日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃8┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.43======================2008/5/20

クッピーです。新緑のまぶしい季節になりましたね。ゴールデンウィーク
も終わり、あとは夏までまっしぐらですが、さわやかな風に乗って今月も
はりきっていきたいと思います。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ シリーズ<質的心理学の最前線>(第2回)
「人生と病いの語り」

◎ 学会より会員のみなさまへ:

◆事務局より

◆編集委員会からのお知らせ

■□■□「質的研究」情報コーナー

■ 研究会情報
○第1回シンポジウム「21世紀の科学技術リテラシー」(アキバホール)

○研究会「身体的装飾の選択と取り込み」(名古屋大学)

■ 著書の紹介
○『信念対立の克服をどう考えるか――構造構成主義研究2』
西條剛央,京極 真,池田清彦 編著

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■ シリーズ<質的心理学の最前線>(第2回)
「人生と病いの語り」
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ナラティブ・ターン(物語的転回)と呼ばれる学際的潮流が、心理学にも押
し寄せています。「語り」がどのように経験をまとめ意味づけるのか、病いと
いう経験を生きること、一見ネガティブな経験を意味づけることケアがどのよ
うに結び付くのか。これらの問題を、インタビューやテクスト分析を通した質
的研究としてまとめ、実践に活かしていく試みにチャレンジします。臨床分野
の先生をお招きし、刺激的な発表と議論をお楽しみいただけるものと考えてい
ます。

話題提供: やまだようこ(京都大学)
戈木クレイグヒル滋子(首都大学東京)
江口重幸(東京武蔵野病院)
コメンテータ:岸本寛史(京都大学医学部附属病院)
山口智子(日本福祉大学)
司会:   永田素彦(京都大学)

日時: 6月8日(日)13:30-16:30
(受付開始:13:00)
会場: 京都大学吉田南キャンパス・総合人間学部棟1102
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_ys.htm

参加費: 日本質的心理学会会員=無料
同   非会員=1000円
定員: 100名(先着順)
先月のご案内から、短期間で多くのお申し込みをいただき、
ありがとうございました。まだ若干余裕がありますが、早めに
お申し込みください。

※今回は,会場の都合で参加者数に上限があるため,予約制となります。
参加登録はウェブサイトからに限られます。事務局等へメールやFax
で参加のご連絡をされても受け付けられませんので,ご注意ください。
参加希望者は,下記ウェブサイトより参加登録をしてください。非会
員の方の参加費は当日,現地で徴収いたします。なお,参加者が定員を
超過した時点でこのウェブサイトを閉鎖します。

http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=moushikomi

主催: 日本質的心理学会研究交流委員会
共催:京大GCOEプロジェクト「心が活きるフィールド教育と生涯発達のサ
ポートとシステム」

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆事務局より
★08年3月に学会誌が届いていない方へ
学会誌が届いていない方は様々な事故の可能性があります。
学会事務局 <jaqp@shiraume.ac.jp>までお問い合わせください。

★第7回大会(2010年度)以降の開催校を公募します。
前号でもお知らせしたとおり、学会を開催していただける方・機関を公募し
ています。
学会事務局 <jaqp@shiraume.ac.jp>までお問い合わせください。

★会員数=5月13日現在
732名
です。
また会費納入率は
2008年度会費納入率 40%
2007年度会費納入率 79%
となっております。

◆編集委員会より
5月の連休はいかが過ごされたでしようか。私は先日、大阪難波のジュン
ク堂書店をのぞいてきました。心理学関係の書架に「質的心理学研究第7号:
バフチンの対話理論と質的研究」が2冊並んでいました。周りがいわゆる書
物ばかりの中で、雑誌スタイルの「質的心理学研究」は、タイトルも格調高
く、どこか孤高の雑誌という雰囲気を漂わせていました。残念だったのは、
「第6号」や「第5号」などの姿が見えなかったことです。
3月に大阪の国際会議場で開かれた学会の書籍販売コーナーをのぞいた時
のことです。刷り上がったばかりの「質的心理学研究第7号」が平積みにな
っていました。思わず、コーナーにおられた新曜社の塩浦さんに「売れてま
すか?」と尋ねてしまいました。塩浦さんは、「会員の方はみな手に入れて
いますから」と首をかしげて答えられました。「質的心理学研究」を手にと
ってみて下さい。かなりの重さです。また、細かい文字で濃い内容の論考が
びっしり書き込まれています。これを3255円で購入してくださる方がそ
んなに多くいるとは思えません。正直なところそんなに売れるはずのない雑
誌です。「知る人ぞ知る」といった孤高の道を歩まざるを得ないのかもしれ
ません。そうは思っても、できるだけ多くの志ある人たちに読んでいただき
たいというのも、私たちの切実な願いです。
私たち学会員に何ができるでしようか。1つ可能なことがあります。それ
は私たちが手元にある「質的心理学研究」の諸論文を読み通すことです。す
べての論文が読んでくれと訴えています。「質的心理学研究」にとって一番
重要なことは売れることではなく、掲載されている諸論文が批判的に創造的
に読みこまれることです。それが、できるだけ多くの志ある方に読んでもら
えるということの実質です。学会員といえどもまだ読まれていない方も多い
ように思います。
みなさんにお伝えしたい朗報が一つあります。この4月に「質的心理学研
究第6号」は、第2刷500部の増刷が行われたとの報告を出版社からいた
だきました。私たちの仲間となる潜在的な読み手が増えたことを心から喜ん
でいます。

(編集委員長:麻生 武)

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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□

【注意!】情報提供は、こちらから連絡がとれるアドレスをご記入ください。
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。
また、掲載情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載
されていることがありますので、出席される方は、開催直前に
HPで確認されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
○第1回シンポジウム「21世紀の科学技術リテラシー」
各位
時下益々ご清祥のこととお喜び申しあげます。
(独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センターの公募型研究開発プログ
ラム「21世紀の科学技術リテラシー」では10の研究開発プロジェクトが実施さ
れています。今回は「一般市民にとってのリテラシーとは」の観点からパネル
ディスカッション、各プロジェクト紹介等を通じて科学技術リテラシーについ
て考えます。
また、「科学技術の智」プロジェクトの代表として活躍されてきた北原和夫
氏の講演を基調として議論を行います。ご興味・ご関心がございましたらどう
ぞご参加いただけますと幸いです。

◆日 時:2008年5月25日(日) 10:00-17:00
◆会 場:富士ソフト アキバプラザ5F アキバホール(東京:秋葉原)
(アクセス:http://www.fsi.co.jp/akibaplaza/cont/info/access.html)
◆参加費:無 料 [事前登録 ⇒ http://www.ech.co.jp/ristex_lit_sympo/]
◆主 催:(独)科学技術振興機構 社会技術開発センター
◆プログラム
□午前(10:00-12:15)
開会挨拶
有本建男(社会技術研究開発センター センター長)
「科学技術と人間」研究開発領域について
村上陽一郎(領域総括/東京大学大学院「科学技術インタープリター養
成講座」特任教授)
パネルディスカッション(平成18年度採択研究開発プロジェクト)
渡部潤一(進行:領域アドバイザー/国立天文台准教授)/大島まり(東
京大学教授)、大塚裕子(計量計画研究所研究員)、西條美紀(東工大
教授)、信原幸弘(東京大学准教授)

□午後(13:15-17:00)
基調講演『21世紀の科学技術リテラシー像とは-「科学技術の智」プロジェク
トを通して‐』
北原和夫(国際基督教大学教授)
パネルディスカッション(平成17年度採択研究開発プロジェクト)
藤垣裕子(進行:領域アドバイザー/東京大学准教授)/青柳みどり(国
立環境研究所主任研究員)、上林徳久(リモート・センシング技術セン
ター研究員)、左巻健男(法政大教授)、滝川洋二(ガリレオ工房理事
長)、戸田山和久(名古屋大学教授)、松井博和(北海道大学教授)
北原和夫(国際基督教大学教授)
閉会挨拶
村上陽一郎(領域総括)
◆参加申込
http://www.ech.co.jp/ristex_lit_sympo/よりお申込下さい。

(情報提供者:永岑光恵様)

○研究会「身体的装飾の選択と取り込み」
◆企画趣旨
人は、数多くオプションがあるはずの化粧やファッション、しぐさの中から、
特定のものを選択し、用いている。それは、いわゆるファッションや化粧のよう
に、相対的に「意図的に」選択されるものもあるが、身振り・しぐさのように、
いつの間にか内面化されるものもある。これには、単に文化の「取り込み」では
なく、自分の持つ身体(私にはこの身体しかない)と主観的(自分がどのように見
えたいのか)・客観的表象(他者にどのようにみえるのか)との対話や交渉が必要
とされているように思われる。本研究会では、身体(鈴木)、化粧(木戸)、しぐさ
(荒川)という異なった位相から、ファッションを通してこの問題にアプローチす
る。とはいえ、今回は、本格的な議論に備えて、関心のある人の募集の意味も込
めての公開研究会の意味が強い。話題提供は暫定的なものであり、フロアとの対
話の広がりに期待する。

◆話す人
・鈴木公啓(明治学院大学・非常勤講師)
・木戸彩恵(京都大学大学院教育学研究科)
・荒川歩(名古屋大学大学院法学研究科)
◆日時:2008年6月21日(土) 14時から17時(予定)
◆会場:
名古屋大学 法学部棟(詳細未定)
◆連絡先(事前申し込み):
荒川歩 a.arakawa[at]law.nagoya-u.ac.jp ([at]は@)
◆詳細:下記ウェブ参照
http://www.k2.dion.ne.jp/~kokoro/mivurix/fashion1.html
(情報提供者:荒川歩様)

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■著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
○『信念対立の克服をどう考えるか――構造構成主義研究2』
西條剛央,京極 真,池田清彦 編著
A5判 248頁 定価2730円(本体2600円+税5%)発行年月:2008年3月
第2号のテーマは「信念対立の克服」。養老孟司氏,竹田青嗣氏を招き,“わ
かりあうための思想”のあり方を模索。また,さまざまな領域における構造構成
主義の展開を示す公募論文を掲載,文学,教育学,哲学上の主客問題,精神医療,
障害論などでの信念対立の克服を試みる。

(情報提供者:西條剛央様)

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[クッピーより]

第43号はいかがでしたか?記号の使い方など、毎号少しずつ改良を加えていま
す。これからもより見やすく、より役立つものにしていきたい思います。ぜひア
イディアをお寄せください。担当一同お待ち申し上げております。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第43号担当:大倉得史・野坂祐子・荒川歩
発行:日本質的心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/
発行日:2008年5月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://wwwsoc.nii.ac.jp//cgi-bin/jaqp/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
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●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
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