日本質的心理学会 メールマガジン 臨時No.12===================2007/2/

クッピーです。今年の冬は本当に暖かいですね。
しかし、朝晩は冷え込み、インフルエンザも流行しているようです。
学会員の皆様は、お身体にお気をつけて、お仕事、ご研究をがんばってください。

さて、今回緊急の連絡がありますので、臨時号を発行いたしました。
日本質的心理学会研究交流委員会企画セミナー(日本質的心理学会主催、
日本教育工学会企画委員会、学習工学研究会との共催)、日本質的心理学会
研究交流委員会後援ワークショップ「グランデッド・セオリー・アプローチを
学ぶ」は、ともに定員に達しましたので、申し込みを締め切っております。
参加希望の方で申し込みができなかった方にはお詫び申し上げます。
またの機会にご参加いただければ幸いです。
また、3月18日(日)に、東京大学を会場にして、
日本質的心理学会後援 シンポジウム「心理療法・物語・文化」が
予定されております。参加予定の方はお早めにお申し込みください。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1.3月18日(日)日本質的心理学会後援       【再掲】
シンポジウム「心理療法・物語・文化」

2.2月24日(土)日本質的心理学会研究交流委員会企画セミナー
「質的研究法は教育研究をどう変えるか」
3月18日(日)日本質的心理学会研究交流委員会後援
ワークショップ「グランデッド・セオリー・アプローチを学ぶ」

募集締め切りました。

3.3月3日(土) 心理学における質的研究と科学:その包摂と境界」
場所:名古屋大学 日時:2007年3月3日(土) 14時~17時半

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シンポジウム「心理療法・物語・文化」

日程:3月18日(日曜日) 午後1時~5時

場所:東京大学(本郷)医学部教育研究棟の鉄門講堂(赤門入ってすぐ)

主催:東京大学臨床心理学コース下山研究室

後援:東京大学大学院付属心理教育相談室
日本質的心理学会

申込方法:名前/所属/電話/ファックス番号を記載のうえ、
メールにてシンポ係アドレス sympo@p.u-tokyo.ac.jp に申し込み

参加費:2000円(学生:1000円)

定員:150名(定員になり次第締め切り)

 

第1部 講演  (通訳付)

1.イントロダクション 「心理療法・物語・文化」
下山晴彦    (東京大学)

2.招待講演1 「西洋文化における心理療法の発展:ナラティヴの観点から」
John McLeod (英国 アバティ大学)

3.招待講演2 「日本文化における物語と心理療法」
北山修     (九州大学)

第2部 シンポジウム (通訳付)

司会 下山晴彦

4.指定討論1 「心理療法の統合の立場から」
平木典子  (跡見学園女子大学)

5.指定討論2 「社会構成主義の立場から」
野口裕二  (東京学芸大学)

6.全体討論

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● 2月24日(土)日本質的心理学会研究交流委員会企画セミナー
「質的研究法は教育研究をどう変えるか」

● 3月18日(日)日本質的心理学会研究交流委員会後援
ワークショップ「グランデッド・セオリー・アプローチを学ぶ」

は、好評につき、参加募集を締め切らせていただきました。

予定人数をはるかに超える募集のため、予定人数を増やして対応
させていただきました。
しかし、ワークショップ型式のため、参加人数に限りがあります。

参加できなかった方におかれましては、申し訳ありません。

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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

「心理学における質的研究と科学:その包摂と境界」

日時:2007年3月3日(土) 14時~17時半
場所:名古屋大学VBLミーティングルーム
http://www.vbl.nagoya-u.ac.jp/

登壇者
(趣旨説明および司会)
松本光太郎(名古屋大学エコトピア科学研究所)
(話題提供)
村上幸史(大阪大学人間科学研究科)
荒川 歩(名古屋大学法学研究科)
(コメンテーター)
伊勢田哲治(名古屋大学情報科学研究科)
サトウタツヤ(立命館大学文学研究科)

企画趣旨
「君の研究は科学ではない」,そんな言葉を投げつけられ気持ちが
ふさぎこんだ経験はないだろうか。質的研究が科学であるか否かとい
う議論は,未だに決着していない課題である。そしてこれらの課題に
取り組む際には,一つに科学という枠組みをどのように見立てるのか,
二つに科学という枠組みにこだわるのか否かという二つの検討の方向
性がとり得る。心理学あるいは質的研究は科学であるのか,仮に科学
であると考える場合,その時に想定する科学という枠組みはどのよう
なものであるのだろうか。また,科学という枠組みにこだわらない場
合,心理学あるいは質的研究はどのような知的生産の学問でありうる
のだろうか。

本企画は,科学という軸をめぐって質的研究はどの位置にいるのか,
もしくは科学という軸は質的研究にとってどのような位置にあるのか,
大風呂敷ではあるが,そのような問いについて具体的な実践を基にし
た話題提供から議論を広げ深めていくことを狙いとしている。

企画の進め方は,まず心理学における質的研究の現状について松本
が概略をお話しする。次に,村上さんから,「運」を研究することを
通じた疑似科学の位置づけに関する話題提供をしていただく。そして,
荒川さんからは,社会の要請に対する応答の問題と質的研究が産出す
る知識の適用方法について話題提供をしていただく。

コメンテーターは,お2人の先生にお願いした。1人目は,『疑似
科学と科学の哲学』をはじめ科学哲学・科学社会学に関する著作を公
刊し科学の線引き問題に詳しい伊勢田さんから,話題提供を踏まえた
うえで,科学全体からみた質的研究の位置づけについてコメントをい
ただく。2人目に,性格・血液型・知能指数など「科学っぽい」心理
学的知に関する著作や心理学のこれまでの軌跡(心理学史)に関する
著作を公刊しているサトウさんに,心理学の内部から見た質的研究と
科学との関係についてコメントをいただく。

その後,フロアからの反応を含めて議論を深めていきたい。
(文責:松本)

参加申込
会場設営の関係上,事前に申し込みいただくようお願いいたします。

当日参加も受け付ける予定ですが、できるだけ事前申し込みをお願い
します。

(1)参加費 500 円(当日支払い) 定員50 名
(2)参加ご希望の方は、氏名・( もしあれば) ご所属
・E-mail アドレスを記入の上、
下記お申し込みください。

参加申込先・問い合わせ先
松本光太郎 k-matsumoto@esi.nagoya-u.ac.jp
主催:てんむすフィールド研究会
共催:ボトムアップ人間関係論の構築
( 日本学術振興会 人社プロジェクト)

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
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