日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃3┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.104=================2013/06/19

サッカー日本代表が、ワールドカップ出場を決めましたね。そのこと自体、大
きなニュースなのですが、試合後の東京渋谷の交差点のお巡りさんも話題になり
ました。喜びを爆発させたいサッカーファンの興奮を上から押さえ込もうとする
のではなく、対話的なアナウンスでサッカーファンのハートをつかみ、混乱を回
避したとのことです。ちょっとステキな話ですよね。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆日本質的心理学会 第10回大会準備委員会より

◆研究交流委員会より: 「研究奨励制度」のお知らせ

◆研究交流委員会より: 「質的心理学研究法セミナー」のお知らせ

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆『質的心理学フォーラム』編集員会より

◆会務委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆エスノメソドロジー・会話分析(EMCA)研究会

◆第2回 TEM東京研究会 プログラム

◆一般財団法人日本心理研修センター夏季研修会のご案内

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◎ 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆日本質的心理学会 第10回大会準備委員会より

○●○第10回大会「温故知新―きっと新しい径路が見える」のお知らせ○●○

現在、立命館大学にて、第10回大会(2013年8月30日(金)~9月1日(日))
の開催に向けて、鋭意準備を進めているところです。大会テーマは「温故知新
―きっと新しい径路が見える」。ぜひ、第10回大会にご参加いただき、新しい
何かsomething newをご発見ください!

○個人発表(ポスター発表)・会員企画シンポジウム お申し込み御礼
個人発表(ポスター発表)ならびに会員企画シンポジウムへのたくさんのお
申し込みを、誠にありがとうございました。個人発表(ポスター発表)申し込
みは93件、会員企画シンポジウムは10件のお申し込みをいただきました。
お申し込み下さいましたみなさまに、大会事務局よりご連絡をさせていただ
いております。もしお受け取りでないという方がいらっしゃいましたら、大会
事務局までご連絡ください。

10件の会員企画シンポジウムは、以下のとおりです(順不同)。
・遊びとパフォーマンスにもとづいた質的な学習/発達研究
企画:茂呂雄二(筑波大学人間系心理学域)
・傾聴の暴力性――自己物語を聴くことの危うさ
企画:東村知子(奈良文化女子短期大学)・麻生武(奈良女子大学)・
西川勝(大阪大学)
・グリーフケアについて考える
企画:河原智江(横浜創英大学)・西村ユミ(首都大学東京)
・今あらためて質を問う
企画:森岡正芳(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
・ケアと現象学の接点―生きる意味を支えるために
企画:植田嘉好子(川崎医療福祉大学)
・アクションリサーチの時間論―<めざす>かかわりと<すごす>かかわり
企画:宮本匠(京都大学)・鮫島輝美(京都光華女子大学)
・ポスト3.11震災社会の現在・未来:今から私たちがなすべきことは?
企画:伊藤哲司(茨城大学人文学部)・矢守克也(京都大学防災研究所)
八ッ塚一郎(熊本大学教育学部)
・実践と介入をめぐって―可能性、困難、研究者のありかた
企画:青山征彦(駿河台大学)・香川秀太(青山学院大学)・岡部大介
(東京都市大学)
・国内外のフィールドワークにおいて見られる学生の学びのプロセスとその
評価
企画:岸磨貴子(明治大学)
・研究倫理のカッティング・エッジ―実践のための研究倫理を考える
企画:渡邉卓也(立命館大学)・サトウタツヤ(立命館大学)

なお、第10回大会では、ポスター発表者を対象に賞の選考を行い、懇親会
会場にて表彰式を執り行う予定です!

○予約参加・講習会のご案内
5月27日(月)より予約参加を受け付けております。予約はご参加いただきや
すい金額となっておりますので、この機会をどうぞご活用ください。
また、講習会の申し込みを受け付けております(先着順)。ご好評をいただ
いており、定員に達し次第受付を終了させていただきますので、お早めにお申
し込みください(なお、現時点ですでに講習会③「質的研究者のためのミック
ス法ワークショップ(講師:抱井尚子)」ならびに、講習会⑤「グラウンデッ
ド・セオリー・アプローチ」(講師:戈木クレイグヒル滋子)は受付を終了さ
せていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました)。
予約参加ならびに講習会の予約のお申し込みは、7月31日(水)となっており
ます。詳しくは、第10回大会ウェブサイトをご覧ください。
http://jaqp2013.wix.com/jaqp2013#!untitled/c17em

○オプションツアー「京町家の夏座敷見学会」のご案内
8月30日(金)16時30分~17時30分に、「京町家の夏座敷見学会」を開
催いたします。夏の京都の格別な風情をご堪能いただけますと幸いです。みな
さまのご参加をこころよりお待ちしています。
お申し込みなどの詳細は、第10回大会ウェブサイトをご覧ください。
http://jaqp2013.wix.com/jaqp2013#!events/c16s4

○「若手の会」のご案内
8月30日(金)17時30分~19時に、若手の会を開催いたします。会では、
若手研究者の発表と全員参加のワークを行います。ワークでは、若手研究者が
自信をもって研究を進めていけるよう、研究の個性を他者から見つけてもらっ
たり、若手研究者も他者のよいところを褒め、お互いに個性を伸ばし合えるよ
うな会にしたいと考えています。会の後には近隣の飲食店での懇親会も予定し
ています。発表者(2名程度)ならびに参加者を募集していますので、ご関心
がおありの若手のみなさま、どうぞ奮ってお申し込みください。
お申し込みなどの詳細は、第10回大会ウェブサイトをご覧ください。
http://jaqp2013.wix.com/jaqp2013#!wakatenokai/cyug

○一般企画シンポジウムのご案内
9月1日(日)に「一般公開シンポジウム☆祭り」を開催いたします。
Globalization & Diversion Eraにおける多様な人間理解にむけて、次の3つの
一般公開シンポジウムを企画しています。

・9時30分~ 日中韓における人間観の基本を共有するために
「日中韓の人間性を考えるキーワードを語り合う」
企画:田垣正晋(大阪府立大学)・森岡正芳(神戸大学)
・12時30分~ 難病当事者の視点を共有するために
「『当事者』だからこそ語れること、語れないこと―『当事者』
という概念の再考に向けて」
企画:日高友郎(福島県立医科大学)・水月昭道(筑紫女学園)
・15時00分~ DV被害者支援の文脈を共有するために
「DV支援における協働と連携」
企画:安田裕子(立命館大学)

なお、お問い合わせ先はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。詳しく
は、第10回大会ウェブサイトをご覧ください。
http://jaqp2013.wix.com/jaqp2013#!untitled/c11qb

○日本質的心理学会10周年記念 「質的心理学ハンドブック」プレシンポジ
ウム 御礼
6月 1日(土)に立命館大学にて開催いたしました、「質的心理学ハンドブック」
プレシンポジウムは、大盛況のもと、終了いたしました。休日のよい日和に、
全国各地よりお越しいただきまして、誠にありがとうございました!この場を
かりて熱く御礼申し上げます。

○大会プログラムの公開ならびに今後のスケジュールのご案内
大会プログラムを公開いたしました。詳しくは、第10回大会ウェブサイト
をご覧ください。
http://jaqp2013.wix.com/jaqp2013#!schedule/c1ylq

また、大会までの今後のスケジュールは以下のとおりです。
========
7月 5日(金) 会員企画シンポジウムなどの抄録提出締め切り
7月19日(金) 大会プログラムをウェブサイトにて順次公開
7月31日(水) 講習会予約・予約参加申し込み締め切り
8月上旬   大会抄録集を予約参加者にご発送
8月30日(金)~9月1日(日) 日本質的心理学会第10回大会開催
========

大会ウェブサイトでは、順次情報を更新しております。大会ポスターも完成
しました。ポスターデザインはウェブサイトの背景にもしておりますので、ぜ
ひご覧ください。

第10回大会に関するお問い合わせは、大会事務局(jaqp2013@outlook.com)
までご連絡ください。
第10回大会「温故知新―きっと新しい径路が見える」へのみなさまのご参
加を、心よりお待ちしております!

—————————————————
日本質的心理学会第10回大会事務局
〒603-8577 京都市北区等持院北町
立命館大学(衣笠キャンパス)内
mail: jaqp2013@outlook.com
—————————————————

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◆研究交流委員会より: 「研究奨励制度」のお知らせ

「研究奨励制度」について2013年度分の募集中です。ふるってご応募くだ
さい。

○「研究奨励制度」
大学院に在学中の研究者、博士後期課程修了または博士後期課程退学後5年
以内で常勤職にない研究者・修士修了10年以内(一貫制博士課程において修
士号を授与されてから10年以内の方を含む)で常勤職にない研究者などを対
象に、国内外のフィールド調査の費用や、学会への参加・発表費用などとして
1名につき10万円を助成するというものです(2件まで)。
継続的なフィールド調査を予定されている方や、国際学会への参加を検討さ
れている方におすすめします。2013年度分の〆切は2013年8月10日です。
9月から調査を開始いただけるよう、8月末までに審査を終了します。

○申請の手続きとスケジュール
研究計画書および予算計画書の様式を学会ホームページからダウンロード
し、必要事項を記入して電子メールで担当者まで送付してください。メールの
タイトルは「質的心理学会 研究奨励制度 応募」としてください。2013年度分
の〆切は2013年8月10日です。9月から調査を開始いただけるよう、8月末
までに審査を終了します。8月30日~9月1日に開催される日本質的心理学会
第10回大会期間中に授与式を行います。

○応募の際必要な資料
【基礎情報】氏名、所属、連絡先(住所、電話、メール)
【研究計画書】研究計画(研究課題名、目的、方法、予想される結果と意義:
全体で1,200字程度)
【予算計画書】物品購入費、国内旅費、国外旅費、謝金、その他等、費目ごと
に具体的にご記入ください。
【〆切】2013年8月10日

○採択の条件(採択後の義務)
受けた助成金は当該年度3月末までにご使用いただき、その後、研究交流委
員会あてに決算書を提出いただきます(様式は任意)。
また、2014年度か2015年度の大会で発表するとともに、および「質的心理
学フォーラム」へ寄稿していただきます。
申請の内容を実現できなかったと判断される場合には、助成金の返還をお願
いすることがあります。
応募およびお問い合わせは以下までお願いします。

研究交流委員会・研究助成担当 高橋亜希子:
takahashi.akiko「あっと」a.hokkyodai.ac.jp(「あっと」を@に変換してくだ
さい)

※本年度は、予算等の都合から、研究企画助成制度の募集はありません。

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◆研究交流委員会より: 「質的心理学研究法セミナー」のお知らせ

●今年もやります!『質的心理学研究法セミナー』

研究交流委員会は会員の技能習得ニーズに答えるべく、『質的心理学研究法セ
ミナー』を開催しています。
このセミナー企画は、(1)長時間(4時間以上)の講習、(2)事前登録制の少人
数、(3)事前課題付きの参加型の3点が特徴です。
今年度は2企画実施予定です。まずは通算第6回目のセミナー参加者を募集
致します。ふるってご参加ください。

○第6回 質的心理学研究法セミナー
『M-GTAの初歩―選択・テーマ設定・焦点化の基準』
【概要】自分のやりたい質的研究には、M-GTA(修正版グラウンデッド・セオ
リー・アプローチ)が合っているのだろうか? 合っているとすれば、「分析
テーマ」や「分析焦点[者]」はどのように設定したらよいのだろうか?
M-GTAによる研究を始めるにあたってしっかりと検討すべきこうした問いに
ついて、講師と参加者で一緒に検討していきます。
【日時】2013年10月26日(土) 10:00~16:00
【場所】安田女子大学(広島市)
【講師】山崎浩司(信州大学)
信州大学医学部准教授。M-GTA(実践的グラウンデッド・セオリー)研究会世話
人。
専門は死生学、医療社会学、質的研究方法論。
ホームページ:http://researchmap.jp/HRY
【テキスト】
木下康仁(2003)『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践―質的研究
への誘い』、弘文堂
【事前課題】
①以下の文献を読んできてください。
山崎浩司:「研究の技術(3)質的研究の技術1―基本編」『日本認知症ケ
ア学会誌』10巻1号、2011年、106-113.
②テキストの「第7章 どんな研究に適しているか」~「第12章分析焦点者の
設定」(89頁~139頁)を読んできてください。
③自分の研究関心と重なる・近い先行研究(質的研究法による論文に限定)を
一つ選び、(1)どこが自分の関心と重なるのか・近いのか、(2)どこが逆に違
うのか・何が足りないのかについて、説明してください。
④自分の研究関心をもとに、インタビューで尋ねたい質問を3つだけ挙げてく
ださい。
【申込・問合せ先】seminar131026あっとgmail.com(「あっと」を@に変換
してください)
※上記は、第6回セミナーの申込・問合せ専用アドレスです。
【申込時の記載内容】(1)氏名と所属(無所属でも可)、(2)連絡先、(3)研究主題
と研究領域、(4)応募理由(400字以内)、(5)会員/非会員の別
【申込期限】2013年9月15日(日) ※定員(20名)
※定員超過時は講師の先生と相談の上で、応募理由に書かれた緊急性により選
抜します。また、大幅に定員を超過する申込みがあった場合、HP等で予告し
た上で、申込期限より早期に申込打ち切りとさせて頂く場合があります。
【参加費】日本質的心理学会会員は2,000円、非会員は4,000円。

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

『質的心理学研究』の本年度第1回目の編集委員会が6月9日(日)に開催
されました。編集委員会が新体制になって初めての会議で、編集委員・監事の
自己紹介の後、「規約」や「覚え書き」の見直し、予算、決算、査読の進め方、
覚書・通知文の変更、第13号の書評など多くの議題を検討しました。覚書・
通知文の変更では、修正再審査論文の再投稿の期間が一般論文は12カ月、特
集論文は1カ月であること、投稿を取り下げる場合は二重投稿とみなされない
ように編集委員会にメールで連絡することが明示されました。また、査読をよ
りいっそう円滑に進めるために、来年度からの編集委員会の新たな体制につい
ても検討されました。
なお、今後刊行予定の『質的心理学研究』に関するお知らせは以下の通りです。
第13号の書評のテーマは「事例研究再考」(斎藤清二 責任編集)です。こ
こでの事例は個人だけでなく、組織システムまでを視野に入れ、さまざまな領
域の評者に、事例研究法を基礎づける理論、方法論に関する書籍、研究者に
とって範例となる良質の事例研究の実例の書籍等について紹介していただく企
画となるでしょう。第13号の特集は、「個性」の質的研究 ~個をとらえる、
個をくらべる、個とかかわる~(渡邊芳之・森直久 責任編集)ですから、第
13号は、質的研究の特徴の一つである「個別性」に迫るものになりそうです。
2014年3月に出版予定ですが、どのような論文・書評が掲載されるのか期待
が膨らみます。第13号の特集論文の充実にご協力・ご配慮いただいている投
稿者・審査者の皆様には、時間的にもご負担をおかけしていますが、ご協力の
ほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
第14号の特集は、社会的実践と質的研究(田垣正晋・永田素彦 責任編
集)がテーマです。投稿の締め切りは2013年10月末日です。たくさんのご投
稿をお待ちしています。そして、第15号の特集は、子どもをめぐる質的研究
(斉藤こずゑ・菅野幸恵 責任編集)です。これに関連して、8月30日から
9月1日まで開催される第10回大会(立命館大学衣笠キャンパス)では、編集
委員会企画として、シンポジウム「子どもたちの“いま”をとらえる-オルタ
ナティブな子ども観の創造」が開催されます。シンポジウムへの参加をお待ち
しています。なお、第14号、第15号の特集の趣旨は
http://www.jaqp.jp/shitsushinken/shitsushinkentokusyu/tokusyugenzai/を
ご確認ください。責任編集者の特集への想いが伝わってきます。第16号の特
集についても、すでに、第1回編集委員会でいくつか案が出され、第2回目の
編集委員会で、テーマを決めていくことになっています。アイディアがあれ
ば、編集委員会までお知らせください。

(『質的心理学研究』 副編集委員長  山口智子)

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◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

みなさまのお手元に『質的心理学フォーラム第4号』が届いたものと思いま
す。予定より遅れてしまい申し訳ありませんでした。もしも届いていないとい
う方は、学会事務局が誤った住所を把握している可能性が高いので、事務局ま
で現住所をお知らせ下さい。
さて、本号も質的心理学の重要な論点についての論考が掲載されています。
刊行が遅れた言い訳にもなりますが、第4号が刊行にたどり着くまでの、執筆
者と編集委員会、そして編集委員会内部での真剣かつ丁寧な議論はまさに質的
心理学ならではのものでした(たぶん)。残念ながらその議論を披瀝することは
できませんが、おそらく、それぞれの論考を読んでいただければ、何か言いた
くなるような落ち着きのなさを感じられるのではないかと思います。それはお
そらくそのときの議論の余韻です。各論考を批判しているのではありません。
統計処理ですっきりとデジタルな結論を出すのとは異なるという意味での落ち
着きのなさです。ぜひとも、その落ち着きのなさをバネに本号特集論文への意
見論文を投稿していただき、各執筆者や私たち編集委員と余韻を共有しましょ
う。意見論文の投稿についての詳細は第4号138頁をご覧下さい。締切は7月
末。掲載されれば、査読論文として扱われます。
(『質的心理学フォーラム』編集委員長 尾見康博)

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◆会務委員会より

<会員動向> 6月14日現在の会員状況は以下のとおりです。

●会員数 1007名
●2013年度会費納入率 60.2%(未納者401名)
●2012年度会費納入率 85.0%(未納者151名)

雨の多い季節になりました。新年度がスタートし、研究も軌道に乗り始めた
方も多いのではと拝察いたします。さて、6月1日に常任理事会が京都で開催
され、本年度の活動方針他が確認されました。能智新理事長のもと、日本質的
心理学会も新体制で本格的にスタートしました。
ただ、残念ながら、4年間会費未納の方の除名処分も決まりました。30名ほ
どの方が対象になりました。夏には第10回の記念大会、そしてハンドブック
の出版も控えています。学会運営のためにも、会費納入を宜しくお願い致します。

(会務委員会 谷口明子)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆エスノメソドロジー・会話分析(EMCA)研究会
初心者セミナーのお知らせ

このたびEMCA研究会(http://emca.jp/)では、セミナーを開催することに
しました。近年、エスノメソドロジー・会話分析に関する基礎的な教科書や論
文集が増えつつあります(http://emca.jp/learnmore.php)。しかし大学等で体
系的に学習する機会は少なく、気軽に参加できる講義も多くありません。この
ため、試しにやってみたい、質的調査法の一つとして興味がある、もう一度勉
強したい、といった方々に役に立つようなセミナーを設定しました。講師
は、EMCAに関わる研究で博士号を取った若手研究者等が行います。

具体的には、現在、以下の内容のセミナーがすべて開催予定となっております。
詳細はそれぞれのページをご参照ください(今後も追加されます)。

————————————————————-
6月22日(土)「ビデオカメラを用いたフィールドワーク:レクチャーシリー
ズ①~機材の準備~」(講師:秋谷直矩)13時~14時 @成城大学
http://emca.jp/emca_seminar/20130622.php
参加資格: 会員・成城ビデオデータセッションメーリングリスト参加者
※非会員の参加希望者は、本研究会会員になるか成城ビデオデータセッション
ML(https://sites.google.com/site/akiya0427/seijo_data)に登録すれば参加
可能です。
※本セミナーの申込〆切は延長の可能性がありますので希望者はお問い合わせ
ください。
7月7日(日)「ビデオを用いたフィールドワーク」(講師:秋谷直矩)10時~
13時@立命館大阪梅田キャンパス
http://emca.jp/emca_seminar/20130707a.php
参加資格:会員・非会員

7月7日(日)「会話分析の基本的な考え方と分析の手続き」(講師:平本毅)
14時~17時 @立命館大阪梅田キャンパス
http://emca.jp/emca_seminar/20130707h.php
参加資格:会員・非会員

—————————————————–

定員に限りがあり、セミナー日程の2週間程度前には申込受付を終了する予
定です。ご参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
申し込み方法など詳細は以下をご参照ください。
http://emca.jp/emca_seminar.php

この件への問い合わせは、seminar@emca.jp
企画担当世話人(小宮友根)・事務局世話人(樫田美雄・五十嵐素子)までお願い
します。

※本メールは各種メーリングリストに転載可能です。
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エスノメソドロジー・会話分析研究会 http://emca.jp/
事務局(樫田美雄)

(情報提供者 樫田美雄 様)

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◆第2回 TEM東京研究会 プログラム

日時 : 2013年6月23日(日) 13:00~(開場12:30~)
場所 : 青山学院大学 青山キャンパス 4号館(総研ビル)9階 第16号
会議室
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html(アクセス
マップ別紙)

企画・協力:サトウタツヤ(立命館大学文学部)、安田裕子(立命館大学衣笠総
合研究機構)、谷口須美恵(青山学院大学大学院) 北村文昭(青山学院大学教
育人間科学部)
参加費: 300円(資料代) ※どなたでもご参加いただけます。
参加申込み: 事前申込みをお願い致します。
発表者とテーマ(発表20分・討議20分) ※サトウ先生、安田先生にご講評
をいただきます。

13:00~13:05 開会、本日のスケジュール確認など
13:05~13:45
中野 円佳(立命館大学先端総合学術研究科公共2回生)
「均等法「第三世代」の男なみ就活がもたらす女ゆえ退職のパラドクス」
13:45~14:25
和田 美香(厚木市立病院小児科)
「ひきこもり者のきょうだいが家族から自律していくプロセス」
14:25~15:05
得津 槇子(関西福祉科学大学)
「中途障害者家族の受障から向老期のプロセスにみる家族レジリエンス」

~~~休憩(15分)~~~
15:20~16:00
日高 友郎(福島県立医科大学医学部 衛生学・予防医学講座)
「神経難病者とITピアサポーターの出会いのプロセス」
16:00~16:40
冨岡 理恵(上智大学大学院満期退学)
「不登校を経験した生徒の『時間』」
16:40~17:20
谷口 須美恵(青山学院大学大学院 文学研究科心理学専攻博士後期課程)
「不登校に至りそこから社会に再適応していくプロセス」
17:20~18:00
参加者自己紹介・総合討論(サトウ先生のミニレクチャー予定)

18:00~18:10 片付けて終了
18:10~    移動
18:30~    懇親会(希望者) 会費 未定(4000円前後)

事前参加申込み・問い合わせ先 : 谷口須美恵 s2taniguchi@kki.biglobe.ne.jp
主催 : 科学研究費 基盤研究C「ライフとキャリアの変容・維持過程の記
述―臨床と教育に活きる質的研究法TEM」(研究代表者:安田裕子)

◆ 青山学院大学 青山キャンパス
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html
キャンパスマップ
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html#anchor_11
14号館は正門入ってすぐ右の建物です。
エレベーターで9階まで上がってください。

〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
JR山手線、JR埼京線、東急線、京王井の頭線、東京メトロ副都心線 他「渋
谷駅」より徒歩10分
東京メトロ(銀座線・千代田線・半蔵門線)「表参道駅」より徒歩5分

(情報提供者 日高友郎 様)

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◆一般財団法人日本心理研修センター夏季研修会のご案内

日本質的心理学会を含む様々な心理の諸学会が連携し、心理職の研修、また
国家資格の試験制度を検討することを目的として、2013年4月1日に「一般
財団法人日本心理研修センター」が発足しました。最初の活動として、この夏
5つの研修会が企画されました。いずれも臨床発達心理士、学校心理士(予定)、
特別支援教育士(予定)、臨床心理士(予定)などの資格更新ポイントとなります。
積極的にご参加下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◯参加資格:臨床発達心理士、臨床心理士、特別支援教育士、学校心理士、そ
の他心理職、守秘義務のある専門職、心理学関連大学院生
◯受講料:一つの講座につき、7000円
◯申し込み方法:日本心理研修センターのホームページの研修会案内
(http://shinri-kenshu.jp/)から、【その1】及び【その2】のそれぞれの日程
で講座を選択し、申し込みフォームでお申し込みください。

<研修会その1>
期日:平成25年7月21日(日)
会場:跡見学園女子大学文京キャンパス校舎 M2301、2302、2304の各教室
東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車徒歩2分
http://www.atomi.ac.jp/univ/about/campus/access.html
●【プログラム第1)災害におけるこころの支援】
「災害時の支援の課題と災害派遣精神医療チーム“DPAT”の構想 について」
河嶌 譲/厚生労働省社会援護局精神・障害保健課
「災害時の心理支援の基本及び技術と課題」
飛鳥井 望/公益財団法人東京都医学総合研究所副所長
●【プログラム第2)認知行動療法の適用の実際と課題】
「認知行動療法のポテンシャル」
熊野 宏昭/早稲田大学人間科学学術院 日本行動療法学会理事長
「行動変容と認知変容のためのキーポイント」
鈴木 伸一/早稲田大学人間科学学術院
●【プログラム第3)学校における心理支援】
「いじめ問題について」
齊藤 大輔/文部科学省初等中等教育局児童生徒課 課長補佐
「学校での心理支援におけるチームワーク」
高田 晃/宇部フロンティア大学
「養護教諭の立場からチームワークの課題について」
押方 富子/練馬区谷原小学校保健主幹・特別支援教育コーディネーター
「学校における心理支援、まとめ」
村瀬 嘉代子/一般財団法人心理研修センター理事長

<研修会その2>
期日:平成25年8月12日(月)
会場:筑波大学・東京キャンパス文京校舎119教室・120教室
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1
東京メトロ・丸ノ内線茗荷谷(みょうがだに)駅下車「出口1」徒歩2分
程度
http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html
時間:プログラム4)9時半~16時半、プログラム5)10時半~16時半
●【プログラム第4)自閉症児への発達論的アプローチの新動向-発達アセス
メントに基づく「新しいTEACCH」モデル、コミュニケーション・情動調整
重視のSCERTSモデルをオペレーション・システムとして-】
「イントロダクション:自閉症発達研究の成果と支援モデル」
長崎 勤/筑波大学
三宅篤子/国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
「『新しいTEACCH』モデルと構造化」
三宅篤子
黒田美保/淑徳大学
「SCERTSモデルにおける包括的発達支援」
長崎 勤
吉田 仰希/岩手県立峰南高等特別支援学校
●【プログラム第5)発達障害をめぐる動向と最新の心理アセスメント・支援
情報
「特別支援教育の新たなる前進-全国実態調査によって大きく変わる学校教
育-」
上野 一彦/一般社団法人日本LD学会
「これからの心理アセスメントの今後の動向-WISC-4、WAIS-4を中心に-」
松田 修/東京学芸大学
「学習支援を考える―ユニバーサルデザインを中心に―」
小貫 悟/明星大学

(情報提供者 能智正博 様)

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[クッピーより]
数年前、アメリカの幼稚園を訪問したときです。私が日本から来たと言って
も子どもたちは日本がわかりません。それで、「中国の隣にあるバナナの形をし
た小さな島」と説明すると、子どもたちが地球儀を見て「ほんとだ、バナナ!」
と大喜び。それにしてもこの興奮…と思って、地球儀を覗き込んでみると、日
本が黄色だったのです(日本の地球儀だと日本は赤ですよね)。まさにバナナ
日本! 当たり前が裏切られる感覚が心地よくて、研究を続けてしまうのかも
しれません。
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第104号担当:渡辺 理・日高友郎・岡本依子
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2013年6月19日
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