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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.110=================2013/12/20

2013年も残すところわずか。今年のやり残しを来年に持ち越さぬよう、一気
に片付けるべく奮闘されている方も少なくないでしょう。そんな慌ただしさの
隙間で、ついつい今年を振り返り、感慨にふけってしまいます。みなさまに
とって、2013年はいかがでしたか?

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より: 「質的心理学研究法セミナー」のお知らせ

◆研究交流委員会より: 大会外企画ワークショップのお知らせ

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆第1回国際ミックス法(混合研究法)学会年次大会のお知らせ

◆「心の科学の基礎論」研究会  第70回研究会のご案内

◆「湯どうふ研」参加者募集

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より: 「質的心理学研究法セミナー」のお知らせ

●定員まで残りわずかです!『質的心理学研究法セミナー』

第7回セミナーでは第5回セミナー「看護実践のエスノグラフィー入門」に
引き続き、エスノグラフィーをテーマにしたセミナーを開催します。
現在、定員まで残りわずかとなっています。ご興味のある方は、どうぞお早
目にお申込みください。

○第7回 質的心理学研究法セミナー
『エスノグラフィー研究のデザイン』
【概要】エスノグラフィーは、人びとが生きている現場を明らかにするための
方法論です。今回はエスノグラフィー研究のデザインの仕方を学びます。
研究デザインとは、ある研究の設計図にあたる、重要なものです。これがで
きれば見通しよく研究を進めることができるようになります。設問、理論枠組
み、データの収集と分析などの要素をまとめて研究デザインを構想します。エ
スノグラフィー研究をデザインする上で大切なのは、エスノグラフィーの基本
的な発想の仕方、すなわちコンセプトを理解することです。それがないと、ち
ぐはぐなデザインになりかねません。そこで、今回はエスノグラフィーのコン
セプトをまず学び、それからそれに相応しい研究デザインの仕方を具体的に実
習します。
すでにエスノグラフィー研究を始めているが実際の進め方がよくわからない
という方、あるいは仕事や研究の現場で「この問題にエスノグラフィーを適用
してみたい」という具体的な関心をもっている方が受講されれば、効果的と思
います。
【日時】2014年3月8日(土) 10:00~16:00
【場所】京都光華女子大学
【講師】小田博志(北海道大学大学院准教授)
【申込期限】2014年1月31日(金) ※定員(20名)を超過した場合,申込
期限より早めに打ち切る場合があります。
【参加費】日本質的心理学会会員は2,000円、非会員は4,000円。
※詳しい情報はhttp://www.jaqp.jp/sg_member/kenkyuukai_20140308/
をご覧 ください。

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◆研究交流委員会より: 大会外企画ワークショップのお知らせ

●大会外企画ワークショップ『マイフィールド博覧会』発表者・参加者募集中!
研究交流委員会は、研究者・実践家が関わる地域(フィールド)内の活動の
多様な側面をじっくりと共有し、意見交換を通した新たな可能性の発掘を目的
としたワークショップを企画しました。
自分の関わる「マイフィールド」をポスターで紹介する発表者とワークショ
ップ参加者を募集します。みなさま奮ってご応募ください。

【概要】質的研究において、それぞれのフィールドに入って活動・研究を行う
ことは珍しくありません。しかし、学会発表や論文発表といった研究成果の発
表時には、フィールドにおける活動の中から切り取ったこと、言葉を換えれ
ば、加工品を目にしているだけといえるでしょう。その結果、フィールドの断
片的な情報を受け取ることにとどまっています。そして、フィールドが生成~
変容していく可能性は閉じられてしまっています。今回は大会外の企画とし
て、フィールドの可能性を秘めた活動の多様な側面を、じっくりと共有し、相
互に意見交換することを目的とした企画を検討しました。研究者・実践家が、
各自のフィールドとそこで展開される活動を紹介し、互いの共通点と相違点か
ら学び合うことや自覚を得ることを通して、新たな発想や構想につながること
を期待してワークショップを企画します。
【日時】2014年3月15日(土) 10:00~17:00
【場所】青山学院大学 青山キャンパス 17号館3階 17306教室
【発表者申込期限】2014年1月24日(金) ※ポスター発表者15名程度を募集
します。
※詳しい情報はhttp://www.jaqp.jp/sg_member/kenkyuukai_20140315/
をご 覧ください。

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

寒さと乾燥に負けていないでしょうか。インフルエンザの流行も始まってい
るようです。
『質的心理学研究』編集委員会は、12月1日に国際文献社会議室にて開催さ
れました。この時期は、2014年3月発刊予定(13号)の原稿入稿や著者校正に
関する議論が中心になります。3月に発刊される13号は、これまで以上の厚み
で皆様の手元に届けることができそうです。一般論文、特集論文(「個性」の質
的研究/責任編集者:渡邊芳之・森直久)、書評特集(事例研究再考/責任編集
:斎藤清二)において多様な議論が展開されます。楽しみにお待ちください。
また、16号(2017年3月発刊予定)の特集の内容と担当者についても話し合
われました。まだまだ先のことのように思われるかもしれませんが、2014年度
の大会では、本号の特集に関するシンポジウムも開催します。このシンポジウ
ムを足場として、2015年10月31日の締切に向けた執筆が開始されることを期
待して、企画しております。
次年度の予算の検討、次年度の編集委員の検討も、行われました。編集作業
は、途切れることなく行われますが、編集委員会は、数年先までの活動を見越
して、検討を重ねております。その中で、編集を担当する者も変わっていきま
すが、著者との「対話」から論文を生み出す精神は、継承され続けておりま
す。是非、次号、次々号へと続いていく「対話」の場に、皆さんの論文が投稿
され、新たな議論が生まれることを希望します。
(『質的心理学研究』副編集委員長 西村ユミ)

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◆会務委員会より
<会員動向> 12月16日現在の会員状況は以下のとおりです。

●会員数 1054名
●2013年度会費納入率:76.6%(未納者248名)
●2012年度会費納入率:88.2%(未納者125名)

12月初旬に常任理事会が開かれ、次年度の学会運営について活発な意見交換
が行われました。よいよい学会運営のために今後も会務の立場から努力してい
きたいです。
(会務委員会 谷口明子)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】 以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をその
まま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日本質的心
理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各自にてご判断の上、
ご参加ください。
【注意!】 情報提供は、http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/を必ずご参照
いただき、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入のうえお送りください
(字数について制限があります)。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。また、掲載情報は、簡
潔に編集させていただくことがあります。
【注意!】研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載され
ていることがありますので、出席される方は、開催直前にHPで確認されること
をお薦めします。
【情報!】 メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れること
があります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供しますので、
ホームページの定期チェックをお願いします。

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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆第1回国際ミックス法(混合研究法)学会年次大会のお知らせ
2013年米国で新たに誕生した質的・量的研究法のハイブリッドであるミック
ス法(混合研究法)の国際学会Mixed Methods International Research Association (MMIRA)が

2014年6月27日~6月29日に米国ボストン大学で第
1回年次大会を開催します。現在発表論文を募集しておりますので、関心のあ
る方は下記のURLを御覧ください。

http://mmira.wildapricot.org/Default.aspx?pageId=1665517

問い合わせ先:mmiraconference2014@gmail.com

(情報提供者 抱井尚子 様)

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◆「心の科学の基礎論」研究会  第70回研究会のご案内
・日時:2014/1/11(土) 1:30~5:45
・場所:明治大学駿河台キャンパス 研究棟4階第2会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
・(話題提供1)大橋靖史(淑徳大学・心理学)
【タイトル】超常体験の語りの分析から見えてくること
【要旨】超常現象そのものの真偽については議論が尽きないが、超常現象を体
験したと人々が語るという事実は明らかに存在する。ここでは、宇宙人との遭
遇体験、ポルターガイスト体験、霊との対話といった、超常現象に関わる体験
語りを実証的なデータとして分析した結果、これまで何が明らかとなり、また
今後何が明らかとなる可能性があるかについて論じる。特に、体験語りといっ
た想起行為(remembering)に着目し、信じがたい体験を語るという行為の社会文
化的な意味について検討すると同時に、超常体験を想起するという行為が人と
人との間でどのように生成されていくか、その動的なプロセスに着目する。
【指定討論】石川幹人(明治大学・認知科学)
・(話題提供2)山竹伸二(著述家・哲学)
【タイトル】無意識の現象学
【要旨】演者が2006年に上梓した『「本当の自分」の現象学』(NHK出版)の
テーマは、現代人が自己のあり方に悩み、「本当の自分」を求めてしまう理由を
解明することにあった。その鍵となるのは「無意識」という概念である。「本当
の自分」を知りたいという欲望は、自分の「無意識」を知りたいという欲望と結
びついている。したがって、「無意識」の本質を解明することが必要になる。

【指定討論】渡辺恒夫(明治大学・心理学)
・誰でも参加できます。また、6時ごろから懇親会の予定です。
・研究会サイトhttp://www.isc.meiji.ac.jp/~ishikawa/kokoro.html

(情報提供者 渡辺恒夫 様)

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◆「湯どうふ研」参加者募集
東京フィールド研究検討会(とうふ研)は今回で10回目になります。それを
記念して、温泉合宿「湯どうふ研」を催します。すでに参加者の募集を開始し
ており、現時点で定員に達しておりますが、数名程度の空きがあります。参加
希望の方はお早めの申し込みをお願いします。
[日時]2014年3月1日(土)~2日(日)
[場所]『鳳明館』(東京都文京区本郷)
http://www.homeikan.com/
[宿泊費]2食付10,500円。飲み物等実費が加わる予定です。
[内容]
第1部 12時~15時
合評会 『フィールド心理学の実践』(新曜社)
コメント:無藤隆、荒川歩、松本光太郎、司会:徳田治子
第2部 15時半~17時半
研究検討会 田代順「トラウマ的記憶とアイデンティティ:小児がん、イジ
メ、戦争体験の語りから」(仮)
第3部 18時~
全員報告会
[参加申込]
松本光太郎 m-kotaroあっとmx.ibaraki.ac.jp(あっとを@に)

(情報提供者 松本光太郎様)

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[クッピーより]
年賀状を準備するのは大変な作業ですが、でもクッピーは、意外と嫌いでは
ないです。大したことは書けないのですが、その人の顔を一瞬思い浮かべる時
間を大切にしたいと思っています。ああ~、今年もまたご無沙汰してしまった
なぁ~とか、お世話になりっぱなしだったな~と反省することばかりですが、
でもとりあえず、新年のごあいさつをすることで、大目に見てもらおうとか、
きっと大目に見てもらえるよねとかいう気分になってしまいます。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第110号担当:渡辺 理・日高友郎・岡本依子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2013年12月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイディアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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