日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃9┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.52======================2009/2/23

クッピーです。2月に入り、うんと寒くなるかと思いきや、とても暖かい
ポカポカ陽気の日があったり、そこから一転ぐんと冷え込んだり、と寒暖
の差が激しい今日この頃ですが、皆さま、風邪などひかれていないでしょ
うか。インフルエンザなども流行っているようです。どうかくれぐれもお
体にお気をつけください。今月号では3つの学会企画について改めて告知
しております。関心をお持ちの方は、どうぞ奮ってご応募ください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ:

◆研究交流委員会より:新企画「研究奨励制度」

◆研究交流委員会主催シンポジウムのご案内
「臨床の中の倫理―命の限りと向き合うとき」

◆質的心理学講座第三巻研究会
「春の甲子園球場で『社会と場所の経験』を議論する ‐技法とその思想‐」

◆事務局より

◆編集委員会より

■□■□「質的研究」情報コーナー

■ 研究会情報

○「これだけは、おさえておきたい質的研究の基礎」(大阪府立大学)

○「TEMではじめる質的研究」研究会(立命館大学)

■ 著書の紹介
なし

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より:新企画「研究奨励制度」

質的研究をより多くの人たちに広げていくことを目的として、新しい制度
がスタートすることになりました。

「研究奨励制度」 です。

これは、大学院に在学中の方を対象に、国内外のフィールド調査の費用や、
学会への参加・発表費用などとして1名につき10万円を助成するというも
のです(2件まで)。

継続的なフィールド調査を予定されている方や、国際学会への参加を検討さ
れている方におすすめします。2008年度分の〆切は2009年2月末です。

研究交流委員会 研究助成担当
大家まゆみ:oie〔あっと〕lab.twcu.ac.jp
青山征彦:aoyama〔あっと〕surugadai.ac.jp
(〔あっと〕を@に変えてください)

◆研究交流委員会主催シンポジウムのご案内
「臨床の中の倫理―命の限りと向き合うとき」

◇企画趣旨
この世に受けた生に限りがあるということを知ると、たぶん自分の中で、
良い悪いの基準が大きく変わる気がする。自分の命であればもとより、自分
に近しい人の命のことであっても、しておきたいこと、してはならないこと
を決める基準がいつもとは異なる気がする。どうしてなのだろうか。もとも
と命には限りがあり、永遠に生きることはできない。けれども、いないとい
るとのはざまでいないということを直視するときほど、いる(いない)とい
うことの意味が際立ち、濃縮した時間が流れるように思われる。
がん看護ないしは医療の現場は、いない(いる)ということが他人事であっ
たり、いない(いる)ということをあまり意識していない、いつもの時間や
意味と、命の限りをまのあたりにした人のそれとが交錯する現場といっても
いいだろう。そのような現場の倫理的課題あるいは判断について、ケア実践
者、哲学者、社会学者の立場からお話していただき、質的研究からどう終末
期の倫理的課題に取り組むことができるのか、あるいは取り組もうとすると
きにどのような倫理的課題があるのかについてご討議いただく予定である。

◇開催日時 2009年3月11日(水) 14:00~17:15(受付は13:30から)

◇開催場所 大阪大学中ノ島センター 10Fホール

◇登壇者
話題提供者
田村恵子先生(淀川キリスト教病院 ホスピス主任看護課長/がん看護
専門看護師)
鷲田清一先生(国立大学法人大阪大学 総長)
鈴木智之先生(法政大学社会学部 教授)
指定討論者
山田富秋先生(松山大学人文学部社会学科 教授)
司会
大久保功子(国立大学法人東京医科歯科大学大学院保健衛生研究科
教授)
操華子(国際医療福祉大学小田原保健医療学部 教授)

◇会費
会員   500円
非会員  1500円

◇申込方法
下記のURLからお申し込みください。
http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=moushikomi

◆質的心理学講座第三巻研究会
「春の甲子園球場で『社会と場所の経験』を議論する ‐技法とその思想‐」

◇企画趣旨の詳細は学会HPをご覧ください。

◇日時
2009年3月22日(日)14:30~17:30

◇場所
神戸山手大学3号館212教室

◇登壇者
・石井宏典(茨城大学)
・好井裕明(筑波大学)
・南博文(九州大学)
・サトウタツヤ(立命館大学)

◇参加申込・問い合せ先
座席に限りがありますので事前にお申し込み下さい。その際、お名前・連
絡先メールアドレス・甲子園観戦時の合流希望の有無をお知らせ下さい。
メールタイトルは「質心第3巻研究会参加希望」または「質心第3巻研究会
について」として下さい。
a.arakawa@law.nagoya-u.ac.jp (@を半角に置き換えて下さい。)

※事務局等へメールやFaxで参加のご連絡をされても受け付けられません
ので,ご注意ください。

◇参加費
日本質的心理学会会員=無料
同   非会員=1000円
定員: 50名(先着順)

◇主催
日本質的心理学会研究交流委員会

◇甲子園観戦
11:30頃から始まる第2試合を観戦します。合流方法をお知らせしますの
で、参加申込時に、希望をお知らせ下さい。雨天等で試合が中止の場合は
中止します。

◆事務局より
【会員数】
2009年2月10日現在の会員数 828名(ただし6名は、2009年度から入会)。
会費納入率は66%(546名)です。
学会誌『質的心理学研究』は当該年度の会費をお支払いいたいだている方
にのみ送付いたします。
【2008年度会費について】
事務局より、2008年度の会費を納入されていない方へは催促の手紙をお出
しします。確認のうえお振り込みをお願いします。
【2009年度会費について】
これまで、新年度の会費については『質的心理学研究』に振り込み用紙を
同封する方法で請求させていただいておりましたが、今回から、学会誌送
付前に次年度会費を請求する方法に変更いたします。
混乱もあるかと思いますが、請求内容をご確認のうえお支払いをよろしく
お願いします。

◆編集委員会より
暦の上では春となりましたが‥‥という書き出しが2月の手紙の定番な
のですが、今年はここ関東では春めいた日が多く、この分では花の季節も
例年よりずっと早くなるかもしれません。『質的心理学研究』第8号も発
刊を前に、つぼみを膨らませている段階です。例年通り3月中旬から下旬
の発刊を目指して、現在、新曜社との間で現在最終作業が進んでいます。
今回は、以下のようなラインナップでお届けする予定です。
§特集:地域・文化間交流―フィールドを繋ぐ質的心理学
・過去の経験を“語り継ぐ”ということ
・対話的場所モデル
・「インターローカリティ」をめぐる往復書簡
・「書簡体論文」の可能性と課題
§一般論文:
・摂食障害傾向のある青年の拒食と過食の心理的意味と変容プロセス
・幼稚園クラス集団におけるお弁当時間の共有ルーティン
§書評特集:身体性と質的心理学
・特異な治療者の身体の意味―ミルトン・エリクソンから考える
・心の身体性について
・「アフォーダンス」―知覚的に同定された質―の発見
・「体験的知識」を伝えるインタビュー記録
・リアルの身体と想像の身体
第8号は第7号などと比べると論文数は少なく、全体としてコンパクト
になりました。それまで何度か修正が加えられていた論文が何編か第7号
に掲載されたことや、無理に掲載論文数を増やすなどの「人為」を行わず、
よい論文として完成されたものを載せるという基本方針を貫いたことなど
がその理由です。ただ1つ1つの論文は、これまでと同様、春に向けての
植物たちが芽吹きの力を蓄えているような、熱のこもった興味深い内容に
なっています。あとひと月ほどでお手元に届くかと思いますのでご期待く
ださい。また、第9号以降に向けての論文原稿も募集中です。一般論文は
随時受け付けております。是非ご投稿ください。
(副編集委員長 能智正博)

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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□

【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

○「これだけは、おさえておきたい質的研究の基礎」
田垣 正晋(大阪府立大学人間社会学部)
質的研究の基礎のレクチャーを、看護や福祉の方々にします。
学会企画の1つです。
第13回日本在宅ケア学会学術集会にて
2009年3月15日 ランチョンセミナー
大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
12:10~12:50 総合教育研究棟1階、117教室

参加費等詳細は
http://jahhc.umin.jp/index.html
(情報提供者 田垣正晋様)

○「TEMではじめる質的研究」研究会
サトウタツヤ(編著) 『TEMではじめる質的研究 -
時間とプロセスを扱う研究をめざして』発刊を記念して研究会を行います。
また、本企画は、科学研究費補助金(萌芽研究)「発達の多様性を描くための
複線径路・等至性モデルの開発」【代表:佐藤達哉】の研究成果として広く社
会に発信するものです。

日にち:2009年3月8日(日)
場所 :立命館大学衣笠キャンパス創思館3階 303 304 号室
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/kinu.html
時間 :午後1時半~5時半

プログラム(一部変更される場合もあります)
1:40~2:10
基調講演 心理学におけるTEMとHSSの意義
渡邊芳之
2:10~3:10
TEM研究の実際
安田裕子 不妊治療経験者の子どもを望む思いの変化プロセス
松本佳久子 「大切な音楽」を媒介とした少年受刑者の語りの変容と意味
生成の過程
3:10~3:20
休憩
3:20~4:20
ラウンドテーブル TEMが扱う時間とプロセス
荒川 歩・香川秀太・田垣正晋・森 直久
司会 サトウタツヤ

4:30~5:30
TEMを用いた新研究
斎藤進也・山田早紀・稲葉光行・サトウタツヤ (虚偽)自白研究への適用
弦間 亮 学生相談室に相談したかったが相談できなかった経験の径路

主催:科学研究費(萌芽)
共催:立命館大学オープンリサーチセンター「臨床人間科学の構築」研究法
開発チーム
立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点
『TEMではじめる質的研究』については下記ページをご参照ください。
http://www.seishinshobo.co.jp/30170a.html
※駐車場がございませんので,ご来場の際には公共交通機関をご利用ください。
申し込みは必要ありませんが、満席の場合には事前に申し込まれた方を優先す
る場合があります。
事前問い合わせ・申し込み先
立命館大学・サトウタツヤ satotatsu@hotmail.com
(情報提供者 サトウタツヤ様)

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■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

特にありません。

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[クッピーより]
第52号はいかがでしたでしょうか。学会企画ですが、まだ若干募集定員まで
余裕があるようです。研究奨励制度など若手の方にチャンスとなるものもござ
いますので、ぜひトライされてみてください。メルマガに関しても、皆さまか
らのご意見を編集者一同お待ちしております。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第52号担当:大倉得史・野坂祐子・荒川歩
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2009年2月23日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
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局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
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