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巻頭言 やまだようこ「持続する志」

特集論文:質的心理学のあり方

(責任編集:やまだようこ・無藤隆・サトウタツヤ)

  • 質的心理学の来し方と行方― 日本質的心理学会設立集会「対談」 大橋英寿・やまだようこ
  • 質的心理学が切り開く地平― 日本質的心理学会設立集会「シンポジウム」 大谷 尚・無藤 隆・サトウタツヤ
  • Transformations and Flexible Forms(英文)― Where Qualitative Psychology Begins(柔軟な形式とその変化様式―質的心理学の出発点)Jaan Valsiner(日本語解説 サトウタツヤ)
  • 質的研究の三つのジレンマ― 「再詳述法」の提案による質的心理学の可能性 無藤 隆

一般論文

  • 映像データの質的分析の可能性― mivurix(ミブリックス)による指折り行動の分析から(荒川 歩)
  • 特別養護老人ホーム入居者のホーム生活に対する不安・不満の拡大化プロセス―’個人生活ルーチン’の混乱(小倉啓子)
  • 家族ライフストーリーが語られる場所としての墓地― イギリスの19世紀末の家族墓碑と現代の子ども墓碑を中心に(やまだようこ)
  • 想起された〈独我論的な体験とファンタジー〉事例の3次元構造― 独我論の心理学研究へ向けて(渡辺恒夫・金沢 創)
  • ダイナミックタッチにおける知覚の恒常性― 方法論としての精神物理学と実験現象学(清水 武・西條剛央・白神敬介)
  • 保育者の持つ”良い保育者”イメージに関するビジュアルエスノグラフィー(野口隆子・小田 豊・芦田 宏・門田理世・鈴木正敏・秋田喜代美)
  • 教師は生徒指導をいかに体験するか?― 中学校教師の生徒指導をめぐる物語(松嶋秀明)
  • 質的研究論文執筆の一般技法― 関心相関的構成法(西條剛央)
  • 不妊という経験を通じた自己の問い直し過程― 治療では子どもが授からなかった当事者の選択岐路から(安田裕子)

BOOK REVIEW

《書評特集》『ワードマップ 質的心理学 ― 創造的に活用するコツ』(評者:亀山佳明、塩瀬隆之、田中美恵子、辻 敬一郎、本多正尚、吉田寿夫)