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巻頭言 麻生 武「心理学の拡張としての質的心理学、その新たな拡張へ」

特集論文:地域・文化間交流―フィールドを繋ぐ質的心理学

(責任編集:矢守克也・伊藤哲司)

  • 過去の出来事を”語り継ぐ”ということ(菅野幸恵・北上田源・実川悠太・伊藤哲司・やまだようこ)
  • 対話的場所(トポス)モデル ―多様な場所と時間をむすぶクロノトポス・モデル(やまだようこ・山田千積)
  • 「インターローカリティ」をめぐる往復書簡(伊藤哲司・矢守克也)
  • 「書簡体論文」の可能性と課題(矢守克也)

一般論文

  • 摂食障害傾向のある青年の拒食と過食の心理的意味と変容プロセス ― 非臨床群の語りによる分析(奥田紗史美・岡本祐子)
  • 幼稚園クラス集団におけるお弁当時間の共有ルーティン ― 仲間文化の形成と変化(柴坂寿子・倉持清美)

BOOK REVIEW

《書評特集》身体性と質的研究(小島康次)

  • 特異な治療者の身体の意味──ミルトン・エリクソンから考える(評:福島真人)
    J. K. ザイグ & W. M. ムニオン(著)、中野善行・虫明修(訳)『ミルトン・エリクソン──その生涯と治療技法』
  • 心の身体性について(評:月本 洋)
    M. ジョンソン(著)、菅野盾樹・中村雅之(訳)『心のなかの身体──想像力へのパラダイム転換』
  • 「アフォーダンス」―知覚的に同定された質―の発見(評:三嶋博之)
    J. Pittenger, E. S. Reed, M. Kim, & L. Best (Eds.).”The Purple Perils: A selection of James J. Gibson’s unpublished essays on the psychology of perception.”
  • 「体験的知識」を伝えるインタビュー記録(評:高橋 都)
    牛山武久・古谷健一・道木恭子・吉永真理(編著)『私もママになる!──脊髄損傷女性の出産と育児』
  • リアルの身体と想像の身体(評:宮崎清孝)
    K. スタニスラフスキー(著)、岩田貴・堀江新二・浦雅春・安達紀子(訳)『俳優の仕事──俳優教育システム 第1部』 K. スタニスラフスキー(著)、堀江新二・岩田貴・安達紀子(訳)『俳優の仕事──俳優教育システム 第2部』