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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.67======================2010/5/20

クッピーです。新緑の木々のあいだを、爽やかな風の吹きぬける、気持ちの
良い季節がやってきましたね。街路や公園、大学の構内、遠くの山々など、
今を盛りとばかりに成長しようとしている若葉のいのちの鼓動が、いたると
ころで音を立てているような気がしてきます。さまざまな生き物たちの合唱
に元気をもらいながら、今月も張り切っていきましょう。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より:国際シンポジウムのお知らせ

◆事務局より

◆『質的心理学研究』編集委員会より

■□■□「質的研究」情報コーナー

■ 研究会情報

○アドバンス編質的研究ワークショップのご案内(早稲田大学、関西大学)

○第8回 質的研究集中ワークショップ(ベーシック編)のご案内(早稲田
大学)

○第1回東京フィールド研究検討会のお知らせ(高千穂大学)

■ 著書の紹介

○『研究以前のモンダイ――看護研究で迷わないための超入門講座』(西條
剛央)

○『ぼくもだっこ』(絵本)( 西條剛央(作)・大島妙子(絵))

○『持続可能な社会をどう構想するか –構造構成主義研究4』(西條剛央・
京極真・池田清彦(編))

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より:国際シンポジウムのお知らせ
「質的研究の最前線―移行のナラティヴと研究評価の基準をめぐって」

2010年6月27日 午後1時から5時 東京大学本郷キャンパス 山上会館

★午後1時10分~
第一部 移行のナラティブを巡って
司会(向田久美子・駒澤女子短期大学)
講演 (日本語解説こみで一時間ずつ) (解説;サトウタツヤ)

講演は英語で行われますが日本語で解説を行います(逐語訳ではありません)。
Michael Bamberg(Clark University)
Selves and identities in the making. Masculinity in Transition.
男の子から男性へ らしさの移行
Katrin Kullasepp(Tallin University)
Dialogical becoming. Professional identity construction of psychology
students.
エストニアで(臨床)心理士になる移行のプロセスと複線径路

★午後3時15分~
第二部 シンポジウム 質的研究の基準(一時間半)
司会(サトウタツヤ・立命館大学)
Michael Bamberg (Clark University) 『Narrative Inquiry』の経験から
能智正博 (東京大学) 『質的心理学研究』の経験から
渡邊芳之 (帯広畜産大学) 『パーソナリティ研究』の経験から
Bamberg氏は英語で、司会と他のパネリストは日本語で話をします。

【主催】 日本質的心理学会・日本パーソナリティ心理学会
【共催】 東京大学大学院教育学研究科・臨床心理学コース ほか

◆事務局より
5月18日現在の会員数は901名となりました。
2009年会費納入率=74%、2010年会費納入率=40%です。
会費納入につきまして、みなさまのご確認をお願いします。

◆『質的心理学研究』編集委員会より
既にメルマガ4月号で能智・新編集委員長がお知らせした通り、能智委員長
を船長とした『質的心理学研究』丸が第三期航海に船出しました。私も、第二
期航海に続き、副船長の1人として、第三期航海にも乗り組むことになりまし
た。もとより力不足ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。編集委員
会のホットな情報を会員の皆様にお伝えできるよう努める一方で、今年も学会
シンポジウム等で、会員の皆様と直接対話ができるような企画も実施できたら
と思っております。
現在、編集委員会では、第10号(特集「環境の実在を質的心理学はどうあつ
かうのか」/責任編集:南博文・佐々木正人)の編集作業を進めております。
編集委員会としましては、特集論文・一般論文ともに迅速な査読を心がけてお
りますが、時には、丁寧かつ慎重な査読に努めることで、査読に時間がかかる
場合もございます。投稿して下さった会員の皆様、再投稿をお待ちしておりま
す。
また、第11号(特集「病い、ケア、臨床」/責任編集:森岡正芳・西村ユミ)
の特集締切は、2010年10月末ですが、一般論文については、随時、投稿を受け
付けております。査読を迅速に行い、査読結果をなるべく早く投稿者にお返し
するためにも、「原稿作成の手引き」をご熟読の上、「チェックリスト」を添
付してご投稿下さるようお願い致します。詳細につきましては、本学会HPをご
覧下さい。(学会HPアドレス:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/)
どうぞ奮ってご投稿下さい。
(『質的心理学研究』副編集委員長 柴山真琴)

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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

○アドバンス編質的研究ワークショップのご案内
【企画趣旨】構造構成主義アカデメイアではベーシック編のWS受講者をはじ
めとして多数のご要望をいただいたことから,質的研究集中ワークショップア
ドバンス編を開催することになりました。アドバンス編では質的研究力の向上
を目的として,講師の指導のもと建設的な相互研鑽を行い,そのプロセスの中
で説得的な研究論文にしていくための実践的なコツを身につけていきます。
経験者なら誰でも経験していることですが,質的研究はいくつかの理由から
多くの場合,的外れな指摘や無い物ねだりのような批判を受けたりと,建設的
な研鑽の場になりにくいものです。しかし本WSでは最初の講義において「建設
的にコメントする(受ける)ための方法」や「着実に技量をあげていくための
認識態度」や「基本ルール」を共有した上で,建設的な相互研鑽の場にしてい
きます。
研究発表は,研究テーマの設定,質問項目の洗練,概念名や理論図の洗練,
論文の洗練といったのいずれの段階でも可能です。また研究発表はしないが研
究実践力を養いたいという参加者も歓迎します。
※参考 アドバンス編参加者の感想http://structuralconstructivismakademeia.blogspot.com/2009/10/in.html
【早稲田大学開催 第六回アドバンス編質的研究ワークショップ】
<日時>2010年6月29日(土) 9時~18時
<場所>早稲田大学早稲田キャンパス22号館 2階 202教室
<交通アクセス・キャンパスマップ>
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
【関西大学開催 第七回アドバンス編質的研究ワークショップ】
<日時>2010年7月17日(土) 9時~18時
<場所>関西大学千里山キャンパス 尚文館501教室
<交通アクセス> http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/access.html
<キャンパスマップ> http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/mapsenri.html
※ワークショップの形式
1セクションあたり40分からなります。研究発表者には10分程度で発表し
ていただきます。次にそれに対して講師ならびに他の参加者が、その研究をよ
り質の高いものにするためにコメントしていきます(20分)。その後適宜講
義を挟み、講師が一般的に気をつけた方がよいことや研究実践上のコツを伝え
ていきます(10分)。
【講師】西條剛央
【使用テキスト】『ライブ講義・質的研究とは何か――SCQRMベーシック
編・アドバンス編』
【参加資格】 研究発表は、ベーシック編WS受講終了者に限られます。聴講参
加はその限りではありません。
【参加費】発表者8千円,それ以外の聴講参加者4千円
【定員】40名程度 ただし発表者は先着8名限定となります(仮登録をいた
だきましても定員になり次第次回仮予約とさせていただきますので予めご了承
ください)。
※ 参加希望者は下記より登録をしてください。後日,構造構成主義アカデメ
イア事務局より詳細情報が送られます。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P13157368
(情報提供 西條剛央 様)

○第8回 質的研究集中ワークショップ(ベーシック編)のご案内
『ライブ講義・質的研究とは何か』(新曜社)公刊以後、各方面からSCQR
M(構造構成的質的研究法)を学びたいというご要望が多数寄せられたため,
構造構成主義アカデメイアでは、そうしたニーズに応えるために4日間(計3
5時間以上)の演習形式の集中ワークショップを開催することとなりました。
好評を博しており,これまで300名以上の方が参加しており質的研究のエ
ッセンスを学びつつ交流を広めています。第9回は東京開催となります。学生,
教員,一般の方を問わずどなたでも参加できますので,質的研究に関心がある
方,質的研究のエッセンスやコツを学びたいという方は奮ってご参加ください。
【受講生の感想】http://structuralconstructivismakademeia.blogspot.com/
【場所】早稲田大学(早稲田キャンパス 22号館 2階)
交通アクセス http://www.waseda.jp/jp/campus/index.html
キャンパスマップ http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
【日時】以下4日間 2010年7月31(土)・8月1日(日)(10時~
18時30分)8月7日(土)・8月8日(日)(7日:9時~19時30分,
8日:9時~17時)
【講師】西條剛央
【定員】先着40名
【内容】質的研究は分析方法に力点を置かれがちですが,意義ある質的研究を
行うためには、「質的研究の長所を活かしたリサーチクエスチョンを立てられ
るかどうか」が本質的に重要なポイントになります。方法が目的を達成する手
段である以上,どのように分析し,どのような理論を構築すればよいかもすべ
てリサーチクエスチョン(研究関心)によって決まってくるため,リサーチク
エスチョンを抜きに「正しい方法」を学ぶことはできないのです。
したがって,本ワークショップでは,各班にわかれ、質的研究の特性を活か
したリサーチクエスチョンの立ち上げから始まり,対象者の選択,データ収集
(インタビュー),データ分析,理論構築(仮説生成),研究発表に至るまで
一気に実践してみることで,SCQRMやそれに基づく「構造構成的M-GT
A」の活用法を学び,質的研究のエッセンスとコツを身につけることを目的と
しています。
【テキスト】
『ライブ講義・質的研究とは何か SCQRMベーシック編』(新曜社)
『ライブ講義・質的研究とは何か SCQRMアドバンス編』(新曜社)
【参加費】2万5千円
【申込方法】参加希望者は下記申込みフォームより仮登録・本登録をしてくだ
さい。http://happymail.matrix.jp/happy/form/15168/form.cgi
※先着順とさせていただくため、定員になり次第締め切らせていただきますの
でご了承下さい。
※本登録が完了を持ってお申し込み手続き完了となります。本登録後、詳細な
情報を送らせていただきます。
(情報提供 西條剛央 様)

○第1回東京フィールド研究検討会のお知らせ
新たに「東京フィールド研究検討会」(略称、とうふ研)を催すことにしま
した。今回は、7月24日に開催する第1回研究会に向けて、研究会開催の告知
と研究検討希望者の募集をさせていただきます。
当研究検討会は、広くフィールド研究を行なっている研究者にご自身の研究
を公に、しかも長時間検討する機会を提供するものです。大学院生においては
所属する研究室以外で研究を検討する機会がないかもしれません。また教員や
研究者においても1人だけで研究を進めている人は少なくないと思います。そ
して、学会という場は成果発表を目的とするためか研究を吟味するに十分な時
間はありません。
そこで研究を公に長時間じっくりと検討してもらう機会は貴重だと考えて、
研究検討会を開催することにしました。研究の検討を希望する方はぜひとも応
募してください。締切は5月末日です。
以下に当研究検討会の概要を記します。
【第1回開催場所】高千穂大学 10号館1階会議室(東京都) http://www.takachiho.jp/access/index.html
(次回以降は東京近郊の別の場所を予定しています)
【第1回開催日時】7月24日(土)
時間は検討希望者の数によります。後日お知らせします。
(今後、年3回程度の開催を予定しています)
【第1回応募先】荒川歩 arakawa「あっとまーく」musabi.ac.jp
【主催者】荒川歩(武蔵野美術大学)、徳田治子(高千穂大学)、松本光太郎
(茨城大学)
(情報提供 荒川 歩 様)

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■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

○『研究以前のモンダイ――看護研究で迷わないための超入門講座』
西條剛央 20091001 医学書院, 160p
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=81052
本書のベースとなった連載等については以下で読めます(無料)
http://www.igaku-shoin.co.jp:80/paperSeriesDetail.do?id=114
http://www.igaku-shoin.co.jp:80/paperDetail.do?id=PA02856_01
○『ぼくもだっこ』(絵本)
西條剛央(作)・大島妙子(絵)20091120 講談社
http://shop.kodansha.jp/bc/ehon/0911.html
○『持続可能な社会をどう構想するか――構造構成主義研究4』
西條剛央・京極真・池田清彦(編)20100330 北大路書房,272p
http://www.kitaohji.com/index_s.html
(以上情報提供 西條剛央 様)
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[クッピーより]
第67号はいかがでしたか。初夏の風に導かれるようにして、今月号は皆さま
からの情報もたくさんいただきました。今後も当メルマガどんどんご活用くだ
さい。また当メルマガに対する意見やアイデアもお待ちしております。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第67号担当:大倉得史・野坂祐子・坂本將暢
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2010年5月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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