日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃1┃6┃
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編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.136======================2016/2/20
寒くなりました。保育園で観察していたとき、子どもより先に風邪を引いてしま
い、若い保母さんから「手洗いとうがいがききますよ」とアドバイスをいただき
ました。それ以来励行し、たしかに引きにくくなりました。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎ 学会より会員のみなさまへ

◆研究交流委員会より

◆『質的心理学研究』編集委員会より

◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

◆会務委員会より

◆学会賞選考委員会より

■□■□会員からの情報コーナー

■ 研究会情報

◆第7回日仏ライフヒストリー研究国際シンポジウムのお知らせ

◆「子ども/若者の良質な学びの経験をデザインする:状況論からの挑戦」

◆「理論心理学・批判心理学からみた『国家安全保障の尋問』」

◆言語文化教育研究学会 第2回年次大会のお知らせ

◆解釈学的現象学的分析(IPA)とはどのような方法なのか?研究会

◆香港でのシンポジウム開催のお知らせ

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◎ 学会より会員のみなさまへ
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◆研究交流委員会より
作業療法を社会学・障害学する研究会とのコラボ企画のお知らせ

●『共同研究会 作業療法に活かす質的研究法 in 熊本』
【概要】質的研究に興味がある作業療法士の方たちのための共同研究会を開催し
ます。初心者の方々にも興味をもってもらえるような内容となっています。作業
療法士以外の方もご参加いただけます。
【日時】2016年2月27日(土)13時~18時
【場所】熊本保健科学大学2号館2階 2207教室
https://www.kumamoto-hsu.ac.jp/about-uni/access.html
【参加費】無料
【プログラム】
講演「質的研究のすすめ」木下康仁(立教大学)
第1発表「タイ仏教を信仰する労災障害者の障害観-タンブンに焦点を当てて」
岩下夏岐(熊本保健科学大学)SV 佐川佳南枝(熊本保健科学大学)
第2発表「臨床実習に対する学生のイメージ―現代の学生が思い描く臨床実習
とは」
縄馬明人(熊本総合医療リハビリテーション学院)
SV 山野克明(熊本保健科学大学)
第3発表「M‐GTAを用いた保健師によるソーシャル・キャピタル醸成プロセス
の研究」
戸渡洋子(熊本保健科学大学)SV 木下 康仁(立教大学)
【申し込み方法】件名に「作業療法に活かす質的研究法 申し込み」、本文に
1.氏名、2.所属、3.職種、4.メールアドレスを明記のうえ、下記のアドレスに
メールでお申込み下さい。
熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科 担当:山野
Email::yamano*kumamoto-hsu.ac.jp(*を@マークに変更ください)
【申し込み締め切り】2016年2月22日(月)
(研究交流委員 佐川佳南枝)

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◆『質的心理学研究』編集委員会より

2月も早半ば。世間では12月を師走と言いますが、大学教員にとっては2月の方
がよほど慌ただしいですね。学部や大学院の入試業務、卒論・修論・博論の審査、
期末試験やレポートの採点・・・。そういえば看護系などの方は、国家試験もこ
の時期でしたでしょうか。
そのような中、3月の第15号刊行に向けた作業は順調に進んでいます。特集の
テーマは、「子どもをめぐる質的研究」(責任編集:斉藤こずゑ・菅野幸恵)。
特集論文4本、一般論文7本が掲載予定です。書評特集のテーマは、「質的心理学
研究の足下を見直すため、あらためて古典を読む」(担当:森直久)。どうぞご
期待ください。
2月14日には、今年度最後の編集委員会が開催されました。編集委員会ではも
ちろん「質的心理学研究」刊行へ向けた業務をしているわけですが、最近特に話
題になっていることが2つあります。1つは、投稿者に査読結果をお返しするのが
大幅に遅延するケースが出てきてしまっており、査読体制をどう改善していける
かという問題です。これについては適切な査読結果を速やかにお返しできるよう、
引き続き改善に努めてまいります。もう1つは、上の書評特集とも関連しますが、
このところ既存の理論や方法を使用した「型にはまった」研究が増えてきたとい
うか、言い方は悪いですが、ある意味堅実だけど面白くない研究が増えてきたの
ではないかという懸念です。創造と保守のジレンマは、どんな組織にもつきまと
う難題ですが、編集委員会としても「質的心理学研究」をさらに面白いものにす
べく、工夫していくつもりです。会員の皆様には、ぜひ渾身の1本をご投稿いた
だきますようお願いいたします。
編集委員会の前には、編集委員長と編集監事長の業務の引き継ぎも行われまし
た。4月からは新体制となります。少し気が早いですが、今年度で退任される委
員の先生方、どうもありがとうございました。新任の先生方、どうぞよろしくお
願いいたします。
(『質的心理学研究』編集委員会 副編集委員長 永田素彦)

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◆『質的心理学フォーラム』編集委員会より

≪意見論文 募集中!≫
『質的心理学フォーラム』第7号の特集「境界のデザイン」についての
意見論文を募集しています。〆切は3月20日(日)。入稿はメールにて。
詳しくは,『質的心理学フォーラム』第7号のp.122をご覧ください。
http://www.jaqp.jp/forum/forumtoukou/

(『質的心理学フォーラム』編集委員会 委員長 北村英哉)

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◆会務委員会より

2016/2/16現在の会員数及び会費納入率をお知らせします。
会員数は1128名です。

2015年度会費納入率:90.6%(未納者105名)
2014年度会費納入率:90.2%(未納者110名)

ついに、90%越えを達成! 100%を目指したいと思いますので、よろしくお
ねがいします。

(会務委員会 サトウタツヤ)

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◆学会賞選考委員会より:国際フロンティア奨励賞の募集(3/1~6/30)

本賞は、海外に向けてオリジナルな研究を発信し、海外の研究者との共同研究
を推進する質的研究者の育成のため、若手研究者の国際的な研究活動を奨励する
ことを目的としています。
若手研究者の国際発信や国際研究を奨励するために、毎年度2人以内に奨励賞
を授与します。副賞は1人、10万円。本賞は、質的心理学研究フロンティア基金
で運営されます。
●応募資格
2016年4月1日時点で40歳未満で、質的心理学もしくは質的研究に関する内容に
ついて、国際学会誌に論文を掲載する方(筆頭者)、あるいは国際学会や国際会
議において発表を行う方(責任発表者)。
●応募要項
3/1~6/30の間に、応募申請書を日本質的心理学会事務局に書留郵送でご提出
ください。応募申請書には、次の書類をつけてください。国際誌論文掲載の場合
には、1)掲載論文のコピーと2)掲載頁か受理書のコピー。国際学会発表の場合は、
1)大会の案内状かホームページのコピー、2)学会発表誌の印刷頁か発表受理書の
コピー。

賞の詳細については、学会ホームページをご参照ください。次回メルマガにて、
次期の選考委員会より、申請書式のダウンロード等についてご案内いたします。
みなさまからのご応募をお待ちしております。

(学会賞選考委員長 やまだようこ)

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■□■□会員からの情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>

【注意!】以下の情報は原則として会員の皆さまから投稿された情報をそのま
ま掲載しております。したがって、掲載された研究会は必ずしも日
本質的心理学会と関連するものではありません。内容・条件等を各
自にてご判断の上、ご参加ください。
【注意!】情報提供は、以下のサイトを必ずご参照いただき、こちらから連絡
がとれるアドレスをご記入のうえお送りください(字数について制限
があります)。 http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
記事に関して、ご確認させていただく場合があります。また、掲載
情報は、簡潔に編集させていただくことがあります。
【注意!】研究会などの情報は、直前の変更が、学会ホームページに掲載され
ていることがありますので、出席される方は、開催直前にHPで確認
されることをお薦めします。
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
ので、ホームページの定期チェックをお願いします。

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■ 研究会情報    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆第7回日仏ライフヒストリー研究国際シンポジウムのお知らせ
─人生の決定的瞬間を描く!カイロス時間─
【概要】語ることを方法とするライフヒストリー(ライフストーリー)に、心理
学、教育学、社会学、人類学等、さまざまな方面からの関心が集まっています。
今回は、カナダ・ケベック大学からダニエル・デマレDanielle Desmarais教授と
パスカル・ガルバーニPascal Galvani教授を招いて、キャリア教育・学生支援の
立場から、 実践=研究方法としてのライフヒストリーについて議論します。内観
療法・記憶と語りにかかわってどのような交流が生まれるかご期待ください。
【日時】2016年2月27日(土)‐2月28日(日)
【場所】神戸大学発達科学部(大会議室)
※参加費は無料、事前申し込み不要です。
【プログラム】
27日(土)13:30-17:50
13:30-15:15 基調報告1パスカル・ガルバーニ ※フランス語通訳
15:30-16:30 発題1「人生を想起するということー内観療法」
真栄城輝明(佛教大学)
16:30-17:50 討議
28日(日)10:00-15:15
10:00-11:30 基調報告2ダニエル・デマレ教授 ※英語通訳
11:45-12:45 発題2「内的生活史と語り」野村晴夫(大阪大学)
13:45-15:15 総括討議
(情報提供者 森岡正芳 様)

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◆ 「子ども/若者の良質な学びの経験をデザインする:状況論からの挑戦」
日時:2月29日(月) 12:30-17:30 (12時開場)
場所:青山学院大学青山キャンパス17号館 17603教室
会費:2000円(予定)事前申し込みは不要です。
プログラム( 司会:保坂裕子(兵庫教育大学))
第1部:講演(12:50-15:00)
講演者:Harry Daniels “A Vygotskian imagination: studying the hidden
effects of the everyday world”
コメント:有元典文(横浜国立大学)
第2部 (15:20-17:30)
話題提供者
・茂呂雄二・香川秀太・広瀬拓海「交換形態の多重レイヤリングと活動の転換」
・伊藤 崇「ビジネス顕微鏡による授業のインタラクション分析を通して教師の
見たもの」
・川俣智路「学習環境における「ユニバーサルデザイン」とは?」
・松嶋秀明「不良行為生徒の学校とのつながりの対話的構築」
・コメント:Harry Daniels
企画代表;松嶋秀明(滋賀県立大学)
主催:日本認知科学会教育環境のデザイン分科会(DEE)、
共催:福井大学教職大学院
(情報提供者 松嶋秀明 様)

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◆「理論心理学・批判心理学からみた『国家安全保障の尋問』」
指定討論1:杉田 明宏(大東文化大学)「平和学の立場からみたAPA拷問問題」
(仮題)
指定討論2:いとう たけひこ(和光大学)「平和心理学の立場からみたAPA拷問
問題」(仮題)
会場:和光大学A棟4階,第2会議室
https://www.wako.ac.jp/access/campus.html
開催日時:3月5日(土)午後4時~午後6時
主催:(公社)日本心理学会 批判心理学研究会
共催:心理科学研究会 平和心理学部会、平和のための心理学者懇談会
企画趣旨:
9.11同時多発テロの後,対テロ戦争においてCIAや国防総省の軍事心理学者が
「強化尋問技法」を開発し過酷尋問を行ったことが報道によって明らかになった
2004年以来、「心理学的拷問」は学界の内外で激しい論争を巻き起こしてきた。
本シンポジウムではAPAのPENSタスクフォースやアメリカ上院インテリジェン
ス委員会のファインシュタイン報告、APA独立調査委員会によるホフマン報告、
APA代議員会による尋問への関与を禁止する決議などを報告し,理論心理学や批
判心理学の立場からこの問題を討議する.
参照ウェブサイト:
1.ホフマン報告やAPAのプレスリリースのアーカイブ
http://www.apa.org/independent-review/
2.話題提供の要旨
http://critical-psychology.cocolog-nifty.com/blog/2016/01 /post-c778.html

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◆言語文化教育研究学会 第2回年次大会のお知らせ
言語文化教育研究学会(http://alce.jp/)の第2回年次大会を下記の通り開催いた
します。ことばと文化の教育をめぐって、熱い議論が期待される内容になってお
ります。みなさまの積極的なご参加を、心よりお待ち申し上げております。
日時:2016年3月12日・13日
会場:武蔵野美術大学(鷹の台キャンパス)
テーマ:「多文化共生」と向きあう
詳細情報:http://alce.jp/annual/index.html
【プログラム】
1日目: 2016年3月12日(土)
9:30 開会式
10:00 ポスター発表・口頭発表
12:20 総会
13:20 口頭発表・フォーラム
15:30 シンポジウム 1:「多文化共生」に対する私のとりくみ
多様なジャンル,アプローチのセッションから語る「多文化共生」
の未来
18:30 懇親会
2日目: 2016年3月13日(日)
9:30  受付開始
10:00 フォーラム
12:00 昼休み
13:00 シンポジウム 2:「多文化共生」と多様性―教育に何ができるのか
15:30 閉会式
(情報提供 瀬尾匡輝 様)

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◆解釈学的現象学的分析(IPA)とはどのような方法なのか?研究会
場所:武蔵野美術大学新宿サテライト(新宿駅徒歩5分 新宿センタービル9階)
http://cc.musabi.ac.jp/about/contact/access
日時:3月18日(金) 14:30-17:00
講演者:松下弓月先生(東京大学大学院教育学研究科)
企画主旨:解釈学的現象学的分析とは、現象学と解釈学の影響をうけて開発され
た質的アプローチであり、イギリスなどで近年頻繁に用いられるようになってい
ます。今回は、その解釈学的現象学的分析を心理学の研究の中に取り入れている
松下弓月先生をお招きして、その概要と可能性と、具体的な心理学への適用例を
ご紹介いただきます。
申込み・問合せ:要事前申込み(最大25名)
企画者 荒川歩(武蔵野美術大学)arakawa@musabi.ac.jp(@を半角に)
参加費:投げ銭(お気持ちにあった金額をご寄付ください)
(情報提供者 荒川歩 様)

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◆香港でのシンポジウム開催のお知らせ
2016年7月に香港大学、言語文化教育研究学会、つながろうねっトの共催で、香
港大学にてシンポジウムを開催いたします。
シンポジウムのテーマは「言語教育の「商品化」と「消費」を考える」です。
シンポジウムには、基調講演者として、神吉宇一先生(長崎外国語大学)と久保
田竜子先生(ブリティッシュ・コロンビア大学)をお招きします。お二人には、
それぞれ1時間(質疑応答を含む)ご講演いただき、シンポジウムの最終日には
対談の時間を設け、言語教育の商品化と消費について議論を交わしていただきま
す。さらに、英語教育の分野で商品化と消費について研究をされている国内外の
研究者にも招待発表をしてもらう予定です。発表者も募集しておりますので、み
なさまぜひご応募ください!
詳細は下記のリンクから
https://sites.google.com/site/researchseminar03/
◆テーマ:言語教育の「商品化」と「消費」を考える
◆日程:2016年7月16日(土)・17日(日)
◆会場:香港大学
◆お問い合わせ: meeting@alce.jp
【クラウドファンディング】
シンポジウムに併せて、海外でのシンポジウムに参加することが難しい言語教師
や大学院生、若手研究者が少しでも参加できるように、クラウドファンディング
を通して、助成金を出したいと考えております。
https://readyfor.jp/projects/support-languageeducators
みなさま、ぜひご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
(情報提供者 茨城大学 瀬尾匡輝 様)

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[クッピーより]
運動会や参観日などのイベントではビデオカメラ。ちょっとどこかへ出かけて
もカメラ。食事前のカチャッもふつうの風景になりました。「なま」の体験は狭
まるのか、拡がるのか、変わらないのか?でも、とりあえずカメラを出してしま
います。

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編集:日本質的心理学会研究交流委員会
第136号担当:日高友郎・土倉英志・鹿嶌達哉
発行:日本質的心理学会 http://www.jaqp.jp/
発行日:2016年2月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
学会事務局アドレス jaqp-post@bunken.co.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイディアを募集しております。
情報提供・投稿は、各号15日までにお願いします。
http://www.jaqp.jp/kouryu/jyouhou/
(メールソフトによっては、改行されていることがあります)
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局
までご連絡ください。
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