日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃9┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.55======================2009/5/20

新緑のまぶしい季節になりましたね。溢れんばかりの光に誘われるように、
クッピーも最近はよく散歩に出かけます。木漏れ日の中を歩いていると、
さわやかな風が体の中まで拭きぬけていくようで、本当に気持ちいいです。
新型インフルエンザが流行りはじめているようですが、ときどき外出して、
自然の中に身を浸してみるのも悪くないかもしれないですね。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ:

◆事務局より

◆編集委員会より

■□■□「質的研究」情報コーナー

■ 研究会情報

なし

■ 著書の紹介

なし

■ その他

○学術映像コンペティションについて

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆事務局より
事務局より
5月15日現在の会員動向は、会員数 839名、2009年度会費振込み率 41
%です。
札幌の大会の募集が始まると新入会員の方がもう少し増えるように思います。
本年度会費未納の方は、納入をよろしくお願いします。

◆編集委員会より
みなさん、連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は、家にこもって
読書と執筆という極楽生活でした。日頃なかなかまとまって執筆の時間がと
れないので、連休はとてもありがたかったわけです。読書と執筆三昧で時間
を過ごそうと思えば、独房に入れてもらうのが一番のようです。この連休、
佐藤優の『獄中記』(岩波現代文庫)を読みました。彼は微罪容疑で512
日間にわたる接見禁止の拘留処分をうけた異能の外交官です。とにかく難解
な哲学書や思想書をよく読み、ひたすら語学の勉強をしています。獄中ノー
トは62冊になるとのことです。また、日本の拘置所の食事は、イギリスの
一流ホテルの食事よりおいしいとのことでした。私の1週間の連休と、佐藤
優氏の512日間の連休とを比べるのは、変かも知れませんが、『獄中記』
はなかなか読み応えのある書物でした。彼は、拘置所があまりにも勉強や思
索にふさわしい環境なので、出所して将来自分で家を建てる機会があればか
ならず一部屋この拘置所の独房と同じ部屋を作り、そこを自分の勉強部屋に
しようと書き記しています。後日談によると、出所後、同様の部屋を設けた
らしいのですが、どうも思っていたようにはいかなかったようです。また、
獄中ノートは、看守に検閲されてしまうのが、最大の問題点です。看守につ
いての細かなフィールドノーツを書くわけにはいきません。佐藤氏が住んで
いた独房の隣近所は、死刑囚が入っていたようです。死刑囚は、佐藤氏と違
って、ビデオで映画などを見る機会も与えられていたようです。「フーテン
の寅さん」を見て笑う死刑囚の笑い声が、印象深く書かれています。62冊
のノートは、フィールドノーツが自由に書けない状況における、ある意味フ
ィールドノーツです。きっと思索や読書ノートと言う形で、記録が書かれて
いるのだと思います。それを読めば512日間の拘留生活が立体的に浮かび
上がるのだろう、そう確信させられる作品が『獄中記』です。質的心理学の
副読本として推薦します。そして、皆さんもバーチャルな512日間の連休
をぜひ味わっていただければと思います。
(編集委員長 麻生 武)

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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□

【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

特にありません。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

特にありません。

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■その他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

○学術映像コンペティションについて
このたび、学術映像コンペティション実行委員会は、「学術映像」のコンペ
ティションを実施いたします。対象映像には、宇宙や自然、生物を対象とした
映像、社会・文化研究の対象となるドキュメンタリー映画、医学・医療、心理
学の映像など、文理を問わず学術研究に寄与するあらゆる映像を含みます。入
選作品は「京都大学総合博物館学術映像博2009」(2009年8月5日‐12月10日)で
上映され、京都大学国際シンポジウム「学術研究における映像実践の最前線」
(2009年12月11日‐13日)における議論の対象となります。この試みにより、学
術研究にとって映像とは何なのか、「学術映像」と他の映像とは何が違うのか
などといった、学術と映像をめぐる議論が活発化することを期待しています。
*詳細につきましては、下記URLにアクセスの上ご確認ください。
【賞】
・学術映像大賞  [1本]  副賞 [300,000円]
・学術映像優秀賞 [2本]  副賞 [100,000円]
・学術映像奨励賞 [5本]
【締め切り】
1.オンライン・エントリー:2009年8月31日
2.提出物 (映像、レポートなど):2009年9月15日
*詳細
・日本語:http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/japanese/event/competition_jp/index.html
・English:http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/english/event/competition_en/index.html

事務局:学術映像コンペティション実行委員会
住所:〒606‐8501京都市左京区吉田本町 京都大学総合博物館
お問い合わせ:academic-film-compe@inet.museum.kyoto-u.ac.jp
※本コンペティションについて、電話でのお問い合わせには一切応じません。
(情報提供者 安田裕子様)

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[クッピーより]
第55号はいかがでしたか。ゴールデンウィークも終わり、新年度の忙しさ
の疲れが出てくる時期です。皆さま、お身体に気をつけて、どしどし情報や
アイデアをお寄せください。委員一同、心からお待ちしております。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第55号担当:大倉得史・野坂祐子・荒川歩
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2009年5月20日
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●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
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●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
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