日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃5┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.132======================2015/10/20

仙台大会は楽しく、学びの多い学会でした。準備委員会のみなさま、ありがとう
ございました。3日間で牛タンを4回いただきました。少し多弁になったかも。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆日本質的心理学会 第12回大会(仙台)準備委員会より

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

◆研究交流委員会より:子育て学会とのコラボ企画のお知らせ

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆エスノメソドロジー・会話分析研究会2015年度研究大会のお知らせ

◆映画『隣る人』上映会&内海新祐さんを招いたシンポジウム

◆人間生活工学ワークショップ「UXの奥と先にあるもの」のお知らせ

◆ナラティヴ研究会のお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆日本質的心理学会 第12回大会準備委員会より
第12回仙台大会準備・実行委員会からの謝辞

10月3・4日に宮城教育大学で開催されました第12回大会に参加いただきありが
とうございました。
110件のポスター発表と16件のシンポ、記念講演を含め、実行委員等も含め約
310名の方々の参加を持ちまして盛会に終了いたしました。スムーズな運営とま
では言えませんでしたが、無事に大会が終了できましたのは、参加者皆様のおか
げと感謝申し上げます。
抄録の校正を依頼した業者などの連絡が不徹底で修正が上手く反映されずに、
ご迷惑をおかけしました。また、大会運営の学生たちとの間で情報が共有されて
いなかったことで、質問やご意見に迅速対応できずご迷惑をおかけしました。と
くに、2日目は大学のミニ・オープンキャンパスと同時開催だったため、受付や
場所など各所で混雑し、ご迷惑をおかけしました。
今回は、昨年度の反省を生かし、ポスター発表を2日間に分けて実施し、時間
は1時間30分と変わらなかったものの、半数となり、より濃密な議論ができたと
感想をお聞きしております。ただし、シンポジウムは、最大7本が同時進行にな
りましたために、参加したいシンポが重なり迷ったという感想が多く寄せられ
ました。1日目の午前中にもうひと枠作って分散させるなどの修正が今後必要か
と思われます。
震災後時間が経ち、復興をめぐる多くの問題点への注目・関心度が薄まってき
た今日この頃、宮城教育大学での大会が、震災への関心を高めるきっかけとなれ
ばありがたいです。

大会のワークショップの映像のご案内

*参加者の方にはNVivoホームページでの公開とご案内しておりましたが、こ
ちらのメーリングリストでのご案内に替えさせて頂きます。
https://attendee.gotowebinar.com/register/3424968095027203586
*11月10日までの期間限定公開となります。

(第12回大会準備・実行委員長 香曽我部琢)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

日本質的心理学会第12回全国大会が10月3,4日に宮城教育大学にて開催されまし
た。大会準備・実行委員会委員の皆様,行き届いた温かい心配りをありがとうご
ざいました。
『質的心理学研究』編集委員会企画シンポジウム「『レジリエンス』は私たち
(=質的研究者)に何をもたらすのだろうか?」では,4人の先生が登壇して各
々の領域での実践や研究を紹介してくださいました。企画者から登壇者の先生方
に対して,レジリエンスという概念を自身の領域に持ち込むと何がみえるだろう
かという問いが投げかけられましたが,フロアの先生方もまた自身の領域に照ら
して様々なお考えを巡らされたのではないかと推察しています。私自身はといい
ますと,不勉強ゆえレジリエンスの本質はどこにあるのかわからず宿題としても
って帰ることになりましたが,登壇者の先生方並びにフロアの先生方のご意見を
拝聴して,少なくともこの概念を持ち込むことには「適応とはなにか」「よりよ
いとはなにか」等を再考させる機能があるのではないか、などと考えておりまし
た。いつのまにか考えなくなってしまったこと,もはや前提として当然のものと
なってしまったことをあらためて考えるというのは,研究や生活において大切な
作業なのかもしれません。
「レジリエンス」は,来年10月末締め切り『質的心理学研究』第17号の特集論文
のテーマでもあります。また,第16号の特集論文「質的研究における映像の可能
性」(好井裕明・樫田美雄 責任編集)は今月末の締め切りとなっております。
大会の懇親会では(牛タンにお酒に最高でした),投稿をする,そこから査読と
いう対話が始まって論文が出来上がっていくといった趣旨のスピーチもあったか
と思います。皆様の投稿を心よりお待ちしております。
(『質的心理学研究』編集監事 川崎隆)

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◆研究交流委員会より:子育て学会とのコラボ企画のお知らせ

●日本質的心理学会研究交流委員会主催・子育て学会広報委員会後援
『ウチの子あるある座談会2015&出前講習会:子育てエピソードの書き留め方』

【概要】日本子育て学会は保護者・子育て支援者・研究者の三位一体での共同を
目指しており、日常生活から乖離しない立ち位置を模索するという点で、質的心
理学会と目的を共有することができます。本企画は2学会コラボ企画です。前半
の子育て座談会は、我が子や保育支援について語り合う場ですので、研究者の方
も保護者あるいは支援者としての視点でご参加ください。後半の出前講習会では
子育ての書き留め方を学びます。
*詳細;http://www.jaqp.jp/sg_member/koushuukai_20151128/
【日時】2015年11月28日(土) 10:00~13:00
*子育て学会第7回大会(11月28日~29日)内の企画です。他の企画へも
参加される方は、大会への参加申し込みが必要です。
【場所】甲南女子大学911教室 http://kosodategakkai.jp/2015conf/access/
【座談会ファシリテーター】菅野幸恵(青山学院女子短期大学)・古賀松香(京都
教育大学)・岡本依子(湘北短期大学)
【出前講習会講師】古賀松香(京都教育大学)・菅野幸恵(青山学院女子短期大学)
【申し込み】本企画のみに参加する質心会員は、参加費無料で、事前申し込みが
必要です。以下のアドレスに、1.名前、2.所属(無所属も可)、3.メールアド
レス等連絡先を記載してお申し込みください。申し込み期限は11月21日です。
【申し込み・問い合わせ先】岡本 yoriko(アット)shohoku.ac.jp(「アット」を
@に)
(研究交流委員 岡本依子)

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◆会務委員会より

<会員動向> 9月28日現在の会員状況は以下のとおりです。
●会員数 1121名
●2015年度会費納入率 85.3%
●2014年度会費納入率 88.3%

<総会の報告>
2015年10月 4日(日)宮城教育大学にて日本質的心理学会の総会が行われま
した。参加人数は91名で、2015年9月28日現在の会員総数1121名の過半数561名
の定足数には及ばず,仮総会となりました。仮総会では,2014年度決算および
2015年度予算案,各委員会の活動報告および活動予定が承認されました。
本メールが届いてから1ヶ月以内に会員の半数以上の方から異議申し立てが
なければ,仮総会の決定は総会の決定として認められることになりますので,
お含みおきください。欠席者の方で,総会資料や議事録などが必要な方は日本
質的心理学会事務局(jaqp-post@bunken.co.jp)までお申し出ください。
(会務委員会 サトウタツヤ)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、以下のサイトを必ずご参照いただき、こちらから連絡
がとれるアドレスをご記入のうえお送りください(字数について制限
があります)。 http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。また、掲載
情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
【注意!】研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載され
ていることがありますので、出席される方は、開催直前にHPで確認
されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。

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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆エスノメソドロジー・会話分析研究会2015年度研究大会のお知らせ

EMCA研究会2015年度研究大会を下記のとおり開催いたします。第二部では、翻訳
書『診療場面のコミュニケーション: 会話分析からわかること』が出版されたば
かりの、ジョン・ヘリテージ先生およびダグラス・メイナード先生に、ご講演い
ただきます。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
●日時:10月24日(土)10:00-17:00
●場所:東海大学高輪キャンパス 4201・4202教室
http://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/takanawa/
詳細は、EMCA研のサイト(http://emca.jp/meeting.php)に掲載されております。
●第一部:自由報告
・鈴木雅博(大同大学):教師間相互行為における成員カテゴリーの諸相
・三部光太郎(千葉大学大学院):クライアントの応答を組み換える
・海老田大五朗(新潟青陵大学):T学園/C社の組織デザインと商品開発
●第二部:特別講演(※講演は英語で行われます)
・主旨説明:司会 黒嶋智美(千葉大学)
・John Heritage(University of California, Los Angeles)
Are explicit apologies proportional to the offenses they address?
・指定討論:串田秀也(大阪教育大学)
・Doug Maynard(University of Wisconsin-Madison)
Ethnomethodological Notes, Conversation Analytic Findings, and
the Phenomena of Autism Spectrum Disorder
・指定討論:浦野 茂(三重県立看護大学)
(情報提供者 前田泰樹 様)

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◆映画『隣る人』上映会&内海新祐さんを招いたシンポジウム
「空間の外側から分からないこと、内側にいて分かること」

●日時:2015年11月28日(土) 第一部(上映会)13:00~14:30、第二部(シン
ポジウム)14:45~16:00
●場所:茨城大学水戸キャンパス 人文学部講義棟10番教室
http://www.ibaraki.ac.jp/generalinfo/campus/mito/index.html
●参加費:無料(大学内外いずれの方でも)、参加申込:不要
●問い合わせ先:茨城大学人文学部生涯発達論ゼミ tonaru.mito@gmail.com
●趣旨:今回、「空間の外側から分からないこと、内側にいて分かること」と題
して、埼玉県にある児童養護施設を内側から記録した映画『隣る人』の上映会
と、児童養護施設での子どもと大人のかかわりを描き論じた『児童養護施設の心
理臨床』(日本評論社)の著者である内海新祐さんを招いたシンポジウムを企画
しました。
この企画は第一に、児童養護施設の内側にいなければ分からないことを知ること
がねらいです。それにくわえて第二に、シンポジウムでは他の空間(家庭、学校
など)にも通じる一般的な課題も検討する予定です。親子をふくめた大人と子ど
もが同じ空間で時間を過ごすこと、それから子ども部屋が家という空間に内側と
外側を作ること、さらには教室にて教師と生徒はこちらとあちらで別の空間にい
るかもしれないことなどが話題に上がるでしょう。また大学は学問の府であるの
で、第三に人が人を理解する研究を行うとき空間の内側にいることで理解できる
ことについても意見を交わす予定です。
●シンポジウム登壇者:(1)内海新祐 神奈川県にある児童養護施設「川和児
童ホーム」臨床心理士。『児童養護施設の心理臨床』の著者。(2)松本光太郎
茨城大学人文学部教員。生涯発達論を担当。環境に取り囲まれているなかでの発
達について研究・教育に携わる。
(情報提供者 松本光太郎 様)

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◆人間生活工学ワークショップ「UXの奥と先にあるもの」のお知らせ

平成27年11月16日(月)午後、早稲田大学「西早稲田」キャンパスにて、下記の
話題提供をいただき研究会を行います。
・「不便の効用を活用するモノ・コトづくり」 川上浩司先生 京都大学 デザイ
ン学ユニット特定教授
・「京都のこだわり」 谷川 隆先生 (株)日商社 代表取締役社長
・「ユカイ工学のユカイな製品たち」 青木俊介先生 ユカイ工学(株) CEO
詳しくは下記をご覧ください。
http://www.f.waseda.jp/komatsubara.ak/PDFs/2015WSc.pdf
(主催:早稲田大学人間生活工学研究室/(一社)人間生活工学研究センター)
皆さまのご参加をお待ちしております。
(情報提供者 小松原明哲 様)

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◆ナラティヴ研究会のお知らせ

ナラティヴ・アプローチの関する研究会を月一で行っています。
担当者が対話的に構成するテキスト・リーディングの回とナラティヴ・アプロー
チに関連する「報告」の回を交互に行っています。
今回はテキスト・リーディングの回になり、使用テキスト「セラピストの物語/
物語のセラピスト」;第7章宮本常一から学んだ「教えてもらう」 について、
研究会場でも二人の担当者がそれを「対話的」に報告し、それについての対話を
参加者が積み重ねる形で展開していきます。
前もって読んでくること以外、参加条件はありません。興味ある方はぜひご参加
下さい。
日時:10月31日土曜日18時30分~20時30分
於:東京女子大学23号館4階400室
(情報提供者 田代順 様)

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[クッピーより]
以前、あるシンポで、「この学会はいつも一から議論を進めている」という批判
を耳にしました。でも、そこに本学会のよさもあるのかもしれません。学会前よ
りやる気も増し、原点に戻って動きます。来年の学会も楽しみです。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第132号担当:日高友郎・土倉英志・鹿嶌達哉
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2015年10月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイディアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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