されたものはたとえ
荒削りであっても、そのフィールドの雰囲気、参加者の情感や身体性を感じ取れ
ます。それによって著者の熱意やワクワク感といった温度も読者に伝わってくる
ように思います。
会員の皆様からの厚い、そして熱い研究論文のご投稿を編集委員一同、心待ち
にしております。

(『質的心理学研究』編集委員会副委員長 川島大輔)

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◆会務委員会より

2019/2/8現在の会員数及び会費納入率をお知らせします。
会員数:1,160名

2018年度会費納入率:90.6%(未納者 109名)
2017年度会費納入率:90.8%(未納者 106名)

☆おかげさまで納入率が90%を超えました。みなさまの学会運営へのご協力を、
まことに有難く存じます。まだ見えない可能性を信じ、挑戦を重ね、年度を
おさめまた迎えていけるとよいですね。お身体にはくれぐれもご自愛ください。
(会務委員会 安田裕子)

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◆『質心、軽暖の方法論祭り2019』のお知らせ(再送。残席僅かです)

質的研究は、方法論のハウツーを学ぶだけでは不十分だと言われます。しかし
さまざまな方法論を学ぶことは、質的研究で重要とされる勘所を理解し、目的に
かなった方法論をつくる上でも重要だと思われます。そこで、日本質的心理学会
研究交流委員会では、1つの方法論を1日かけてじっくり学びつつ、複数の方法論
についても学ぶことのできる企画を3月2日・3日に実施します。今回は「現象学
的研究」(3日)と、現象学に近い観点をもちつつ、フィールドでの独自の展開を
した「エピソード記述法」(2日)、そして「エスノグラフィー」(3日)の3つを
取り上げます。
現象学つながりで、「エピソード記述法」(2日)と「現象学的研究」(3日)を受
講してくださっても、フィールドつながりで「エピソード記述法」と「エスノグ
ラフィー」を受講くださっても、またどれか一つだけでも、様々な学びが得られ
ると思います。ご関心のある方はこの機会にぜひ御参加ください。

会場:武蔵野美術大学 三鷹ルーム(JR三鷹駅 徒歩4分)

交通アクセス


参加費(当日払い):
日本質的心理学会会員(2019年度から入会申し込み中も含む):1企画につき500円
日本質的心理学会非会員:1企画につき3000円

企画の詳細および申し込み
各企画定員があります。定員をオーバーした場合、参加をお断りする場合が
あります。
http://www.jaqp.jp/seminar.htmlで内容をよくご確認の上、下記URLからお申し
込みください。
https://goo.gl/forms/evJmrdE6uOFjkoaU2
問い合わせ
jaqp.kenkyu.koryu@gmail.com (荒川)
スケジュール:
3月2日13:00-16:00 「エピソード記述で対話する」
講師:勝浦眞仁(桜花学園大学)
3月3日10:00-18:00「体験から学ぶエスノグラフィー」
講師:柴山真琴(大妻女子大学)
3月3日10:30-16:30 「はじめての現象学的研究」
講師:坂井志織(首都大学東京)

(研究交流委員会委員長 荒川歩)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
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■研究会情報

◆とうふ研(第18回)のご案内

とうふ研(東京フィールド研究検討会)は、広くフィールド研究を行なってい
る研究者にご自身の研究を公に長時間検討する機会を提供する会です。次回のと
うふ研では、第1部はお2人の研究検討を行い、第2部の研究法批評では「修正版
グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)」を取り上げます。ぜひご参加・お
申込ください。
【日時】2019年3月11日(月)10時30分~17時15分(開場10時00分)
※昼食は各自持参でお願いします。懇親会を予定しています。
【場所】高千穂大学1号館1103教室(東京都杉並区大宮2丁目19-1)
http://www.takachiho.jp/admission/access.html
http://www.takachiho.jp/admission/outline/_1617.html
【研究検討1】
「家族の固有性を検討する意義:障碍のある子どもを持つ父母との語りから」
勝浦眞仁(桜花学園大学)
【研究検討2】
「『他者理解』の多層性について」藤井真樹(名古屋学芸大学)
【研究法批評】
「修正版グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)」今尾真弓
【申込先】kotaro.matsumoto.08@vc.ibaraki.ac.jp 松本光太郎宛
【世話人】荒川歩(武蔵野美術大学)・徳田治子(高千穂大学)
松本光太郎(茨城大学)

(情報提供者 松本光太郎 様)

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[クッピーより]

第172号はいかがでしたか。入試業務などお忙しくお過ごしの皆さんもいらっ
しゃるかと思いますが、授業のないこういう時期にこそ、じっくり古典を読ん
だり、研究会で議論したりして研鑽を積みたいものですね。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第172号担当:香川七海・宮本匠・青木美和子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2019年2月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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