J-STAGEでご覧の場合はこちら

巻頭言 やまだようこ「ゆっくりすすめ」

特集論文:臨床と福祉の実践

(責任編集:能智正博)

  • 病院内学級における教育的援助のプロセス(谷口明子)
  • 「望む性」を生きる自己の語られ方―ある性同一性障害者の場合(湧井幸子)
  • ある失語症患者における”場の意味”の変遷― 語られざるストーリーを追いながら(能智正博)
  • 障害の意味の長期的変化と短期的変化の比較研究― 脊髄損傷者のライフストーリーより(田垣正晋)
  • 身近な他者との死別を通した人格的発達― がんで近親者を亡くされた方への面接調査から(渡邉照美・岡本祐子)
  • 精神障害をもつ人に対するアセスメントツールの導入― 臨床ソーシャルワークの新たな問題(吉村夕里)

一般論文

  • 「運を消費する」という物語(村上幸史)
  • アルゼンチンにおける日系人の頼母子講― 一般交換による経済的適応戦略(辻本昌弘)
  • 存在論的解釈についての対話― 清水論文(2004)に対するコメントとして(阪本英二)
  • 非構造化インタビューにおける問う技法― 質問と語り直しプロセスのマイクロアナリシス(やまだようこ)
  • 引退後のプロ野球選手にみる自己物語― プロ野球選手役割に執着しないための語り(篠田潤子)
  • ニューカマー生徒の学校適応に関する研究― 2人の在日中国人高校生の事例を通して(趙 衛国)
  • 複線径路・等至性モデル― 人生径路の多様性を描く質的心理学の新しい方法論を目指して(サトウタツヤ、安田裕子、木戸彩恵、高田沙織、ヤーン・ヴァルシナー)

BOOK REVIEW

《書評特集》ガーゲン社会構成主義の可能性特集にあたって(矢守克也)

  • 質の高い、正しい質的研究をするために(田垣正晋)
  • もう一つの社会心理学― 社会行動学の転換に向けて(辻本昌弘)
  • 『ナラティヴ・セラピー― 社会構成主義の実践』について(森岡正芳)
  • ケネス・ガーゲンの自己物語論をめぐって(浅野智彦)
  • ガーゲンのダンス― 社会構成主義における『個的なもの』の位置取りをめぐって(高木光太郎)