日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃8┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.164======================2018/6/21

先日の地震、みなさまケガなどなかったですか?私の家もモノが散乱し大変で
した。備えあれば憂いなし、家具固定や備蓄品など今一度見直す機会にしましょ
う。
今月号も11月に行われる沖縄大会の情報を掲載しておりますので、ぜひ、ご覧
ください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆日本質的心理学会第15回沖縄大会のお知らせ

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆2018年度ヤングサイコロジストプログラム (YPP2018) のお知らせ

◆ワークショップ開催のお知らせ「メンタルヘルス研究を質的にはじめてみた
い方へ インタビュー法を学ぶ」(仮)

◆文化理解の方法論研究会(MC研)第19回研究会のお知らせ

◆心の科学の基礎論研究会(第83回)のお知らせ

◆とうふ研(第18回)のご案内

◆トヨタ財団研究助成プロジェクト<生き活き研>キックオフカフェ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆日本質的心理学会第15回沖縄大会のお知らせ

第15回大会のポスター発表、会員シンポジウムの登録は、全てHPからです。
6月30日(土)24時締め切りです。採否は7月13日までにお知らせします。
多くの方の応募をお待ちしています。事前参加登録の詳細もHPに掲載してい
ます。振り込みも8月31日(金)締め切りです。
プレ企画である11月23日(金)のフィールドワークの南部戦跡コースは、平和
ガイドの案内で、ひめゆりの塔、魂魄の塔、平和祈念公園、第一野戦病院壕跡な
ど廻り、名護市内まで来るコースです。中北部もガイドの案内で、嘉手納基地、
佐喜眞美術館、辺野古基地周辺を廻り、名護市内解散です。申し込みなど詳細は
もう少しお待ちください
ポスト企画の11月26日(月)特別企画セミナー「質的統合法」紹介セミナーの
申し込みに関しても、HPに掲載していますので、希望者はお早く申し込みくださ
い。先着順です。
豊富な宿泊情報をHPに掲載しています。まだ航空券発売前ですが、予定を立て
ておいてください。多くの方の参加をお待ちしています。

(日本質的心理学会第15回大会準備委員長 稲垣絹代)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

6月に入り、いよいよ梅雨入りしました。梅雨入りは気象庁が議論をかさねて
宣言するものだそうですが、なかなかあたらないものです。ニュース番組をみて、
宣言をだす意義は、梅雨に入ると大雨が多くなるため、防災への注意喚起の意味
が込められていると知りました。とはいえ、昨今の気象は、ゲリラ豪雨だったり、
従来は梅雨がないとされた北海道にも梅雨があるといわれるようになったりと、
昔とは違ってきているともいわれます。梅雨入り宣言のあり方も、実情の変化に
あわせて変わっていくべきなのかもしれません。
変化といえば『質的心理学研究』でも新査読システムが稼働しはじめました。
これまでは編集委員会のメンバーが査読を行ってきたのを改め、新システムでは
編集委員がデータベースに登録された多数の会員のなかから査読者を選び、その
結果をとりまとめる役割を担います。これまで編集委員に関しては、多数の論文
を矢継ぎ早に担当するなど、負担が大きいことが指摘されてきました。もちろん、
それが査読期間の超過の言い訳になってはいけませんが、全く影響なしとはいき
ません。また、限られた編集委員のメンバーだけでは、投稿されてくる多様な領
域・テーマからの論文への対応が難しいことも否めません。新システムへの移行
によって、こうした問題が解消されることが期待できます。まだ、動き出したば
かりで様々調整しなければならないこともありますが、会員の皆様にとってもよ
りよい査読システムが築けることになったと嬉しく思っています。
査読システムが新しくなっても、本誌の査読が、著者と査読者との「対話」を
ベースにすることは変わりません。「対話」は、必ずしも双方にとって心地よい
ものとは限りませんね。自分自身、はじめて論文を投稿した際、査読結果にショ
ックをうけて数日通知書を読みかえす気にならなかったのを覚えています。「対
話」とは、一方が、自分の主張を説得する場でもないし、予定調和的にまとまる
ものでもありません。違う思考をする者同士でやりとりしていくものです。だか
ら、査読プロセスでは、双方が「どうしてこの人はこんなことを言うのだろう?」
「なぜわからないのだろう?」と、その意図をはかりかねることもでてくるかも
しれません。私自身もふくめて全ての査読者は、論文をよくして行きたいという
気持ちからのコメントを心がけています。対話といいつつ、査読者と著者とが対
等な関係ではないことは十分留意しなければならないと思いますが、よりよい論
文にしていくために、著者のみなさまも是非、査読者との粘り強い「対話」にと
りくんでくだされば、とてもうれしく思います。

(『質的心理学研究』編集委員会副編集委員長 松嶋秀明)

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◆会務委員会より

2018/6/8現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,150名

2018年度会費納入率:70.9%(未納者 334名)
2017年度会費納入率:85.3%(未納者 169名)

☆梅雨の季節となりました。2018年度も会費の速やかな納入にご協力くださり、
まことにありがとうございます。これから支払いくださる みなさま、引き続き、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

(会務委員会 安田裕子)

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■□■□会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
http://www.jaqp.jp/mmsubmit.html
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■ 研究会情報

◆2018年度ヤングサイコロジストプログラム (YPP2018) のお知らせ

日本パーソナリティ心理学会では毎年、若手研究者同士の議論や交流、情報交換
の場として、年次大会の前日にヤングサイコロジストプログラム (YPP) を開催
しております。2018年度のYPPでは、「精力的に研究を進めるためには?―修士
号、博士号から学位取得後の応用まで―」をメインテーマとし、以下の企画をご
用意しております。同世代の研究者同士で交流を深める貴重な機会ですので、奮
ってご参加ください (学会会員以外の方も参加可能です)。

【開催日時】: 2018年8月25日 (土) 14:30~17:45
【開催場所】: 立命館大学大阪いばらきキャンパス構内 B棟2F B275教室
(http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/)
【企画内容】企画1:若手会員による講演&ディスカッション
企画2:ミニ研究発表セッション
【参加資格】:学部・大学院に在籍中の学生 or 学部卒業・大学院修了退学後5年
以内の方
【参加費】:無料 (懇親会費は、3000~4000円程度)
【申込方法】:下記のURLにアクセスし、応募フォームに従って申し込みをお願
いいたします。
《応募フォーム》https://form.jotform.me/81138659439468
【申込締切日】:2018年7月15日 (日)
【連絡先】:jspp.wk@gmail.com
※詳細はHP (http://jspp.gr.jp/doc/wk_h30.html) にも記載しております。
【企画】:沼田 真美 (筑波大学・企画担当代表)、赤松 大輔 (名古屋大学)、
古賀 佳樹 (中京大学)、唐 音啓 (東京大学)
【主催】:日本パーソナリティ心理学会広報委員会

(情報提供者 古賀佳樹 様)

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◆ワークショップ開催のお知らせ「メンタルヘルス研究を質的にはじめてみたい
方へ インタビュー法を学ぶ」(仮)

質的研究のスキルを高めるための初心者向けのワークショップを開催いたします。
どうぞ、お気軽にご参加ください。

日時:9月2日(日) 午後1時から
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 国際会議場
演者:能智正博(東京大学)

本ワークショップでは、「インタビュー法」を取り上げます。インタビュー法は
質的研究のデータ収集法として一般的ですが、これは単に受動的に聞くだけにと
どまらず、その場で問いを発して探索する技法であり、質的データの分析の最初
のステップでもあります。本ワークショップでは、質的なインタビューの技法を
中心に、質的データ収集・分析のスキルを一歩前に進める学びの機会を提供しま
す。
どうぞ、お気軽にご参加ください。
*本ワークショップは、日本学校メンタルヘルス学会第22回大会内で開催され
ます。参加登録が必要となります。
詳しくは
http://square.umin.ac.jp/jjasmh22waseda/index.html
でご確認ください。

(情報提供者 石島照代 様)

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◆文化理解の方法論研究会(MC研)第19回研究会のお知らせ

文化理解の方法論研究会では、文化について関心を持つ有志が集まり、文化と
(文化的)他者との対話的共生をめぐる理論・実践両面からの議論を行ってい
ます。研究者に限らず、広く皆様のご参加をお待ちしております。
(研究会HP:http://rcsp.main.jp/mc/index.html)

【日時】2018年7月14日(土)14:00~18:00(終了後に懇親会を予定)
【会場】青山学院大学 青山キャンパス 8号館3階 W30C教室
【参加方法】初めて参加を希望される際には、事前に渡辺忠温(研究会幹事:
mcshinki[at mark]yahoo.co.jp [at mark]部分を@に変えて送信ください)
までご連絡ください。(*参加費用は無料です)

【発表1(14:00~)】「個人が職人になるプロセス」へのアプローチ:レオン
チェフ活動理論を援用した研究方法の提案
発表者:松熊亮(首都大学東京)
内容:活動理論の視点から漆器産業の熟達者たちに行ったフィールドワークデ
ータを分析し,日本の職人たちの独特の感性や態度が形成される個人的経過や
メカニズムを今後研究していく視点や方法について議論する。

【発表2(16:00~)】祭りを反復する:野沢温泉道祖神祭りにおける写真使用
実践から
発表者:阿部廣二(早稲田大学)
内容:本報告では、野沢温泉村で毎年開催される祭りが反復される過程を彼ら
の写真使用実践の観点から考察する。写真は昨年度を明確に反映するメディア
である。この写真の使い方について、フィールドデータおよび相互行為データ
を用いて検討し、彼らが祭りを反復していく過程について議論したい。

(情報提供者 渡辺忠温 様)

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◆心の科学の基礎論研究会(第83回)のお知らせ

【日時】2018/7/7(土)午後1:30~5:30(1時開場)
【場所】明治大学駿河台キャンパス研究棟3階第10会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

【第1部】合評会(『生きられた<私>をもとめてーー身体・意識・他者』
田中彰吾著、北大路書房、2017)
・書評担当:榊原英輔(東京大学医学部附属病院・精神神経科)
【要旨】ラバーハンド・イリュージョン、ソマトパラフレニアなどの、身体、意
識、他者にかかわる心理学の研究を詳細に紹介しつつ、心身二元論の代わりに、
〈生きられた私〉を「身体を介した世界との関わり」の中に求めるいわゆる4E
(extended, enactive, embodied, embedded)の立場を明確に描き出している。
疑問点があるとすれば、4Eの立場と、著者が依拠している現象学との関係がよく
わからなかったことである。

【第2部】研究討論会「近代心理学と現象学:もうひとつの心理学史を求めて」
・発表者:渡辺恒夫(東邦大学/心理学)・村田憲郎(東海大学/哲学)
【要旨】2016年に文庫化復刊された高橋澪子著『心の科学史』には「未完に終わ
ったゲシュタルト認識革命」への期待が語られているが、この期待の実現のため
1.誤解されていたゲシュタルト心理学を現象学運動の一環として位置づけ直す。
2.現代の質的研究や認知科学における現象学再興の将来を占うためにも心理学と
しての現象学の歴史を跡付ける。
・申し込み不要、誰でも参加できます。詳しくは下記のHP参照。
https://sites.google.com/site/epistemologymindscience/kokoro/ws2017

(情報提供 渡辺恒夫 様)

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◆とうふ研(第18回)のご案内

とうふ研(東京フィールド研究検討会)は、広くフィールド研究を行なっている
研究者にご自身の研究を公に長時間検討する機会を提供する会です。次回のとう
ふ研では、第1部はお1人の研究検討を行い、第2部の研究法批評では「修正版
グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)」を取り上げます。ぜひご参加・お
申込ください。

【日時】2018年8月9日(木)11時00分~16時00分(開場10時30分)
※終了後に1時間ほど懇親会を予定しています。
【場所】茨城大学水戸キャンパス
【交通手段】バス 東京駅(八重洲口)8時30分→茨城大学前10時33分 徒歩
2分
JR 東京駅8時53分→水戸駅10時14分 バスに乗り換え茨城大学行き24分
(頻繁に来る)
参加費用】無料
【参加申込】事前に下記のメールアドレスにお申し込みください
松本光太郎 [kotaro.matsumoto.08アットvc.ibaraki.ac.jp] (アットを@に)
【研究検討】
「家族の固有性を検討する意義:障碍のある子どもを持つ父母との語りから」勝
浦眞仁(桜花学園大学)
【研究法批評】
「修正版グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)」今尾真弓
【世話人】荒川 歩(武蔵野美術大学)・徳田治子(高千穂大学)・松本光太郎
(茨城大学)

(情報提供者 松本光太郎 様)

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◆トヨタ財団研究助成プロジェクト<生き活き研>キックオフカフェ

【いきいき病む?!―私たちから医療現場に新しい言葉を提案しよう!】
はじめまして!私たち生き活き研は、本年度からスタートした『慢性の病い経
験を捉える新しい概念生成に関する現象学的研究―治癒や管理とは異なる視座の
開拓』という研究プロジェクトのメンバーです。このプロジェクトでは、従来の
医療における治癒や管理に目標をおく見方ではなく、現代の病いを生きる当事者
の経験に接近し、生き方そのものから経験を捉える新たな概念を生成することを
目的としています。さらに、研究者だけではなく地域・職域を巻き込み、身近な
病いを皆で一緒に考えることを大事にしていきます。その中で、医療や社会にお
ける病いの見方に変革を起こし、多様性を受け入れるインクルーシブな職場や地
域社会を創生する価値の提案に繋げていきたいと考えています。
この大きな取り組みの第一歩として、キックオフカフェを開催します。美味し
いお菓子や、アロマギフトなど楽しく参加できる企画多数あり!参加費無料・事
前申し込み不要(当日受付)です。お問い合わせは、illness.pcf2018@gmail.com
まで。

日時:2018年7月22日 日曜日 13:30-17:00
場所:首都大学東京荒川キャンパス図書館1Fコミュニケーションスクエア
プログラムhttp://jnapcdc.com/LA/information/2018/0722/toyota.pdf
① 生き活き研のねらい―プロジェクト概要(坂井志織)
② インタビュー内容紹介(細野知子・菊池麻由美)・慢性病当事者の声
―“いきいき”に触れる
③ゲスト村上靖彦氏からのコメント&フリーディスカッション

(情報提供者 坂井志織 様)

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[クッピーより]

第164号はいかがでしたか。今月も会員の皆さまからたくさんの研究会情報を
ご提供頂きました。ありがとうございます。メルマガを通して会員間の研究交流
を積極的に進められたらと思いますので、皆さまからの情報やアイデアをお待ち
しております。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第164号担当:香川七海・宮本匠・青木美和子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2018年6月21日
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学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
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