日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
役立つ情報を共有しましょうよ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

日本質的心理学会 メールマガジン No.214号(2022)

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎学会より会員のみなさまへ
◆第19回大会準備委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆令和4年度死生心理学研究講演会のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

………………………………………………………………………………………………
◎学会より会員のみなさまへ
………………………………………………………………………………………………

◆第19回大会準備委員会より

日本質的心理学会第19回大会が10月29日(土)と30日(日)に愛知県名古屋市
の名古屋駅に近い愛知大学名古屋キャンパスで開催されます。一般研究発表
(口頭、ポスター)やシンポジウムの申し込みは、すでに締め切っていますが、
大会参加の申し込みは9月20日(火)まで大会のウェブサイト
https://www.jaqp2022.jp)で、受け付けています。9月20日までに申し込まれ
た方は、事前に今大会の抄録集を郵送で受け取ることができます。
今大会では、質的研究法についてアメリカの研究者の招待講演や、多様な題目の
シンポジウムや一般研究発表がありますので、参加を希望する方は早めに申し込
みをお願いします。

(第19回大会準備委員会委員長 塚本鋭司)

*********************************

◆『質的心理学研究』編集委員会より

毎年8月、勤務校内では戦没者への慰霊と平和を祈り、黙とうを捧げるアナウン
スが流れます。勤務校のある広島県福山市は、1945年8月8日午後10時25分
頃、1時間にわたり556トンもの焼夷弾が投下され、市街地の約80%を焼失し、
壊滅的な被害を受けたそうです。作業を止め黙とうした後、戦争を知らない私も
幼少期から折々に受けてきた戦争や平和に関する教育を思い出し、子ども時代よ
りも切実に戦争の愚かさを理解し、平和を求め続ける必要性を考える時になって
います。
先日、テレビで戦時下に個人が記した日記や手記などの「エゴドキュメント」を
もとに、戦争を個人の視点から読み解く番組が放映されていました。当時の女子
中学生、主婦、貿易商など様々な個人の史料から、当時戦果がどのように受けと
められたのか、どのように愛国心が高まっていったのか等について複眼的に解説
されていました。番組の趣旨である戦争の新たな断面に迫った内容に、視聴者と
して見入っただけでなく、同時に個人史料の持つ歴史的、社会的、文化的価値の
重要性を再認識する機会になりました。
その当時、その場所で生きた人々が記した日記や手記だからこそ見えてくる体
や経験を読み解き、分析することは、現在だけでなく、これからの社会や文化を
創造していく土台になります。今回の番組視聴を通した気づきは、戦争の歴史的
理解を深めるとともに、個人の語りや記録を分析対象とする私自身の研究活動の
理解を深めるものになりました。
最後に、質的心理学研究では、第23号特集「産・学・官連携による/についての
質的研究」(日高友郎・文野洋責任編集)および一般論文の投稿を募集していま
す。皆様からの投稿をお待ちしています。

(『質的心理学研究』編集監事 上山瑠津子)

*********************************

◆会務委員会より

2022/8/8現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数:1,245名

2022年度会費納入率:80.4%(未納者 243名)
2021年度会費納入率:90.8%(未納者 114名)

☆お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか。平素より学会運営にご理解とご支援
をいただき、誠にありがとうございます。おかげさまで、現状本学会は安定的
な運営ができております。日頃からのみなさまのご関与とご協力にこころより
感謝申し上げます。

(会務委員会 安田裕子)

……………………………………………………………………………………………
■□■□会員からの情報コーナー
以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
<https://jaqp.jp/mail-magazine-offer>

……………………………………………………………………………………………

■研究会情報

◆令和4年度死生心理学研究講演会のご案内

令和4年度の研究講演会を9月11日(日)に開催を予定しております。
今回は、福島県立医科大学の瀬藤乃理子先生にあいまいな喪失についてお話
いただきます。詳細は下記をご覧ください。
■日時:2022年9月11日(日) 14:00~16:00
■形式:Zoomを利用したオンライン開催
■話題提供:瀬藤乃理子先生(福島県立医科大学医学部災害こころの医学講座)
■題目:終わりのない悲しみ~あいまいな喪失~
■内容:
「あいまいな喪失の理論と介入方法」は、Pauline Boss博士が提唱している
家族療法に基づく支援方法です。行方不明や認知症など、「解決や終結がみえ
ない喪失」を、『あいまいな喪失』と名づけています。
介入の基盤となる理論には、4つの前提があります。1つは、喪失の「曖昧さ」
はトラウマを生むということ、2つ目に、あいまいな喪失による悲しみに「終わ
りはない」ということ、3つ目に、「ストレスとレジリエンス」に焦点をあてる
ということ、4つ目に、「支援者自身の曖昧さに耐える力」が問われる、という
ことです。
当日は、このような終わりのない悲しみへの介入方法について、概要をお伝え
します。
■申込方法:以下の申込フォームよりお申込ください。
申込フォーム:<https://forms.gle/adAhRmGK62kANzKm9>
■申込締切:2022年9月7日(水)
■問合せ先:deathandlife.office@gmail.com

(情報提供者 浦田悠 様)

*********************************

[クッピーより]

先日、亡父の四十九日忌法要が執り行われました。式自体は恙なく進んだのです
が、非常にやっかいだったのが猛暑。式場には熱中症で倒れた(他家ですが)墓
地参列者もおり、死者を悼む前に生者の生命力が試されるという、なんとも不思
議な時間でした。
気象庁の定義によれば、気温35℃以上の日を「猛暑日」と言います。40℃を超え
る日がそれほど珍しくなくなってしまった現在、巷では40℃以上を表す新語を考
想する動きもあるとか。ちなみに、当クッピー家では私を含め2名もの参列者が、
靴の裏底のゴムが地熱で剥がれるというアクシデントに見舞われました。自然界
からの調教を受けた身としては、「靴底が剥がれ落ちるような暑さ」と聞けば、十
分恐怖心を喚起させられるようになりました。新奇な現象が既存のカテゴリーに
係留されて日常化したものが私たちの社会的表象であるならば、思い切って人々
の生活に密着した長ったらしい表現を追求するのも“アリ”ではないでしょうか。
ともあれ、靴底が剥がれ落ちそうな地域にお住まいの方、残りの夏もどうぞご自
愛ください。

………………………………………………………………………………………………
編集:日本質的心理学会研究交流委員会
担当:當銘美菜・荘島幸子・沖潮満里子・河合直樹
発行:日本質的心理学会 https://www.jaqp.jp/
発行日:2022年8月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望、または、アドレスの変更、配信の停止を希望さ
れる場合は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
質的研究に関する研究会や公募等の情報提供および共催のご依頼は、下記の
フォームからお知らせください。いただいた情報は、メールマガジン等に掲載し、
共催については委員会内で検討のうえ、お返事差し上げます。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━