日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃0┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
役立つ情報を共有しましょうよ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.69======================2010/7/20

クッピーです。今年の梅雨は各地でゲリラ豪雨に見舞われ、「しっとりした
長雨」というよりはとにかく不安定な天候が続きましたね。けれど、ここ数
日の週間天気予報はほとんど晴れマーク。気温もぐんぐん上がり、セミたち
の合唱も日に日にその勢いを増しているようです。いよいよ夏本番。クーラ
ーの設定温度とビールの飲みすぎに注意しつつ、皆さま素敵な夏休みをお過
ごしください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より:研究助成の応募締切延長について

◆第7回大会実行委員会より

◆事務局より

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆研究交流委員会企画の研究会

■□■□「質的研究」情報コーナー

■ 研究会情報

◆TEM研究会@京都のおしらせ

◆第3回現象学的研究方法ワークショップのご案内(西武文理大学)

◆東京フィールド研究検討会(とうふ研)第1回(高千穂大学)

■ 著書の紹介

◆『New Ideas in Psychology, Volume 28, Issue 2 (August 2010)』

◆『人はなぜ夢を見るのか -夢科学四千年の問いと答え』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……………………………………………………………………………………………
◎ 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆研究交流委員会より:研究助成の応募締切延長について
2010年度の研究助成の応募につきまして、7月末が応募締切でしたが、8月14
日まで締切を延長しました。皆様どうぞ奮ってご応募下さい。
なお、応募要領は下記の通りです。

【2010年度研究奨励金の応募要領】
大学院に在学中の方を対象に、研究奨励費10万円を助成します(今年度は2
名まで)。
国内外のフィールド調査の費用や、国内外の学会への参加・発表費用など、
研究実施および成果発表の費用として活用していただけます。

○申請の手続きとスケジュール
申請時に大学院在学中であることが条件です。
以下の連絡事項と書類を、電子メールで担当者まで送付してください。

メールのタイトルは「質的心理学会 研究奨励制度 応募」としてください。
連絡事項 氏名、所属、連絡先(住所、電話、メール)
研究計画書 研究計画(研究課題名、目的、方法、予想される結果と意義;
全体で 1200字程度)
予算計画書 物品購入費、国内旅費、国外旅費、謝金、その他等、費目ごと
に具体的にご記入ください。

〆切:2010年8月14日

なお、助成を受けた次の年度か、その次の年度の大会で発表すること、お
よび採択の次年度の「質的心理学フォーラム」へ寄稿していただくことが条
件です。
申請の内容を実現できなかったと判断される場合には、助成金の返還をお
願いすることがあります。

応募先:梅崎高行(研究交流委員会 研究助成担当):
umezaki「あっと」 konan-wu.ac.jp (「あっと」を@に変えて下さい。)

【2010年度地方研究企画助成制度の応募要領】
地方での研究会・講習会などの企画を学会がサポートします。
費用も5万円程度を助成します(今年度は2件まで)。
なお、今年度中に開催することが応募条件です。
※昨年度から助成金額が変更されていますが、趣旨や利用可能な費目等に変
更はありません。

テーマ例(企画の具体的な内容については、相談に応じます)
理論について(エスノメソドロジー、活動理論、社会構築主義など)
研究方法について(医療の会話分析、教室の相互行為分析など)
特定のテーマについて(記憶、仕事場、介護、ひきこもりなど)

講師の紹介は学会がサポートし、広報についてもご協力します。
なお、会場や、必要な人員の確保、当日の運営は受け入れ側でお願いいたし
ます。

助成される費用:講師の謝礼、旅費、会場費、人件費、その他の実費。

○応募の手続きとスケジュール
以下の連絡事項を、電子メールで担当者まで送付してください。
メールのタイトルは「質的心理学会 地方研究企画助成制度 応募」としてく
ださい。
連絡事項 氏名、所属、連絡先(住所、電話、メール)
企画概要(希望するテーマ、開催地のめど、開催時期など)

〆切:2010年8月14日

応募先:藤江康彦(研究交流委員会 研究助成担当):
fujie「あっと」kansai-u.ac.jp(「あっと」を@に変えて下さい。)

◆事務局より
第7回大会の申し込み期限が迫り、毎日のように新会員をお迎えしている
状況です。7月13日付の会員数は925名、2010年度会費納入率は53%です。
茨城大会では1000人目の会員、が誕生するでしょうか?

◆『質的心理学研究』編集委員会より
“このように「編集委員会の方法(スタイルややり方)」は作られ、更新さ
れていくんだ!”本編集委員会の活動を通して、このことをたびたび実感し
ます。メンバーの方法は、一方で整理され、言語化されていきますが、他方
で言葉では表現しきれない実践でもあり、その組織に参加する者たちの振る
舞い、こだわり方や議論の仕方等々に、それと知らずに表現されつつ伝えら
れていくものだと思います。
私は2年間、編集委員を経験し、おぼつかない足取りではありますが、今
年度から出版担当の副編集委員長の役割を担わせてもらっています。本委員
会の「方法」の生成と更新を実感するのは、役割が変わり、それを振り返る
機会を得たからかもしれません。
さらに、委員長、副委員長の交代により、大きく方法の組み換えをしてい
る、その渦中にいるためでもあると思います。
その「方法」は、編集会議や幾つかの企画に取り組んでいくプロセスの中
に現われています。本編集委員会は、主に『質的心理学研究』の刊行に向け
た編集作業をしておりますが、この作業には、一般論文の審査、特集企画と
論文の審査、書評特集企画と原稿依頼が含まれています。他にも、全国大会
のシンポジウムの企画運営を行っています。そのためでしょうか、いろいろ
な提案や相談等々が“毎日”のように飛び交っています。この「飛び交う」
という議論のスタイルが、本編集委員会の方法になっていくかもしれません。
加えて、このように議論が絶えないのは、多分野から本誌に、内容的にも
方法論的にも多様な論文が集まっているためだとも思います。二重の意味で
多様性をもつ本誌の論文は、それゆえ、領域横断的な議論を介した結晶です。
本誌の中から新たな質的研究の論点やスタイルも生まれてくるのではないか、
と期待しています。
現在は、本年度末刊行予定の第10号に向けた編集作業中です。第10号の書
評特集は「アクションリサーチ」ですので楽しみにお待ちください。また、
第11号の特集「病い、ケア、臨床」(責任編集:森岡正芳・西村ユミ)は、
2010年10月末日が締め切りです。一般論文は随時受け付けております。多様
な分野から多彩な論点を含んだ論文が投稿されることを心待ちにしています。
(副編集委員長 西村ユミ)

◆第7回大会準備委員会より
関東地方あたり、梅雨空の鬱陶しい天気が続いています。いかがお過ごし
でしょうか。第7回大会の準備、少しずつではありますが、着実に進めてい
ます。大会ポスターが刷り上がりましたので、各会員が所属されている大学
・研究所等にお届けします。目立つところに掲示していただければありがた
いです。なおポスターのデザインは、東京大学大学院の原田満里子さんが担
当してくれました。
さて1号通信はご覧いただけたでしょうか。すでに予約参加が始まってい
ます。今月末が個人発表(ポスター)と会員企画シンポジウムも申込期限と
なっていますので、ご留意ください。多くの方からの申込み、お待ちしてい
ます。この申込みも大会HPから行ってください。
http://cps.edu.ibaraki.ac.jp/jaqp7/index.html

今後のスケジュールは、次のとおりです。
7月31日 個人発表(ポスター)・会員企画シンポジウム申込期限
8月10日 個人発表・会員企画シンポジウムの可否のお知らせ
9月10日 会員企画シンポジウム等の抄録提出締切
9月中旬 2号通信をホームページにて公開および送付
9月下旬 大会プログラムをホームページにて順次公開
10月10日 予約参加申込期限、ワークショップ・講習会申込期限
10月31日 予約参加費・諸経費払い込み期限
11月26日 プレ企画
11月27日・28日 本大会

なおすでにお伝えしているとおり、1号通信発送時に参加費等の振り込み
に使う用紙(ゆうちょ銀行払込取扱票)を同封し忘れるというミスがありま
した。今回のポスター発送時に、各2枚ずつ振り込み用紙を入れておきます。
ゆうちょ銀行等に備え付けのもの(青い払込取扱票)でも振り込みは可能で
す(その場合は通信欄に振り込み額の内訳を明記してください)。
なお払込取扱票の送付を個人的に希望される方にはあらためてお送りしま
すので、下記までご連絡ください。

日本質的心理学会第7回大会準備委員会事務局
E-mail: jaqp7info@gmail.com
Tel/Fax: 029-228-8651(茨城大学教育学部金丸隆太研究室)

さらに「経費・資源節約に関わるお願い」として、2号通信郵送不要の方
にご一報くださるようお願いをしています。上記アドレスへメールを送るか、
大会HPからご連絡ください。
茨城空港と神戸空港を結ぶ便が、2010年9月以降、運休となるというニュ
ースが流れています。11月に再開されるかどかの見通しは立っていないよう
です。関西方面からお越しのみなさま、くれぐれもご留意ください。下記も
ご参照ください。
http://www.skymark.co.jp/ja/company/investor/100624_press.pdf
(第7回大会準備委員長・伊藤哲司)

◆研究交流委員会企画の研究会
「サービス提供場面の質的分析 ~障害当事者参画の試み~」のお知らせ

本研修会は、保健福祉や医療現場における「サービス利用者/サービス提供
者」間の軋轢や葛藤について、サービス利用者自身の語りや、サービス利用者
自身が構成した映像や即興劇などの素材を用いて、質的に分析する試みや実践
を検討します。そして、従来の社会福祉教育のなかでは、援助対象として受動
的に扱われてきた「利用者」(人)と、教育手段として補助的に扱われてきた
「教材」(モノ)に焦点をあてて、サービス場面の質的研究方法を考察して行
きたいと思います。
保健福祉・医療現場のサービス利用者と提供者間の日々の葛藤や軋轢につい
ての相互作用分析に興味をおもちの方や、援助専門職の現任者教育や大学にお
ける社会福祉教育の学習環境のデザインに興味をおもちの方の参加をお待ちし
ております。

【日時】平成23年2月5日(土) 午前10時~午後5時
【場所】京都文教大学 指月ホール&介護演習室
【内容】
第一部
シンポジウム「障害当事者とともに行うサービス提供場面の質的分析」
・講師 その1:自立生活運動が提起したもの(立命館大学 立岩真也)
その2:障害平等体験(東大阪大学 三島亜希子)
第二部
ワークショップ「精神医療ユーザーたちのプレイバック体験」
・コンダクター 京都プレイバックシアター代表 各務勝博
・シナリオ提供&参加協力  NPO法人PRPきょうと 地域活動支援センター
(III型) きょうとWAKUWAKU座のメンバー京都
【参加費】日本質的心理学会員は無料、非会員は300円(資料代)

注1.参加申し込みを希望される方はお手数ですが、「氏名」「所属」「連絡
先」と「2月5日KBUワークショップ参加希望」と明記したFAXかメールを京都文
教大学吉村宛に送信ください。なお、会場の関係で定員になり次第締め切らせ
ていただきます。
FAX:0774-25-2409
Mail:yyoshimura@po.kbu.ac.jp(@を半角に)
注2.ワークショップ当日にはマイクロバスが近鉄向島と京都文教大学間を運
行します。近鉄向島からワークショップ会場の往復にマイクロバスをご利用さ
れる場合は、「行き」については、「向島発:9時40分」までのバス乗車が、
「帰り」については、「京都文教大学発:17時35分」までのバス乗車が便利で
す。

研修会担当
京都文教大学臨床心理学部 吉村夕里
※以上は暫定的なものです。詳細は11月前後に再度お知らせいたします。

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
……………………………………………………………………………………………
■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆TEM研究会@京都のおしらせ
日時 : 7月31日(土) 13:00~
場所 : キャンパスプラザ京都(JR京都駅から徒歩5分) ホール

TEM(複線径路・等至性モデル)を用いた研究の検討会です。

(1)廣瀬眞理子
「ひきこもり親の会-セルフヘルプグループとしての維持要因(仮)」
(2)小川晶・中坪史典
「高学歴・高齢出産の母親支援における保育士の感情労働のプロセス
-保育士・母親・子どもの関係性に焦点を当てて-」
(3)林晋子
「オリンピアンの直面する出来事からみた心理的サポートの必要性」
(4)和田美香
「(仮)ひきこもりの同胞をもつきょうだいの自律プロセス」
(5)廣瀬太介
「破壊的カルト脱会者の心理過程に関する研究
-『物語の再構成』に着目して-」
(6)鈴木美枝子
「『自閉症児とのやりとり』における教師の思考過程」

司会・アドバイザー
安田裕子・木戸彩恵・サトウタツヤ

なお、当日は、研究会終了後、同じ場所でケータリングを頼んで懇親会を行
う予定です。

資料その他の準備の都合上、参加希望者(会および懇親会)は7/23(金)
までにご連絡いただけると幸いです。

連絡先 サトウタツヤ(satotster@gmail.com)まで

キャンパスプラザ京都の場所は下記のURLでご確認ください。
http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=585&frmCd=14-3-0-0-0
(情報提供 サトウタツヤ 様)

◆第3回現象学的研究方法ワークショップのご案内
現象学的研究方法の第一人者であるAmedeo Giorgi博士をお招きしまして、下記
の通り、ワークショップを開催致します。
来日指導は、博士自身ご高齢でもあることや、健康上の理由等により、今回が
最後になるかと思われます。ぜひこの機会に、現象学的研究方法に関心をお持
ちの皆様にご参加いただけますようお待ちいたしております。

【日時】9月6日(月)~10日(金)5日間 9:00~17:00
【会場】西武文理大学看護学部講義室(埼玉県狭山市)

【プログラム】現象学の理解、現象学的研究方法の導入と分析の実践(通訳付)
【講師】Amedeo Giorgi(米国セイブルック大学院大学教授)
吉田章宏(前淑徳大学教授、東京大学名誉教授)
【世話人】高橋照子(西武文理大学看護学部教授)
【参加費】50,000円(資料代込)

【問い合わせ先】
〒350-1336 埼玉県狭山市柏原新田311-1
西武文理大学看護学部内
第3回現象学的研究方法ワークショップ事務局
Fax:04-2969-1124(代)
E-mail:kango-event@bunri-c.ac.jp @を半角に変えてください。
(情報提供 高橋照子 様)

◆東京フィールド研究検討会(とうふ研)第1回

【日時】7月24日(土)10:30-17:30(終了後、懇親会を予定)

【場所】高千穂大学 10号館1階会議室
http://www.takachiho.jp/access/index.html

話題提供者1:高橋亜希子(北海道教育大学旭川校)
「総合学習における他者との関わりを通した生徒の内面的変容:高木(2001)の
“接触”と“振動”の概念を用いて」
学力低下論の中で賛否のある総合学習ですが、青年期の総合学習は、テーマ
設定過程が生徒自身の関心の所在を確かめる過程となり、取材を通した認識の
変化、社会との関わりは生徒のアイデンティティ形成につながる可能性が指摘
されています。
今回の発表では、総合学習における学校外の人々との関わりに焦点を当て、
学習過程の一高校生の継続的な面接資料と記した文章から、出会った人の言葉、
印象、そこで得た体験が、生徒の在り方を変容させていく過程を分析します。
分析枠組みとしてヴィゴツキーに準拠した高木光太郎さん(2001)の“接触”
と“振動”という概念を用いています。
はたして学習と自己形成を繋ぐ枠組みの試みとしての可能性があるか、みな
さまの意見を頂けると幸いです。よろしくお願い致します。

話題提供者2:今尾真弓(名古屋大学)
「慢性の病気にかかるということ -ある患者の語りを通して」
慢性疾患に罹患された方々へのインタビューを通して、患者さんが、治らな
い病気を位置づけていくプロセスについての研究を行ってきました。 今回は、
インタビューの対象となった方々の中から、ある1人の方のインタビューを取
り上げ、その方の心的過程を描き出すことを通して、病気の経験に迫ることを
試みたいと思います。何分、初めての試みですので、至らない点が多々あるか
と思いますが、ご意見をいただき、有意義な議論をさせていただければと思い
ます。

話題提供者3:木下寛子(九州大学大学院人間環境学府)
「雰囲気の現象学:小学校での日々から」
「雰囲気(空気)を読む」「雰囲気に流される」等々、私たちは日ごろから
「雰囲気」に言及し、また「雰囲気」に自らの振る舞いを左右されるような経
験をします。一見、仮初めで他愛のないもののようで、だからといって、無い
ことにもできない、そういう「雰囲気」とは一体何なのか。ある小学校での子
どもたちや先生たちと共に過ごす日々を起点に話し始め、考えようとしていま
す。
今なお模索のただなかです。まとまらない話になるかもしれませんが、新し
い風を入れて次の一歩が踏み出せたらと思っています。一緒に議論を重ねてい
ただけると、とても嬉しいです。

【参加費/参加方法】無料。事前に下記の連絡先にご連絡ください。
arakawa@musabi.ac.jp 荒川歩宛 @を半角に変えてください。

【主催】東京フィールド研究検討会
(情報提供 荒川 歩 様)

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆『New Ideas in Psychology, Volume 28, Issue 2 (August 2010)』
http://www.sciencedirect.com/science/journal/0732118X
Theorizing Pluralism を特集しています。APA 2009での同題のシンポジウムに
基づいたもので、カナダからThomas Teoら6名の他、トルコ(Aydan Gulerce)、
日本(Tsuneo Watanabe)からも参加して心理学における多元主義の問題につい
て、議論が展開されています。
Theorizing pluralism: An introduction. Pages 199-200, by Jason R. Goertzen,
William E. Smythe
Dialectical pluralism: A theoretical conceptualization of pluralism
in psychology. Pages 201-209, by Jason R. Goertzen
Self-reflective transformational-transformative co-ordinations of the
psychological. Pages 210-218, by Aydan Gulerce
The psychology of personhood: Conditions for a viable, neo-meadian
pluralism. Pages 219-226, by Jack Martin
A vision of dialogical pluralism in psychology. Pages 227-234, by
William E. Smythe, Stephanie A. McKenzie
Ontology and scientific explanation: Pluralism as an a priori condition
of psychology. Pages 235-243, by Thomas Teo
Some social-historical issues underlying psychology’s fragmentation.
Pages 244-252, by Richard Walsh-Bowers
Metascientific foundations for pluralism in psychology. Pages 253-262,
by Tsuneo Watanabe
(情報提供 渡辺恒夫 様)

◆『人はなぜ夢を見るのか -夢科学四千年の問いと答え』
渡辺恒夫 京都:化学同人、2010.234頁。1700円。
http://www.kagakudojin.co.jp/book/b62866.html
<内容>
序 章:映画『マトリックスの問い』
第1章:『ギルガメシュ叙事詩』に始まる
第2章:フロイトとユング -深層心理学の時代
第3章:レム睡眠の発見 -夢の現代科学のはじまり
第4章:もう一つの夢の現代科学 -シリーズ分析と内容分析
第5章:夢には何の意味もない? -レム睡眠の仕組みと夢の脳生理学的なモデル
第6章:レム睡眠の機能 -記憶の整理?
第7章:夢と記憶 -夢の源泉は前日の記憶か
第8章:夢の進化理論
第9章:明晰夢と自己意識の誕生
終 章:夢の現象学
(情報提供 渡辺恒夫 様)

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

……………………………………………………………………………………………
[クッピーより]
第69号はいかがでしたか。まとまった時間が取りやすい夏休みは、研究活動
や論文作成、仲間との交流に最適な季節かと思います。今後とも当メルマガを
どんどんご活用ください。皆さまからの意見やアイデアもお待ちしております。

……………………………………………………………………………………………
編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第69号担当:大倉得史・野坂祐子・坂本將暢
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2010年7月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/toiawase.html
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━