「質的老年学(Qualitative Gerontology)を読み実践する ~ふくおか老年学研究会 in 大分」

私たちは福岡を拠点に研究会を開催している「ふくおか老年学研究会」, 略してフクロウ研です。今回私たちは,日本質的心理学会研究交流委員会 より後援を受けて,上記のテーマでワークショップを主催します。

関心のある方はご参加下さい。

日時

平成18年2月18日(土曜日) 午後12時30分から午後5時まで

場所

大分センチュリーホテル TEL : 097(536)2777

プログラム

今回のワークショップは,「Qualitative Gerontology 2nd Edition: A Contemporary Perspective」(2002) Graham D. Rowles & Nancy E. Schoenberg(Eds.)を読み中身に関して議論すること,そして具体的に 高齢者の生活における何かしらの質を捉えようと実践している方の報告 を聴き議論することの2部構成になっています。

第一部:「質的老年学を読む」
田中亮子さん(九州大学)
第10章 Maximizing Methods: Interviewers as Informants
小野寺涼子さん(早稲田大学)
第11章 Seeking Diagnosis for a Cognitively Impaired
Family Member: Evidence From Focus Groups

第二部:「質的老年学を実践する」
野崎瑞樹さん(日本文理大学)
「フィールドノーツの扱い方:どうしよう??という記録たち」
小野寺涼子さん(早稲田大学)
「介護施設における認知症患者と介護者の対話の構造:ナラティブの共同構築過程に注目して」
松本光太郎さん(名古屋大学)
「高齢者の日常体験を記述する試み:コーヒーを飲む行為に潜む自由」

今後,移動遊園地のような流浪の研究会として福岡を拠点に,京都,名古屋, 東京と各地で研究会を開催する予定です。今回,大分でのワークショップに参加 できない方においても,研究会に関心のある方は案内をお送りしますので下記の メールアドレスにご連絡下さい。

問い合わせ先

松本光太郎