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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.109=================2013/11/20

フィリピンの台風はすでに10日以上が経過しましたが、被害の全容がつかめ
ず、現地の混乱はまだ続いている様子。報道で目にするたび、何かできること
はないのかと考えるようになったのは、あの東北地震のせいかもしれません。
お知り合いなどがいらっしゃる方にとっては心配な日々をお過ごしのことと思
います。心よりお見舞い申し上げます。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より: 「質的心理学研究法セミナー」のお知らせ

◆研究交流委員会より: 大会外企画ワークショップ予告!

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆ナラティヴと質的研究会 第5回「当事者-非当事者間の対話に基づく実存
の構築-協働のためのナラティヴ」のお知らせ

◆ナラティヴと質的研究会 第6回「いじめをめぐる代弁をかさねる-教育関
係者の代弁といじめ自死児の保護者の代弁-」のお知らせ

◆学術Weeks2013「記憶とアイデンティティの深層へ―ライフヒストリーの
知―」のお知らせ

◆第1回国際ミックス法(混合研究法)学会年次大会のお知らせ

◆ナラティヴと質的研究会第4回読書会のお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より: 「質的心理学研究法セミナー」のお知らせ

●エスノグラフィーセミナー参加者募集中!『質的心理学研究法セミナー』

第7回セミナーでは、昨年の第5回セミナー「看護実践のエスノグラフィー
入門」に引き続き、エスノグラフィーをテーマにしたセミナーを開催しま
す。昨年度の参加者の方はもちろん、初めての参加者の方も大歓迎です。み
なさま奮ってご応募ください。

○第7回 質的心理学研究法セミナー
『エスノグラフィー研究のデザイン』
【概要】エスノグラフィーは、人びとが生きている現場を明らかにするため
の方法論です。今回はエスノグラフィー研究のデザインの仕方を学びます。
研究デザインとは、ある研究の設計図にあたる、重要なものです。これがで
きれば見通しよく研究を進めることができるようになります。設問、理論枠
組み、データの収集と分析などの要素をまとめて研究デザインを構想します。
エスノグラフィー研究をデザインする上で大切なのは、エスノグラフィー
の基本的な発想の仕方、すなわちコンセプトを理解することです。それがな
いと、ちぐはぐなデザインになりかねません。そこで、今回はエスノグラ
フィーのコンセプトをまず学び、それからそれに相応しい研究デザインの仕
方を具体的に実習します。
すでにエスノグラフィー研究を始めているが実際の進め方がよくわからな
いという方、あるいは仕事や研究の現場で「この問題にエスノグラフィーを
適用してみたい」という具体的な関心をもっている方が受講されれば、効果
的と思います。
【日時】2014年3月8日(土) 10:00~16:00
【場所】京都光華女子大学
【講師】小田博志(北海道大学大学院准教授)
【申込期限】2014年1月31日(金) ※定員(20名)
【参加費】日本質的心理学会会員は2,000円、非会員は4,000円。
※詳しい情報はhttp://www.jaqp.jp/sg_member/kenkyuukai_20140308/をご
覧ください。

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◆研究交流委員会より: 大会外企画ワークショップ予告!
『フィールド博覧会(仮)』
【概要】質的研究において、それぞれ地域(フィールド)内で活動・研究を行
うことは珍しくない。アクションリサーチとして実践に加わり変革することか
ら、生態学的妥当性の高い観察を行うことまで、フィールド内での活動・研究
がいろいろと行われている。そのなかで、学会発表や論文発表といった研究成
果の発表時には、フィールド内での活動のなかから切り取ったこと、言葉を換
えれば、加工品を目にしているだけといえるだろう。その結果、研究者・実践
家が入っているフィールド内の活動の断片的な情報を受け取ることにとどま
る。そして、フィールド内の可能性は閉じられてしまっている。
今回は大会外の企画として、フィールド内の可能性を秘めた活動の多様な側
面を、じっくりと共有し、相互に意見交換することを目的とした企画を検討し
た。研究者・実践家が、各自のフィールドとそこで展開される活動を紹介し、
互いの共通点と相違点から学び合うことや自覚を得ることを通して、新たな発
想や構想につながることを期待してワークショップを企画する。
【日時】2014年3月15日(土) 10:00~17:00
【場所】東京(詳細調整中)
※詳細は12月号のメルマガで案内予定です。

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

10月末日に、『質的心理学研究』第14号特集「社会的実践と質的研究」(責
任編集:田垣正晋・永田素彦)を締め切りました。会員の皆様から、10本の特
集論文を投稿していただきました。現在、査読が進められています。このテー
マは第12号の書評特集のテーマであった「喪失の多様性を巡って」とのつなが
りもあります。1年以上先になりますが、お手元に届いた際には読み比べてみ
てください。
現在、編集委員会では、第13号の発刊に向けた準備をしております。掲載予
定の論文もそろいつつあります。特集のテーマは「『個性』の質的研究―個をと
らえる、個をくらべる、個とかかわる」(責任編集:渡邊芳之・森直久)、書評
特集のテーマは「事例研究再考」(責任編集:斉藤清二)です。12月初旬には
編集委員長・副委員長・編集監事から成る役員会が開かれます。次号のメルマ
ガでは、第13号についての詳細をお知らせできると思います。
個人的な話ですが、今年4月から編集監事を務めさせていただくこととなり
ました。編集委員会に参加し、『質的心理学研究』に関する規定や覚え書きの修
正や、電子投稿システムの操作や機能、特集のテーマ決めなど、議論について
いくのがやっとなほどの綿密な話し合いの場を目の当たりにしました。そこで
『質的心理学研究』が発刊されるまでのプロセスが多くの人々の手によって支
えられていることを改めて実感しました。
それでもまずは皆様の投稿論文あっての『質的心理学研究』ですので、ぜひ
奮って投稿してください。第14号特集への投稿を締め切ったばかりですが、
第15号特集「子どもをめぐる質的研究」(責任編集:斉藤こずゑ・菅野幸恵)
への投稿(締切2014年10月31日)、そして一般論文の投稿も随時受け付けて
おります。皆様の投稿をお待ちしております。
(『質的心理学研究』編集監事 沖潮(原田)満里子)

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◆会務委員会より

◆会務委員会より

<会員動向> 11月11日現在の会員状況は以下のとおりです。

●会員数 1059名
●2013年度会費納入率:76.1%(未納者253名)
●2012年度会費納入率:88.0%(未納者127名)

学問の秋の到来とともに、来年度に向けて日本質的心理学会も動き始めてい
ます。これからも会員の皆様のご研究にとってプラスになるような学会活動を
考えていければと思っております。
(会務委員会 谷口明子)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】 以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をその
まま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日本質的心
理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各自にてご判断の上、
ご参加ください。
【注意!】 情報提供は、http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/を必ずご参照
いただき、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入のうえお送りください
(字数について制限があります)。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。また、掲載情報は、簡
潔に編集させていただくことがあります。
【注意!】研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載され
ていることがありますので、出席される方は、開催直前にHPで確認されること
をお薦めします。
【情報!】 メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れること
があります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供しますので、
ホームページの定期チェックをお願いします。

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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ナラティヴと質的研究会 第5回「当事者-非当事者間の対話に基づく
実存の構築-協働のためのナラティヴ」
(共催:生存学若手プロジェクト「生存のナラティヴ」)
■日時:11月30日(土) 14時-17時
■場所:立命館大学衣笠キャンパス 学而館2階第2研究室
■アクセス:http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html
■企画者:福田茉莉・青木秀光(立命館大学)
■企画内容:
【研究報告(1)】
「カネミ油症事件提訴長期化要因の心理学的分析」
立命館グローバルイノベーション研究機構 木戸彩恵
【研究報告(2)】
「患者報告型アウトカムにおける研究者-患者間のインタラクティヴ」
立命館大学衣笠総合研究機構 福田茉莉
■問い合わせ:narrative123[at]gmail.com([at]を@に)
(ナラティヴと質的研究会事務局)

詳細→ http://www.jaqp.jp/sg_member/kennkyuukai_20131130/

(情報提供者 浦田悠 様)

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◆ナラティヴと質的研究会 第6回「いじめをめぐる代弁をかさねる
-教育関係者の代弁といじめ自死児の保護者の代弁-」

■企画者・聞き手:戸田 有一(大阪教育大学)
■登壇者:望月 彰 (愛知県立大学)
阪根 健二(鳴門教育大学)
■開催日:12月8日(日) 13時~17時
■場 所:京都大学 総合研究2号館(下記URL構内マップ34番の建物です)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm
第2演習室(30名・1F)
(休日ですので西側入り口からの入館をお願いいたします)
元教育委員会勤務の立場と、いじめ自死の保護者の会を支える立場。二つの立
場から、それぞれ代弁していただき、いじめ自死をめぐって、なぜ、教育委員
会・学校側と保護者側が対立してしまうのかを考えたい。 一部のメディアは、
「隠蔽vs公開」という図式で報道するが、話はそれほど単純なのか。そこは量
的調査から見えてこない。今後の研究と実践の課題を共有する機会にしたい。

■参加申込み・問い合わせ:narrative123[at]gmail.com([at]を@に)
(ナラティヴと質的研究会事務局)

(情報提供者 浦田悠 様)

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◆学術Weeks2013「記憶とアイデンティティの深層へ―ライフヒストリーの
知―」のお知らせ

日時:2013年11月22日(金)・23日(土)
場所:神戸大学大学院人間発達環境学研究科 大会議室
主催:神戸大学大学院人間発達環境学研究科・学術Weeks2013
共催:平成25年度科研基盤研究(A)「生活史法による臨床物語論の構築と公共
化」
趣旨:個別の生における出来事が集合的、社会的な記憶へとつながる。関わる人
々とコミュニティの回復、それを媒介する行為、言葉、イメージの働きについ
て、議論を深めたい。ライフヒストリーを語り聞く実践を人間科学における固
有の方法として立てていく探求を行いたい。
【11月22日(金) 13:30~17:45】
◆基調講演(13:45~15:00)
「ライフヒストリー、アイデンティティ、ジェネレイショナル・サイクル-E.
H.エリクソンの理論地平から」
西平 直先生 京都大学大学院教育学研究科
※質疑応答を挟んで院生発表、ラウンドテーブルセッションを行います。
【11月23日(土) 10:30~16:00】
◆DVD上映(10:30~12:30)
「長い旅路~日本兵になったアメリカ人~」(NHK・BS第1にて放映)
門池啓史先生 カルフォルニア州立大学東湾校人文社会学部歴史学科
※午後から門池啓史先生を囲みラウンドテーブルセッションを行います。

事前申込みは不要です。http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/aew
(情報提供者 森岡正芳 様)

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◆第1回国際ミックス法(混合研究法)学会年次大会のお知らせ

2013年米国で新たに誕生した質的・量的研究法のハイブリッドであるミック
ス法(混合研究法)の国際学会Mixed Methods International Research
Association (MMIRA)が2014年7月に米国ボストン大学で第1回年次大会を
開催します。現在発表論文を募集しておりますので、関心のある方は下記の
URLを御覧ください。
http://mmira.wildapricot.org/Default.aspx?pageId=1665517

問い合わせ先:mmiraconference2014@gmail.com

(情報提供者 抱井尚子 様)

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◆ナラティヴと質的研究会第4回読書会のお知らせ

■日時:2014年1月19日(日) 10:00~17:00
■場所:立命館大学創思館(予定。詳細は追って以下で更新いたします。)
http://www.ritsumei.ac.jp/~yyr12085/yyamada/yreading.htm
■テクスト:
Perret-Clermont, A. -N., & Barrelet, J. -M. (Eds.). (2008). Jean
Piaget and Neuch・tel: The learner and the scholar. New York:
Psychology press.
■概要:ピアジェと彼のふるさと、スイスのニューシャテルについての本(英
語版)です。発達心理学者の巨人、ピアジエ理論に関心がある方にも、彼の育
ちに関心がある方にも、ライフストーリーや歴史に関心がある人にも、スイス
という場所や学問風土に関心がある方にも、学問の継承とは何かに関心がある
方にも、お勧めです。本のおよその内容をみんなで共有しながら、「ピアジェ
がいかにして学者になったのか?」 「ピアジェが育った文化・社会的・文化的
文脈」について、議論できたらと考えています。
■参加希望者:12月5日(木)までに希望担当章と共に下記までお申し込みく
ださい。担当についての詳細を別途ご連絡させていただきます。
■世話人:やまだ、浦田、木戸
■共催:「生存のナラティヴ」若手プロジェクト
■参加申込み・お問いあわせ:
narrative123[at]gmail.com([at]を@に)
(ナラティヴと質的研究会事務局)

(情報提供者 浦田 悠 様)

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[クッピーより]
先日メインで使っていたパソコンが突然故障しました。修理やらその後の復
旧作業などで3週間くらいかかったのですが、パソコンなしでは、こんなに
も、何もできなくなってしまうのかと、情けない気分になりました。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第109号担当:渡辺 理・日高友郎・岡本依子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2013年11月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイディアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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