日本質的心理学会メールマガジン　No.242号（2024）

日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃
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役立つ情報を共有しましょうよ
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▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎学会より会員のみなさまへ
◆選挙管理委員会より
◆『質的心理学研究』編集委員会より
◆会務委員会より
■研究会情報
◆文化・歴史的活動理論国際セミナー（2月27日–28日）および第4世代文化
・歴史的活動理論国際カンファレンス（3月1日）へのご案内

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◎学会より会員のみなさまへ
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◆選挙管理委員会より

役員選挙結果のご報告

10月20日に公示された役員選挙、およびその後行われた理事長・常任理事の
互選は、規程に基づく手続きを踏み、以下の通りの結果となりました。

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<敬称略．任期は2025年4月～2028年3月>

【理事長】
尾見康博

【常任理事】
川島大輔　沖潮(原田)満里子　木下寛子　サトウタツヤ　中坪史典

【理事】
青山征彦　伊藤哲司　森岡正芳　能智正博　やまだようこ　南博文
松嶋秀明　無藤隆　矢守克也

【監事】
斉藤こずゑ　川野健治
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選挙管理委員長　伊藤哲司（茨城大学）

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

年の瀬を迎え、研究者として今年の活動を振り返る中で、自身の研究分野を
どのように社会に発信し実践に活かせるかを考えることは有意義だと思います。
私の研究テーマの『よそおい』は、単なる身体装飾にとどまらず、規範適応や
自己表現の一環として重要な社会的役割を果たします。今年、私は実社会での
『よそおい』の実践から、その複雑さと意義を再認識する機会を得ました。
それは、企業主催のお祝いの場に招待される機会でのことでした。
社会人経験がない大学教員として、パーティの文化や慣習を適切に理解し、
装いに反映させることの難しさを実感しました。場の雰囲気を読み取り行動に移
す『記述的規範』の適応が課題となりました。検討を重ねた結果、ツイードジャ
ケットにワンピースというシンプルな選択をし、ヘアセットを加えることでその
場に臨みましたが、その過程で『装い不安』の心理的負担を強く感じました。
このようなよそおいの不安は、文化心理学や社会心理学における規範理論や
役割理論を用いて解釈できます。特に、個人が適応を試みる場面では、他者の
行動や暗黙的期待を参考にする『記述的規範』が重要な役割を果たします。
この規範をいかに読み取り適応するかが、自己表現と社会的期待の間の緊張を
緩和する鍵となるのです。
結果的に、私はパーティの規範に従うことはできましたが、自己表現をして
自分らしさを示せたとは感じられませんでした。一方、同席した女性はお祝いの
場にふさわしく着物を着られている方が多く、非常に洗練された印象でした。
今回の経験を通して、来年は私自身も教養として着物を着られるようなりたい
という、新たな目標を持つに至りました。また、『よそおい』の意義を
より深く掘り下げ、実践的応用を視野に入れた研究が必要だと改めて考えました。
このメールマガジンを読んでくださっている方々にも、自身の研究テーマを
社会的文脈に据え直し、学術と実践の接点を探る意義が伝われば幸いです。
現在、質的心理学研究では、第26号特集「『コンフリクト』と向き合う」
（上手由香・綾城初穂責任編集、2025年10月末締切）の投稿を募集しています。
一般論文は随時受け付けております。皆様のご投稿をお待ちしています。

（『質的心理学研究』編集委員木戸彩恵）

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◆会務委員会より

2024/12/10現在の会員数及び会費納入率をお知らせ申し上げます。
会員数：1,345名

2024度会費納入率：53.2％（未納者　630名）
2023度会費納入率：91.4％（未納者 116名）

☆平素より学会活動にご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。
急に冬になり、身体もびっくりしていますね。あっという間に師走になり、
おいそがしくされていることとも存じます。みなさま、どうかご自愛ください。
さて、11月号のメールマガジンより、末尾に【事務局より】として、今年度
ならびに昨年度以前の会費未納金額を記しております。ご確認いただきまして、
会費納入にご協力をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年4月より、JPASS（ジェイパス）事務局に事務局を移転するとともに、
会員マイページをリニューアルし、新たにJPASSマイページがオープンいた
しました。会員のみなさまにはぜひご活用いただきたくお願い申し上げます。
9月30日付で、「JPASSマイページ利用のご案内（日本質的心理学会）」という
タイトルにて、JPASSマイページにアクセスする方法について、あらためて
配信いたしました。初回ログインをまだされていない方は、そちらの記載内容を
ご確認のうえ、JPASSマイページにログインいただきますようお願いいたします。
また、2024年度より、年会費はJPASSマイページからお支払いいただくよう
お願いしております。未納の方は、あわせてご対応いただきますよう、よろしく
お願い申し上げます。

※JPASSは、公益社団法人日本心理学会が運用してきた会員管理システムを
他学会でも共同利用できるようにしたものです。「JPASSマイページ」では、
オンラインでの年会費の支払い、会員情報の自己管理、支払い等に関する
データの確認をしていただくことができます。

（会務委員会委員長　安田裕子）

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■□■□ 会員からの情報コーナー
・以下の情報は会員の皆さまから寄せられたものをそのまま掲載しています。
・必ずしも日本質的心理学会と関連するものではありません。
・情報提供については以下のサイトをご覧ください。毎月15日〆切です。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
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◆文化・歴史的活動理論国際セミナー（2月27日–28日）および第4世代文化・歴
史的活動理論国際カンファレンス（3月1日）へのご案内

文化・歴史的活動理論の第一人者として、また拡張的学習理論の創始者として国
際的に著名なユーリア・エンゲストローム教授（Yrjö Engeström）と、文化・
歴史的活動理論にもとづく形成的介入と変革的エージェンシーの研究で世界的な
リーディング・スカラーであり、文化・歴史的活動研究国際学会（ISCAR）
の会長であるアナリサ・サンニーノ教授（Annalisa Sannino）
を来年2月下旬、大阪に招聘いたします。

・文化・歴史的活動理論国際セミナー
日時：2025年2月27日（木）–28日（金）　両日とも9:00–17:00
場所：関西大学梅田キャンパス 6階 601号室
使用言語：英語
定員：20名（先着順）
参加費：無料
参加申込：次のWebサイトにて申込受付
https://www.jarat.org/ISCHAT2025/

・第4世代文化・歴史的活動理論国際カンファレンス
日時：2025年3月1日（土）　9:10-16:35
場所：グランフロント大阪
ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC Room C07
使用言語：英語
定員：50名（先着順）
参加費：無料
参加申込：次のWebサイトにて申込受付
https://www.jarat.org/IC4GCHAT2025/

主催：科学研究費・基盤研究（Ａ）「拡張する学校を創る―変革的エージェンシ
ーの形成へ―」（研究代表者：山住勝広、課題番号：22H00084）

後援：活動理論学会

（情報提供者　保坂裕子様）

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[クッピーより]

今年もいよいよ12月に入り、師走の忙しさを感じる時期となりました。街では
クリスマスのイルミネーションがきらめき、スーパーやデパートにはお正月用品
も並び始めています。一年の締めくくりの時期に、皆さまもそれぞれの目標や計
画に向けて準備を進められていることと思います。

さて、上の文章は作文の参考にしようと、AIのChatGPTに出力してもらったも
のです。いい文章を提示してくれただけに、「せめて続く文章は自分で考え、違和
感のない良い内容にしなければ」とプレッシャーを感じながらキーボードをたた
いていました（それすらあきらめ、今ChatGPTを使ったことを白状しています）。
AIの技術が発達した今、自分が担保できるオリジナリティは何なのだろうと改め
て考えさせられる今日この頃です。

これからさらに寒さが厳しくなり、体調を崩しやすい季節です。どうぞ暖かくし
てお過ごしください。また、今年一年を振り返りながら、新しい年に向けて心身
ともに健やかにお過ごしいただければ幸いです。
(※The final paragraph was also generated by ChatGPT.)

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【事務局より】
宮下太陽様の今年度の会費未納金額は0円です。
昨年度以前の会費未納金額は、0円です。
未納会費のある場合は、JPASS( https://jpass.online/ )にログインし、
お支払いいただきますようお願いいたします。
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編集：日本質的心理学会研究交流委員会
担当：岡部大祐・古賀佳樹・杉浦彰子・荘島幸子・家島明彦・沖潮満里子
発行：日本質的心理学会　https://www.jaqp.jp/
発行日：2024年12月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●メールマガジンの配信停止・アドレスの変更等は、JPASSのマイページから設定できます。
JPASSマイページ　https://jpass.online/
●学会に関するご意見・ご要望は、お手数ですが学会事務局までご連絡ください。
学会事務局アドレス　jaqp@jpass.online
●質的研究に関する研究会や公募等の情報提供および共催のご依頼は、下記の
フォームからお知らせください。いただいた情報は、メールマガジン等に掲載し、
共催については委員会内で検討のうえ、お返事差し上げます。
https://jaqp.jp/mail-magazine-offer
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