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巻頭言 能智正博「”最前線”の声を聴く」
【特集:文化と発達】
(責任編集委員:柴山真琴・田中共子)
- 奥西有理・田中共子
地域国際交流の場におけるホストファミリーの異文化接触対応スタイル― 自然発生的な文化学習類型の探索 - ビアルケ(當山)千咲・柴山真琴・池上摩希子・高橋 登
バイリンガル児はどのように二言語で読書をするようになるのか ― 読書文化の世代間における伝達過程 - 山本登志哉
文化の本質的な曖昧さと実体性について ― 差の文化心理学の視点から文化を規定する
一般論文
- 廣瀬文章・辻本昌弘:地域社会における伝統の継承
- 池谷 彩:他者との関係の中で生成する「精神障害」経験と自己のありよう ― 精神障害者地域作業所での聞き取りから
- 玉城久美子・船山万里子・浅井幸子・望月一枝・杉山二季・黒田友紀:小学校の男性教師における低学年教育の経験― 性分業とその教育実践上の問題
- 酒井菜津子・宮坂道夫:断酒会における規範逸脱とその修正についてのナラティヴ分析
- 高橋亜希子:総合学習における課題設定過程 ― 内面の変化と教員の助言との相互作用に着目して
- 沖潮(原田)満里子:対話的な自己エスノグラフィ― 語り合いを通した新たな質的研究の試み
- 横山草介:ナラティヴの重奏化による現実の生成
BOOK REVIEW
《書評特集》喪失の多様性を巡って
- 特集にあたって(山口智子)
- 喪失だけど喪失ではない?―喪失を問い直す視点(評:飯牟礼悦子)
浮ヶ谷幸代(著)『病気だけど病気ではない―糖尿病とともに生きる生活世界』 - 喪失の悲しみとともに生きる(評:濵田裕子)
竹内正人(編著)、井上文子・井上修一・長谷川充子(著) 『赤ちゃんの死へのまなざし―両親の体験談から学ぶ周産期のグリーフケア』 - 喪失への対峙と豊かな生への転換(評:手塚千鶴子)
若松英輔(著)『魂にふれる―大震災と、生きている死者』 - 喪失との闘い―回復への営みと裁判(評:徳田治子)
ハンセン病違憲国賠訴訟弁護団(著)『開かれた扉―ハンセン病裁判を闘った人たち』 - 第二世代の喪失(評:松尾純子)
E.ホフマン(著)、早川敦子(訳) 『記憶と和解のために―第二世代に託されたホロコーストの遺産』 - 喪失と「無言」(評:南 博文)
R. J. リフトン(著)、湯浅信之・越智道雄・松田誠思(訳) 『死の内の生命―ヒロシマの生存者』
- 書籍
- 質的心理学研究:目次
- 質的心理学研究 第12号