日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃9┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
役立つ情報を共有しましょうよ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
編集:日本質的心理学会研究交流委員会
日本質的心理学会 メールマガジン No.64======================2010/2/20
クッピーです。大学は春休みに入りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょ
うか。休みとは名ばかりで、年度末のあわただしさに忙殺されているという
方も多いかと思います。ただ、暦はもうすぐ3月。まだまだ寒い日が続きま
すが、もうそこまでやってきているはずの春を楽しみに、元気に乗り切って
いきたいものですね。
▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ 学会より会員のみなさまへ
◆研究交流委員会より
◆事務局より
◆編集委員会より
■□■□「質的研究」情報コーナー
■ 研究会情報
○「人間と発達を考える会」第3回講演会のお知らせ(帝京平成大学)
■ 著書の紹介
なし
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……………………………………………………………………………………………
◎ 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………
◆研究交流委員会より
日本質的心理学会研究交流委員会 地方研究会企画助成制度 新潟セミナー
「看護職員のための質的研究入門-より深い理解を目指して-」
私たちが暮らす世界(日常)は、ある種の仕組み(アタリマエという仕組
み)の上に成り立っています。しかし、その仕組みを「自覚して」人間の実
践を見ることは非常に難しいものでもあります。臨床に限らず、人々の生活
や仕事などを研究しようとすれば、必ずその壁にぶつかります。こうした「
日常性」の仕組みをターゲットとして「質的」に研究を行う場合、どこに注
意点をおけばよいのでしょうか。昨年のセミナーでは、簡単な演習を交えな
がら、この仕組みを自覚的に見る端緒が紹介いたしました。これらの学習を
通して、質的研究への興味を広げることができました。
今年度は、そもそも質的研究とは何か、というより深い理解をめざし,さ
まざまな切り口から質的研究の特徴を、皆様と共に考えていきたいと思いま
す。
講 師: 森岡 崇 先生 (慶應義塾志木高等学校)
〔訳書〕
アンセルム・ストラウス , ジュリエット・コービン (著), 操 華子 ,
森岡 崇 (翻訳)(2004)『質的研究の基礎―グラウンデッド・セオリー開発
の技法と手順』、医学書院.
John W. Creswell (著), 操 華子 (翻訳), 森岡 崇 (翻訳) (2007)
『研究デザイン-質的・量的・そしてミックス法』日本看護協会出版会.
【日時】2010年3月6日(土)10:30~15:00
【会場】新潟大学医学部保健学科 C203(第3看護演習室)
新潟市旭町通二番町746
新潟交通バス JR新潟駅万代口バス乗り場11番 「浜浦町先回り」
または「浜浦町経由信濃町」「浜浦町経由西部営業所」に乗車し、
「日本海タワー前」下車(所要時間15分)、徒歩1分
【定員】30名
【参加費】日本質的心理学会会員 無料
同 非会員 1000円
【駐車場】あり
【その他】昼食時間が短いので、昼食を各自ご持参ください。
【参加申込】締め切り 2010年 3月 4日
お名前、連絡先メールアドレス、駐車場使用の有無を記載の上、
下記アドレス宛に件名「新潟セミナー」でお申し込みください。
【申請者】新潟大学大学院保健学研究科 西山悦子
enishi〔あっと〕clg.niigata-u.ac.jp(〔あっと〕を@に)
◆事務局より
やまだようこ氏が新理事長に就任予定
役員選挙結果をうけて開かれた2010年2月14日の常任理事会において、次
期執行部の体制が固まりました。六年間理事長を務めた初代無藤隆氏の後
任理事長としてやまだようこ氏が選出されました。
その他の役員は以下の通りです(敬称略)。三期目を迎える日本質的心
理学会の活動にますますご期待いただき、ご協力いただきますようお願い
いたします。
任期は来年度(4/2)から三年間です。
次期新体制(選挙結果のお知らせではありません)
理事長 1名
やまだようこ
常任理事(理事) 7名
麻生武 伊藤哲司 樫田美雄 サトウタツヤ 能智正博 本山方子 矢守
克也
理事 11名
秋田喜代美 岡本祐子 川野健治 斉藤清二 澤田英三 谷口明子 西村
ユミ 南博文 森岡正芳 茂呂雄二 山本登志哉
監事 2名
斉藤こずゑ 好井裕明
『質的心理学研究』編集委員長 能智正博
研究交流委員会委員長 樫田美雄
『質的心理学フォーラム』編集委員長 本山方子
事務局長(会務委員会委員長) サトウタツヤ
◆編集委員会より
「『質的心理学研究』編集委員会から」の欄で書くことでもないのでし
ょうが、ご存じの通り、『質的心理学研究』の兄弟誌(姉妹誌?)にあた
る『質的心理学フォーラム』の第1号が発刊されました。小耳にはさんだ
ところによると、“『質的心理学研究』はこの『フォーラム』に吸収され
てしまい終巻となったのではないか”という噂が流れたとか。いえいえ、
そんなことはありません。『フォーラム』が出たおかげで、『研究』の方
も刺激を受けて、ますます元気になっていきたいと考えています。
『質的心理学研究』の第9号の発刊まではあと1ヶ月あまり。現状は最終
の校正に入っている段階で、1年間の私たちの―「編集委員会」ではなく
学会会員全員にも関わる―成果が来月半ばにはお手元に届くはずです。特
集は、すでにお伝えしております通り、「質的心理学における時間性・歴
史性を問う」(麻生武・山本登志哉 責任編集)で、次のような論文がラ
インナップされています。
・体験を語り始める
・子どもたちはつらい未来をどう引き受けるのか―小児医療における「頑
張れ」という言葉の意味
・時間の流れは不可逆的か?―ビジュアル・ナラティヴ「人生のイメージ
地図」にみる、前進する、循環する、居るイメージ
また、一般論文は以下の通りです。
・生の質に迫るとは―死に逝く者との対話を通して
・人生の意味の心理学モデルの構成―人生観への統合的アプローチに向け
て
・幼児期における発話産出に寄与する身振りの役割
・語りの「聴き方」からみた聴き手の関与
・教室空間における文化的実践の創成―アンサンブルの授業における教師
と子どもの音楽の生成
・Literacy, Literature, and Mind: Jerome Bruner and the Narrative
Turn in Cognition.
***
基本的に、『フォーラム』では意見論文などの投稿は受け付けています
が、原著論文の投稿と掲載は今まで通り、『質的心理学研究』の分担にな
ります。また、各号の特集に応じて広く会員から論文の募集を行うところ
も、これまでと同様『質的心理学研究』の方の特色です。第10号に向けて
の論文の審査は、特集である「環境の実在を質的心理学はどうあつかうの
か」(南博文・佐々木正人 責任編集)への投稿論文も含めてすでに始ま
っています。他にも一般論文の投稿は随時受け付けておりますので、今後
も『質的心理学研究』への投稿をよろしくお願いします。様々なテーマや
方法に取り組んだ新たな視点を拓く論文を、編集委員一同心よりお待ちし
ています。
(副編集委員長 能智正博)
……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
……………………………………………………………………………………………
■ 研究会情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
○「人間と発達を考える会」第3回講演会のお知らせ
「支援(ささえあい)、共生(まざりあい)、連携(つながりあい)のつ
くりかた」
「人間と発達を考える会」は、佐藤幹夫の呼びかけにより、児童精神科
医、地域福祉、教育、臨床心理、福祉行政、児童養護施設や障害者施設な
ど、多彩な現場の人々をメンバーとして構成されています。
現在、社会的にも心理的にもゆとりがもてない、とても生きにくくなっ
ている、と多くの人が感じています。またポスト成長期であり、社会の仕
組みを根底から考え直さないといけない時代だとも言われます。こうした
時代にあって子どもたちが生きること、育つこと。子どもたちを育てるこ
と、支えること。支える人たちを支えること。こうしたことをもう一度足
元から考えて見たいと思い、児童文学者・翻訳家の清水眞砂子さんにお願
いをし、お話をしていただくことになりました。ぜひ、足を運んでみてく
ださい。
(介護、心理、教育。支援者の専門性が言われます。「専門性」って何で
しょう。一緒に考えてみませんか)
【日時】2010(平成22)年3月21日(日)13:00~17:00
【場所】帝京平成大学・池袋キャンパス419教室(4階)
(JR線池袋駅、地下鉄有楽町線東池袋駅、荒川線向原駅よりそれぞれ徒
歩10分)
【参加費用】 2000円
【日程】
12:30 受付開始
13:00 開始・挨拶(佐藤幹夫)
13:10 講演 清水眞砂子「ひとと支えあうこと、ひととつなが
ること」
14:30 ― 休憩 ―
14:45 シンポジウム(1)
清水眞砂子、小林隆児、滝川一廣、西研、佐藤幹夫
15:45 ― 休憩 ―
16:00 シンポジウム(2)・質疑応答
17:00 終了
【募集人員】200名ほど(原則として事前申し込みをしてください)。
【連絡及び問い合わせ先】「人間と発達を考える会」事務局 佐藤幹夫
メール: miki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
(愛甲修子様)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
特にありません。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
……………………………………………………………………………………………
[クッピーより]
第64号はいかがでしたか。3月は学会や研究会等、多い時期だと思います。
ぜひ当メルマガをご活用ください。その他、メルマガに対する意見やアイデア
も含め、皆さまからの投稿を心よりお待ちしております。
……………………………………………………………………………………………
編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第64号担当:大倉得史・野坂祐子・荒川歩
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2010年2月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- メールマガジン
- 日本質的心理学会 メールマガジン No.064