日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃4┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.6 ======================2005/1/20

クッピーです。あけましておめでとうございます。
今年は、酉年(とりどし)ですから、羽ばたきたいと思っています。
もちろん、質的研究と供にですが(^^)。
みなさまも、今年1年が飛躍の年になることを心から、お祈りしています。

/⌒ヽ彡
<)∂ ゝ
⌒ヽ‐/⌒フ
⌒(  ミ彡
_」」
▽▼ 目次
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●日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップについて
○第2回関西ワークショップ(2005/01/22)
臨床心理士の方に限って,当日まで,申し込み受付をいたしております。
●風に聞く・風を追う:南 博文先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
○事務局より年頭のあいさつ
○第4号のお知らせ
●「質的研究」情報コーナー:
投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介
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■ 研究交流委員会主催研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━┓

【「臨床心理行為」をよりよく記述するための質的研究法ワークショップ
心理臨床の場をいかに記述するか?:質的研究法からの提案】

いよいよ、1月22日に開催します。
参加予約された方、なにとぞよろしくお願いします。
なお,臨床心理士の方に限って,当日まで,申し込み受付しております。

□日時:2005年1月22日(土) 受付 午前11時45分より午後12時25分
□会場:奈良女子大学(文学部北棟N103教室)
*土曜日のため、南門は閉門しています。
近鉄1番出口側の正門をご利用ください。
(近鉄奈良駅から、徒歩7分)

アクセス方法  http://www.nara-wu.ac.jp/accessmap.html
キャンパスマップ http://www.nara-wu.ac.jp/campus.html
□参加費:3000円(日本質的心理学会会員は1000円)
「1/15以降に申し込まれた方」と「これから申し込まれる方」は,当日,
会場受付にて,お支払いください。

□申し込み方法
学会Webサイト( http://quality.kinjo-u.ac.jp/ )の「ワークショップの
御案内ページ」にアクセスしていただき,申し込みフォームを利用して,お
申し込みください。(限られた人員で運営しておりますので,インターネッ
トを利用した申し込みに,ご協力お願いいたします)

*事前申し込み無しで,会場にお越しになる方は,臨床心理士の認定番号を
お忘れのないようにお願いいたします。本ワークショップは臨床心理士資
格認定協会の定める1日ワークショップ(2P)として申請予定です。認定
協会の定めるワークショップとして認められるためには、参加者の30%以
上が臨床心理士であることが条件となるため,当初提示した締め切り日以
後の参加は,臨床心理士の方に限らせていただいております。

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風に聞く・風を追う:
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質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
それでは、第6回目の「語り」は、南 博文先生です。

☆☆☆   氏名 南 博文先生(九州大学大学院人間環境学研究院)  ☆☆☆

「質」と「心」を名前にもった学会が生まれた。
すごい名前だ。
期待はいっぱい。
課題もいっぱい。
確かに風が吹いている。
この風を帆にうけて、
どんどん前に進んで行けばいい?
ちょっと待って!
僕はまだついて行けないよ。
ねえ、ねえ、質って何なの?
2A、3Aじゃなくて、AとB、
その違いのこと。
その違いを味わって(だからこれは心に通じる)、
はっきりと言葉にすること(だからこれは学なんだ)。
そのAとB、CとDとの違いの中から
現象xの本質をくっきりさせる。
その「違い」ってみんなが同じように分かるものなの?
どうやって質の問題を多くの人で分かち合えるのか。
それはまだ何とも言えないなあ。
むずかしいよね。
だって質的なのだから。
僕たち自身が!
AさんとBさんとで、質の感じが同じとは限らない。
平均値じゃない、と言っているのだから。
質の表現にも質的な違いがある。
その中で優劣をつけられるのか?
AとBとCとDとの違いとしか言えない。
その中でどれを選ぶか。
なぜ、そう選ぶのか。
その事自体を議論しようっていう、
そういうコミュニティなんだ。

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学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より

○事務局より年頭のあいさつ

会員のみなさま

あけましておめでとうございます。

年頭にあたって事務局より一言ご挨拶申し上げます。
旧年中は、日本質的心理学会設立にあたって多くの方に
ご協力頂きました。

おかげさまで第一回大会を大盛況のうちに終了することができ、
また、本年3月に は、通算4号目の『質的心理学研究』を
学会編集第1号として発行する手はずとなっ ております。

2005年1月13日現在の会員数は、一般会員=402名、
賛助会員2社となって おり、順調なスタートをきっております。

本年もよろしくお願いします。

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○第4号のお知らせ:『質的心理学研究』第4号
―特集:質的心理学のあり方―
(責任編集 やまだようこ・無藤 隆・サトウタツヤ)

学会設立後初めて発刊となる第4巻は、2005年3月下旬発刊をめざし、目下
編集作業が進行中です。第4巻では「特集 質的心理学のあり方」として
日本質的心理学会設立集会の対談やシンポジウム、第1回総会での講演論文、
学会理事長による論文、そして一般会員からの投稿論文 10本、そして書評
として『ワードマップ  質的心理学』(新曜社)へ異なる分野5人の方から
寄せられた書評が以下の目次のように掲載される予定となっておりますので、
ご期待ください。
尚、2004年度に入会された方には、現在編集中のこの第4巻が新曜社の方
から配布されます。

◇目次(以下は、掲載決定がなされ初校著者校正まで進んでいる
原稿を記載しています)

<特集論文>
・大橋英寿・やまだようこ 「質的心理学の来し方と行方-日本質的心理学会
設立集会「対談」」
・大谷 尚・無藤 隆・サトウタツヤ 「質的心理学が切り開く地平 -日本
質的心理学会設立集会「シンポジウム」」
・Jaan Valsiner “TRANSFORMATIONS AND FLEXIBLE FORMS:WHERE QUALITATIVE
PSYCHOLOGY BEGINS”(柔軟な形式とその変化様式:質的心理学の
出発点)
・無藤 隆 「質的研究の三つのジレンマ:「再詳述法」の提案による質的
心理学の可能性」

<一般論文>
・荒川 歩 「映像データの質的分析の可能性:mivurixによる指折り行動の
分析から」
・小倉啓子 「特別養護老人ホーム入居者のホーム生活に対する不安・不満の
拡大化プロセス―’個人生活ルーチン’の混乱―」
・やまだようこ 「家族ライフストーリーが語られる「場所」としての墓地:
イギリスの19世紀末の家族墓碑と現代の子ども墓碑を中心に」
・渡辺恒夫・金沢 創 「想起された〈独我論的な体験とファンタジー〉事例の
3次元構造-独我論の心理学研究へ向けて」
・清水 武・西條剛央・白神敬介 「ダイナミックタッチにおける知覚の恒常性:
方法論としての精神物理学と実験現象学」
・野口隆子・小田 豊・芦田 宏・門田理世・鈴木正敏・秋田喜代美 「保育者の
持つ“よい保育者”イメージに関するビジュアルエスノグラフィー」
・松嶋秀明 「教師は生徒指導をいかに体験するか?-中学校教師の生徒指導を
めぐる物語-」
・西條剛央 「質的研究論文執筆の一般技法:関心相関的構成法」
・安田裕子 「不妊という経験を通じた自己の問い直し過程:治療では子どもが
授からなかった当事者の選択岐路から」

<書評特集>
「『ワードマップ 質的心理学』を読んで」
亀山佳明、塩瀬隆之、田中美恵子、辻 敬一郎、本多正尚、吉田寿夫
(出版担当副編集委員長 秋田喜代美)

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■□■□ 「質的研究」情報コーナー
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
*会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
読むことができます。

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[クッピーより]

第6号はいかがでしたか?研究交流委員会のメンバーは、
主催ワークショップの用意で、大忙しの年の初めとなりました。
しかし、会員のみなさまと、このワークショップを通じて、
「語り」あえる喜びで、いっぱいであります。
なにとぞ、よろしくお願いします。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第6号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道
発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
【 http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info 】
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp 】
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