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巻頭言 無藤 隆

特集論文:イメージと語り

(責任担当:やまだようこ)

  • KJ法の原点と核心を語る― 川喜田二郎さんインタビュー(川喜田二郎・松沢哲郎・やまだようこ)
  • 4人の震災被災者が語るいま現在― 語り部活動の現場から(矢守克也)
  • 再帰的近代としての高齢化社会と人間形成―〈意味感覚としての隠居〉をめぐる現代中年のライフストーリーから(小倉康嗣)
  • コメント論文:審査意見に対するリプライ(小倉康嗣)
  • 「適応的」とされる失語症者の構築する失語の意味―その語りに見られる重層的構造(能智正博)
  • ズレのある類似とうつしの反復― タルコフスキーの映画『鏡』にみるイメージの語りと「むすび」の生成機能(やまだようこ)

一般論文

  • 断乳をめぐる母親の内的経験― 断乳時期の決定に関与した要因に着目して(坂上裕子)
  • 園生活の中で泣きが多かったある子どもの事例― 園における個人史と変容(柴坂寿子・倉持清美)
  • 生死の境界での語り― 実験心理学から見た質的心理学(菅村玄二)
  • 「実験心理学」と「質的心理学」の相互理解のために― 菅村論文へのコメント(やまだようこ)
  • 「モデル構造構成的質的心理学」の構築― モデル構成的現場心理学の発展的継承(西條剛央)

BOOK REVEIW

  • 佐藤達哉『日本における心理学の受容と展開』(評:渡邊芳之)
  • 下山晴彦・子安増生(編)『心理学の新しいかたち― 方法への意識』(評:能智正博)
  • 佐藤郁哉『フィールドワークの技法― 問いを育てる,仮説をきたえる』(評:伊藤哲司)
  • 古賀正義『〈教えること〉のエスノグラフィー ―「教育困難校」の構築過程』(評:松嶋秀明)
  • 岩田純一『〈わたし〉の発達― 乳幼児が語る〈わたし〉の世界』(評:砂上史子)
  • 杉万俊夫(編著)『フィールドワーク人間科学 よみがえるコミュニティ』(評:本山方子)
  • マイケル・コール『文化心理学― 発達・認知・活動への文化・歴史的アプローチ』天野 清(訳)(評:サトウタツヤ)
  • 子安増生・服部敬子・郷式徹『幼児が「心」に出会うとき― 発達心理学から見た縦割り保育』(評:安藤香織)
  • 好井裕明・山田富秋(編著)『実践のフィールドワーク』(評:田垣正晋)
    南 保輔『海外帰国子女のアイデンティティ― 生活経験と通文化的人間形成』(評:大倉得史)
  • ウヴェ・フリック『質的研究入門―〈人間の科学〉のための方法論』小田博志・山本則子・春日常・宮地尚子(訳)(評:野口隆子)