日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃5┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.129======================2015/7/20

ビールがおいしい、を超えてなくてはやっていられない季節になりました。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆日本質的心理学会 第12回大会(仙台)準備委員会より

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆研究交流委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆とうふ研(東京フィールド研究検討会)より

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆日本質的心理学会第12回大会(仙台)実行委員より

沢山の発表申し込みありがとうございました。
発表申し込みの直後に自動返信のメールが行くように設定されていますが、
自動返信のメールが無い方は
jaqp2015@gmail.com
までご一報ください。

また、割引のある予約参加の〆切が7月26日(日)になっております。
みなさんの参加をお待ちしております。
https://docs.google.com/forms/d/1xHD71Q0aSpBWGKxLmicg2nVdDonwZKaQVsPxjNPkGYs/viewform>>>

(第12回大会準備実行委員会委員長 香曽我部琢)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より
昨年春から栃木県の足尾に通っています。地元で人々の聞き取りをしている地
域おこし協力隊から声がかかりお手伝いをしているのです。足尾と聞けばみなさ
ん何を思い出されるでしょうか。鉱毒事件、田中正造という言葉でしょうか。確
かに鉱毒事件は起きました。しかし、足尾で暮らしてきた人々の語りに丁寧に耳
を傾けるとき、そこにはこの言葉からだけではけっして捉えきれない深く豊かな
暮らしや生のありようが見えてくるのです。銅山坑内での労働、社宅での日常、
景気がよかったころの足尾の街の様子、閉山後の街の変容など。先日、1974年に
銅山が閉山される10年前突然解雇を受け、それを不当だと闘った男性の語りと
出会っていました。男性が持っていた当時の裁判闘争を支援するガリ刷りビラの
束を読み、当時の生活や闘いの様相が感じ取れました。同じ日には、裁判闘争に
距離を置いて眺めていた男性の語りと出会えました。対照的な語りでした。ただ
言えることは、どちらも当時の足尾で生きていた人々の生活世界に息づいていた
事実なのです。
たとえば他の研究者と共同で、足尾の生活文化史の集中した聞き取り調査はで
きるでしょう。成果として分厚い報告書もできるだろうと思います。ただ私は、
研究を目的としてだけで銅山閉山後も足尾で暮らしている人々の日常世界に土足
で踏み込みたくはありません。なぜなら私に声をかけてくれた若い女性と男性は、
普段から足尾で多くのお年寄りと信頼関係を築きながら、彼らの語りとより自然
に出会おうと地道な営みを続けているのです。そして多くの語りから自分たちが
面白いなと感じるものを編集し、再び地元の人々に読んでもらえるような冊子を
つくっているのです(『ごめんください、足尾のこと教えてください! 地域お
こし協力隊による聞き取り抜粋集2014』日光市役所足尾総合支所総務課発行。日
光市のホームページから閲覧可能です)。この冊子を読み、そこで書かれている
ことに自分の考えを述べる人や自分の人生や暮らしを思い返し新たに語ってみた
いという人もでてきているのです。聞き取った成果を地元に返し、その往還のな
かで、足尾で暮らした人々の生活文化史が少しずつ分厚くなり、その意味が人々
に確認されていく。ただの学術的な研究成果ではない、地元にたえず返していこ
うとする聞き取りという実践に、いま私は、とても魅力を感じつつ、足尾に出か
けています。よりしなやかなかたちの質的研究とはどのような実践なのだろうか。
そんなことを考えながら、書いていました。

(『質的心理学研究』編集委員会副委員長 好井裕明)

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◆研究交流委員会より:質的研究法セミナーのお知らせ

●『現象学的研究入門――考え方と方法』
研究交流委員会は会員の研究法習得ニーズに答えるべく、毎年『質的心理学研究
法セミナー』を開催しています。今回は、現象学的研究の考え方と方法について
です。ふるってご参加ください。
【概要】現象学的研究は、哲学の理解の難しさ、研究方法が明示されていないこ
と、多様なスタイルで研究が報告されている等々によって、取り組むことが難し
い思われることが多いようです。しかし、現象学の“考え方”と研究を進める
“筋道”が分かると、具体的な方法、特に分析の視点が見えるようになります。
本セミナーでは、これを実体験しつつ検討して、現象学的研究の醍醐味と分析の
楽しさを味わって頂きます。
【日時】2015年10月2日(金)第12回大会前日 10:30~16:30
【場所】2号館2階、227教室
【講師】西村ユミ(首都大学東京大学院人間健康科学研究科 教授)
【参加費】日本質的心理学会会員は2,000円、非会員は4,000円
【申し込み時の記載内容】(1)氏名と所属(無所属でも可)、(2)連絡先、(3)研
究主題と研究領域、(4)現象学的研究との関わり、(5)応募理由(400字以内)、
(6)会員/非会員の別
【申込期限】2015年8月31日 ※定員20名

※定員を超過する申込があった場合、申込期限より早期に申込打ち切りとさせて
いただく場合があります。
※詳しい情報はhttp://www.jaqp.jp/sg_public/seminar_20151002/
をご覧ください。

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◆会務委員会より

2015/7/11現在の会員数及び会費納入率は以下の通りです。

会員数:1116名。

2015年度会費納入率:78.0%(未納者245名)
2014年度会費納入率:87.4%(未納者140名)

学会活動の基本は学会員のみなさまの会費です。ぜひ皆さんよろしくお願いしま
す。

(会務委員会・サトウタツヤ)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、以下のサイトを必ずご参照いただき、こちらから連絡
がとれるアドレスをご記入のうえお送りください(字数について制限
があります)。 http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。また、掲載
情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
【注意!】研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載され
ていることがありますので、出席される方は、開催直前にHPで確認
されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。

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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆第13回とうふ研のご案内
とうふ研(東京フィールド研究検討会)は、広くフィールド研究を行なっている
研究者にご自身の研究を公に、しかも長時間検討する機会を提供する会です。今
回はお二方の研究検討を予定しています。ぜひご参加ください。
□構成
【研究検討1】
「女性心理臨床家が母親になる体験:個人的・職業的変化」
山口慶子(国立精神・神経医療研究センター)
【研究検討2】
「中学生とのふれ合い体験における幼児の経験」
天野美和子(白梅学園大学)
□日時:2015年8月8日(土)12時20分~17時00分
※14時20分~15時はお茶の時間です。
※懇親会を予定しています。研究会参加申込時に併せてお申込ください。
□場所:武蔵野美術大学 吉祥寺キャンパス
最寄り駅:JR中央線・京王井の頭線、吉祥寺駅下車、徒歩約15分
http://cc.musabi.ac.jp/about/contact/access (会場までの案内図)
□参加費用:無料。
□参加申込:事前に下記のメールアドレスにお申込ください。
松本光太郎 [m-kotaroアットmx.ibaraki.ac.jp] (アットを@に)

(情報提供 松本光太郎様)

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[クッピーより]
注目される国会ですが、国家資格化の動きも気になります。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第129号担当:日高友郎・土倉英志・鹿嶌達哉
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2015年7月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイディアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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