下記の通り、研究交流委員会企画イベントを開催いたします。ご関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。

日程

2022年6月26日(日)15:00~17:00

開催方法

対面+Zoomを用いたオンライン形式

  • 対面:大阪大学人間科学研究科51講義室にて参加
  • オンライン:Zoomによるライブ配信に参加
講師

石原真衣(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)

渡部純(福島県立福島東高校)

宮前良平(福山市立大学都市経営学部)

参加

会場の都合上、対面での参加は先着30名様に制限いたします。

会員非会員問わず無料でご参加いただけます。

お申し込み

下記のフォームよりお申し込みください。受付開始は5月20日(金)です。

  1. 対面参加希望者はこちら
  2. ライブ配信への参加希望者はこちら

【ライブ配信】で参加申し込みをいただいた方には、一両日中にZoomのリンクをメールでお知らせします。

メールが届かない場合は、送受信のエラーなどの可能性がありますので、宮前までお問い合わせください。

お問い合わせ

研究交流委員の宮前良平<ryohei.miyamae@gmail.com>まで

講師プロフィール 及び 主催・協力団体

石原真衣(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)

北海道サッポロ市生まれ。アイヌと琴似屯田兵(会津藩)プラスアルファのマルチレイシャル。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。〈沈黙〉や透明人間をキーワードに海外の様々な先住民や、国内の様々な少数者や当事者と共に研究を行っている。専門は、文化人類学、先住民研究、先住民フェミニズム。著書 『〈沈黙〉の自伝的民族誌(オートエスノグラフィー):サイレント・アイヌの痛みと救済の物語』北海道大学出版会(2020年、大平正芳記念賞受賞)、編著『アイヌからみた北海道150年』北海道大学出版会(2021年)など。

渡部純(福島県立福島東高校)

1973年会津若松市生まれ。2011年に福島市で大震災と原発事故に遭遇して以来、その出来事で引き裂かれた生の意味について、市民との対話の場をつくりながら考え続けている。2016年に休職して東京大学大学院博士課程へ進学し、原発事故で負わされた〈倫理的な傷〉や〈傷を刻む対話〉などをキーワードとして原発事故に被災した生の可能性について現象学的な視点から模索している。「オートエスノグラフィ」や「沈黙」などに関連する論考としては、「危機において思考することに意味はあるのか?——原発事故で引き裂かれた私——」(『現象学と社会科学』第2号,2019年)「失われた宝を名づけること」(「現代思想」2021年3月号、青土社)がある。

宮前良平(福山市立大学都市経営学部)

1991年長野県須坂市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て現職。東日本大震災で被災した岩手県九戸郡野田村での被災写真返却活動にボランティアとして携わりながら,写真によって復興される記憶について考えている。また,語られるはずのものが語られない語りや,そこに写っているはずのものが写っていない写真に注目し,沈黙や不在に輪郭を与えることの可能性について思考している。専門は災害心理学、グループ・ダイナミックス。主著に『復興のための記憶論――野田村被災写真返却お茶会のエスノグラフィー』(大阪大学出版会、2020)。

主催・協力団体

主催: 日本質的心理学会 & 大阪大学人間科学研究科哲学の実験オープンラボ
協力: アイヌ・先住民研究センター「先住民フェミニズムプロジェクト」

  • 大会外企画
  • 研究交流委員会企画「沈黙を残す オートエスノグラフィックな経験をめぐる対話」